活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

撮影前にはガ族のチェック。

2012-11-28 21:44:24 | Weblog
ミラーレス一眼とは、一眼レフカメラの光学ビューファインダーの代わりに電子ビューファインダーを通じて像を結ぶ「レンズ交換式のデジタルカメラ」のこと。まあ、ネーミングの通り、ミラーがないのである。
まあ、その通りですね。
その上で、
サラリーマンたるもの、今流行りの「ミラーレス一眼」を使いこなせ!
というですので、私もサラリーマンなので刮目して読ませて頂きました。
そんなミラーレス一眼の特徴は以下の通りだ。
■一眼レフに比べて小型軽量で、故障も少ない
■小型でありながらハイズームが実現できる
■ファインダーに豊富な撮影情報を提示でき、また、プレビューすることで撮影前にガ族の具合を確認できる
■ミラーショックによる手ブレがない

・・・??
あえてツッコませていただきますが、
■一眼レフより可動部分が少ない分、故障が少ないかもしれないが、「かもしれない」レベルですよね。
■「ハイズーム」が一体何だか分からないけど、ズームの倍率のことであればコンデジに比べたらうんと見劣りするし、うんと大きい。一眼レフとはあまり変わらない。
■ファインダー関係はオーバーヘッドなので情報は豊富に表示できるけど、「ガ族」は見えないと思う、多分。
■ブロニカやオリンパスペンFじゃあるまいし、ミラーショックで手振れする一眼レフって今どきないと思う。

一般人のミラーレスに関する認識って、こんなもんなのかねえ。
え?「ガ族」が見えないのは私だけ?

ブームはどう始まりどう終わるのか(デジタル編)。

2012-11-25 18:07:50 | Weblog
この連休は京都に行って参りました。
どこに行っても人の山また山。渋滞に次ぐ渋滞。
この時期、京都中が原宿になったみたい(?)。
古刹名園は紅葉がキレイ!で、カメラを向ける人が多くて、撮影会状態でした。
すごく思ったのが、「一眼」の割合が多いこと。老若男女一眼まみれです。
印象的には、一眼(レフ&ノンレフ)>コンデジ=スマホですね。
傾向としては、カメラ女子はオリンパスペン、いわゆる中高年はEOSが多いかな。
おっと思ったのは、NEX-C3にアダプタを介してマイクロニッコールで撮っていたママさん(ベビーカーを引いてw)。
全ての世代で「小型一眼」購入が多数派に
80年代前半に小型AE一眼レフが一気に普及しましたし、90年代前半はAF一眼レフがブームになりましたが、その層は男子だったりファミリーだったりで、限られた範囲でのことでした。
それに対して現在の「一眼ブーム」は、ホント全世代全方位な感じがしますね。
それはそれでめでたいことなんだろうけど・・・一眼が「最後のパラダイス」になった今、ブームが終わったときに一体どうなるんだろうと思ったりもするわけです。
レンズ付きミラーレス一眼の新品が2万3500円!
うーん。

ミラーレス軽自動車説。

2012-11-23 19:03:48 | Weblog
ホンダN-ONE ミラーレス一眼ぐらいかもしれない
N-ONEの走りをデジカメで例えるなら、ちょうどミラーレス一眼ぐらいのクオリティだろうか。コンパクトデジカメは超えたが、全域で一眼レフまでのクオリティには達してない。そんな感じだ。
ホンダの新しい軽自動車N-ONEの紹介記事に、比喩としていきなり「ミラーレス一眼」が出てきてました。
コンデジ<ミラーレス機<一眼レフということですね。わかります。
でも、EOS KissとOM-D、D5200とNEX-7でもそう言えるのか。
まあ、一般認識としてはこんなもんなんでしょうけど。

ところで、本日の日経のトップ記事は「デジカメ販売1000万台減」というもの。
コンデジがスマホに押されているので、各社ミラーレス機や一眼レフを強化するとしています。
“最後の希望”のミラーレス機ですが、国内では一眼レフの牙城に迫るも、世界での普及力はどうなんでしょうねえ。
ナワちゃんは一年前の時点で、欧米市場ではまだ5~6%にすぎないとしています。

軽自動車は日本国内でしか通用しないローカルマーケット。
その一方、世界戦略車になりうるというという話もあるにはあります。
ミラーレス機はどうなんでしょうねえ。
“ガラパゴスの秘宝”になってしなわなければいいのですが。

ちなみにホンダN-ONEは、N360オマージュなモデルですね。
オリンパスペンやOM-Dと似てるパターンかも。

チェキの起源はかの国。

2012-11-14 23:51:43 | Weblog
ダウンロード刑罰化でかえってCDの売り上げが下がったという音楽産業界。バカだねえ。
既得権益にしがみついても、このネット時代に旧態依然とした「レコード」ではもはや商売にならんでしょう。
であれば音楽はどこに向かうのかというと、坂本教授が言ってました。
「原点、すなわちライブに回帰する」のだと。
なるほどなあ。

富士フイルム“チェキ”が人気再燃!若者に好評
なんと、富士のインスタントカメラ・チェキが人気上昇中で、このほど久々の新型instax mini8が発売になりました。
“カメラ女子”のブームが始まり、フィルムに着目した若い女性が「チェキ」で写真を撮り出した。そこに同社は、複製できない唯一の写真という希少価値、結婚式でその場で写真が渡せるイベント性を打ち出し、チェキで日記をつけるなどを提案した。
以後、09年の49万台から右肩上がり。11年1月、青崎さんを中心に各部署に散っていた「かつてチェキに携わったスタッフ」を集め、10年ぶりの新機種の開発が始まった。

今年は160万台の販売を見込んでいるとのことで、これはスゴい数字。
今どきインスタント写真?!ですが、反面、その人気も分かるような気がします。
写真のモノとしての特性というか、一回性の価値というか、デジタルにはない何か忘れかけていた原点があるような感じ。

ところで、このチェキ人気が、かの国起源説ニダ。
転機は05年、海外から始まった。韓国で、スターたちが「チェキ」で撮った写真をブログで公開、そこから火がついた。
スターたちのセンスのいい写真に、韓国の若者が真似を始めた。この成功を中国市場でも応用、爆発的に売れた。

え、ホント?いつものアレちゃうか。
と、言いたいところですが、韓国の写真文化から考えるとこれはありうる話なのかな。

一時カシオのEXILIM EX-TR100が中国で人気爆発となり、その人気が日本に逆輸入されるということがありました。
ブームのあり方も昔とは随分変わってきたということですよねえ。

どMでもうらやましいところ。

2012-11-12 23:51:19 | Weblog
ダメ出しのEOSどMですが、PEN&NEX使いにとってうらやましいところが一点だけ。
それはパンケーキ EF-M 22mm F2 STMレンズ。
「普段使いに1本だけ」には、35ミリ判35mm相当となるんですね、やっぱり。
人によっては28mmまたは40mmの方がイイという向きもあるでしょうが、35mmであればその両方を集約できるというのもあります。

オリンパスペンはその辺、妙に充実していて、パンケーキが14mm F2.5、17mm F2.8に飛びぬけて好評の20mm F1.7と3枚揃っていて、さらに近々17mmの大口径F1.8も追加されるもよう。
一方、ソニーNEXは飛びぬけて不評の16mm F2.8のみ。ツァイスの24mm F1.8がありますが、でかい、高い、売ってないと三拍子が揃っており、カジュアルな用途にはどうかしらという感じ。
このあたりの焦点距離のレンズを渇望のあまり、勢いオールドレンズに走ったりしてしまいます(例:ズイコー25mmとかペンタM28mmとか、って私w)。
どうしてソニーは24mm F2.8(何だったら3.5でもいい)とか出さないんでしょうねえ。

その点、キヤノンのEF-M 22mm F2は大口径なのに薄くて安くて画質もイケてそうで、とってもエラい。
このどMめ、と貶してばかりだけど、このレンズの存在だけは褒めちゃいます。

どMの葛藤。

2012-11-11 21:04:42 | Weblog
待望のキヤノンのミラーレス初号機EOSのM型ですが、AF激遅はご存知の通り。
ミノルタαー7000のAFに「科学の限界を超えた!」と感動した世代としては、多少のフォーカスのもたつきにやいやい言うな、もっとオトナになれよ、な山田(誰?)と言いたいところですが、他社のミラーレス機に比べてちょっと遅すぎます。
こうまで遅いと逆に不可解な感じがしますねえ。
自らでよく判っているでしょうに、どうしてキヤノンの営業陣はこれを市場に出すのをOKしたんでしょうか。
キヤノン社内の葛藤。(私の妄想)
営業部:「なに言ってるの!Kissでじゅうぶん儲かっているじゃん。売上も伸びているじゃん。開発費も人も割けないよ、却下!」
 ↓
(中略)
 ↓
営業部:「まぁいいや、実のところキヤノンにミラーレス機を望むユーザーの声が大きいので、これでもとりあえずユーザーはガマンしてくれるだろ。Kissよりもさらに下のエントリー層限定か既存一眼レフユーザーのお遊び用カメラってことにすれば言い訳も立つし。( ̄ー ̄)ニヤリ」

という説。当たらずしも遠からず?

いや、そんな単純な?理由ではなく、EFレンズとの互換性を重視したばっかりに技術的ビハインドになってしまったのではないか、という構造的マウント原因説
なぜ遅いかですが、デジタル一眼レフのライブビューと同じです。ボディとレンズの信号のやり取りの速度が原因のようです。マウントの接点がコントラストAF向きに作られていないんですね。
これがあたってるのかもなあ。

どっちにしろ技術陣は甘んじて批判を受ける覚悟をしていたでしょうねえ。
そういう意味でEOSどMと呼びたいぞ、これは。