Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

早くも秋の気配の夏休み

2011-07-22 | 
食べ過ぎで、運動不足である。胸焼けがする。旅行中に、「あれほど食い尽くしてしまう男を見たことがない」とフランス女性に言われて、必ずしも自慢できたものではないが、食が太くなることは必ずしも悪いことではない。暴飲暴食は健康に悪いが、食が細くなるのも情けない思いがするので、運動しているときぐらいは許されるだろう。しかし三十人ほどの食事の残飯を受け持つとなると尋常ではないが。

パン屋が夏休みに入って、八月に入るまではついでに走ることも出来なく、また雨がちで運動不足気味となって、体が重くなってきている。クライミングの体のバランスが崩れていないだろうか。

一昨晩は、遠に第三四半期となっているので、自動車クラブの割引を使うために、CDなどを注文した。さすがにドミンゴの歌う「セヴィリアの理髪師」などは直ぐに売り切れていたが、いくつかの面白いものを見つけた。

冬から買い続けていた三枚組みのバッハのカンタータシリーズの〆に待降節とクリスマスのものを加えた。これで、バッハの受難曲やカンタータは十分に集まった。そもそもカンタータの全曲録音やバッハ大全集などを揃えるつもりがないのでこれで十分なのである。

同じようにコレクター心理としては、モンテヴェルディの三大オペラで、CDで欠けているものがあったので買い足した。オペラ「オルフェオ」は、その短さから入門者向きのものと思われていて、実際にハーノンクール指揮キャシーバーベリアンの全曲LPを持っていて、「ポッペア」や「ウリッセ」に接してしまうとそのコムパクトさに物足りなさを感じるようになり、さらにCD二枚組みで他の三枚組みと殆ど価格が変らないとなると、なかなか手が出なかったセール商品なのである。しかし、このルネ・ヤコブスのシリーズは出来が良いので片付けてしまうことにした。

それでも二枚と三枚の五枚でまだ購入価格が30ユーロを切るので肝心の割引が使えない。そこで見つけたのは、ブクステーデの聖週間の曲であるが、これは数ヶ月前に違う録音のものを購入している。そこで目をつけたのがヒットセールスとなっているコンツェルトケルンの演奏でのダルバ-コの室内協奏曲である。ミュンヘンの宮廷に使えたドイツバロックのイタリア人作曲家である。試聴するとなかなかの作曲家のようである。

それでも割引が効くと支払い総額が30ユーロを割ってしまうので、ついでにもう一枚追加した。以前からシマノフスキーの曲集がバーミンガムのラトル指揮で安売りとなっていたのは知っていたのだが、それを購入するまでの興味はなかった。しかし今回ばら売りで安くなっているのが、管弦楽歌曲集で面白いと思った。シェーンベルクの師匠でもあるツェムリンスキーとはそれほど時代が変わらないのに反して、作風も様式も異なるが、ポーランド語の歌曲は耳を引いた。現在ベルリンのバーミンガム時代のこの指揮者の録音は数多いが、これといったものは少ない反面幾つかの名録音が隠されているのかもしれない。

印字カートリッジを注文するついでに、先日フランスではじめて知った保温性の弁当バッグを注文した。使い勝手などは分らないがピクニックには欠かせないようになりそうである。ラヴィ・ストロースの「福島本」も注文した。川田順三が前書きをしている。これはフランスのアマゾンの倉庫から届くようだ。

しかし今年の夏は、暦にあやかってか暑くならない。最早八月中旬の天候であり、秋の訪れが感じられる。前回これに似たような年は2004年だったろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする