冒頭、まずビックリ!
昨年の最大のハイライトだったとも言える、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本優勝。
キャンプから参加 = ダルビッシュ
その後駆けつけた = 大谷 翔平
この 2人 が日本代表選手たちに大きな影響力をもたらした事は、
この上記のドキュメント映画で知るところ、ではあった。
が…
この本の冒頭で、その「大きな影響力」の 中身 がわかる!
それは、2人共通して「一球一球データを確認」
日本選手たちもデータは重要視していたものの、それは練習後とか。
ところが2人は、「一球一球」
つまり一球投げる・打つ毎に、
「自分の感覚と ⇄ データが示す数字 が合っているかどうかを確認している」
≒ 自分の「仮説」があり、それをデータによって確認・修正
2人から日本選手たちが学んだコアはココだったのだ!
その後、アナリストを選んだ人たちを追う章ののち、第3章。
より具体的に個々のツール特性、進化について語る!
・トラックマン
・ラブソード
・ホークアイ
・ブラスト
そして「日本のドライブイン」とも呼ばれる、より詳細なプロ仕事を紹介
だけじゃなく、これまたオドロキ!、だったのが、その後 続く 第二部。
ここ以降は、野球がいかにデータ化してきたか、を語る。
野球記録データの記録法から始まり、日本でのBISのスタートなどを紐解く。
でここでも当ブログに刺さるビックリが!
1952年 ドジャースの魔法! by アル・キャンパニス
この本ではスモールベースボールを説きつつ、サインの盗み方までをも披露(汗)
そして時代の変革がやってくる(汗)
それは、セイバーメトリクス!
それまではオタクや好事家の世界とされてきた セイバーメトリクス
これをMLBに取り入れ実践
この内容は映画にもなっており、当ブログでいうと、
という進化の過程で次々と 新指標 が登場(汗)
・OPS = OBP(出塁率)+ SLG(長打率)
・WHIP =(与四球+被安打)÷ 投球回
・K/BB = 奪三振 ÷ 与四球
・RF = 9 ×(刺殺+補殺)÷守備イニング
・RC27…
上記のみならず安打を偶然の産物としデータ化を深めていく…
結果、さらにDIPS、BABIP、ZR、UZR、DRS… 究極はWAR(汗)
このWARの普及に伴い「WARの申し子」と称される選手まで登場(汗)
(その人物はよく知られる有名な人物だが、ここでは書かない 笑)
そして最新事例として、既に聞いたことあるだろう、このコトバが登場、
・スタッドキャスト
これで オンタイム で選手のパフォーマンスを公開情報として把握できる!
(MLB公式データ)
こうした進化の結果、データのブラックボックス化・歪みが…
それは当ブログが心配する「誰もが皆、AI」に対する懸念と合致、は たまたまか?!?
結論:「個々のプレーを単位化することが可能」という点で「データ化しやすい」野球のデータ化は止まらない、止められない(それを「進化」と呼ぶ)