日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



今日のアカデミー賞の予想結果をさらっと、

×■作品賞「ソーシャル・ネットワーク」 →「英国王のスピーチ」
○■監督賞トム・フーパー(「英国王のスピーチ」)
○■主演男優賞 コリン・ファース(「英国王のスピーチ」)
○■主演女優賞 ナタリー・ポートマン(「ブラック・スワン」)
×■助演男優賞 ジェフリー・ラッシュ(「英国王のスピーチ」)→対抗馬としていたクリスチャン・ベール
○■助演女優賞メリッサ・レオ(「ザ・ファイター」)
○長編アニメーション賞「トイ・ストーリー3」
○■オリジナル脚本賞「英国王のスピーチ」デビッド・サイドラー 
○■脚色賞「ソーシャル・ネットワーク」
×■外国語映画賞「Dogtooth」(ギリシャ)→「In a Better World」(デンマーク)
○■作曲賞「ソーシャル・ネットワーク」

11分の8が的中と、73%はなかなか!(かな)

メインの結果でいうと、
「英国王のスピーチ」      4部門
「ソーシャル・ネットワーク」  3部門
となり、
<かなりスプリットする
のはまあ当たったのだけれど、メインの作品賞、監督賞がダブルで「英国王」にいってしまったのは当ブログ的にはザンネン。
「インセプション」は4部門とれて良かったねえ。

昨年の完了後の感想「血塗られた感じの、今年の微妙なアカデミー賞を振り返る....」(笑)と比べると、まあ平和で良いか!



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今日9時半から、毎年恒例のアカデミー賞がハリウッドのコダック・シアターで実施され、中継権利を持っているWOWOWが放送する。

昨年に続き、あくまでも遊びで、アカデミー賞の主要部門の受賞者を 勝手に大予想! してみた。
今年は、「英国王のスピーチ」 vs 「ソーシャル・ネットワーク」の一騎打ちの様相が強そう。
当ブログ的には、「ソーシャル・ネットワーク」のタイムリー性に軍配を上げるので、かなりスプリットする傾向の予想となります。
☆が、当ブログの獲得予想です。


■作品賞
 「127時間」
 「インセプション」
 「Winter's Bone」
 「英国王のスピーチ」
 「キッズ・オールライト」
☆「ソーシャル・ネットワーク」
 「ザ・ファイター」
 「ブラック・スワン」
 「トイ・ストーリー3」
 「トゥルー・グリット」

ここは、「ソーシャル・ネットワーク」を押したい私としては、これで。
ただ、時間の経過とともに、この作品の価値が薄れることを恐れるアカデミー会員が多いとすると....
それはそれで「時代性」を大切にするのも大事ではないかと思うのだが。
また素晴らしかった「トイ・ストーリー3」はアニメ賞の方で。


■監督賞
 ダーレン・アロノフスキー(「ブラック・スワン」)
 ジョエル&イーサン・コーエン(「トゥルー・グリット」)
 デビッド・フィンチャー(「ソーシャル・ネットワーク」)
☆トム・フーパー(「英国王のスピーチ」)
 デビッド・O・ラッセル(「ザ・ファイター」)

上と、ライバル同士が☆を分けると予想なので。ただ入れ替わりもありや?


■主演男優賞
☆コリン・ファース(「英国王のスピーチ」)
 ジェームズ・フランコ(「127時間」)
 ジェフ・ブリッジス(「トゥルー・グリット」)
 ジェシー・アイゼンバーグ(「ソーシャル・ネットワーク」)
 ハビエル・バルデム(「ビューティフル BIUTIFUL」)

2年連続でのノミネートと活躍中、彼でまあ決定でしょう!


■主演女優賞
 アネット・ベニング(「キッズ・オールライト」)
 ニコール・キッドマン(「Rabbit Hole」)
 ジェニファー・ローレンス(「Winter's Bone」)
☆ナタリー・ポートマン(「ブラック・スワン」)
 ミシェル・ウィリアムズ(「ブルーバレンタイン」)

評判からすると作品賞は無理でも、ポートマンの初受賞かな?


■助演男優賞
☆ジェフリー・ラッシュ(「英国王のスピーチ」)
 クリスチャン・ベール(「ザ・ファイター」)
 ジェレミー・レナー(「ザ・タウン」)
 マーク・ラファロ(「キッズ・オールライト」)
 ジョン・ホークス(「Winter's Bone」)

ベールかラッシュで迷ったが、「英国王」の受賞がスプリットする中、ここはこっちかな。


■助演女優賞
 エイミー・アダムス(「ザ・ファイター」)
 ヘレナ・ボナム・カーター(「英国王のスピーチ」)
☆メリッサ・レオ(「ザ・ファイター」)
 ヘイリー・スタインフェルド(「トゥルー・グリット」)
 ジャッキー・ウィーバー(「Animal Kingdom」)

「フローズン・リバー」も含め充実している彼女にあげたい(が、露骨な宣伝活動が裏目に出たとの説も...)


■オリジナル脚本賞
 「Another Year」マイク・リー 
 「ザ・ファイター」スコット・シルバー、ポール・タマシー、エリック・ジョンソン 
 「インセプション」クリストファー・ノーラン
 「キッズ・オールライト」リサ・チョロデンコ、スチュアート・ブルムバーグ 
☆「英国王のスピーチ」デビッド・サイドラー 

まあこれしかないでしょう! ただし脚色賞は「ソーシャル・ネットワーク」(笑)


■外国語映画賞
 「Hors La Loi」(アルジェリア)
 「Incendies」(カナダ)
 「In a Better World」(デンマーク)
☆「Dogtooth」(ギリシャ)
 「ビューティフル BIUTIFUL」(メキシコ)

「教育」とは何かを徹底的に考えさせるこの作品に賞をあげたい(そうすりゃ日本公開も実現?!)


■作曲賞
 「127時間」未
 「ヒックとドラゴン」
 「インセプション」
 「英国王のスピーチ」
☆「ソーシャル・ネットワーク」

「音」の配置具合がたいへん素晴らしかったので、レズナーを一押し!


さあて、結果はもう数時間後。。。。。。

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NYで買ってきたDVDをあわてて鑑賞。
なぜなら明日アカデミー発表前に主要部門の受賞者を、勝手に大予想! してみようと思っているので。
この作品、作品賞、オリジナル脚本賞、主演女優賞(アネット・ベニング)、助演男優賞(マーク・ラファロ)と、結構な数のエントリー。


一言にいうと、「家族ドラマ」なのだけれど、一筋縄では行かない。
というのは、家族を切り盛りしているのは、2人の女性(レズビアン)
子供は2人おり、大学生になる直前の長女と、もう少し若い長男がいる。
長女が、大学寮に入ってしまう前に、2人の本当の父親であるドナーの連絡先をドナー組織に聞くことで、ドラマが始まる。

非常にレアなストーリーという印象だが、実は西海岸ではありうることらしい。
例えば、サンフランシスコから橋を渡った東岸にあるイーストベイには、子持ちのゲイ・カップル家族がけっこう多くいるらしい。

とはいえ、こちらはそんなエリアがある西海岸から遠く離れた日本。
やはりちょっと理解しにくいのは事実。

が、ドラマの進行とともに「それでも家族は家族だな」と思えてくるから不思議。
とはいえ、この「特異性」が物語を面白くしているのは間違いない。

なので結論は、アカデミーで作品賞は絶対ないと思うし、オリジナル脚本賞もちょっと.....あまりにネタによっているので。
ベニングはもっとできると思うので、功労賞的な意味でなければ、今後生まれるだろう、決定的な作品で獲得すればいいかなと思った。
(家庭問題を抱えているようで、その同情票が集まるかもだが)
まだ若いラファロについては、さらにそうかなと。


日本での公開は4月下旬の予定。
明日の結果も受けて、日本での売り方も決まってくるのだろうか?!

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前回、イノベーションによってタイトリストから多額のライセンス料を受け取っているブリジストンのケースを紹介した。
が、それはあくまでもプロローグのエピソード。

第1部に入り、まず惹き付けられるのが「経済成長の決定要因」(ロバート・ソロー1957年に発表→1987年 ノーベル経済学賞)
「経済成長のうち、労働と資本で説明できるのはわずか13%に過ぎない。
 成長の原動力は、労働者1人あたりの経済成長の8分の7が「技術革新」に起因している」
そして1986年、ポール・ローマーがこの論をより進化させる。
「アイデアを考えだすまでにコストはかかるが、そのコストは1回しか発生せず、あとは追加コストなしに何度でも繰り返すことができる」
数百年にわたって素晴らしいアイデアが数えきれないほど蓄積された結果が、よりよいものをより安く大量生産することにつながっていることを、シンプルに説明している。

このあと、知財をめぐる企業の死闘を「トロール企業」「サメ型企業」「オープンイノベーション」「クロス・ライセンス」「オープン・アーキテクチャ」「プラットフォーム」などのキーワードと実例で次々と紹介していく。
それは例えば、P&Gのイノベーション・ネットワーク、ヒューレット・パッカードのコントロール戦略、ジレットのカミソリ特許 etc....

そしてこのパートのハイライトは、ラストのIBMのPC戦略の失敗。
PCをつくり始めた時点から始まる戦略ミスと、その後の凋落(パソコン事業をレノボに売却)までをドキュメントしていて、インテルとマイクロソフトにおいしいところを全て奪われた姿を露にしている。


後半に入ると、前回に強調した「日本の進むべき道(進んでいる道)を明示」という部分にフォーカスしてくるので、さらに面白さが増す。
アメリカFTCの判断ミスから、絶対的な知材を抱えていたゼロックスの知材がオープンにされ、日本企業が一気にシェアを取った状況を克明に。
ついでに、ジョブズがパルアルトで盗んだPCユーザーインターフェイス(=MacintoshOSの原型)についてなぜ訴えなかったかの裏話もついてくる。

その後アメリカもこの重要性を再認識する。
知的財産は、アメリカ経済の屋台骨である ーカルロス・グティエレス 米商務長官
日本は知材立国を目指す―小泉純一郎首相
未来の競争は知的財産権の競争になるだろうー温家宝 中国首相

こうして政治もからんできた国際的知材競争の中で、日本企業はどう闘っているのか。
P.323、P.339の表が実にわかりやすい。
ここは必見かと(ここだけでも立ち読みしていただきたい)

そしてこの本の締めは、何とフェイスブック!
映画で描かれていた法廷を巻き込んだ争いはもちろん、ザッカーバーグがフェイスブックをあくまでも「プラットフォーム」という認識で捉え、ユーザビリティを最重要視していることが成功の秘訣だと論じている。

知材の企業間そして国際間の大競争をこれだけあぶり出していて、SNSまでも押さえているこの本、やはり必読、という結論。

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当ブログでは、iPhone & iPod touchを使い倒す(49) で言及している通り、ipadについては「様子見」
最大の要因は、その感触・重さ。

何度触っても、日本人的には「実に微妙」な大きさ、重さ。
こんな物かと思う自分と、いや重いと感じる自分がせめぎあってる感じ(笑)
ただし鞄には絶対入れたくない。


そして、いよいよ ipad2の発表が3月 2日に迫っているらしい(写真:クリックすると大きくなります)
期待するのは「重量」1点に尽きる。
どうだろうか?

あるいは、こんなニーズに答えてくれるならものすごくうれしいが....
<iphoneより大きく、ipadよりは小さい、スーツの内ポケットにギリギリ
<納まるislate(勝手に作ってます 笑)の登場を待つとしよう!!


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最新作「タウン」が予想外に良かった(2011-02-05 ザ・タウン The Town 意外にクラシカルな仕上がりにニンマリ)
なので、あわててBlu-rayでチェック。


主人公の独白と、日常の街を切り取ったオープニングだけで、これは面白くなるぞ、を予感させる。
これが監督デビューとはベン・アフレック、やるなあ。

ジェニファー・ロペスとの婚約騒ぎで、「こいつ自分のキャラわかってね!」と世界中から小馬鹿にされていた彼(じゃない?)を、これで完全に見直した。

チャック・ ホーガンの本を映画化した「タウン」もそうだったが、今作は同様で、デニス・レヘインの原作をもとにしている。
そのように、彼が原作を大事にしているところが、わかってるなと思う(これぞ映画作りの王道!)


ある「事件」が発生することで物語ははじまり、いったん起承転結をみせるが......
少しずつ、糸がほぐれるように進行していき、目が離せない。

俳優陣も主人公のケイシー・アフレック(弟:写真右)はじめ、エド・ハリス、モーガン・フリーマン、エイミー・ライアン(写真左)など見応えがあった。

アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたのも納得、というより、ちゃんとみてるんだなあと感心。
これ以上ふれる必要はないと思うので、もうこれでおしまい(笑)

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今日の早朝、MoMAの久々のLivestreamがあった。
内容は、前回紹介したようなLive Perfomance ではなく、キュレーターによる展示内容の紹介。

それは、2階にあった特別展、
Counter Space: Design and the Modern Kitchen
September 15, 2010–May 2, 2011

テーマが、「キッチン」と 実に渋い内容。
ぶっちゃけ、実際にMoMAを歩きまわっていた時は、ここはさらっとみてスルーした。
(関係者には堪らないだろうけど)

ただこうして女性キュレーターに、ひとつひとつ丁寧に個々のアイテムを紹介してもらえると、これはこれで興味深い。
ニクソンが中国に行った時に「キッチン及びアメリカの電化生活」が、アメリカがいかに進歩しているかの引き合いに出されているが、それだけキッチンが「20世紀に発展したアメリカの象徴」だということを理解した。
またキッチンの進化は、20世紀に「女性の人権」が認められていく中で、じょじょにアイデアが注ぎ込まれることが可能になったことを。

残念ながら、この企画は渋い上に突然だったので、視聴者は世界で約50人(笑)
たった50人の1人になったことを喜ぶべきだろうか?

放送がさきほど完了。
前回と違い、直ちに「再放送」に突入中。
何回繰り返すかはわからないが、興味ある方は覗いてみて下さい。

http://www.livestream.com/museummodernart


追記:このサイトにいけば、ずっと再放送中のよう。
キュレーター2人が、展示中のexhibitionの意図を解説するこの企画、ぜひどうぞ。
若い方のキュレーター、オコナーさん、なかなかチャーミングなことだし(笑)

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「ニュース番組の女性プロデューサーの成り上がり物語」と知り、行くのをパスしようとさえ思ったくらい....


ところが!
笑いすぎて涙が出るくらいの状態に陥り、大変満足して帰途についた。
全く予想外。

なにがそんなに素敵か。
まずは、ベテラン俳優×2。

メインキャスター役のダイアン・キートン(写真:左)のひとつひとつのセリフから仕草まで、いちいちチャーミング。
キャスター役ならではの、「オンエア時」 vs 「切り替わった瞬間」の変化で次々と笑わせる。
またキャスターなので、スッピンでのド・アップがないのもいい(前作「恋愛適齢期」はそれが多すぎなかったか?)
こうやって、どんどんと、盛り上げる!

そして相方のハリソン・フォード(写真:右)
これが珍しく(笑)、いい!
(すいません)
彼は、かつて名声を浴びた報道マン、そして今はひねくれている報道キャスターを演じる。
頑固なキャラが、彼の今のルックスに似合うのだ。


この2人に比べれば、主役のレイチェル・マクアダムスも奮闘しているが、まあまあの出来となってしまう。

監督がよくても、ダメダメ映画に先日出会ったばかりな一方で、これは出色な出来。
脚本アライン・ブロッシュ・ マッケンナ(プラダを着た悪魔)と、監督ロジャー・ミッシェル
(ノッティングヒルの恋人)の息があってこそのこの結果だろう。

また、ロケ先のNY。
ワン・ショットごとに、最高のNYを切り取っていて、痺れまくった。
例えば本番を翌日に迎えているにもかかわらず、ぶち切れたハリソン・フォードが飲みまくり、最後にたどり着くバー。
そこは、前回のNY渡航で最もお気に入りだった店。
ForbesのAll Star Eataries in NY ×100レストランのうち、最上の★★★★×4を獲得。
私のその店の感想は「これぞNY 」
(別途、NY飯シリーズで紹介します)
そんなベストショットがずっと続くので、ここもさらにハマる要因ではあった。


ひとつだけ注文を言わせていただくと、日本の「タイトル」
まあ、そういうことなんだけど... もう少しなんとかならなかったのか?
チャーミングな原題、Morning Gloryとどうしても比べてしまう。。。



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読後評ではなく、読中評なんていうキテレツなアップは「オリンピックはなぜ世界最大のイベントに成長したのか」(2008-09-10アップ)以来。
それだけ、読み出して刺激を受けているゆえのことと、ご理解いただきたい。

まず、プロローグで一気に持っていかれてしまう。
糸巻きボール→ソリッドボールというゴルフボールの進化の影にあったストーリー。
ブリジストンが、それまでのソリッドボールの課題だった「飛距離はでるが、コントロールしにくい」欠点を克服する多層構造のボールを開発。
マーク・オメーラ、ニック・プライスが、この恩恵によって優勝を繰り返す。

そして歴史が変わったのが、親友のタイガーにオメーラがこのボールについて教えた瞬間だった。
そのタイガーは、タイトリストから乗り換え、ブリジストンが技術提供した(この時、関係者すらほとんどこの事実を知らない)ナイキのボールを使用。
そしてタイガーは連戦連勝、四大メジャーを制覇し、「タイガー・スラム」と呼ばれる。
これでソリッドボールの力が一気に知れわたることになる。

タイトリストもトップメーカーとして、このままシェアを受け渡すわけにいかない。
新製品プロV1を投入、営業力でたちまちシェアを奪回。
親会社のCEOは当時「プロV1は救世主だ」と語った。

ところが、ここからがすこぶる面白い。
タイトリストはプロV1をつくる際、ブリジストンの技術を無断で使用していたのだ。
結果、タイトリストはプロV1を1個売るたびに、利益の中から大幅な額の多額のライセンス料をブリジストンに今も支払っている。


ふう~ もうこれで1アップぐらいの内容ですなあ。
日本企業が進むべき道を、既に進んでいる企業の例で、このオープニングだけで提示されるとは!
ここだけでも必読。
勇気がでる。

(次は第1部終了までを)


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が、
真ん前のある「ポイント」に立つと、印象が一変!
自分が全てのマスの数の分だけ映り込む、ぎっしりと(写真:クリックすると大きくなります)

とともに映像だけでなく、自分の発した「音」も全て集結して増幅し、自分に戻ってくる。
(空いていたので、ちょっとだけ試してみた)


前回訪問時に感じたのは、以下。

<「個」とは何か。
<それがいかに強力なものか。
<を、強烈なインパクトで伝える。

<これほど「個」に向き合った作品は接したことがない。
<この点で、過去ふれてきた美術とは一線を画す。
<確かにタイトルのつけようもないパワーがある作品なのだと。

それこそ、「生きることの意味に疑いを感じている人」にこの体験をしてもらいたいと思った。
個人個人が周囲に発しているエネルギーとは、こんなに凄い、と。


一方、今回はまた違うことを感じた。

改めて向き合ってみて感じたこと。
それは、
「これはまるで、ソーシャル・ネットワーク」
自分の発信した「何か」があっという間に世の中に拡散していく様、のよう。
その中心が正しいものか、間違ったものかは別にして。
(正しいものがそうなると楽観的に考えてはいるが)
As Yet Untitledというタイトルも、よくつけたものだ。


この作品から学んだのは、作品によっては、鑑賞時の「立ち位置」が非常に重要ということ。
それも、実に「ピンポイント」なのかもしれないということ。

その視点で、現代アートまわりを散策してみた。
そうしたら、目ウロコ体験というか、ショックを受ける作品にまた。。。。

(続く)
そう次が本丸です (笑)
近々に。

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より接近してみる。

すると、その映り込みが瞬間、瞬間ごとに万華鏡のように変化する!
そう、映り込む風景が、デジタル分解されたようになり、ちょっとした動きで激しく変化する。
映り込む対象によっては、こんな状態にも!
(写真:クリックすると大きくなります)

面白いと感じる方がやはりいるらしく、YouTubeでも、その体験をビデオでとったものがアップされている。
(YouTubeで、作品タイトルーAs Yet Untitledで検索)

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正面に立たなければ、それはそれでおもしろい映像が映る。
(写真:クリックすると大きくなります)

この写真では、背景が逆さになって映り込んでいる。
そして、鑑賞者が動くことで、その映り込みが瞬間、瞬間ごとに変化する!


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ちなみに、この作品は、現代美術のコーナーの2階にある。
(巨大な博物館なので、一応ご説明)

これで、作品の「全体像」をイメージしてもらえると思う。
(写真:クリックすると大きくなります)

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数日前のエントリーの写真に、?!?な方も多いだろうということで、このシリーズを。
(ちなみに、NY美術鑑賞2011(1)は「MoMAの通な楽しみ方2011」でした)

写真の中央にみえる作品(クリックすると大きくなります)は、メトロポリタン美術館に所蔵、Anish Kapoor氏の作品。
タイトルは、As Yet Untitled.

2007年の作品で、ここに来る前はロンドンにあったらしい。
が、今はこちらに。

2年前に訪問した際にこの作品に接し、大変なインパクトを受けた。
(2009-02-25 NY美術鑑賞(2) メトロポリタン美術館2 最も印象に残った最新作とは!)
このため、今回のNY行きでこの作品に再び向き合いたくて、再びこの美術館を訪問。
写真は、それを見つけ、喜んだ瞬間のスナップ(クリックすると大きくなります)

写真をいくつかアップするので、エントリーを分割します。


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アカデミー賞本命と言われている今作。
なんたって候補数が最多12部門。


重要なポイントは、吃音症をかかえ苦悩するジョージ6世を演ずるコリン・ファース(写真中央)が気に入るかだろう。

正直にカミングアウトすると、私は全くだめだった。
実際に吃音症の方を知っていることがその原因だろう。
その苦労を感じる私としては、「こんなもんじゃない」という気持ちがどうしてもふつふつと湧いてきてしまう。
どうしてもスッキリみれないのだ。
(コリン・ファースが悪い訳ではないのだけれど)


演技面でいえば、彼がじっとこの逆境を耐えるその姿は、じわじわと響いてくる。
相方、ジェフリー・ラッシュ演じるライオネル(写真左)もオージーならではの味を出していて、この写真の表情だけでも既におかしい。
実はライオネルもある悩みがあって。その似た者同士が右往左往しながらも、心をひとつにしていく展開も見物。

そしてクライマックス、ナチス・ドイツへの戦線布告。
国民へ団結を呼びかけるため、全軍の長たるジョージがラジオを通じて戦いの正義を呼びかける。
これで盛り上がらないわけもない(笑)

とはいえ、今年の自分のベスト10に、この作品は入ってこないかな.....
プロットのユニークさを越えていくような、予想を裏切るような展開が全くない。
う~ん残念。


モーツァルト好きとしては、意外な形で登場するK.492フィガロ序曲や、K.622クラリネット協奏曲にニンマリ。
もちろん、クライマックスのベートーベンの交響曲7番 第2楽章の使い方も見事だが。




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