Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

それでもまだ、私は、今日

2006-12-01 | 生活
ピンクキスと云う登録商標で売られている林檎を見つけた。種類に付いては判らなかったが、酸味のあるカリカリ系と云う印象があった。

林檎の歴史的文化的意味を挙げると、文学にも絵画としても限が無いほど象徴的に登場する。

ネットで調べて、初めて知るのは、ユーラシア大陸での共通性として、例が挙がるバビロンの女神イシュタルと林檎である。

性愛・豊潤・大地を象徴する。そこにはパラダイスが表象される。

しかし、最も現代に訴えかける言葉は、1944年に初めて文章として確認されたと云う情報も流される、マルティン・ルターの次の言葉ではないだろうか。

「明日、世界が破滅しようとも、今日、それでもまだ、私は小さな林檎の木を植えるだろう。」

"Wenn morgen die Welt unterginge, würde ich noch heute ein Apfelbäumchen pflanzen." Martin Luther

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2 コメント

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林檎と希望 (都筑)
2006-12-03 10:26:57
昨日、「希望の心理学 -人生、希望、発達」というタイトルで講演をしました。今の時代に求められているのは、希望を持ち続けて生きることだと思います。講演の最後の部分で、ルターの言葉を引用して、紹介しました。参加者の心に染みいったようです。ありがとうございました。
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ルター発言説の真偽 (pfaelzerwein)
2006-12-03 16:01:30
お気付きになったと思いますが、この言葉のルター発言説の真偽が問われます。それは、あまりにも今日の我々に語りかけるものが強いからで、このBLOGのタイトルのように放っておいてはくれません。

同時にドイツの新教の総元締めのサイトでも用いられている言葉です。
http://www.ekd.de/segen/samen.html

歴史的にみると、この言葉は当時の文学・芸術にみられる死生観などに答えているようです。そしてそれは、なにも大きな世界観や社会認識だけでなくて、当時の黒死病などの恐怖に対して現在のエイズなどが対応しているかのようです。
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