日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



今日、私も末席を汚させていただいた、カナダ大使館でのイベントのリポートです。
今月3月は「日本におけるケベック月間」に設定されており、数々のイベントが組まれています。
シルク・ド・ソレイユの「ドラリオン」日本公演はもちろんのこと、今日のオープニング・イベントを皮切りに10以上のイベントが都内で行なわれます。
もともと、カナダのケベック州は、文化交流に非常に熱心な州で、柔軟な文化戦略を行なっています。
確かに去年6月にあった世田谷パブリックシアター、ロベール・ルパージュ「アンデルセン・プロジェクト」公演は、斬新なアイデア満載でたいへん刺激的でした。
シルク・ドソレイユ「KA」の舞台演出をやっているだけあって、大型スクリーンを独自にセッティングしたり、光をうまく活用したり、さすが!と思わせる個性的な演出が次々と登場し、あっという間の2時間でしかも、1人でやってのけるのにはまいりました。
マジックを思わせるような瞬間衣装チェンジなどを多用し、数人の人を演じ分けていました。

今日の大使館のイベントのメインは4年かけて制作されたカナダー日本文化交流のドキュメント映画。
この中でのメイントピックは当然、ロベール・ルパージュ「アンデルセン・プロジェクト」で、1時間半のうち、3分の2はこの公演および日本びいきのルパージュのインタビュー。

ケベックに先見の明があったのか、かなり昔の時代より芸を極めるという観点を重視した施策を積極的に行ない、例えば「ゲイ」に対して非常にunderstandableな姿勢を貫いた結果、いろいろなアーティストをモントリオールを中心に引き込むことに成功し、サーカスをはじめ・ダンス・演劇他かなり多岐に渡った才能が花開いています。
もともと、仏語&英語ミックスカルチャーの独自性もその多様性に拍車をかけたようです。
この成果が、今日初お目見えとなったドキュメント映画にも記されていました。
ケベックの世界文化戦略そしてその一貫した挑戦の姿勢が印象的なイベントではありました。


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