活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

四角いジャングル ミスターX投入。

2007-07-31 23:58:54 | Weblog
やってもたー。
運転席から降りる時,カバンの口が開いていて,そこからつるんと。
地べたにごちん。
あややっと拾い上げると,液晶に宇宙からのメッセージが(泣)。
脆いなー。やっぱ液晶が大きくなった分,割れやすいのかもなー。

しかし,ちょうど本日,注文していたOptio Xが届いたのでした。
スイバル党,懲りず(汗)。
S10は明日ヨドバシで修理に出そうっと。

ヤシカ,星は流れて香港の空。

2007-07-29 10:01:24 | Weblog
京セラ,「ヤシカ」商標権を香港企業に売却
>「ヤシカ」の知名度はアジアや中南米で高く,香港企業は家電などのブランドとして存続させるという。
>京セラは商標権売却でカメラ事業からの撤退を完了する。

まさに風雲児として業界を席捲し,昭和30~40年代に我が世の栄華を誇った流星企業ヤシカ
その後,京セラに買収され,国内ではヤシカは二線級のブランドとして扱われましたが,ワールドワイド特に南米ではYASHICAはSONYやTOYOTA並みの知名度とか。
そのヤシカブランドも遂に流出とは。

香港の家電ブランドということならば,「ヤシカエレクトロ」が復活するかもなあ。
いや,デジカメも出るかも。
それって,ちょっと,いいな。

付)
最近,ネットでウルトラQを観ているのですが,ゆりちゃんが取材用に使っているカメラはヤシカJシリーズですね(ペンタックスの時もある)。
当時の新聞社がヤシカの一眼レフを使うことあったのかな。
この辺は一度まとめてみたいと思ってます。

どんなものにも顔がある。

2007-07-26 23:29:03 | Weblog
顔認識機能が登場した頃は,心霊写真の量産が可能に!との希望的観測もありましたが,どうもそういう話は聞かない。
実は,顔認識には心霊除去フィルタがかけられているのです>ウソ。
一方,それではいかん,と「心霊検出ソフト」も。(←今はあぼーんです)

しかし,認識要素は単に造作の配置やコントラストだけではなさそう。
以前のデイリーポータルZ@niftyのパワーショットG7によるテストでは,カーネル・サンダースが検出できず=なんか都市伝説化しそう。

こんなに面白くも奥深い顔認識。
次は・・・猫認識?犬認識?(すぐにカシオがやりそうだにゃあ)

フレームのそこに顔があってもいいじゃないか。

2007-07-25 22:28:33 | Weblog
パナから急遽出た観のLUMIX DMC-FX33/55とFZ-18(しかし,パナの型番はホント分かりにくいよ)。
顔認識機能の搭載が急務だったんだろうけど,一歩進んで,+シーン判別の“おまかせiAモード”で来ましたね。

AE,AFに次いで,第三の自動化とまで言われる顔認識。これで各社そろったことに。
以下,そのネーミング。
・ニコン:フェイスクリアー
・キヤノン:フェイスキャッチテクノロジー
・フジ:顔キレイナビ(エビちゃんじゃない人はそれなりに)
・ソニー:顔キメ(三沢さんのファイスロックかいなww)
・オリンパス:顔検出逆光補正機能(地味すぎ)
・ペンタックス:モテ顔(イキすぎ)
・リコー:フェイスモード(工夫なし)
・カシオ:沖電気FSE(そのまんま)
・サンヨー:なし(ま,動画だから要らないか)

各社勝手に名付けてますねー。
英語ではFace DetectionとかFace-Prioriyとか,ありきたりな表現ですが。
なお,肝心の機能自体も各社かなり差があるようです。

実際に使ってみると,え,こんな場合でも拾えるの,って感心する。
人間の顔にはポスターでもうまく反応するが,人形やアニメの顔は検出しない。
でも,どういうわけか認識されにくい顔ってのもあるみたい。
科学が一線を越えると魔法にみえる,その好例。

消えた中古品。

2007-07-24 20:52:15 | Weblog
そろそろホトボリも冷めたし,世の中,年金や選挙に向いてるから,目立たないように今のうちに。
ごめんね,間違っちゃった。
って謝ってんだから,もういいよな。じゃ,この項,終わり。

と,いう風に見えるんだけど。

PSE問題で経産省がミス認め謝罪 「立法時,中古品想定せず」
>「中古品の販売時に改めて検査しなくてはならないというのは,いま考えるとおかしい」(本庄審議官)

あんだけ混乱させといて。
しかも,

>新たに,民間による中古品の安全性チェック制度「中古品安全・安心確保プログラム(仮)」も創設する計画だ。

役人につけるクスリなし。
みなさん,7月29日は必ず投票に行きましょう。

暗室の夜明けと昔気質の黄昏。

2007-07-23 23:29:37 | Weblog
プロカメラマン向け「デジタルカメラ入稿ガイド」を無料配布
>大日本印刷はデジタルカメラを使用するプロカメラマン向けに,印刷物の入稿データとして適した画像を制作するためのガイド冊子「デジタルカメラ入稿ガイド」を7月中に無料で配布を開始する。

プロじゃない人も見れちゃうのがネット時代の恩恵。
が,内容は基本的なことで,そう大したことが書いてあるわけではないですな。
しかし,プロはAdobe RGBが必須,解像度は350ppiなんですね。勉強になりました。

ま,素人は興味本位でいいし,また今からプロになる人はデジタルから入るからいいとしても,今まで銀塩で食っていた方々は端境期にはそれこそ「明るい暗室」を猛勉強したんでしょうねぇ。
私の知ってる年配のプロの方は,先世紀末頃はデジタルなぞハナっからバカにされていましたが,その後しばらくして廃業されました。
デジタル維新がなければ,もう少し現役が長かったと思うんですが。

逆にこれまで培われた銀塩のプロの技は「失われた技術」になってしまうわけですね。
ちょっとサビシス(・_・、)

夏・カメラの構えは胸騒ぎの腰つき。

2007-07-21 23:00:06 | Weblog
夏が来れば思い出す・・・あの話。
そう,渚の赤外線写真>ハァハァ
って,実際はよっぽど条件がそろわないと,「透けた」ようには写らないそうですよ。

ところで,タイムリーなことにフジフィルムから,赤外線も紫外線も撮ってしまうというサイエンスな一眼レフIS Proが発表になりました。S5 Proの特用バージョンですね。
dpreview.comの記事の方を読むと,しかも“third UV & IR camera”とある。
すでに,S3 Pro UVIRと言うのとIS-1というモデルがあったんですね。知らなかったー。
一眼レフはともかく,S9100ベースのネオ一眼IS-1は良さげだなぁ。
作例サンプルを見るとほれぼれ幻想的。

はて,このフジのUVIRシリーズは日本ではあまり評判になってないような。
これはやはり,ミラーマンやタシーロのような方がいるから公然とはならないのかしら。
それとも,この辺も専守防衛路線なのでしょうか。

CyberShot DSC-F88用ソフトケース+懐かしの歌声。

2007-07-20 23:50:46 | Weblog
懐かしの歌声?→つまり,こういう取り合わせ(納得)。

ちなみに,
CyberShot DSC-F88用ソフトケース+ピングー
CASIO EX-S100専用シリコンカバー+筆王
CyberShot DSC-L1用ソフトケース+iPod変換コネクタ
もあります(汗)。

しかし,衝撃はこの後に。
AMD K6-2 450+パンダコパンダ
(激)

・・・ajima1203さんのセンスに脱帽です。


消えたはずの不鮮明な記憶とその記録。

2007-07-18 23:58:24 | Weblog
先日,「不鮮明の歴史」の話を書いたのですが,こんなサイトがありました。

手ぶれやピンぼけ写真など、失敗作専門の投稿サイト
>デジカメだから,ピンぼけや手ぶれ,露光不足などで失敗しても,画像を消してしまえばそれでいい。(中略)
>消してしまうのが当然の失敗作を投稿するためのWebサイト「Deleted Images」がある。
>ぶれやぼけで,被写体がはっきりと写ってない画像は,記録としては失敗でも,なんとなく芸術的で美しいのだ。

なんとブレボケ失敗作投稿サイトDeleted Images
おお確かに面白い美しい。

フィルムの時代はできるだけ失敗しないように大事に大事に1枚を撮っていました。
たとえモードラで連写する際も,成功を見越して念を込めてシャッターを押していたはず。
しかし,デジタルが普及してシャッターの押し様が変わりました。
もはや写真は失敗も成功もない自動書記のようなもの。
これは不鮮明の美の新しい展開あるいは再発見かと。

不鮮明の未来。

2007-07-16 23:54:44 | Weblog
ヴォルフガング・ウルリヒ著,満留伸一郎訳「不鮮明の歴史」読みました。
芸術(技術)としての不鮮明の成立と展開を述べた,おそらく史上初の不鮮明さの評論。

書中,ロモについても触れています。
>儀式化された,大仰な不鮮明が生じるが,この不鮮明にしたところで〈直接的〉なものではおよそないのである。
(第9章 信憑性 より)

正鵠そのものですねー。
ガリーもロモもポラも針穴も根っこは同じ。
ポスト・ポストモダンのポストは一体何処に向かうのか。

ただ,起源をロマン派の風景画に求めているんですが,そうじゃないでしょう。
不鮮明は写真と同時に誕生した。
そして,デジタルが感覚を越える先鋭度を実現した現在,さらなる不鮮明を人々は求めるのでしょう。