活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

ナニを握るのは女性。

2012-10-29 22:05:29 | Weblog
ミラーレス一眼、上位5社のシェア争いに
2012年1-9月にミラーレス一眼を発売したメーカーは8社で、販売台数シェアは、オリンパス(30.9%)、パナソニック(27.7%)、ソニー(18.8%)、ニコン(15.7%)の順。
2012年10月の途中集計では、オリンパス(28.6%)、ソニー(23.5%)、パナソニック(17.3%)、ニコン(12.8%)に続き、「EOS M」のキヤノン(9.2%)とのこと。
つまり、キヤノンが5位にランク入りで、「上位5社」ということみたいです。

シェアはマイクロフォーサーズ陣営が先行していますが、型落ちの投売りが気になります。また、ソニー&キヤノンとニコンで、センサーサイズの前後から挟み撃ちされるのもちょっと不安。まだまだシェア争いは流動的でしょうね。
ちなみに残り3社って、ぺンタックスとリコーとフジですね。あわせて8.6%ですから、ランキング外ってことですかね(泣)。

なお、レンズ交換式カメラの中でミラーレス一眼の割合は、2012年1月には52.4%と初めて5割を超え、以降は40%台をキープしているそうです。
年末商戦あたりで軽く60%超だと見ているんですが、さてどうなるでしょうか。

ところで、さすが朝日で、余計なことも書いてありました。
従来のデジタル一眼レフだと「大きすぎる、重すぎる」と手を出しかねていた「女性」をターゲットにしたカメラが増えるだろう。
メーカー間の競争が激しくなれば、価格はもっと下がるかもしれない。買いやすくなればなるほど、女性やシニアなど、ユーザー層が広がり、さらなる盛り上がりが期待できる。

そんな口車にのっかって一時的に盛り上がっても、そこで一巻のオワり\(^o^)/
ミラーレス一眼が価格下落サイクルに乗ってしまうのが心配です。
「女性」は飛びつくのも早いが捨てるのも早いですぞ。バランスを考えないと。
その意味で今後のカメラ産業の行方を左右するのは、「女性」なのかも知れません。
ニコン1V2が明らかに女性向でないのも、その辺り、慧眼なのかも。

カシオはなぜ一眼レフカメラを作らないのでしょうか。

2012-10-28 10:56:04 | Weblog
CASIOはなぜ一眼レフカメラを作らないのでしょうか?それなりの技術も持っていますよね…
ベストアンサーに選ばれた回答:
・コンデジとしての技術は持っています。でも一眼レフカメラの作成としての技術は持っていません。
ベストアンサー以外の回答:
・仮にカシオが取り組むのであれば、初めから光学ファインダーやミラー、ペンタプリズムのない、パナソニックDMC-G1のような「一眼カメラ」として出すでしょう。
・レンズバリエーションを揃えなくてはならないことがネックになっているのでしょう。そのイニシャルコストが莫大だということです。
・そういうことはカシオに直接聞いて下さい。

電凸で直接聞いても教えてくれるかどうか。
とりあえず、渋谷部長に続いて、中山部長も「レンズ交換式をやる予定はまったくない」と、ミラーレス一眼をはじめとするレンズ交換式デジカメの投入をきっぱりと否定されております。
これ、社是なんでしょうかねえ。そこまで意固地にならなくてもねえ。

カシオの新発売の“フラッグシップ”EX-ZR1000は確かに意欲的な機能満載のモデルだけど、所詮は1/2.3型のCMOS 1600万画素のコンデジ。
現在45,000円程度。ちなみにソニーサイババショットDSC-RX100もほぼ同価格。
いや、画質偏重ではなく、デジカメの楽しさ面白さこそカシオの目指すところなのだ。
とはいうものの、今やその辺りの付加価値の多くはスマホに移ってしまったと言えます。

カシオがデジカメを続けるならば、レンズ交換式のモデル、いわゆるミラーレス一眼に参入してもいいんじゃないでしょうか、カシオらしい新たな価値を求めて。
しかし、センサーもレンズも自製できないカシオが、新マウントの新システムを立ち上げるのは無理無駄無茶。
で、考えるに一番よさそうなのが、ペンタックスQマウントの採用はどうでしょう。
オリンパスとパナのように、リコーペンタックスとカシオで仲良くやってけそうな気がします、なんとなく。
Qマウントのスイバル一眼とかいいじゃないですか、部長。

コレジャナイではないニコワンV2。

2012-10-24 23:38:06 | Weblog
像面位相差の高速AFや60コマ/秒の超高速連写、動画/静止画を融合する「モーションスナップショット」などなど、先進の新機能を惜しみなく盛り込みながら、このデザインはないだろう、ニコン1V2
1V1のダサいデザインにようやく慣れた頃合にコレ。
挑発しているとしか思えないな。ニコンは一体どういう意図?

・・・とも思いましたが、よくよく見れば激しくデジャビュ。
いにしえの電子スチルカメラ、ニコンQV-1000Cにそっくりです。
QV-1000C(型番がナニですが、カシオじゃないですよ)はモノクロの38万画素。専用の電送装置がなければ使用できない仕様です。
つまり真にプロユースであって、プレス用に製造されたものらしい。
時に1988年。思えば遠くに来たもんだ。
が、“三つ子の魂、百までも”のニコンはやっぱエラいと思います。“ハロー!ミラーレス”でお茶を濁しているアレに比べたら段違い。

21世紀のフォールディングカメラ。

2012-10-23 23:12:51 | Weblog
またまたロモがやってくれました。今度はなんとフォールディングカメラです。
Belair X 6-12の名の通り、ブローニーフィルム使用でマルチフォーマット。
これ、なんて読むんでしょうね。ベライア・バイ・シックストゥトゥエレブ??
見た目がいかにもレトロフューチャー。しかるにレンズ交換式で自動露出だぜ。ただしゾーンフォーカスだが。
限定生産・予約販売で、あっという間に売切れでしょう。
うーん、参りました。

好事家専用だったトイカメラが、デジカメやスマホのモードの一つになってしまい、一気にコモディディ化した観があります。
ロモは生き残る道を求めてブローニーにシフトということになるのでしょうか。
デジタル一眼レフが昨今フルサイズ志向なのと何となく似ているような気がしますねえ。

キヤノン「EOS M」は本当に期待外れだ(キッパリ)。

2012-10-21 19:23:56 | Weblog
キヤノン「EOS M」は本当に期待外れか?
という自問自答な記事ですが―
・残念を通り越して無残の観のあるAF。
今後、ボディーやレンズのファームウエアを改良することで改善が図られる可能性もある。
・交換レンズは2本しかない。今後のロードマップも不明。
豊富な中古のEFレンズを利用し、専用レンズ不足を低予算でカバーできるのが魅力といえる。
・EOS Kissと同等の画質。
ミラーレス一眼では不満のない画質。ちなみに「ミラーレス一眼では」の「では」はどういう意味やねん?
・ダブルレンズキットは10万円前後と高い。マウントアダプター抱き合わせで絶賛販売中。
初期投資は割高になってしまうが、ダブルレンズキットはおおむね納得できる価格設定といえる。

・・・。
ここまで擁護すると、逆効果のように思うのですが・・・。
もはやサンダーのような気骨のあるライターはいなんでしょうねえ。合掌。


なぜ、カシオはコンパクトにこだわり続けるのか。

2012-10-15 23:56:24 | Weblog
カシオは日本の主要デジタルカメラメーカーのなかで、唯一、レンズ交換型の製品をもっていない。
なぜ、カシオはコンパクトにこだわり続けるのか―
では、渋谷部長が説明します。
「一眼レフについては、プロの使用や一般の方の趣味として、なくなることはないと思う」
「しかし、ミラーレス一眼は、ある程度割り切りながら小型化したり、価格を下げたりしたコンパクトカメラの方向を向いた製品」
「それなのに、レンズをいくつか持って、ユーザーに交換してもらうというのを強いるのはどうかと思う。それが本当にユーザーに合った提案なのだろうか」

うーん、カシオはこの程度の認識なのか。
がっかりだよby恐子(懐)。

スマホ全盛の中でコンデジの埋没感は激しく、カシオのデジカメの存在感はかなり希薄化して来ている感じがします。
しかし、カシオが今からミラーレスに参入しても時すでに遅しで、もはやコンデジに特化していくしかないでしょうね。
一方、ミラーレス機の価格下落サイクルには加わらないと言うのも、ある意味、見識かもしれません。

渋谷部長は、ミラーレス一眼よりも大型センサーを積んだコンパクトで、と結んでいるけど、カシオの大型センサーコンデジというのも、「画質よりも本質」のカシオの特性に合わない感じがします。
この分野でのカシオはオワタ\(^o^)/のかも知れないなあ。
難しいですねえ。

リアルタイムシステムは一眼レフじゃダメかも。

2012-10-14 22:53:15 | Weblog
最近はもっぱらNEX-5Nを使っているのですが、使うほどに極短0.02秒のレリーズタイムラグを実感します。
あ、と思ったタイミングにドンピシャな感じ。
これを使った後だと、オリンパスペンとか一眼レフとかは、何やってんだコノヤロー的に悠長に感じます。

これ、実際はどのくらいなんだろうと調べてみたら、情報をまとめた一覧表がありました。なお、キヤノンは一覧表を公表していますね。
これによると、一眼レフのエントリークラスで0.1秒を切るくらいで、中級~高級機で0.05秒前後といったところですね。しかし、ニコンD5100の0.2秒と言うのはちょっとどうかしているような。
まあ、各メーカーで測り方が違うだろうから、一概には言えないだろうけど。
とにかく、それと比べてNEX-5Nはダントツの短さです。
なお、コンデジにはもっと速いものもあります。
例えば、カシオEXILIM EX-Z850なぞは0.005秒ということになっています。

デジカメ黎明期は数秒のタイムラグなんてザラでした。
ファインピックス700なぞ、シャッターを押したら、あれ作動しない、どうなってのよ、と思っているうちにシャッターが切れる感じで、最初に使ったときには面を食らいました。
当時を考えたら、まさに雲泥の差です。

複雑な連動メカが必要な一眼レフのタイムラグは、現在の0.05秒あたりで限界でしょう。
現状でもミラーレスの方が速いわけで、このあたりでも一眼レフを追い越して行きそうですね。

レンズではありません。単なる蓋です(ただしレンズ付)。

2012-10-09 22:50:04 | Weblog
This is tanaka先生によると、オリンパスの3枚玉“C.ズイコー 15mm F8”は、M.Zuiko交換レンズとは認められず、アクセサリー類のひとつとして販売されるらしい。
でも、このボディキャップはちゃんとピントを合わせて写すことができる。
しかも、その写りは、
オモチャレンズよりも少しマシな程度、とはじめから覚悟して使うととても幸せになれる(たぶんめちゃくちゃ幸せを感じるだろうけど)。
とのことです。
これは期待大きいな。特にカメラ女子にはウケそう。

で、意外な大ヒットとなり、各社もコレに追随。
ついにNEX用にツァイスのノバー 30mm F5.6が発売の運びとなり、ついでフロンター 35mm F11アスフェリカルの開発が発表される。
てなことになったら愉快痛快なのですが。

Mの新世界。

2012-10-08 14:02:22 | Weblog
M型ライカの新型は順当に行けば「M10」だったはずなのに、なぜか「M」と命名されました。
これは妙な感じで、例えば、ニコンD4の次がDに、F6の次(次はないと思うが)がFになってしまうようなもの。
「デジタルカメラの短いライフサイクルの中でナンバーを重ねていく事に疑問を感じ、Mというシンプルな名前にした」
確かにそれは言えますよね。
パワーショットGシリーズはこの度12年目でNo.15(途中欠番もあるが)。
「G15」なんて語感は旧共産圏なテイストです。

ライカM6は16年間製造されました。今更ながら銀塩のそれもライカならでは息の長さですよね。
それがデジタルとなったM8、M9では3年間で新型のサイクルです。今後は1-2年間隔くらいに詰まっていくことになるでしょうから、それを考えたら、ライカもM15もあっという間です。
M型ライカがパワーショット並じゃあ沽券に関わる。だったら素Mだ。と言うことでしょうね。
今後はライカMのタイプ240とかタイプ220とかで識別して行くらしいですが、一般人には全く判り辛い。
そもそもスクリューマウント時代のバルナックライカは、それが一体何型なのか、素人にはさっぱり判りませんでした。
よく判らないが、ただただ「ライカ」と言うだけで、羨望の的だったわけです。
今回の素Mは、そういうステイタスよ、再び、といったところでしょうか。

ま、考えてみれば、EOSもよく似たネーミングシステムを採用しているといえます。
EOS-1Dはいろいろあるけど、「1」であることには変わらず。「5」もそうですね。「7」や「3」もそうなるでしょう(なぜ奇数?)。
キヤノンは、F-1の後継機もF-1でしたから、昔からこういうブランド戦略があるのでしょうね。

ニコンFからF4まで29年。一方、ニコンD1からD4までは13年。
「短いライフサイクルの中でナンバーを重ねていく」ことは、もうどうしようもないので、いかにイメージを保つかということですねえ。

粉飾 赤い一眼エクスポートプラン。

2012-10-04 23:57:40 | Weblog
これはヒドい。中国国旗で粉飾された我が国固有の高級デジタル一眼レフ
“坊主憎けりゃ袈裟までも”で日本のブランドはなんでもボイコットがかの国の民度。
日本のデジイチには写りたくない、ということで、「ニコン」とか「キヤノン」のロゴを隠しているのですが、いくらなんでもこれはちょっと過剰反応過ぎますよねえ。
中国のカメラマンは、コダックDCS Pro SLR/cかライカS2を使わねばならず、大変だあ、と記事を結んでいますw

こうなったら、赤カラバリでノーブランド(ノーネームコンタックスのように)にした特別仕様のボディを作って、通常品の10倍の値段で売りつけてやってはどうだろうか。ビジネスチャーンス。