Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

永遠のゼロを求める聖戦

2015-01-10 | マスメディア批評
襲撃事件の犯人がたて籠っている件で、ネットは生中継を流している。それを流しながら仕事をしている。デジャブのように思い浮かべるのは浅間山荘事件のあの時だ。当時はもちろんネットなどはないのでNHKのラディオに鳴り響いていた。その時に使っていたトタンジスタラディオはどんな形をしていたかなどと考える。あまり 覚えていない。それでもその時の窓の外の風景や気候などはなんとなく思い浮かべる。太平洋岸でも小雪がちらつくような日だった。調べると二月の末だったのだ。

先日ラディオで、フランクフルト・シュトッツガルトからパリへの新幹線の整備の話題が出ていたので、パリに出かけようかと考えていたのだ。今回の事件がこれで終わって連鎖的な動きが無ければそれに越したことはないがローヌ地域での事件も真相が分からず、この事件や犯人だけが特殊な例とは考えられないのである。事後の動きに注意すべきであろう。

連邦共和国のインフレ率がマイナスとなってデフレ懸念も出てきたようで、更なる緩和政策が話題となっている。なによりも原油価格が大きな影響を与えているようで、食料品などもその影響があるのではないだろうか。生活者にとっては、食料品などが安くなることは良いが、この際出来る限り質に拘りたいものである。

年末年始の食材がそろそろ終わりである。来週早々に肉屋が再開して、もう一週間でパン屋が開く。それまでに全てを平らげれば丁度良いのだ。足りなくとも余ることも無さそうである。総支出は計算していないが、結構良い買い物をしたように感じる。 

相変わらず人質事件は続いている。印刷工場で一人の人質などと聞くと直ぐに解決すると思っていたが、同時に二か所で人質劇を繰り広げることで、警察の実力行使を難しくする作戦だったのだろう。特に報道が状況を刻々と流しているうちは双方で確認しあうことが容易なので、効果のある戦術となるのかもしれない。また、ユダヤ教の食料品店を狙ったのも、ユダヤ人を人質として気兼ねなく盾にできる作戦なのだろう。

警察の強行突入も暗くなってから同時にとのことなのだろうが、犯人の方も名誉の死を遂げるために、最後の戦いを準備しているのだろうか。とんでもない連中であり、今日の欧州からすれば気がふれた人間の行動としか思われないのだが、たかが七十年も遡れば日本人も同じような気持ちで戦っていたのであり、特攻隊などの連中とその気持ちは変わらないのである。流石に連合赤軍などの心理は大分違っていたように思う。

17時頃に印刷工場で二回爆発があったようだが、自爆したのか?当然のことながら食料品店の方でも動きがある。六発の銃声とは?結局どちらから仕掛けたのかわからないが、一先ずこれで事件は閉じたのか。印刷工場は雑誌の仕事をしていたのだろうか。少なくとも犯人たちは無闇に殺戮を繰り広げたのではないことは示せたのではないか?



参照:
抑制不能の衝動の確信 2015-01-09 | アウトドーア・環境
DAX企業法人税平均税率 2015-01-08 | マスメディア批評
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