活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

レンズ付きフィルム→ネット付きメモリー。思い出は進化する。

2009-08-30 11:09:13 | Weblog
前報から全然忘れていましたが,いよいよ何だか出るみたい。
年内発売! イーモバがささるCerevoのネットカメラ
無線LAN圏内に入ると画像を自動でCerevoのウェブサービスにアップロードして、そこからFlickrやTwitterに投稿してくれるのが特徴で、「写真を友達とシェアする」という用途に便利だ。
撮った写真のアップロード先である「CEREVO LIFE」では、ユーザーごとに5GBの領域が用意されており、CEREVO CAMで撮った写真を約4000枚保存しておける。
うーむ,これはいろいろ面白そうだ。
ただ3G HSUPA対応とはいうものの,イーモバイルの端末に繋ぐ必要があります。
問題はこういう写真の楽しみ方をどう一般ピープルに啓蒙していくか,ですねえ。
また,こういうコンセプトだけではなくハードもなかなか魅力的。
つるぺたなボディに最小限のボタン類。とてもカメラに見えません。

これまでのトライアルのように単に「写ルンです」の機能をデジタルしただけではなく,撮った後の写真の利用法まで踏み込んだ「写ルンです写真」自体のデジタル化。
これぞネット時代の「写ルンです」というのは納得できます。
しかし,予価2万円というのがなあ。半分の値段なら大ブレイクするかも。
これからはカメラメーカーも「カメラを売る」だけではなく,写真の楽しみ自体を拡張してハードの需要を作っていかないとダメなんでしょうね。

コレ,一番使って欲しい人としては大道さんですねー,やっぱり。

なんと,1度に5台,1日5回。女もタフでなければ生きていけない,とマリエ。

2009-08-28 07:16:44 | Weblog
マリエ、28日から都内で初写真展
セレブ発言でお馴染みのモデルタレント、マリエ(22)がなんと、“泥臭い”カメラマンの世界に挑戦することが15日、分かった。
「なんと」「分かった」というのが,いかにもスポーツ誌だけど,そういうことだそうです。

普段テレビを観ないので,“大金持ちの社長の娘”キャラとかのマリエさんがどういう立ち位置かよく知らないのですが,「1日5回」を公言しているのはよく知っているw
・カメラ歴7年
・留学時に全く英語が話せなくて,写真学校なら写真を通してコミュニケーションが取れると思って入ったんです。
・写真を撮るためカメラ5台を持って海外へ行くことも多いという本格派。
・カメラは8台所有。
・銀塩で撮ることが多い。自ら現像・焼き付けもこなす。
・ハーフであることに「幼いころは嫌な思いをしましたね。(日本人と違う)本名やルックスでいじめられたり」
うーん,期待していいのか(何を?)。

ちなみに,よもや,と思ってググってみたところ,
なんて素敵なの!OLYMPUS!!
マリエが新しくgetしたolympus
pen!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みてこのデザインのかわいさ!
とにかく今これ以上のブツはありません!
マリエをしんじて!!!!!!!笑

9台目?ペンEP-1ご愛用でした。
こちらの方が女流ですね,今や。

デジタル写真もレンズで決まる,かも。

2009-08-27 07:06:32 | Weblog
上から見るとトリップ35そっくりですねえ,SUMMILUX 35mm付きペンE-P1
マップカメラの「マップタイムズ」機材レポートですが,何の話かというと,
デジタル写真はレンズで決まる
そしていつしか交換レンズもデジタル専用設計になり、どのレンズも高性能で綺麗に写るようになり、レンズの個性があまり感じられなくなりました。(中略)レンズでの個性が無くなった今、各メーカーはデジタル一眼レフ内蔵のデジタルエフェクト機能で撮影者に新しい表現方法を提案するようになりました。
オリンパスのアートフィルター、ペンタックスのデジタルフィルター、ニコンの画像編集機能などです。(中略)何れの機能も「レンズ」の個性を利用した物だと気付かれた方も多いと思います。そうです、やはり写真表現はレンズの描写力、個性が主役なのです。

これはちょっと牽強付会というものですが,“デジタルエフェクトでは得られない「レンズの味」”を楽しみたいというのには納得します。
「写真はレンズで決まる」とは確かテンメイさんが言ったように記憶しているのですが,デジタルだってそうだ,と西川和久さんに言って欲しい。

マイクロフォーサーズのレンズシステムはまだまだこれからの状況ですが,大口径ズームとか高倍率ズーム,超広角や超望遠のような“プロ用”レンズは一眼レフに任せておいて,味を楽しめるようなレンズが続々出てくると良いなあと思う次第です。

ちなみにトリップ35は1968年から設計変更なしに20年間生産され,販売台数1000万台を突破した超ロングセラー機でした。
E-P1は・・・まあ1年でしょうねえ。・・・。

懐かしい。ふぞろいのアップルたち。

2009-08-26 20:35:56 | Weblog
Apple社最悪の製品5選。
あー,ソレあったあった。
5位 アイスホッケーのパック状のマウス:その大きさと形のせいで握りにくかった。さらに、コードが短かすぎて、使う者をいらいらさせたw
4位 iPod Hi-Fi:ドッキング式のスピーカー。今は他社製のがいっぱいありますよね。
3位 イヤホン:Apple社のイヤホンはとにかく壊れるそうです。へええ。
そして,
1位 iTunes:これは意外だけど,肥大化しすぎて使い勝手が悪くなったという意味らしい。
えっ?2位?そう,アレです。
2位 デジタルカメラApple QuickTake 100:1994年発売。35万画素。1MBの内蔵メモリに32枚の写真を記録できました。なお,液晶モニターはありませんでした。
当時,Macオタクの同僚がいて,さっそくQuickTakeを購入して使っていましたが,このビデオのできそこないのようなものが一体どれだけのものか全く理解できませんでしたねえ。
よもや10年でこんなことになるとは。夢想だにしませんでした。
QuickTakeは一般向けデジタルカメラの先駆けだったが、問題は、市場が成熟していなかったことだ。
iPod以降、Apple社がとってきた成功戦略と比べてみてほしい。
市場が確立するまで待ち、他社よりシンプルで優れた製品を作るという戦略だ。

新しい価値と需要を創造するAppleの企業理念を日本メーカーも見習うべきでしょう。
まあ,当たり外れはあって,デジカメでは外れたわけでしょうが・・・
いや待てよ。
カメラ内蔵『iPod』で小型デジカメ市場は終焉?
げに恐るべし,林檎社。

Tシャツには二眼レフがよく似合う。

2009-08-25 22:43:48 | Weblog
ライダー大戦でいよいよクライマックスに突入の仮面ライダーディケイド。
そこで(かどうか知りませんが)bbfのTシャツが新発売。
おお,やはりホットピンクが一番人気ですね。

ローライフレックスをデザインしたTシャツを街中で見かけたことがあります。
首から吊るした図柄がぴったりというのもあるのかも。
が,着ている当の若者には,これがカメラとは信じられないだろうなあ。
それに今や二眼と言えばbbfですもんねえ。

デジタル二眼レフは今後も出そうもないですから,ピョン吉のようにTシャツの中で生きるしかない。
“失われたカメラ”になるわけですねえ。

デジカメ文芸復古。逆襲のS二桁。

2009-08-24 23:42:13 | Weblog
もはや打ち止めかと思われていたパワーショットS二桁がいきなり復活。
キヤノン、RAW記録に対応した薄型モデル「PowerShot S90」
ちょっと古風な“こだわりの高級コンパクト”パナ留美LXやリコーGXへの対抗機でしょうね。


ここで少しばかりS二桁シリーズを振り返ると,S10とS20はIXYデジタルのプロトタイプとも言える石鹸箱型,S30/40/45/50/60/70/80は前板引き開き式の厚くて長細いチーズ箱型でした。
S90はそれまでのS二桁シリーズとはかなり印象が異なるし,大口径レンズとかコントローラーリングとか新機能を打ち出しているので,Sx0ではなく新シリーズのネーミングでも良かったように思うのですが。
キヤノン的には,少し大きいけど,その分,機能は充実しているやつ,といった位置付けで「S90」なのでしょうか。

一方,S90がこれまでのS二桁シリーズを踏襲しており,それで残念な点として,ストラップが片吊りなところ。
こういうタイプのカメラは両吊りの需要が多いと思いますよ。
あと,こういうタイプにはクラシックな革ケース
S90にも限定版が用意されているようですが,いっそボディ本体も革張りが似合いそう。→さっそく明和で発見
こりゃルネッサーンス。

液晶の「大きいことはいいことだ」。

2009-08-22 15:15:48 | Weblog
祝:ストップ高画素数化!
祝:バリアングル液晶モニタ復活!
バイザイバンザイと素直に喜びたい。が,ちょいと物言い。

思えばG1~G5は1.8型,G6では2型だったバリアン液晶,G11では2.8型にUp。
世の中のデジカメすべからく液晶がぐんと大きくなりました。
昔は1.5型のものも多かったのに,今やエントリー機でも2.5型がごく普通,スペースに余裕のある一眼レフでは3型も。
大きいことはいいことか。
そりゃ見易い分,イイですよね。特に老眼の方々(私も)。

ところが大きいバリアン液晶は,引き出すのに「よっこらしょ」とちょっと難儀なんですよね。
また,横に張り出すのが大きい分,邪魔っけだったり,何かに引っかかりそうになるというのもあります。
三脚に載せて風景を撮るとか花をマクロで狙うというシーンでは,全く問題はないのですが。

街中のスナップとかであれば画像の隅々まで詳細なチェックは不要ですから,バリアン液晶は2型くらいの方が使いやすいです。
って,コレ少数意見かな?
将来的には,ハイエンド機は液晶モニタ着脱式でいろいろオプションが選べるようになる,とは思って(願って)いるのですが。

デジカメ,オートハーフ化計画。

2009-08-21 21:47:24 | Weblog
先日,銀座のリコー三愛ビルのギャラリーRING CUBEにハービー山口さんの写真展を観に行ったのですが,ギャラリー入口に歴代リコーカメラの展示コーナーがあり,ショウケースにステキーからリコーフレックス,その他,XRやエルニカやらマイポートやらずらり勢ぞろい。
はっきり言って,かつてのリコーのブランドイメージはニコンやキヤノンは言うに及ばずフジやコニカやヤシカにもかなり差をつけられていた感じで,このような展示自体ありえなかったように思います。
それがGR1台でここまで変わったのは凄いかも。

その中でひときわ力をいれていたように見えたのはオートハーフ。
前板のデザインのバリエーションの数々が面白く,ちょっとレトロな60-70年代の空気が伝わってきます。
まさに珠玉のカメラですね。
当時は性能の低い安カメラに過ぎなかったんですけどね。40年経った今,中古市場で結構な値で取引されているようです。

さて現在。
昨日発表のCX-2は,CX-1から画素数据え置きで望遠域が伸びたモデルのようです。
そして,
リコー、デジカメ「CX2」のトップパネル交換サービス 各色限定100名
交換作業料3,675円でカラーのトップカバーに付け替えてくれるというものですが,これはまた全然そそらない配色だこと。
デザイン的な面白みもなく,40年どころか4カ月で忘れ去られてしまいそう(正しくデジタル的と言うべきか)。
オートハーフの前板のように何かもっと工夫できると思うんですがねえ。

そこで,お勧めしたいのは「キセカエカメラ」
カメラボディと専用の透明プラカバーとの間に紙をはさんで,いろいろなお色直しが可能というもの。
スパルタンな形状のCXですから,透明プラカバーもすんなり出来ると思うのですが。
しかし,このアイディア,絶対どこかのデジカメで採用されると思うな。

Gショック。これは戦争の終わりを告げるものなのか。

2009-08-20 23:59:11 | Weblog
画素戦争ついに終結か。
キヤノンが画素数を「落として」G11を発表
G10から画素数30%OFF。これは英断なのか。

はっきり言って異常でしたからねえ,無駄に高画素のコンデジ。
レンズへの負担が大きいし,絞ることもできないし。おまけディスクの容量も食うし。
一説によると,高画素数競争はオリンパスが仕掛けたとも言われていますが,業界こぞってこれに参戦。それからまっしぐらに来るところまで来てしまった感じ。
それをキヤノンが止めてくれることになるのか。
これからは画素数が少ないことがセールスポイントとなる?

おっとついでにバリアングル液晶モニターも復活ですね。バリアングラーにはここが一眼嬉しい改良点です。
ただ,光学ファインダーだけ惜しい。
不正確でコストのかかる光学-メカ系よりも,ここはもうEVFでいいと思います。
あと,「G11」のロゴがちょっと残念な具合。

ただ・・・油断はできませんぞ。
超解像とか画素ずらしとかで,またどこかが画素戦争を仕掛けてくるかも知れません。
警戒怠るべからず。

【硝子坂】そんなヒロシに騙されて。【行けるのでしょうか】

2009-08-19 20:56:10 | Weblog
ペンタックス部門は今期黒字化へ、デジカメ事業は他社との連携を模索=CEO
鈴木洋最高経営責任者(CEO)は18日、ロイターのインタビューで、グループ収益の足を引っ張っているペンタックス部門について2010年3月期に営業損益が黒字化するとの見通しを示した。特に赤字が深刻なデジタルカメラ事業も今期は収益が大幅に改善する見込み。
ただ、デジカメ事業は単独での生き残りは難しいとして、他社との連携を模索していく考えを示した。

「足を引っ張っている」って・・・記者の表現?それともCEOが言ったの?

まあ,ビジネスとしては当然の話とは思いますが,起死回生のK-7で盛り上げようというこの時期に,このインタビュー内容はいかがなものか。現場のモチベーションにも影響するでしょうし。
元々HOYAにとってペンタのカメラ部門は余分だったと言われていましたから,折込済みと勘繰られるでしょうね。

その「連携」相手についてはカメラメーカーに限定せず幅広く探していくとのことですが,具体的にどこになるんでしょう。
・希望的観測:カシオ,リコー,フジ この順に望ましいと思う。
・可能性として:タムロン,コシナ,シグマ タムロンはいろいろ縁がありますから。
・ないこともない:三洋,東芝,三菱 家電系は今そんな余裕はないでしょうけど。
・意外性として:エプソン,ソフトバンク,富士通 ま,ありえんが。 
・よもや:Samsung,Lenovo,aigo ・・・ ・・・

ガラス屋と一緒になった時に十分驚きましたから,今後もうどうなっても驚かない。
まずは生き残れることを良しとしないと。