Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

千人収容の夢物語

2020-09-27 | 雑感
コロナ感染の第二波をどう乗り越えるか。先ずは個人の集まりの特に会食を禁止にしなければ駄目だろう。これは酒飲みの者はアルコールが入ると感染どころではなくなるのを知っている。飲酒の禁止までとか誰かが書いていたが、結婚式などのパーティーではそれしかないと思う。さもなければ禁止しかない。

腹具合が悪くなってから十日以上経つだろうか?フランクフルトでうつった可能性があるかどうかは定かではないが、コロナの新たな症状である。生理痛に似ているようだが、これはなったことが無いので分からない。兎に角、腸の働きがおかしくなっている。便通もあるのだが、すっきりしない。走って帰って来ても調子のよいのはその後だけで午後になると特に夕方になると調子が悪くなって来る。もう少し様子を見てみたい。

ベルギーとオランダからの報告によると二度目の感染が確認されたようだ。ベルギーのルーヴァン大学のマルク・ファンランストによると、六七ヵ月経過後にどれほどの人が再び感染するかは分からないとしている。

四月に回復して再び陽性になった33歳のIT技術者から変異したコロナが見つかったという事で、そのような変異による再感染で、沈潜していたコロナの再燃ではないとされている。その他の専門家も、普通の風邪でもウイルスに再び感染するという事で、またウイルスが口蓋に長く潜んでいるという事は考えられないとされている。

朝早くから準備をしていた。雨が止んだ所でパン屋に行って、通り雨が過ぎるのを待って、峠攻めへと走りだそうと思ていたからだ。暗いうちに出かけてパン屋に入ると朝起き爺さんらが既に居た。森の駐車場に車を停めてもう一雨待っていた。外気温は摂氏11度と寒い。Tシャツとショーツで走る限界に近づいてきている。特に雨が残っていたので冷たかった。

山は雪のようなので、そろそろ冬タイヤの準備である。ブレゲンツに出かける前にと思っていたが、演奏会中止は避けられそうにない。ドイツのフォアアールベルク交響楽団のシーズン最初の四回の演奏会は急遽キャンセルされたようだ。理由は州知事が木曜日に発表した室内催し物250人定員にフェルドキルヒ400人、ブレゲンツ1000人の金曜日から日曜日までの演奏会が引っかかったからだ。

その会見を改めて聞いてみると、観光の為の影響が大きいので州民が力を合わせて、コッホ研究所の危険地帯指定を外せるようにつまり指数50人以下になるように対策したいという事だ。その一つとして二三週間の催し物制限で成果を上げたいとあった。目標は11月頃からのスキーシーズンにあると明白だった。その為に手っ取り早いところから制限して行くというほかなかった。丁度ヴィーンとは反対でこれは盲点だった。そして東の端の首都でも西の端でもドイツからは誰も来ないことになればその匙加減はほとんど意味を持たない。

同じようにベルリンの状況は悪い。来月からは催し物も千人まで許可されるようになっていたが、これは取り消しになるだろう。そもそも満席にならないような状況で定員を増やして最低のソーシャルディスタンシングも守れないことなど認知される訳がない。バスで二十分ほど必要に迫られて移動するのとは違うのである。誰がマスクまでしてそんな危険なところに金まで払ってまで訪れるだろう。

ベルリナーフィルハーモニカーも入らなくなってきている。千人体制つまり年内は半分を入れれることはもうなくなったと思われる。発売は10月11日なのでジルフェスタ―までの発売の状況が変わる可能性が強い。年内の連邦共和国からの支援の確約は既に受けたようだが、更に穴が空くようになる可能性が強く、ベルリナーフィルハーモニカーも経営的に危機に陥るだろう。英国では三分の一の演奏家は転職を考えているというが、ざっと考えてドイツも管弦楽団は劇場などを含めて半分ぐらいになると予想する。

年末までは今の状況よりは悪くはなっても良くはならない。年が明けても最初のコロナ中止から一年経過してもつまり三月過ぎてもそれ以前に戻っている可能性はあまり期待できなくなってきた。とても厳しい状況である。



参照:
音楽会マスク着用様々 2020-09-20 | 雑感
ヴィーンとミュンヘンの差 2020-09-18 | 文化一般

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 因果応報のロックダウン | トップ | ナイトガウンも必要に »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿