橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

パーツ選びの方針

2022-01-11 | パソコン
自作といってもピンキリです。
安く仕上げれば、一式5万円くらいでできると思います。
それでも、オフィスソフトは動くし、ネット閲覧は問題なくできます。

今回、私が目指したのは、「万能ミドルレンジマシン」&「打倒iMac」です。
動画編集やゲームもとりあえずできる性能を持ち、10年間使えるようなPCです。

そのために必要なパーツをここ1ヶ月ぐらいかけて調べ上げました。

【モニター,キーボード,マウス,ケース】
これらは、今まで使っていたものが、まだ使えるので、そのまま流用したいと思っています。
ちなみに、モニターは8年、キーボードは10年、ケースにいたっては11年使っています。
マウスは、おぼえていませんが5年くらい前に購入した新参者です。

【CPU】
PCの頭脳であるCPUは、IntelとAMDの二択になります。
その時々によって、どちらがよいか代わってきましたが、数年まで優勢であったAMDに対し、Intelは昨年性能的に勝ったようです。それに対し、AMDは値上げを行い、価格面のアドバンテージも失っているみたいです。
22年度には、巻き返すという噂もありますが、現時点ではIntelに分があります。

Intel Core i シリーズの最新は12世代ですが、ミドルレンジのCPUは今年になって発売開始になったばかりで、対応マザーボードがまだ揃ってないので、11世代を使いたいと思っています。

そのなかでも、評判の良くて、消費電力の低いCore i5 11400Fに気まました。

【マザーボード】
CPUが決まればマザーボードも決まります。
Socket1200で、チップセットはZ590,H570,B560あたりのATX規格となれば、候補は絞られます。
その中で、コスパの良さそうなものを選びたいと思います。

【グラフィックボード】
随分悩みましたが、ずばりRadeon RX 6600搭載機です。
グラフィックボードは、チップセットによって性能も価格も決まります。
Radeon RX 6600は、ミドルレンジでありながら5万円台と比較的お値打ち(グラボ高騰中の現状では)、で消費電力も低いのが魅力です。

【メモリ】
価格が下がっているので、思い切って16GBにしたいと思っています。
DDR4とDDR5がありますが、コスパに優れたDDR4にしたいと思います。

【SSD・HDD】
SSDには、従来からある2.5インチタイプと、M.2タイプがあります。
より高速なM.2タイプにしますが、大容量はまだまだ高いので、500GBにしたいと思います。
これでも、プログラムをいれるだけならば十分です。
データは従来通り、HDDを使います。

【電源ユニット】
電源ユニットは、消費電力を参考に選びます。
「電源容量計算機」で検索すれば、自分の考えた構成パーツによる消費電力が計算できますので、これのおよそ2倍ぐらいの定格出力を選びます。
今回は消費電力の低いパーツを選んでいますので、500Wでもいけると思うのですが、将来のことの考えて600Wクラスで、80PLUS BRONZ程度の信頼のできるもの選びます。

【光学ドライブ】
前の自作から8年、このパーツに限っていえば、特に進化は見られません。
また、8年間といっても大して使っていません。
たまに、ソフトをインストールしたり、レンタルDVDを見たり・・・
ですから、今までのパーツを流用します。

【ケースファン・CPUファン】
今まで使ってきたケースファンは、ケースに付属してきたものです。
11年ほぼ毎日使ってきていますので、かなりへたっていると思われますので、交換します。

また、CPUファンは、通常の使い方をしていればリテール品(CPUに付属したファン)で充分ですが、将来的に拡張することも考え、廉価品ですが買い換えておきたいと思います。

【TVチューナーボード】
テレビを見ながら、パソコン作業することが多い私には必要なものです。
ただし、最近は余り使う人もいないみたいで、選択できる製品は限られているみたいです。

先回までは、実際にパーツ店を何軒か回り、価格を調査して、最安値を選んで手に入れていました。
しかし、今回は、通販ショップで比較し購入することにしました。
年末、名古屋でパーツ店のある大須へ、販売価格調査にでかけたのですが、すごい人手で文字通り「目が回りそう」になったからです。

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グラフィックボードの高騰について

2022-01-09 | パソコン
グラフィックボードは、画像処理を行うパソコンのパーツです。

CPU自体に、画像処理能力を持つものもあり、これを使えば、必要なくなるパーツでもあります。
ただし、ゲームや動画編集となると負荷が高くなるため、独立したパーツとしてグラフィックボードが必要となってきます。

現在、使っているWindows10マシンでは、いったんグラフィックボードなしで組み立てたもの、途中で追加した経緯があります。
今回、「ある程度のゲームや動画編集もできる万能ミドルレンジマシン」を目標にしているので、中程度のグラフィックボードは取り付けるつもりです。

ところが、昨年、グラフィックボードが品不足・高騰する騒ぎが起きました。
原因は、コロナ禍による半導体不足とマイニング需要の拡大といわれています。

マイニングとは、仮想通貨の取引承認に必要となる複雑な計算(コンピューター演算)作業に協力し、その成功報酬として新規に発行された仮想通貨を得ることだそうです。
これによって、コンピューターによる計算能力を報酬に変える新たなビジネスとなっており、日夜、採掘(マイニング)に励むマイナーとよばれる人たちが、よりPC性能を上げるため、グラフィックボードを買いあさっているということです。

現在使っているPCがWindows11に対応できないらしいとわかった夏頃から、グラフィックボードについては着目していました。
ローエンドからハイエンドまで、従来の2倍ぐらいの価格になっていました。

やがて、秋・冬になり、品不足は解消されてきましたが、価格は高値で安定してしまいました。
最近思うのですが、半導体不足とマイニングだけが原因なんでしょうか。
この機に乗じて一発当てようと考えている輩がいるような気がします。
二輪・四輪の中古車市場でも、不自然な高値が続いていますし、他にもきっとあるでしょうね。

さて、対処法ですが、
1)暴落する日まで待つ。
2)とりあえず、ローエンドの製品で組み立てて、後日グレードアップする。
3)現状を受け止める。
と3パターン考えてみました。

まずは、1)ですが、夏から価格があまり変わっていません。それどころか、昨年初め頃から変わっていないみたいで、残念ながら期待できません。
2)は、ローエンドでも2万円ぐらいしちゃうんですよ。仮にミドルレンジの製品が適正価格である3万円台になったとしても、2万+3万=5万円かかります。
ですから、3)最初から5万円台のミドルレンジのグラフィックボード取り付けておいてもコスト的に変わらないです。

ということで、ミドルレンジのグラフィックボードを取り付けることにしました。

まぁ、高くなっているパーツもあれば、数年前と比べ随分安くなったパーツもあるのですけどね。

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自作の虫

2022-01-06 | パソコン
初めてパソコンを自作したのは、1998年のことです。
当時はメーカー製のパソコンに比べ、遥かに安価で高性能なものを自作することができました。

その後、妻専用パソコン、あるいは子供達用も自作したりして、計8台作ってきました。

必要に応じて始めたPC自作ですが、いざ行ってみると制作作業そのものが楽しく、特に電源を入れて無事起動したときの喜びは癖になっていきました。

ところで、2014年に妻用のパソコンを作ったのが最後で、それ以来、作っていません。

パソコンの進化のスピードが鈍化したことが理由です。
たとえば、文書のやりとりが基本だったパソコン通信が、インターネットになり、写真のやりとりができるようになりました。
さらに、通信速度が速くなり、動画や音楽をやりとりしたり、ソフトをダウンロードすることができるようになりました。
通信速度やソフトウェアが進化すれば、それを処理するパソコンもどんどん高性能化し、かつては5年くらいで陳腐化してしまいました。
ところが、それも一息ついたようです。

わたしが普段使っているパソコンは、8年前に自作したものですが、今でも日常使いで不満に感じることはありませんし、新品の格安ノートパソコンと比べてもなんの遜色もないと思っています。

昨年ぐらいから、自作したいという欲求が少しずつ再燃してきたのですが、その必要性はないと思っていました。

ですから、昨年10月に発表した、Windows11も難なくクリアすると思っていましたが、システム要件に思いっきり引っかかっていました。
Windows11は、セキュリティ強化のため、より高いシステム条件が課せられ、8年前のパソコンでは話にならないようです。

例えるならば、古くても整備されたスポーツカーがあったとします。
エンジンも調子イイし、メンテナンスもしっかりしてある、だけど運転支援システムってなあに?・・・てな具合でしょうか。

当分の間は、Windows10でも何も問題ないのですが・・・

困ったことに自作の虫がうずき始めちゃいました。

やっぱ、自作しちゃおう!

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PCモニターの置き台

2021-08-31 | パソコン
アンプとスピーカーを設置するにあたり、パソコン周りを片付けました。

そこで処分することになったのがVHS式ビデオデッキです。

そもそも、DVDレコーダーの購入に伴いお役御免となりましたが、「ひょっとして昔撮ったビデオがみたくなるかもしれない」ということで、一台だけ残しておこうということになりました。
それが何年前のことかも思い出せませんが、結局ビデオデッキを再び稼働することはありませんでした。

ところで、経緯は忘れましたが、このビデオデッキ、パソコンのモニターの下に置いていました。
よって、今回ビデオデッキを廃棄すると、その分だけモニターの位置が低くなってしまいました。


今まで、ほぼ正面にあったモニターが、見下げるようになってしまい、これが使いにくい。役立たずと思っていたビデオデッキが、PCモニター台として役に立っていたのです。

モニターのみで見にくいのは、おそらく私が使っているPCラックが古く、ブラウン管モニターの時代の設計ためだと思うのです。
となれば、同様の悩みを持つ人は全国にいるはずです。
ですから、8cm程度上げ底になるモニター台があるはず・・・。

ビンゴです。
値段も材質(木材,プラスチック,金属,ガラス)もさまざまなものがありました。
また、機能もたんなる台のものもあれば、引き出しがあるとか、スマホを立てることができるとか、はたまたUSB端子を備えているものまで多種にわたります。

今回は、置物化したビデオデッキの代わりなので、単純な台を選びました。
あとは、大きさですね。
これも、ビデオデッキがちょうどよかったので、それに似たサイズのものを選びました。


山善 モニター台DTS-3925(BK/BK) アマゾンにて¥2,970
木材みたいに見える硬質プラスチック製です。


ちょうど良い感じです。
気に入っています。

ところで、家電量販店を覗いて知ったのですが、PCモニターをアームに取り付ける方法もあるみたいです。
これを使えば、大きさも位置も自由度が高くなりますし、複数台モニターを設置することも可能になるかと思います。
ただ、見た目がゴッツイです。
卓上電気スタンドのアームに似た感じですが、PCモニターって軽くなったといってもそこそこの重さがあり、これを支えるわけですか・・・。
こちらは、見た目に足が引けてしまいました。

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機種選定

2021-08-26 | パソコン
いろいろあって、PCオーディオの方向性が定まってきました。
・まず構成は、PC+USB-DAC+プリメインアンプ+パッシブスピーカー
・プリメインアンプはなるべく小さく、USB-DACを内蔵したモデル。これによって、上記の構成からUSB-DACを省略できる。ただし、中華製は除く。
・スピーカーはブックシェルフタイプ
・総計5万円くらいには抑えておきたい。

そこで選んだのが、


TEAC AI-301DA-SP-Sです。
USB-DACを内蔵していて、36,000円でした。


それでいて、コンパクトです。
出力はおさえめですが、 スピーカーも小さいので問題ありません。


デジタル入力端子としてCOAXIAL RCAピンジャック,OPTICAL 角型光デジタル端子,USB Type Bの3系統、アナログ入力端子としてピンジャック2系統用意されています。入力端子に種類が多い、スイッチやツマミの造りがしっかりしている点が気に入りました。


スピーカーは、JBL製のSTAGE A120を選びました。
ブックシェル型で予算が限られているので,候補も限定されました。
ダリ製のSPEKTOR1とで、最後まで悩みましたが、最終的には「JBL」の名につられてしまいました。
あの、「JBL」が15,855円で買えたので、涙ものです。


普段はサランネットをつけて使用します。


デスクトップパソコンとモニターの間にアンプを立てて置いています。

気になる感想ですが、評価が難しいです。
日に日に音が良くなっているのです。
エイジングってやつですね。
機械がだんだんなじんでいくようです。
以前使っていたスピーカーと置き場所は一緒ですが、奥行きのある音がします。
少々予算をオーバーしてしまいましたが、気に入っています。

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絶滅危惧種

2021-08-24 | パソコン
スマホの登場によって、大幅に需要を減らしたもの
腕時計,携帯ゲーム機,電卓,ボイスレコーダー,コンデジ,手帳・・・などなど。
そして、ミュージックプレーヤーです。

このことは9年前に私が予言した通りになりました。
iPodはiPhoneによって駆逐される!

ただ、売れなくなったのは携帯用のミュージックプレーヤーだけではないようです。

今回、スピーカーの機種選びのため、実物を聞き比べようと出掛けました。
以前は家電量販店やオーディオ専門店にスピーカーのコーナーがあり、何台も山積みしてありました。
各スピーカーには番号が振ってあり、気になるものはセレクターボタンで選んで、試聴できました。
久しぶりに出掛けてみたら、そんなコーナーは見当たりません。

ネットで調べたところ、名古屋市内で数店スピーカーを試聴させてくれるところが見つかりました。
そこで出掛けてみたのですが・・・、私が希望するものよりも数桁高い機種しか置いてありませんでした。

どうやら、スマホによって、ステレオも駆逐されつつあるのです。
それだけではありません。
ラジカセなんて、後継する商品さえ思い浮かべられません。
(カラオケ好きのお年寄りというコアなニーズはあるそうです。)

そういえば、長男はクルマの中でもBluetoothで飛ばして、スマホの音楽を聴いています。
カーオーディオの売り上げも低下しているのかもしれません。

でも、若い連中はそれで満足できるのでしょうか。
中には高価なイヤーホンを使ってスマホだが、良い音で楽しんでいる人もいるでしょうが、スピーカーとは空気感が違うような気がするのですが・・・。


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中華はお好きですか?

2021-08-22 | パソコン
PCオーディオのシステム構成の方向性が決まったところで、機種選定を考えてみました。


スピーカーは簡単でした。
PCの脇に置いて使うので、小型のブックシェルフ型になります。
また、価格に縛りがあるので、選択肢は限られます。
あとは、購入者のインプレなどを見て、得意な音楽ジャンルを参考にして選べば良さそうでした。

問題はアンプでした。
まず小さいタイプが良いなぁと思い調べてみるとずいぶんいろいろな機種がありました。しかも、価格が激安、数千円台のものもいくつもあります。

中には真空管タイプのものもありました。
こちらは数万円からになりますが、これには心踊らされました。
以前入ったジャズ喫茶に真空管アンプが置いてあり、そのときの空気感、怪しげな真空管の光が脳裏に蘇り、あこがれへ変わっていきました。


真空管アンプは悪くいえば音の再生が不正確ですが、それが独特のあたたみをもった音となるのです。
純粋なNaClではなく、不純物の入った岩塩の方がおいしいのです。
また、PCオーディオを超アナログ的な真空管で再生するというギャップに私のオタ心を萌えさせました。

しかし、調べていくとこれら廉価アンプはみな中華製ということがわかりました。
もちろん、中華=粗悪品と決めつけるのは早計です。
スペックを見る限り、とくに問題はありません。
小型のため出力が少し小さいようですが、ブックシェルフ型スピーカーを鳴らすには問題はありません。

YouTubeを見ると面白い動画がありました。
どちらも、数千円の中華アンプと米国製高級アンプで、同じ曲をかけて聞き比べします。
ひとつの動画は、「こうして、聞き比べても違いはわかりませんね。」といってまとめています。
もうひとつは、「中華製はまったくひどすぎますねぇ。こんなものはアンプではありません。」といいきっています。

同じようなシチュエーションでありながら、まったく感想が異なります。
橋吉の聞いた感じでは前者ですが、この動画は我が家のテレビで再生しましたし、ワタクシ耳が良くないのでアテになりません。
でも、アテにならない耳ならば、中華製でもいいか?とも一瞬思ってしまいました。
ただ、冷静に考え、耐久性や信頼性という点でも避けるべきと判断しました。

しかし、いったん真空管アンプに見せられてしまった橋吉は、今度は国産・海外メーカーで真空管アンプ探し始めました。
見つかりましたが安い物でも5万円以上します。
それでも「思い切って買っちゃおうか」なんて考えていました。
気がついたら腰まで沼に使っていました。

数日後、次のようなYAHOO知恵袋を見て、目が覚めました。
質問「PCオーディオに真空管アンプを使うメリットはありますか?」
回答「ありません」

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妙案だったが

2021-08-20 | パソコン
最近、めっきりテレビを見なくなりました。
バラエティー番組は、パクリだらけだし、報道番組は朝から同じことの繰り返し。
一番情けないのは、新聞や週刊誌の記事をそのまま読んだり、視聴者からおくられた動画をそのまま垂れ流すことです。
私は問いたい「マスコミ人としてのプライドはないのか?」

テレビの代わりに、よく見るようになったのがYouTubeです。
PCオーディオに関しても、おもにYouTubeで学びました。
今回はそうして得た知識を、知ったかぶりして、解説したいと思います。

そもそも、パソコンに直接イヤホンをさしたり、ラインやUSB接続でスピーカーを繋いでも、充分音楽を楽しむことができます。
しかし、それで満足できない人ために、次の方法があります。

① PCにUSB-DACを接続してヘッドフォンで聴く
② PCにUSB-DACを接続して、アンプ内蔵のアクティブスピーカーをつないで聴く
③ PC+USB-DAC+プリメインアンプ+パッシッブスピーカーをつないで聴く

さらに、③のプリメインアンプをプリアンプ+メインアンプにわけるなど、追求すれば切りがないです。


さて、①~③に共通しているのが、USB-DACです。
DACとは、Digital to Analog Converterの略でパソコンから音を再生するときに、パソコン内にあるデジタルデータを、アナログデータに変換する装置のことです。
本来、パソコン内にもDACは内蔵されていますが、音楽用のものではなく、品質が高いとは言えませんし、パソコンからでるノイズを充分に除去できていません。
よって、近年PCからデジタル信号で出力し、スピーカーにいたる前に、より高精度でノイズが少ないアナログデータに変換しる役目をするこの装置が必要となったわけです。

②の方法は、③よりもで済みますし、アンプを設置する場所を必要しないので場所を取らないメリットがあります。
ただ、アクティブスピーカーの種類が少なく、選択肢は狭まります。
その点、③の方法はほとんどすべてのオーディオ用スピーカーから選ぶことができます。

あるYouTubeに③の変形ともいえる画期的な方法が紹介されていました。
それは、PCにミニコンポを繋ぐというものです。
ミニコンポの中にはDAC機能を搭載しているものがあり、これとPCをデジタル接続すればOKというものです。
この方法の長所は、
(1)コストパフォーマンスが高い
→ミニコンポもピンキリですが、総じて機能の割に値が安いです。そして、おどろくべきことに昭和の頃からたいして価格が変わっていません。もっとも、昔と違ってレコードプレーヤーとかカセットデッキは付いてませんが・・・

(2)バランスが良い
→高価なアンプと高価なスピーカーの組合せがベストとは限りません。ものには相性というものがあります。これが難しいのです。しかし、ミニコンポは同一メーカーでよく考えられているのでその点は心配ありません。
家電量販店へ試聴に出掛けましたが、値段の割にはいい音をしています。

(3)コンパクトである
→万人が求めていることではありませんが、PCオーディオの場合、わりと有りと多くの人がコンパクトさも求めているのじゃないでしょうか。

欠点としては、使わない機能があるということでしょうか。
私の場合、音楽はPC内のHDDに保存されたものを聞くので、CDプレーヤーは必要ありません。どうしても使用しなければいけないときはPCのものを使いますし・・・。
ラジオ放送はラジコを使うので、チューナーも要りません。
bluetoothでスマホの音楽を飛ばして聞く、なんてこともしません。

「使わない機能はない方が良い」これは私の製品選びの哲学です。
「なくても良い」ではなく「ない方が良い」のです。
値段の問題だけでなく、故障の原因となるからです。
使いすぎるスイッチは壊れてしまいますが、使わないスイッチも故障の原因になることが案外多いのです。

ということで、ミニコンポを使う妙案はなくなり、
PC+USB-DAC+プリメインアンプ+パッシッブスピーカー
の方法で進めていくことにしました。

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抑止力を失う

2021-08-18 | パソコン
かつて、パソコンには、サウンドカード(サウンドボード)という音響信号の入出力機能を付加または強化する拡張用の回路基板がありました。

やがて、その機能はCPUないしはマザーボードのチップセットに内蔵されるようになり、一般ユーザーにとってはサウンドカードは不必要なものとなりました。
ただし、音にこだわる人は専用パーツであるサウンドカードを取り付け、このパーツを奢ることが、PCオーディオの第一歩であったわけです。

ところが、この発想は十年くらい前までの発想で、現在ではマニアでもサウンドカードはほとんど使われないようです。


パソコン内部はノイズ源になる部分が多く、オーディオとの相性が悪いので、音にこだわる場合、オーディオ関係は外付けすることが多くなったのです。

野球中継を聞こうとパソコンの上にラジオを置いたことがあります。
たしかに聞くに耐えられないくらいのノイズがありました。

現在使用しているパソコンは8年前に自作したものです。
いまだに、さくさく動くことが自慢ですが、さすがに中身はかなり古くなっており、サウンドカードだけ変更する気にはなりません。
どうせならば、新パソコンをつくるときに一緒に換えようと思っていました。

それが抑止力でした。
しかし、コロナ禍で時間ができ、PCオーディオのトレンドを調べているうちに、サウンドカードは必要なく、外付けで音を出すようになってきたと知り、抑止力がなくなったしだいです。

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いま、そこにある沼

2021-08-16 | パソコン
歌謡曲に興味を持ちだしたのは、小学校中学年の頃だったと思います。
中学生になると、フォークソングやがてニューミュージックが好きになり、時には海外のロックも背伸びして聴いてみたりしていました。
しかし、当時の我が家にはステレオはなく、父親にねだって買ってもらったラジカセを使うしかありませんでした。
レコードは友人のものやレンタルしたものを、カセットテープに録音してもららわなければいけなく、ステレオの購入は長年の夢でした。

ようやくコンポーネントステレオを揃えたのは就職した年の冬のことです。
記憶が定かではありませんが、総額50万円くらいしたと思います。
それが高いか安いかはわかりませんが、機種選定には、当時評判のよかったモデルを中級クラスから選びました。
高級クラスとなるとスピーカーだけで数百万という世界ですから、手の届く範囲内でできるだけ良いものをいうことで、中級クラスとなったわけです。

ある日のこと、たまたま入った喫茶店がとてもいい音で音楽を流していました。
ところが、そこで使われていたのは、なんと数万円の安いミニコンポでした。

自分のコンポの1/10くらいの価格で充分音楽を楽しめるという事実は私に衝撃を与えました。
なぜならば、その差額の数十万で、レコードやCDを買いあさることができるからです。

たとえば、クルマやバイクもそうです。
なけなしの金をはたいて高級車あるいはあこがれの車種手に入れ所有感を満たすのもよいでしょう。
しかし、そのために残業を増やすのではなく、私はそこは押さえて、むしろツーリング費用に費やしたい・・・なんて考える用になりました。
今思うと、だからこそ、日本100名城スタンプラリーの費用を捻出できたのかもしれません。

またあるとき、オーディオマニアの方のお宅に招かれたことがあります。
防音効果のあるリスニングルームをスピーカーだけで200万円(だったかな)の音を聞かしてもらったことがあります。
それはそれはすばらしい音でしたが、喫茶店のミニコンポ数百倍、数十倍もの感動ではありませんでした。
オーディオに限ったことではありませんが、世の中には際限のない趣味の世界があります。
そういった世界って極めれば極めるほどに費用対効果が下がっていくような気がします。
これを、世の中では「沼」と呼んでいるのではないでしょうか。

PCオーディオに関して言えば、スマホやタブレット端末のスピーカーで音楽を楽しんでいる人がいます。
それで充分だと思います。
不満があるのならば、数千円のイヤホン、またはUSBスピーカーとかBluetoothスピーカーに接続すれば格段に音が良くなりますし、この段階が一番費用対効果が大きいです。

オーディオが唯一の趣味の方やお金持ちの方は惜しみなく使われるのが良いかと思いますが、
私のような庶民はそうはいきません。
たかがPCオーディオですし、そもそも私は耳が良くありません。

にもかかわらず、今回調べていくうちに、「PC音楽を真空管アンプで流してみるのもよいかも」とか「スピーカーを自作してみようかな」とか気がつくとくるぶしぐらいまで泥にはまることがしばしばありました。

今振り返ってみると、なんとか沼に入らずにすんだといまは思っているのですが、はたして・・・

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