Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

清々するセンスのなさ

2024-02-17 | 文化一般
クロンベルクの音楽会の券を購入しておいた。忙しく、ワイン試飲会の季節なので行けるのかどうか定かではないが、天気もいい季節なので、時間さえ空けば簡単に車を走らせれる。内容は今一つなのだが、久しぶりのギドン・クレメルの姿を見るのも悪くはない。適当な席があったことと、来シーズン以降も期待される催し物には出かけたいと思っているので、会員になるよりもこうして少しでもいい催し物があれば買っておきたいという気持ちもある。

今迄は会場の名前の様にカザルスからロストロポーヴィッチとチェロの講習絡みなどが多かったのだが、ヴァイオリンにも本腰を入れて、よりその器楽奏者の幅も広がってくると同時に、ホームグランドとする欧州室内管弦楽団などもツアー前に練習演奏会などをやってくれるようになると出かける機会も増えると思う。

室内管弦楽団がよく鳴る新しいホールはそれほどないので、その点でも期待したいのである。残念乍前回の楽団は頂けない演奏だったので、モダーンな楽器ならばやはり冴えた楽団の演奏でないと、折角のホールがそこまで活かされないことになる。

バーデンバーデンの祝祭劇場が記者会見したようで、2026年以降の計画が出ていた。ベルリナーフィルハーモニカーがザルツブルクに戻ってしまうことでその後の目玉が注目された。

三年契約でコンセルトヘボ管弦楽団とマーラー室内管弦楽団が復活祭で演奏して、前者の指揮者マケラは一年前の2025年にはベルリナーフィルハーモニカーと祝祭劇場デビューとなるようである。後者はマルヴィッツがアバドを継いで祝祭劇場でオペラを指揮するようである。

支配人スタムパのドルトムントでのネルソンズやサロネンなどとの繋がりを考えればこの程度のセンスしかないことは分かっていたが、音楽が全く分からない人にはもう辞めて貰った方がいいであろう。こちらは近所でエンゲル指揮などで良いものをやられると、ザルツブルクに滞在できなくなるので困ったのだが、そんなことはありえないと予想していた。

2025年3月26日には市をあげてピエール・ブーレーズ祭りが開かれるようではあるが、たとえSWR交響楽団指揮のロート氏主導的に企画しても、その規模や質は限られるに違いない。

今晩は20時からフランクフルトの放送ホールからの中継もある。グリシー作「音響の宇宙」というものでアンサムブルモデルンと放送交響楽団の共演らしい。指揮やカンブルランでどれほどの指揮をするのか観てみたい。但し同時刻にベルリンからの中継があるので、二つの画面を観て、ラディオは録音してということになるのだろうか。映像は双方ともアーカイヴされるので、それは目を通しておくだけで良いのだろう。カムブルランの指揮はザルツブルクやフランクフルトでのオペラぐらいしか知らず、それほど難しい曲の指揮は知らない。



参照:
バレンタインのご挨拶 2024-02-15 | 暦
マトリューシュカ交響曲 2024-02-03 | 音

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