活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

フルサイズ。だがレンジファインダー。しかもAF。

2010-03-31 23:13:11 | Weblog
(Jeff Ascough氏が先日Twitterで情報を流した)レンジファインダー機は、フルサイズ機でマグネシウム合金の電子シャッターと驚くほど高性能のAFシステムを採用している
というPhoto Rumorsに流れた噂
Jeff Ascoughさんというのはキヤノン特約?の英国のブライダルカメラマンで,サイトを見れば素晴らしい作品の数々。
秘密保持契約下でテスト撮影をしているらしいが,バラしてもいいのか?あるいは意図的リークなのかな?

しかし・・・
AFのレンジファインダー機と言うのがよく分からないし,あったとしてもミラーレス一眼に対するプライオリティーがないのでは。
要は存在意義がない。
デジカメのレンジファインダー機としては現にライカM8,M9やエプソンR-D1シリーズがあるけれど,「ライカレンズが使える」と言うこと以外にはジャンル自体に何のメリットもない,と言えると思います。
AF仕立ての新しいレンジファインダー機をライカもキヤノンもやらないでしょう,絶対。
察するに,フルサイズのミラーレス一眼のテスト,ということじゃないでしょうかねえ,きっと。

もはやこの噂は地球を一周していますが,ひょっとして真相は,エプリルフールネタが数日早く漏れてしまった,ということじゃまいかw

ネイリストのためのデジカメ。

2010-03-30 23:47:56 | Weblog
カリスマネイリストも推薦!? ネイル撮影用に開発された6つの機能とは
?ネイリスト?って??
説明しよう。ネイリスト(和製英語:nailist)とは,爪の美容と健康の手入れ(ネイルケア),ネイルチップ(つけ爪)や爪に装飾やアートを施すネイルアートなどを行なう職業なのである。
なあんだ,爪関係のエステ方面の人ね。
で,ネイル撮影用とは?
デジカメでネイルを撮影する際にありがちな失敗例や不満点を徹底的に調査した結果、「最適な設定で撮影されておらず、カメラの機能を使いこなせていないためだ」という結論に達したそうだ。そこで、ネイル撮影に特化した設定をオートで行えるようにするため、下記の8つの機能が盛り込まれた。
すなわち,爪の見映えを考えたホワイトバランスや彩度調整など。
エクシリムEX-Z90のベストショット機能をネイル撮影用に最適化したスペシャルモデルということらしい。

元々ベストショット機能には,何これ一体いつ使うんだよというようなマニアックなシーンが設定されていることが多いが,それを逆手にとって個別の業務用途に特化した商品開発を,ということですね。
これは面白い。
特定分野の医療とか工業技術,調査研究など,需要の絶対数はともかくいろいろ考えられそう。
カシオらしいなあ。

ソウ,カメラガシャベリダシタヨ。オシャベリゼンジドウデ。

2010-03-27 21:13:20 | Weblog
「うらぁぁぁッ!」「撮るぁーッ!」
シャッター音の代わりに若本規夫さんや戸松遥さんの声でしゃべる「CEREVO CAM」
キャラクターのせりふはTwitterで募集。同社で考えたものと合わせて、キャラクターごとに30種類以上のバリエーションがある。すでにCEREVO CAMを持っている人向けに今後、音声のダウンロード販売も行う。

その昔,
「フィルムをお入れください」「フラッシュをお使いください」「撮影距離を変えてください」
と,元祖しゃべるカメラミノルタトークマンは言葉使いも奥ゆかしい。
実際の女性の声をサンプリングしたものらしいけど,いっそCMに出ていた松田聖子の声にして欲しかったと草森紳一さんがエッセイに書いていたな。

いろんな声がダウンロードできるデジカメが出るとヨイなあ。
平野綾とか流星ラムとかの声で。

ビューファインダーは要らない。

2010-03-26 23:33:24 | Weblog
PEN E-PシリーズやLumix GFシリーズの新機種,それにソニーのミラーレス機にはEVF内蔵のモデルが用意されているのでは,とのもっぱらの噂。
もちろんそのうちに出るんでしょうけど,そのインパクトはどんなもんでしょうかね。

実際Lumix G1で撮りつけてみると,まずEVFは使いませんねえ。
撮るのがその辺の身近なものとか街歩きのスナップとかなので,標準ズームで事足りるわけで,そういう場合,わざわざアイレベルに構えなくて済むので何より素早く撮れるし,撮影時に周りの動きに気を配れるというのがとても具合良い(ま,コンデジではデフォルトですが)。
いつだったかのアサヒカメラ誌にライカの名手ハービー山口さんがPEN E-P1のことをベタ褒めしている記事があって,何か違和感があったのですが,今はなるほどなと思う次第です。

一方,望遠で引きつけてチャンスを狙うとかマクロで切り詰めて撮るといった場合にはビューファインダーは必須。
この場合,EVFよりも光学ファインダーの方が有利な点は多いように思われます。

その昔は60年代,一眼レフの出始めの頃は,広角系はレンジファインダー機で,望遠は一眼レフでと撮り分けて使った時代がありましたが,暫しああいう風にはなるまいか。
ただ歴史は,その後,一眼レフがレンジファインダー機を駆逐してしまったわけですが。

人生わずか500枚。

2010-03-25 22:59:48 | Weblog
ひとりの人間の50日間の視覚映像情報が一枚のSDカードに収まるとしたら...
パナのSDXCカード対応のDVカメラの場合,64GBのカード1枚に最大27時間30分のフルハイビジョン映像が録画できる。
ということは,2TBのSDXCカードなら,起きている間ず~っとカメラを回し続けても,50日間以上の映像を記録することができる,と言う計算です。
でも,人間,起きている間ず~っとフルハイビジョンで物を見ているようには思えない。
大抵がXGAで,ぼーとしている時なぞはVGAぐらいではなかろうか。
一生分,見たもの全部の記録にカード500枚も要らないかも知れない。

だいたいヒトの脳の記憶容量が数百TB程度だとの説があります。
人ひとり100枚程度かい。

何だか普段撮っている写真1枚数MBが愛おしくなるなあ。

付)
ポーランドのズラウスキー監督の未完のカルト映画「シルバー・グローブ」に何世代にも渡って映像を記録するカメラが出てきた(ような記憶がある)。

100年に一度のこの時期に熱い雪崩が起きそうな。

2010-03-24 20:14:01 | Weblog
世の中,売れてるのは一眼(レフ)だけ?
2009年、デジカメはタイプ別でくっきりと明暗―JEITA調べ
この統計を見る限り,前年比で伸びているのは「レンズ交換式カメラ」と「液晶テレビ」だけ。
しかし,「液晶テレビ」が売り上げ額でダウンしているのに対し,「レンズ交換式カメラ」は105%ですので,実質オンリーワン。
中でも,
パナソニックやオリンパスが牽引した、マイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式小型一眼が好調。
2009年12月期のみにフォーカスした場合、前年同月比の数量は199%、同金額は146.2%を記録。

一方の「コンパクトタイプ」は60%強で,確かに明暗がハッキリ。
でも,オーディオなぞは売り上げ額で33%ですよ。それだけ経済の落ち込みがヒドい。

一眼レフカメラが熱い2010年
「2強」のコアなユーザーがいきなりパナソニックやソニーに移るということはなさそうですが、レンズを買い込んでいないライトユーザーにとっては、他社への変更は簡単そうです。
パナは目標シェア20%を公言してますからねえ。実現は早いかも。

いや待てよ。2強にしたって,こういうおいしい話を放っておくはずがない。
キヤノンの関係者がミラーレス機の開発を肯定?
EOS 5DMkⅡにデカいマイクを付けて愛娘のピアノ発表会を撮っているオヤジを見るに,ミラーレス化は雪崩的に進むんじゃないかと思った次第です。

2000+10年のサイン・オブ・ゴッド。

2010-03-22 23:59:21 | Weblog
子供のピアノ発表会なのですが,今回,動画を撮るのをどうしよう。
こういう場合,これまではエクシリムEX-P505を使っていたのですが,先日ヤフオク方面へドナドナしてしまったもので。
それで久しぶりにビデオカメラを使うことにしました。

子供が小さい頃,運動会やら発表会やらで大活躍したHi8ミリビデオのソニーハンディカムCCD-TR3。
箱から出してみると,メモリー用バッテリーは当然カラ。
外装も一部風化しつつありましたが,メカはスムーズに動きます。
10年ぶりに通電して使用したのですが,ちゃんと写りました。
さすが2000年の耐久性があるという噂のハンディカム。
しかし,DVDに焼いてPCで観てみると,もはや残念な画質(哀)。

ところで,周りのご父兄には,もちろん,今どきこんなデカい(といっても買った当時は十分小型だった)アナログのビデオカメラを使っている方はおりません。
みなさん,この1/3くらいサイズのDVカメラで液晶モニターを開いて撮られていました。
しかも,一眼レフの頭にデカいマイクを着けて撮っているお父様が二人ばかり(EOS 5D MkⅡとD90?みたいだった)。
意外に一眼動画は普及しつつあるのですねえ。

けっ,そんなの2000年もつかよ。
とメンチを切りつつ,次は動画だ,と思う今日この頃なのでした。

アンパンマン!新しいデジカメだよ!

2010-03-21 23:45:04 | Weblog
なんとパン工場に懐かしカメラが3千台
集めたのはジャムおじさん・・・ではなくて,製菓会社の先代社長さん。
ご子息の現社長が工場の一部をカメラ博物館としてコレクションを公開したというもの。

こういう個人のカメラコレクションが展示されている施設は全国に結構あって,私も今までにあちこちで5件くらいは観たことがあります。
内容としては,スプリングカメラ,二眼レフ,ライカが多いような気がしますね。
新しいところはAE一眼レフ(手巻き)くらいまでで,ズームコンパクトあたりになると収集対象から外れる感じです。
いやいや世の中広いから,もっぱらEOS Kissとかオートボーイとかを集めておられる方がいないとも限りません。

これがデジカメになるとどうなんだろう。
今のところ,デジカメ専科のカメラ博物館は観た事がありません。
今後も現れるかどうか。
意してプラカメ拾う者温故知新な方がいらっしゃるので希望はあるかも知れませんが。

アイアムレジェンドモードに次はあるか。

2010-03-20 23:45:54 | Weblog
コンデジの売れ行きは持ち直してきているようですが,機能面ではもう袋小路状態のように思います。
画素数競争も無駄に飽和してきたし,カラバリもすっかり定着したし,小型化薄型化もこれ以上は使い勝手が悪くなりそうだし。
一方,手ぶれ補正や顔検出に次ぐ強力なトレンドがない。
ソフト的な差別化ということで,カシオがダイナミックフォトを大々的に打ち出しましたが,反響は今ひとつかな。
オリンパスが熱心なトイカメラモードはむしろ一眼の方で好評みたいです。

次に来るのはなにか。
犬猫検出,魚拓モード,塗り絵モードなど。考えるデジカメの中の人も大変ですねえ。
面白いと思ったのは,「動いている被写体を消して絵葉書のような1枚が撮れる」というフジの動体キャンセルモード
1回のシャッターで5枚の画像を連写し,画面に入った歩行者や車などの動いている被写体を自動で取り除きます,とのことですが,細かい図柄でいっぱい動き物があるような場合は有効なんだろうか。
何気に人っ子一人居ない無人の街が撮れてしまうのはちょっと怖いかもなあ。

その「アイアムレジェンド」ですが,続編は無理なので,前日談を作るという話。そんな無茶な。