重々しい三月の空に雪が降り、青空も出る。

　　お天気、この辺りかなり回復してきて、きのうから今朝にかけて降った雪もほとんど

　　融けている。日も出る時間は少し。気温はしかし低め。

　　富山地方気象台のアメダス、12時で2.7℃、積雪は1cm。


　　風は煙突から出る煙を見ているが、今は南風。淡雪だったかも知れない雪がしかし大きな

　　音をたてて、まだまだぼたぼたと落ちる。

　　どの程度降るのか、今ごろ確信を持てなくなったという感じもするが、普通は3月は続けて雪が

　　降ることはないという印象が強い。


　　大雪のときのピークはやはり、12月の末から、2月の中ごろまで。この間、雪の量は

　　増えたり減ったりするが、まずは消えてなくなることはない。3月でも、もちろんチョイ雪は降る。

　　でも完全に雪が消えるまでは時間がかかる。雪がたくさん落ちるところは、あるいは吹き溜まり、

　　あるいは除雪車が積み上げた雪、これらが消えてしまうころには、桜が咲いている。

　　まー普段活動するのに特に障害にはならないが。


　　ちょっと記憶に残る3月の雪がある。たぶん病院にゆくときで、3月だから安心していたが、

　　朝になると15cmくらいの雪。しかし、それは本当に軽い雪で、たぶん午前中に消えてしまった

　　のではないか。だから交通とかの面では問題はなかった。

　　1月、2月はガタガタの雪道を車に揺られるというのは当たり前だが、まー4週間に一度で

　　運が悪いということで済んだ。

　　まだ余裕があったころで、その雪を憎いとか、なんでこんなことになど思うこともなかった

　　だろう。返って、その雪を見て、あー春は近いと思ったはずだ。


　　大体、太平洋側に雪を降らせる、低気圧が南の海を通過してゆくと、それは春が近い証拠だった。

　　2月、3月が多い。


　　富山で梅の花が咲くのは、やはり遅い。私は埼玉の越生などによく梅を見に行ったことがある。

　　ほかでもいいのだが、池袋から出る東武東上線が結構ひなびた感じがあって気に入っていて、

　　1月の末に行くと、梅の花はなくて雪があったり。4月の頭に行ってもまだ満開過ぎの梅の花は

　　残っていた。

　　その越生の梅は恐らくというか間違いなく、花見のためではなく実を採るために栽培されて

　　いたものだが、畑にもなっているので見るのは楽だった。お寺なども近くにあって、

　　ほどほどに鄙の感じを楽しめた。

　　で、富山の梅が3月の半ばごろに咲いたときに、あれ、ここは越生よりも花は早いときがあるとか

　　思ったものだが、実際には越生でも2月の末にはもう満開に近かったのではないか。そうゆうときは

　　込むから行かなかった。

　　3月にしかし梅が咲けばいいほう、というときもある。梅の花もだんだんと早く咲くような気は

　　するが、桜と一緒だと思うときもあった。桜が咲いて梅が咲いて、春特有の黄色い花が咲いた。

　　ただそうゆうものを眺めていたときは、それほど花に興味もなかったが。

　　
　　晴れていたが、また今は雪だ。このじらされるような雪が、神経に触る。


　　3年前の3月の11日、何曜日だったかは覚えていない。その午後、揺れる前、椅子に座っていた。

　　午後2時を過ぎていた。少し前に、宮城県で地震があったのかも知れない。少しといっても

　　3ヶ月とか4ヶ月くらい前、という時間のスケールである。

　　揺れた。かなり揺れたような気がするが、二階にいたからか。それですぐに緊急速報が

　　流れたのか、これも覚えていないが、大きな地震が起こっているというのは間違いはなかった。


　　母はすでに認知症が進んでいて、それでもたぶん日常生活で特に問題はなかった思う。

　　地震があったけどわかったと聞いてみて、「揺れた、怖いね」という返事があったと思う。

　　まだ何が起こったのか、まったくわかっていない時間である。

　　雪は降ってなくて、また雪は残っていなかったと思う。


　　ちょうど夕方、その前の年にいえの修理をしたのだが、そのときの担当の営業マンが

　　尋ねてきた。その車が見えたので、たぶんこちらから外に出たと思う。で聞いてみた。

　　なんか大きな地震が起こったようだが、車ではわからなかった？。するといや、なんか変な走り

　　になって、おかしいとは思いましたが、という程度だったと思う。

　　その人とは結構話もしているので、「あんた、大変なことになっているよ」、などとえらく馴れ

　　馴れしい言い方をしたと思う。これは大変なことが起こった。繰り返したと思う。

　　しかし、まだまだその大変さは、そのときは1%もわかっていなかった。


　　それでもそのときは体調もそれほどは悪くはなかったので、まだ冷静な面もあったと思う。


　　3月の空、黒い重そうな雲と、雪。



　　その一。3日である。




　　その二。




　　その三。




　　その四。




　　その五。6日である。梅の木。花は今日も見たが、小さいのではっきりしないが
　　大きな害はない。梅の花はこのくらいの雪では大丈夫。




　　その六。




　　その七。




　　その八。




　　その九。8日、今日である。朝。氷点下。




　　その十。




　　その十一。




　　その十二。ほどほどの雪が降って残っている。


　　気象台のアメダス、13時で、2.9℃。積雪は、0cmになった。

　　もう少し暖かくならないかな。

また真っ白け、降ればいいというものではないぞ

　　お天気、冬型。

　　きのう夕方までにほとんどなくなった雪だが、音もたてず風も吹かず、だが

　　静々と降り積もったようで、時間はいつか正確にはわからないが、きのうの夜、深夜だ。

　　すでに屋根は白かった。

　　一番融けそうにないところで、7、8cmは積もっている。


　　新聞配達の車の音が聞こえた。いつものガリガリか、ジャリジャリ。

　　とてもスピードは出せない。配達そのものにスピードはいらない。

　　その方の足跡を見ていると、カチッとした跡でなく、周りに雪が飛んで、盛り上がっている

　　ようである。

　　仕事とはいえ、この雪も憎い。蹴散らしたのであろうか。


　　もう一昨日になるが、（違ったきのうだ）、雪に対する私の憎悪はそのときに最高潮に達したので、

　　今朝はあー降っている、ちょっと積もっている。どうせすぐに融けるだろう。で終わるかな。

　　それにしても予報が当たる。


　　これからも当分雪は降る。でも多くはない、この占いは外れるか当たるか。

　　鳥も今朝は鳴きません。


　　きのうの日の出の時間。












　　今朝はまだ日は出ていない。日の出の時間はとっくに過ぎている。


　　たぶんそのうち出てくると思うが。

　　富山地方気象台のアメダスでは、積雪は、6時で9cm、気温はマイナスで1.4℃。