出かけるという前の晩、腹具合が悪くなった。なぜか判らないが、当日の朝も腸がもう一つで機能していないようだった。試飲に行くのに心配であったが、なんとか乗り切った。むしろ前日から節制していたお蔭でかなり良い体調で戻ってきた。
ヴィースバーデンに12時20分につくために一時間前に出る。土曜日朝の文化ラジオ番組では昨日話題にしたスタジオでの録音をしているエフゲニー・キーシンのピアノを担当している調律師がゲスト出演していて裏話が紹介されている。
ラインヘッセンの葡萄耕地を車窓に眺めながら順調に進むがマインツへと向う乗り換えの場所が工事中で、パトカーを抜かした拍子に降り損なって仕舞い、結局ナーへ川を渡りビンゲンまで出てしまった。ラインガウのリューデスハイムが対岸になるそこからヴィースバーデンへと行くにはインゲルハイムを越えてライン河と平行してアウトバーンを遡る。目的地には予定より十分遅れて到着した。
そこでお客さんをピックアップして、最高級リースリング6本を手渡し、間違えてワイン街道からフランクフルトまで持ち帰っていたワイン6本を回収する。
その後、三件の醸造所を廻り、はじめてドイツにおける最も古い地所の一つシュタインベルクを二十分ほど散策する。印象は良く、手入れされているよい場所とそれほどでもないところがあり場所によって造るワインを変えているのが分かる。2009年ワイン街道ミッテルハールトの葡萄の実りの素晴らしさと比べると、その粒が半分程で貧弱で白黴まで生えているので驚く。如何に河沿いの葡萄産地とバイオデュナミのそれが異なるかが実感出来た。2009年の出来の相違は比較にならないような気がする。
そこで腹を空かし再び地所バイケンのレストランへと直行する。ここは今日お客さんに大変気に入って頂いた「銭洗い観音」ならず「背に(銭)腹はかえられないバイケンさん」の聖地である。今日のお勧めは牛肉の足の赤ワインソース煮込みである。クロスターエアバッハのシュペートブルグンダーが美味い。昨日話題となったイコライザーの話とチャイコフスキー愛好とワインなどの素材の料理の話が話題となる。
テラスで憩うていたが流石に暗くなってくるとセーターを羽織っていても寒くなる。一日中天気も良く長袖で快適に過ごせた。高速道路脇の木々も色が変わってきていて今年の秋の推移の早さが分かる。
結局21時過ぎにガイセンハイムの駅までお客さんを送り、オストリッヒの船着場で四半時待って、対岸のインゲルハイムに渡る。短い船旅であるがいつものように離れる対岸のラインガウの夜景が懐かしく素晴らしい。
ワイン街道に戻ってくると世界最大のワイン祭りが開かれていて車通りが絶えない。夜中中運転されるマンハイムからの路面電車は満員の若者を吐き出す。銀行に寄って受け取ったワイン代金を自動支払い機に投入して帰路に着く。
帰宅して直ぐにワインを整理する。明日は間違ったワインをダイデスハイムの醸造所に返して、また南ワイン街道へと向うのである。
ヴィースバーデンに12時20分につくために一時間前に出る。土曜日朝の文化ラジオ番組では昨日話題にしたスタジオでの録音をしているエフゲニー・キーシンのピアノを担当している調律師がゲスト出演していて裏話が紹介されている。
ラインヘッセンの葡萄耕地を車窓に眺めながら順調に進むがマインツへと向う乗り換えの場所が工事中で、パトカーを抜かした拍子に降り損なって仕舞い、結局ナーへ川を渡りビンゲンまで出てしまった。ラインガウのリューデスハイムが対岸になるそこからヴィースバーデンへと行くにはインゲルハイムを越えてライン河と平行してアウトバーンを遡る。目的地には予定より十分遅れて到着した。
そこでお客さんをピックアップして、最高級リースリング6本を手渡し、間違えてワイン街道からフランクフルトまで持ち帰っていたワイン6本を回収する。
その後、三件の醸造所を廻り、はじめてドイツにおける最も古い地所の一つシュタインベルクを二十分ほど散策する。印象は良く、手入れされているよい場所とそれほどでもないところがあり場所によって造るワインを変えているのが分かる。2009年ワイン街道ミッテルハールトの葡萄の実りの素晴らしさと比べると、その粒が半分程で貧弱で白黴まで生えているので驚く。如何に河沿いの葡萄産地とバイオデュナミのそれが異なるかが実感出来た。2009年の出来の相違は比較にならないような気がする。
そこで腹を空かし再び地所バイケンのレストランへと直行する。ここは今日お客さんに大変気に入って頂いた「銭洗い観音」ならず「背に(銭)腹はかえられないバイケンさん」の聖地である。今日のお勧めは牛肉の足の赤ワインソース煮込みである。クロスターエアバッハのシュペートブルグンダーが美味い。昨日話題となったイコライザーの話とチャイコフスキー愛好とワインなどの素材の料理の話が話題となる。
テラスで憩うていたが流石に暗くなってくるとセーターを羽織っていても寒くなる。一日中天気も良く長袖で快適に過ごせた。高速道路脇の木々も色が変わってきていて今年の秋の推移の早さが分かる。
結局21時過ぎにガイセンハイムの駅までお客さんを送り、オストリッヒの船着場で四半時待って、対岸のインゲルハイムに渡る。短い船旅であるがいつものように離れる対岸のラインガウの夜景が懐かしく素晴らしい。
ワイン街道に戻ってくると世界最大のワイン祭りが開かれていて車通りが絶えない。夜中中運転されるマンハイムからの路面電車は満員の若者を吐き出す。銀行に寄って受け取ったワイン代金を自動支払い機に投入して帰路に着く。
帰宅して直ぐにワインを整理する。明日は間違ったワインをダイデスハイムの醸造所に返して、また南ワイン街道へと向うのである。