活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

ピントを合わせるには世界は速すぎる。だから,カメラにAFなんて,がっかりだよ。(近藤)

2009-06-30 22:07:09 | Weblog
デジカメの将来像の一つと思うのがiPhone 3Gです。
いろいろなアプリをダウンロードして独自の撮影機能を楽しめる。もち,自作もOK。
有名どころはロモいToyCameraと連続写真のQuadCameraですが,その他,撮影機能や画像処理関係,フェイクものや面白系などなど様々。
カメラに特化したオンライン端末デジカメ(?)iCam,とかで売り出してもイケるんじゃなかろうか。

それらのアプリのなかで,色々な意味で一番注目なのはセカイカメラだと思われます。
「セカイカメラは、一言でいうと“現実の見え方を変えてしまうカメラ”」
つまり,画像に関する情報をオーバイレイでライブ表示する―拡張現実,とか。
パーソナルユースでもコマーシャルベースでも無限の可能性を秘めている,かも。

ところで,iPhone 3Gのカメラは200万画素にパンフォーカスと画質的には残念だったのですが,このほどiPhone 3GSで300万画素&AFと大進化,といっても普通に一昔前のケータイ並になっただけですが。
ところが,iPhone 3GSのAFカメラが「残念」なワケ
機能を実行してから写真が撮れるまでに「ちょっと時間がかかる」(近藤氏)のが現状だ。
この原因は、オートフォーカスのプロセスが発生するためで、「個人的にはパンフォーカスがいい」と近藤氏はつぶやく。
「ピントを合わせる手間なく、即座に見たものが切り取れるのは非常に気持ちいい。そういう意味では、『iPhone 3GS』のカメラにオートフォーカスが付いたのはちょっと残念」(近藤氏)

どんなにAFが速くなろうと,パンフォーカスに勝る高速フォーカス無し。

AFコンパクトカメラの黎明期の比較テストで,オリンパスペンEFやXA2の成績の方が良かった,という確かアサヒカメラの記事を思い出しました。

【アスカ】アイドルをさがせ【めいてぃー】

2009-06-29 21:32:52 | Weblog
ペンタにも「宮崎あおい」が居れば。

イメキャラの宣伝効果は大きいと思いますね。
ニコンも当初はいろいろ言われたけど,今となってはキムタクのイメージがぴったりになってきたのは不思議。
なかでも,あおいたんをつかまえたオリンパスはエラい。
篤姫の知名度もあるけど,「写真を撮る女性」のライフスタイルを体現している感じ。
コマーシャルの上だけというのではなく,実生活でも個人的にE-410などを使っているという(設定かも知れんが)のが良い。
元はと言えばFM3A使いだったのに。

FM3A使いなら,香椎由宇さんもそうですね。
と,いうのは世間のウワサで本当はFM2を愛用ということは以前も指摘した通り(大したことではないですがw)。
それがまたソニーαのイメキャラですから。ニコンは大人だ(?)

しかし,FM3A使いのアイドル系はまだ居た。
黒川芽以さん。ちなみにD70も持っている。
しかも(ここからだ),リアルK200Dのユーザーなのです。
趣味は、写真撮影、料理。カメラは、ペンタックスの「K200D」、ニコンの「FM3A」と「D70」を所有している。
カメラ雑誌に連載を持ったり、イベントやテレビ番組でカメラ関連の仕事をすることも多い。

と,Wikiにもある。
ベタ子もいいけど,やっぱアスカの方が(・∀・)イイ!
これを逃す手はないんじゃないの,タタミィさん

しかし,今や若い女性の「趣味が一眼レフ」というは一種ステイタスなのかも。
自分の若かった頃から考えると,ホント隔世の観がありますね。

失われても直してしまう地平線。

2009-06-28 13:35:09 | Weblog
ペンタックスが社運(と言うか,HOYAの一部門なので部運か)をかけた起死回生の自信作K7。
K10Dで「勝ち」、K20Dで「負け」、そしてK-7で再び「勝ち」、となるか。
ペンタックスには“後”がない。開発の人たちにもそのへんが痛いほどわかっていて、文字通り全員野球、全力投球だ。捲土重来を期す。
(>This is Tanaka)
小型軽量,防塵防滴の金属外装ボディに視野率100%ファインダー,HD動画,精細液晶モニターなどなど詰め込んだ渾身の力作。
ですが,世間の関心がPEN E-P1に行ってしまっているのは何たる不運。

ところで話は変わって。
昨日,山に紫陽花を撮りに行ったら,やはりキヤノンEOS-1D系にデカいズームを着けて撮られている方がおられたのですが,私(E-300に25mm)がぱこぱこ撮ってるのに対し,シャッターを切るのがすごく遅い。
構えてズームをぐりぐりやってるのもあるんだろうけど,なーんでかと,そっと盗み見したら,アクセサリシューに着けた水準器で水平出しをされていたのでした。
ああ,なるほど,それは手間がかかる。

写真がデジタルになって,モニターで数多く見れるようになったせいもあるかと思うのですが,普通にまっすぐ撮ったはずの写真が意外に傾いているものだということが判ります。
カメラとか体調にもよるようで,その日の分まるまる一方に傾いていたりすることもある。
写真展でも,あ,この人は右上がりだな,と気づいたりすることがあります。

そんな“気にしだしたら気になってしょうがない”写真の傾きですが,ペンタックスK7で注目なのは「自動水平補正機能」
カメラが傾きを検知し,自動的にセンサーを傾けて水平調節をするというもの。
これって凄いことでしょ。
もっとうまくアピールすればいいのになあ。

もうひとつ。
ペンタックスにも「宮崎あおい」が居ればなあ。
K-mのママさん向けプロモート作戦はどうだったんでしょうか。
どんな良い商品も宣伝が上手くなければなかなか売上に結びつかないのが市場の常。
ペンタがもっと元気になって,二強寡占状態よりも,よりバラエティのある市場であって欲しいと思うのです。

マイコーの有楽町で逢いましょう。

2009-06-26 21:47:02 | Weblog
いきなりマイケル・ジャクソン死去には驚きました。
最近は音楽よりも奇行と醜聞の方で世を賑わせていましたが,スターがスターのまま世を去るタイミングとしては,こういうものなのかも知れません。

さて,マイケル神話は数々あれど,日本では有楽町のビックカメラ貸切というのがありました。
2006年5月30日2007年3月5日のいずれも夜,閉店後にお子様方とご来店され,2,3時間ほど買物を楽しまれたそうな。
新宿やアキバではなく有楽町というのは警備上の理由か。それとも,よっぽどビック本店を気に入ったのか。
あ,2回目はポイント還元かなw
なお,お買物はデジカメにAV機器・・・じゃなくておもちゃの類だったらしい。
いかにも,って話。

2か月ほど前,マイケルの私物2000点がオークションにかけられる予定が,直前に中止になるという騒ぎがありました。
その出品カタログ(ちなみに500ドル!)がオンラインで見れるのですが,種々雑多かつどこかトーンが揃った家具や雑貨の中に等身大フィギアやゲームマシン(ゲームセンターにあるような大きいやつ)が多数混じっていて,ああ,この人は本当に孤独だったんだなと感じた次第でした。

1究84。

2009-06-25 21:15:15 | Weblog
オリンパスペン50周年に盛り上がっているこの頃ですが,まだある今年のアニバーサリー。
アナログカメラ「LOMO LC-A」、25歳のバースデー
世界中に熱狂的なファンを持つ“カルトカメラ”ロモLC-A。
その25周年記念イベントが東京・南青山で盛大に開催されたそうです。

てな大層な身分になってしまいましたが,オリジナルはコシナCX-1であることはよく知られていますね。
それをソ連(ロシアじゃないですよ)が違法コピーしたもの。
しかも劣化コピー。

1984年といえば,“西側”ではすでにAFコンパクト機が第二世代あたりに入った頃。
ミノルタトークマンとかニコンピカイチメイトとかですね。
ズームになるのはまだ数年後です。
ロモ?そんなことを知っている日本人は当時何人いたことか。
ちなみにコシナ自体も安売り一眼レフが評判になった程度の認知度でした。
ミノルタαショックはその翌年。一眼AFには興奮したなあ。
デジタル?概念さえ浮かばなかった。

そして25年後。
まさかこういうことになっているとは。

ロモグラフィー初となる世界同時開催イベントとなる今回のパーティは、東京での乾杯の音頭を皮切りに、その後ソウル、香港、北京、広州とアジア各国につづき、ヨーロッパではパリ、最終的にニューヨークへと祝杯のバトンがつなげられるという大掛かりなプロジェクトだった。その他にも、バルセロナ、シドニー、ウィーン、チリにて同日にパーティが開催された。
思えば,なんて幸せなカメラ。
CX-1もナンだけど,一眼レフのCT-1もその後も綿々とそのメカが引き継がれていますしねえ。

そして2034年。
まさか(ry

停滞する一眼に一縷の光,反射なし。

2009-06-24 22:45:11 | Weblog
エコポイントが牽引する家電と停滞するカメラの対比鮮明に
価格.comのカテゴリ別PV数推移集計なんですが,順調な伸びを見せるパソコン・家電に対し,停滞感を漂わせるカメラ,という構図。
その最大の原因はここ数年高い人気を誇ってきた「一眼レフカメラ」の人気に陰りが出てきていることで,昨年の年末をピークとしてゆるやかに減少傾向だそうです。

ポイントは3つ。
1:デジタル一眼レフカメラの普及率が飽和に達してきており、ターゲットユーザーのほとんどがすでに所有している状況となった
2:話題となりうるようなデジタル一眼レフカメラの新モデルが存在せず、主力となるモデルは2008年で出そろってしまった感がある
3:2008年秋以降の不景気の流れで、趣味性が高く価格も高めのデジタル一眼レフカメラは敬遠される傾向にある

特に1が大きいように思います。
欲しい人はもうみんな買ってしまった状態。
しかもその大部分はエントリー層。なかなか次の1台を買ってくれません。
一眼レフはすでに「欲しかったモノ」であり,「欲しいモノ」は他にいくらでもありますから。

そんな飽和感の中で,オリンパスとパナソニックが主導する小型規格の「マイクロフォーサーズ」が新たに脚光を浴びるなど、明るいニュースもないわけではない。
こうなるとマイクロフォーサーズには,シェアとかランキングとかよりも,市場そのものの今後がかかっているのかも知れません。

あと,デジカメにもエコポイントは無理かしらね。
台数からして,地上デジタル放送対応テレビくらいはCO2を出しているような気がするんだが。

曲がった性根は電子で叩き直す。

2009-06-23 19:42:34 | Weblog
New PENでルビコン川を渡ってしまったとされるオリンパス
そして,オリンパスよ,お前もか
というわけで、14~42mmの歪曲収差がどれくらいあるのかチェックしてみたんだけど ―― ある特殊な操作をすることで画像補正する前の状態をチェックできる ―― でもこれは、E-P1ユーザーにはおすすめしません。見ない方が幸せにいられるでしょうから
とThis is Tanaka氏。
これについてはオリンパスのエライ人も,
E-P1にはレンズ収差補正のための仕組みがあり、その仕組み内であれば、さまざまなレンズとの組み合わせでも適切な補正が行われます。
と言っています。
パナ留美Gのレンズが歪曲収差を盛大に電子補正していることは周知の事実ですが,オリンパスもつまりそうなんですね。
別に悪いことでもないし,むしろデジタルならではの大きなメリットなんですが,素フォーサーズとは思想が違うってことですよね,これ。

そうなると気になるのが互換性ですが,マイクロフォーサーズにはその辺の情報も規格に折込み済みのようで,“異なるメーカー同士の組み合わせでも,きちんと正しく補正される”そうです。
「交換レンズは資産」と言う従来の感覚からは若干不安もあるのですが,とりあえずオッケーかな。

しかし,レンズには「写真はレンズで決まる」とか「ニッコールの切れ味」とか何か工芸的かつ信仰的な部分が大きかったんだけど,今やここもソフトの時代になるんですね。ちと寂しい。

みくみくにディープインパクトしてやんよ。

2009-06-22 23:53:34 | Weblog
これは不思議。
【DEEP】6・28MIKUがUFOを激写! 試合前に宇宙人も応援!?
この日、MIKUは地元・富山で雲ひとつない青空を携帯電話のカメラで撮影、太陽を撮ったところ偶然にもUFOらしきシルエットが写りこんだ。
ちなみにMIKUこと松本未来さん(もうすぐ28)は女子格闘家。現DEEP女子ライト級王者。
ニックネームが“スーパーノヴァ”だけど,まさにノヴァな写真だわ。

CMOSは原則ブルーミングを起こさないらしいが,この像はどうなんだろう。
レンズの内面反射のゴーストはともかく,このUFOのシルエットは一体何だ。絞りの形?
どうもよく分からない。
ひょっとすると(ちゃらら〜♪らららら〜♪@日テレ矢追純一UFO特番のテーマ音楽)

ところで28日富山,MIKUは強豪リサ・ワードとメインイベントで激突。
宇宙からだって応援しちゃうぞ。

立て,縦位置の新世代。

2009-06-20 11:40:55 | Weblog
とにかくペンで押せのオリンパスのマイクロフォーサーズですが,コンセプトはソレとしてもひとつどうしてもペンと違うことがあります。
それは,縦位置デフォルト。
ハーフ判を使うとどうしても縦位置の写真が多くなる。
でも,3:4のアスペクト比と少し狭目の画角(オリジナルのペンやペンEEシリーズの28mmとか30mm)が絶妙なコンビネーションで雰囲気を醸し出してくれる感じでした。

さてそれから50年。
復活したペンは言わばAPS-Cのハーフ判。
そこまで言うからには,マルチアスペクトに3:4を入れてはどうでしょうか。
最近は過剰な画素数でトリミングは普通にOKになりましたからね。

あと縦位置といえばケータイ。
そう言えば縦の写真が増えたような気もするしなあ。
ちなみにケータイもデジカメも縦位置でムービーを撮ってしまうのが悩みの種w

Xディ:xDカードの消える日。

2009-06-18 23:13:10 | Weblog
xDカードがなくなる?オリンパスと富士の方針転換に不安の声
6月16日発表のオリンパスE-P1の記録メディアはSD/SDHCメモリーカードで,xDピクチャーカードには対応していません。なお,6月11日発表のフジFinePix Z300もSD/xD両用スロットが廃止され,SD/SDHCのみとなりました。
販売店の店頭では「記録メディアがxDピクチャーカードだから」「SDメモリーカードが使えない」という理由だけで、xD対応デジカメが敬遠されることもあったという。
全くその通りでした(遠い目で)。
高い,遅い,売ってない,おまけに将来性も望めない,の四拍子揃ったxDカード。
思えばお茶目な奴だった。そろそろこの日が来ると思っていたよ。
さようなら。
<完>

ではナンなんで,もうちょっと。
SDカードが時代に選ばれた(xDカードが選ばれなかった)根本的な理由とは?
スマートメディア、xDピクチャー、(Proでない)メモリースティックが普及しなかった一番の理由は、「メモリカードにメモリコントローラーを実装していない」こと。
コントローラーを実装しなければ確かに単価が安くなるが、その代わりチップコントロールをデバイス側で行わなければいけない。
そして、チップの種類によって制御は異なり、容量が増えればチップを変更することになり、その制御もひつようになるという悪循環。
これは開発コスト増にそのまま直結し、既存販売品のバージョンアップというコストにもつながる。

SDカードはメモリコントローラーをカード側に持っており,デバイスとのI/Fは共通化されているので,市販のコントローラを利用しコストを安くできた,ということだそうです。
なるへそ。

最後に,xDユーザーに,microSDのように広く使えるメモリーカードをxDピクチャーカード対応デジカメでも使えるようにするアダプターを単体で発売してほしい。
そのくらいしてもバチは当たるまい。頼むよ。