Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

素っ裸のハイキングに思う

2012-08-13 | アウトドーア・環境
途中から聞いた宗教の時間に続くような日曜の朝の番組でハイキングの話が出ていた。ドイツのハイキング協会の事務長が質問に答えていた。道路の整備や環境問題や最近の傾向や商業主義との間での話しなどに続いて、FKKハイキングが話題として出された。

アナウンサーによるとスイスなどでは大きなグループが真っ裸で森の中を彷徨う運動が流行ってきているというのである。事務長はドイツでは大きな運動とはなっていなく、小さなセクションの中での話ならば分らないと答える。

なるほど生まれたままの格好で歩き回るのは自然へ帰れの開放的な活動に思えるが、人類の歴史の中で本当の裸族は限られて、寧ろそれは可也文化的な部族であることの方が多いように思われる。

そのように考察していくと上のような運動が如何にイデオロギーに満ちた自然回帰であって、歴史文化的な視点を全く無視しているかが知れるのではないだろうか。原子力発電を止めるとまるで文明が無くなるように感じる人たちと全く同じ程度である。

結局、ロンドンで行われていたそうなオロムピックの中継を殆ど観ることは無かった。つまらない商業化された似非祭典を、更にTV中継と呼ばれる無駄な洗脳プログラムで時間を無駄にすることも無くて、とてもよかったと清々しい気分である。

オリムピックでTV受信機が売れて、そこから瞬間の電気消費量が増えることに寄与せず、無駄なエネルギーを使わないシムプルでさわやかな夏を送れたことを感謝している。時代の軸はもはや回転してしまっている。

日曜日に、二週間前に東京から帰って来たBASFの女性社員が昨年の六月には出張で出向いていたと話していた。ルフトハンザが再び成田に乗り入れた直後のことだろう。なるほど放射線量は在京大使が語った通りミュンヘンよりは少なかったかもしれないが、今後も食事が怖いと話しておいた。それを金を出してまで食するばからしさを話したのだが、「直ちに健康に影響の出来ない」内部被曝の恐ろしさに気がつかさせて一寸怖がらせてしまった。



参照:
知的批判無くては何も無し 2010-07-02 | マスメディア批評
出もの腫れもの処嫌わず 2009-06-13 | 文学・思想
秋へのスパートが楽しみ 2012-08-12 | アウトドーア・環境
コメント (2)
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