Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

エネルギー切れの十四時間

2017-01-28 | アウトドーア・環境
山から帰ってきて三泊した。腰の張りに少し気が付くようになった。疲れていたのだと思う。若干太腿や脹脛や上腕下腕に違和感がある程度で、クライミング、山登り、スキー山行などの三泊四日の経験から比較すると殆んど疲れていないのだ。なるほど二日目の午後だけは同じ斜面を二度登る代わりにジャグジーに入る前にゆったりした時間を過ごした。前日の初日が四時起き12時間の移動と登降であまりにも疲れてしまっていたからである。

四時に起きて、六時過ぎには車に五人が揃って、一路ブレゲンツを目指す。途中アルゴイのパーキングエリアでコーヒーを飲む。そして、国境を越え、フェルドキルヒ前でリヒテンシュタインを回り込むようにスイスに入る。そこからは一路ダヴォ-スの谷を目指すのである。暫くすると、警備の車のコンボイと行き違いになる。スイスの警備のほとんどがあそこに集結したのだろう。軍は民兵がいるから招集できるとしても警備には限界がある筈だ。それでも世界会議を行うだけの価値はスイスにあるのだろう。丁度その経路がザンクトガーレンの飛行場からの経路にもなる。小型は谷にも飛べるのかもしれないが、ビジネスジェット機となると一番近い飛行場であるらしい。

流石に高速道路の路肩には綺麗に雪が積み上げられていて徹底的な除雪がされていたのは当然だろう。谷道に入っても道路状況が良い。高速道路を下りる前からチューリッヒからの仲間の車を見つける。本谷を外れて支谷に入る。最後の村を通り抜けて、予定していた駐車場に予定通り十一時過ぎに到着する。助手席に乗っていたが足が冷えて仕方なかった。ディーゼルでもこれ程寒い車は初めてだった。今年は寒いだけでなくて、車も寒いので居眠りするところでもなかった。急いで着替えて、最初のツアーへと出かける。三時間ほどかけて1000mほど標高差を稼ぐと流石に息苦しくなる。靴の切り替えを忘れていたりで、最初の滑りから慣れないことが顕著となる。

車まで下りて、荷物を全て積み込んで小屋まで標高差100m以上を一時間かけて登らなければいけない。夕食は十八時からであるからそれに間に合うようにである。そこに小屋のオートモビールがやってきて荷物を持って行ってもらうことになり、大助かりである。荷物が無くても、暗闇の中を小屋に着いた時にはフラフラになっていた。朝から口にしたものは、前日購入したベルリーナー、アップルタッシェ各一個、バナナ一本と少々にナッツと干し果物、それだけだ。これは前日の食事と合わせてもギリギリの線だっただろう。もし荷物を担いでいたら30分以上余計に時間が掛かっていたと思う。そして気温は零下二ケタ台だ。天候が穏やかだったので助かった。



参照:
指向性が良くなるアンテナ 2017-01-24 | 雑感
スキーツアーの寒冷対策 2017-01-20 | ワイン

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