光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

夜空に撒いた砂粒のように、天の川銀河が写った。かなり鮮明である。

2015-07-21 14:02:44 | 星空・天体・宇宙
  いまはただただ暑い。


  きのうの夜。星が見えそう。

  金星と木星。太陽が沈んで、ある時間がたつと星が見えてくるが、季節の移り変わりは間違いなくあって、

  あれだけ太陽から離れていた二つの惑星の見かけの位置が、ずいぶんと低くなった。これは日が沈んでから

  この二つの惑星が地平に沈むまでの時間も短いことを意味していて、毎度のことながら驚く。

  大体7時半ごろ、金星はわかる。しかし、このいえの周りに竹が新しく出て、やけに背が伸びたので

  もう竹藪の中である。細い月も同じ。木星は空が明るすぎてまだわからない。さらにあれだけ晴れていた西の空に

  やはり雲が出た。

  宵の時間、急激に暗くなるときがある。カメラの露出関係の情報が正確だろうが、人間の目でもわかる。

  何か竹藪を気にしないで済むいい方法はないか、それで少し時間を使っていて、もう一度西の空を見たとき

  急激に暗くなる時間も終わって、金星も木星もわかるが、高度はさらに低く、またさらに雲も多くなった。

  つまらぬ探しごとをするより、星を見ていたほうがよかった。一応、ファイルには金星と木星は写ったようだが、

  せめて雲さえなければ、と悔やまれた。


  ほとんど休む時間なく次へ、南の空を見る。こっちには、これも一度やったが、晴れれば何度でもやりたいものだが、

  明るい土星と、アンタレスのあるさそり座が、すでに見えていた。が、今度は南の空に雲が移動してきた。

  ここでは、簡易赤道儀を使う。60秒は明るすぎてだめで、40秒くらいの露光時間で、ここの星々を撮っていたが

  やはり雲がまともに星を隠してしまう。無念続きというところで、雲がなくなればなと期待するしか

  なかった。この時間、午後9時を過ぎているが、地上に近い低い空は、なかなか暗くならないものだ。

  この作業の間、濡れたタオルを使って首に水をたらし続けた。それでも、すぐに乾いたと思う。

  真っ暗な部屋の中で、水がこぼれて、で、ここでごろりと。眠れないだろう。だが眠気がやってきたようで、

  眠った。


  かなり水も飲んでいるし、次に目が覚めたのは、11時45分くらいで、もちろん熱かった。カメラも熱かった。

  このとき、メガネをかけて、わずかに南の空を見ていて、いて座の星がわかったので、簡易赤道儀のスイッチを入れ、

  恒星時追尾にし、カメラのスイッチを入れたが、50秒露光で、そんなに露光オーバにはならず、不思議だったが

  シャッタを押した。ゆっくりと動かないと、ぶれるかも。モニタを見るに、メガネはじゃまというか、返って

  見えないので、そのあとは裸眼で作業。


  白い雲のようで、淡いところそうでないところ、それに星が写っているが、しばらくしてこれは天の川に違い

  ないと思った。こんな空になっていたのか。つまり予想よりはるかに透明度はいい。風もほとんどない。

  地平に近いところは、木がじゃまで、竹がじゃまで、かつどうも水気の多い空気があった。

  今度は60秒露光にした。星の位置もつかめるので、結局、5セット、1セットは、セルフタイマーで、2回。

  ただ、二度目から、ノイズ処理とかもあるのか、あるいは熱で熱いのか、処理中という知らせが、また出た。

  1セットの時間が5分になった。立つだけで汗で、なにもする必要のない時間ごろりだが、もう30分以上

  時間はたって、結局その後は、やはり1時間くらい寝付けなかった。でも、なかなかいい、予想もしなかった

  天の川銀河は写っている。あとは、朝起きるときに、ひっくり返すとかそうゆう馬鹿なことをしないこと。

  それだけに注意すること。寝付けないので考えることはこの繰り返し。


  写っている星座はというと、これらのファイル、左右1024ドットの横長のものがあるので、はみ出して見え

  ないというときは、面倒ですがスライドバーを触ってもらうことにして。で、左側だと、地平と反対、高いほうから

  言うと、わし座、たて座、それからいて座。たて座といて座の真ん中辺り、へび座が入るかも。

  右側は、へび座、へびつかい座、さそり座は、もうないと思うが。


  注目の冥王星、いまは「いて座」にあるようで、でももちろん、写っていないですよ。ただ一言。


  画像はいろいろなものが写っているので、そのまま見てもらって、あーこれが「天の川」かな、

  これが球状星団、散開星団、散光星雲、というのがわかってもらえればありがたいです。




  その一。サムネイルでは何にもわからないし。いて座の星が下側に。ただこれは下側がわずかに
  赤味を帯びている。




  その二。拡大したもの。




  その三。これも下の三つの明るい星はいて座。




  その四。砂粒のような、天の川。




  その五。上のほうにリング状に星が並ぶが、これはわし座とたて座の境界辺り。
  この画像の下側も、込み入っているが、すべてが星かどうかは不明。




  その六。星だらけ。




  その七。竹の色が緑とわかる。この画像の下側ももしかしたら、モヤとかの影響がある。
  ただ上のほうは間違いなく、天の川銀河で、いろいろな天体が。


  朝の明るい部屋で、遮光はしているが、RAW現像から始めて、トリミングと。結構急がないと時間ばかり

  過ぎるので、一番いい現像かは、あるいはここがもっとよかった、というのがあるかも知れない。

  RAWはもちろん2枚残るけど、現像はあまり影響はないかな。もう少し縮小率を上げて、より星団星雲らしい

  ものも出来るかも。


  記憶では、夏、天の川が写ったことはあるが、それは一昨年で、去年はあったかな。


  もったいないような空だったのだなーと。


  もう今日はその可能性はなさそう。




快晴の空、雲がない。日の出る時刻が遅くなった感じがする。

2015-07-21 07:07:18 | 散策
  きのうの夜が、予想通り灼熱地獄になって、でも夜中完全に晴れたようで

  夜としてはかなりいい空になった。その後、少し放射冷却もあると思うが、朝の部屋の中は熱気はない。


  きのうの朝のことも、もうおぼろげだけど、久しぶりに、日に当たりながら歩いて、帰りは背中を日に

  焼かれた。この時点で、不潔恐怖はまだあった。うちの中に入って、段取り間違えて。

  結局、最後は掃除機を出して、簡単掃除。ただ、身体はそのままである。行くかも知れないと言った

  姪がちょうど片付け終わると同時に、到着した。戸開けるまで、10秒いない。


  それから、1時間半ぐらい、足がしびれては伸ばし、必要なものは持ってきて、80%くらい

  私が話をした。みな「丸秘情報」である。彼女がやっている仕事とも関係あったが。車も運転できるし

  背筋はまっすぐだし、人は普通出来ない面倒な仕事も「やった」と本人は言うので、頭が上がらなく

  クーラといわれれば、はいはいとスイッチ。お土産は、今回は渡せなかったが。


  途中飛ばして、夕方、強烈な日光。

  宵が来て、しかしあれだけ晴れた空に雲が。長くなるので短く、金星と木星は、かなり太陽に近づいていて

  わかりづらかった。月は夕方わかった。

  宵の時間、雲があちこちで発生して、精神衛生上よろしくはない状態で、その間ずっと、首筋に水。

  あきらめて、一回は眠った。

  11時半を過ぎていたと思うが、肉眼的にわからず、しかし、カメラは空のよさを残していた。



  もう一昨日になる花火の音、一回だけカメラを。でも、その日は、その後ドンはなかった。







  北の方向である。最後を目で見ていて、撮ったのは空に残った煙かな。







  金星と木星のない、夜空は何度も撮っているが、これもそうで、上の画像と同じくらいの暗さ。

  と、書きたいところだが、花火のあとの画像はほぼ真っ暗で、かなり補正してこの明るさ。


  ホント、睡眠不足で、熱中症は、気がついたときは遅いというもので、いくら注意しても

  しすぎることはない。