諏訪大社上社は諏訪湖の南にあるのに対し、下社は北に位置しますから、諏訪湖を半周して移動することになります。
上社前宮から下社春宮まで、一般道で35分でした。
下馬橋
参道を進むといきなり太鼓型の橋があらわれます。
かつては貴人といえどもここで、馬や輿を降りることになっていたのでこの名が付いています。
現在は、脇の道路が通行できるのでもう少し進んだ無料駐車場まで通してもらいました。
無料駐車場
写真左には二輪車置き場も用意されています。
鳥居
狛犬
結びの杉
神楽殿
一之御柱
幣拝殿
その両脇に左右対称形の片拝殿が鎮座しています。
幣拝殿ともに1780(安永9)年に造営されました。
二之御柱
若宮社(左)と上諏訪社(右)
子安社
筒粥殿
ここで粥を炊き、それを使って占う筒粥神事がおこなわれます。
下社春宮に参拝されたら、こちらにも足を延ばしましょう。
いったん境内を抜け、
浮島を渡り、
清流に沿って歩くこと数分
万治の石仏に到着
1657(明暦3)年、諏訪大社下社春宮の大鳥居作成のため、石工がこの地にあった大きな石にノミを打ち入れたおり、石から血が流れ出ました。
驚いた石工は大鳥居の造作を止め、あらためてこの不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立したそうです。
万治の石仏のお参りのしかた
① 正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
② 石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。
③ 正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。
よいうものです。
かの岡本太郎氏もこの石仏の造形がお気に入りのようでこのような書を残されています。
さて、門前のそば屋にて昼食をいただきます。
清明祥世庵
所在地: 長野県諏訪郡下諏訪町田中町456
営業時間: 11:00~14:00 17:30~21:00
※火曜日~木曜日・日曜日の17:30~21:00は完全予約制
定休日: 月曜日
大正時代の古民家をリノベーションしてお店にしています。
お品書きを見て気になったのは「もつ煮」という文字
この上品なそば店には似つかわないように思われますが・・・
きっと、多くの人に食してもらいたい店主渾身の一品であると判断し、これを頼みました。
もつ煮定食と蕎麦
予想通りでした。
もつ煮は、柔らかすぎずかたすぎず、味噌が良くしみこんでいますがくどくはなくといった絶妙な味わいでした。
もちろん、蕎麦は理想的なおいしさでした。
食事を終え、下社秋宮に向かってバイクを走らせました。