橋本屋吉次郎電子日誌

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佐柿国吉城

2020-12-01 | お城巡り(続日本100名城)
佐柿国吉城は若狭武田氏の重臣である粟屋勝久の居城です。
武田氏の内部分裂、衰退後は越前の朝倉義景によって数度にわたり攻められますが、籠城戦で撃退しています。
1570(元亀元)年の織田信長による越前攻めの際には、信長はこの城を本陣としました。
その後、木村定光、浅野長吉、京極高次が支配しましたが、「元和の一国一城令」で廃城となりました。


無料駐車場に駐輪。


現地案内図
戦国時代の山城らしく
麓に城主の居館があり、山の上に詰城が置かれています。
頂上に本丸、尾根沿いに西曲輪群、少し下に二ノ丸が配置されていました。


若狭国吉城歴史資料館
所在地: 福井県三方郡美浜町佐柿25−2
開館時間: 9:00~17:00(4月~11月),:10:00~16:30(12月~3月)※入館は、閉館30分前まで
休日: 月曜日,祝日の翌日,年末年始  ※月曜日が休日の時は、その翌日
入館料: 大人100円,小人(中学生以下)50円

移築された旧田辺半太夫家住宅の母屋と佐柿町奉行所の座敷が使われています。
佐柿国吉城についての展示解説はもちろん、全国の御城印や天主のペーパーモデルも展示されており楽しむことができました。
入口で続日本100名城スタンプを押すことができます。


資料館でゲットしたパンフレットはポケットサイズであり、使いやすいです。


資料館脇からいざ登城


城主居館正面虎口跡


城主居館建物跡


山城へ


熊よけの柵
今年は福井県でも熊の被害が報告されているので、緊張します。
もちろん、熊よけの鈴は装着しました。


ずっと階段状の登りが続きます。
登りやすくもあり、心肺的にはきつくもあり・・・


まずは二ノ丸へ


食い違い虎口


二ノ丸


頂上が見えてきました。


本丸下帯曲輪石垣


右は本丸、左はⅡ曲輪に挟まれた堀切です。


たくさんの石は、籠城の際に麓から運んできたものです。
なかには石仏も見られますね。
朝倉郡の再三の攻撃に対し、山の上から石を落としたそうですが、登山時の落石を考えれば敵兵に直撃しなくても十分効果あったと思われます。


本丸西虎口


本丸


本丸東虎口
こちらはわかりにくいです。


南隅櫓台


Ⅱ郭
西側の尾根には串団子のように、いくつかの郭がつながって配置されています。


Ⅱ郭からの眺め


Ⅱ郭からⅢ郭へ移動するためには、このようなところを降りなければいけません。


この上がⅡ郭、下がⅢ郭、けっこうな高低差があります。


Ⅲ郭


Ⅳ郭


Ⅳ郭虎口


Ⅴ郭


資料館も含め、現地の所要時間は1時間ほどでした。


コメント (2)
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