日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

天才スイマー 入江 陵介 が語る、54の習慣。

今でも背泳ぎ100m、200mの日本記録保持者であり、オリンピックのメダルは既に ×3も 獲得!

 

 

 

語られるのは、彼の挫折・逆境 → これらをどう克服してきたか。

 

例えばどんな挫折・逆境か。

 

「正直、自分は賞味期限が切れた人間なのかなと思ったりします」

(2016年、リオオリンピック2016決勝後のインタビュー)

 

「オリンピックや世界水泳選手権で優勝したことがなく、本番に弱いのではないか…」

酷い言われよう!

 

「30歳になり、(水泳選手としては)身体能力が衰えたのではないか…」

これも酷い言われよう!

 

「2020東京オリンピックは、もう無理なのでは…」

「そろそろ若手に譲ったほうがいいんじゃない?」

派遣標準記録を切ってくるライバルが不在の日本で、これまた酷い言われよう!

競技別に世界と日本を比較すると、最も世界に届かないのがこの背泳ぎ。

入江 陵介 は孤軍奮闘しているのだ!

 

という具合に、彼が抱える挫折はとてつもなく大きく、それをひとつずつ昇華してきた彼の姿勢が胸を打つ。

 

 

 

がっつり刺さったフレーズを以下幾つか引用。

 

・最高のパフォーマンスを生むために「ワクワク」を大事にする

 

・「ポジティブな思い込み」をうまく活用できるようにする(子供の頃から、テーパーをやったから俺は強い、のパワー)

 

・日本記録を出した瞬間、それは世界を目指した瞬間

 

・悩んだ時は「厳しい道」を行く

・トップ選手が近くにいるのが強み(現状に満足しない。自分にも可能性があると感じられる)

 

・どん底にいる時には、いろいろなヒトの意見を聞く

 

・「自分が弱いのが辛い」→ 北島 康介「弱いから辛いんじゃなくて、強いから辛いんだ」

 

・「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」by 松田 丈志

 

・ヒトの力は足し算ではなく、掛け算になることを信じる

 

・コーチと選手は対等に役割をこなす

 

・肌で感じたことを言葉にする

 

・スポーツは感動を与えるのが使命

 

この最後のフレーズに、東京オリンピック2020 の実現を改めて祈念した!

 

 

結論:挫折・逆境 を克服してきたからこそ語れる、メンタルの持ちよう はスイマー必須の読み物!



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コロナ禍で リモートワーク を強いられている中、そのプラスマイナスに葛藤する日々…

 

 

ところがこの本を読んだことで、 リモートワーク の捉え方にプラスの変化が生じている!

 

 

トヨタ自動車はコロナ禍前から、テレワーク・リモートワークに取り組んできたそう。

 

トヨタ知見から導き出すテレワーク・リモートワーク時代の働き方。

「仕事」と思っていることの中にはたくさんの無駄があり、まずは「やらなくてもいい仕事」を思い切ってやめる(例:ハンコ、髪の書類、不必要な報告書)

それらの「たくさんの無駄」を省き、それらを「未来の投資」に振り向ける。

なるほど!

 

 

 

劇刺さったフレーズ(トヨタ流考え方)を以下列挙。

 

・「自分で考え、自分で解決する」ことが求められるのが、テレワーク時代の働き方

 

・テレワークでできるものと、できにくいものをきっちり見分けて、できるものに関してはしっかり進める

 

・時間は動作の影である。動作を改善すれば時間は自然と短くなる

 

・より生産性の高い仕事をするためには、上司自身が「時間や汗」ではなく「」仕事の進み方」や「成果」によって評価できるようになることが不可欠

 

・やることがない時は、じっとしてろ

 

・成果が出ない時、ただ「頑張れ」しか言えないのは「ただの応援団」

 大切なのは「どうすれば成果が出るか」であり、そのためには「どうすればいいのか」を考えるのが管理職の役目

 

・わしの言う通りにやる奴はバカで、やらん奴はもっとバカ。もっとうまくやる奴が利口

 

・どんな時でも「自分の頭で考える」ことであり、そうやって自分で考え、自分で答を見つけながら仕事することで、初めて部下は成長することができる

 

・大切なのは「目先の速さ」よりも、時間はかかっても「知恵を出して働く人を育てる」

 

・答を先取りして教えるのではなく、答は部下に考えさせた上で、「それはトヨタの基本からいけば少し違うんじゃないか」などとアドバイスをしながら最後まで考えさせるやり方

 

・知恵は、皆平等にある。違いは、知恵の出し方が上手か下手なだけ

 

・「昨日より今日、今日より明日」「日々改善、日々進化」→ おっ〜当ブログのテーマと合致!(笑)

 

という具合!

 

 

「たくさんの無駄」を省き、それらを「未来の投資」に振り向けることが、テレワーク時代の働き方だということをしっかりと学ばせていただいた。

 

 

結論:トヨタ知見をもって、コロナ禍の正しいテレワーク・リモートワークを説く貴重な 一冊。



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以前ご紹介した、

石岡 瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか SURVIVE - EIKO ISHIOKA  PARCO の鮮烈なイメージを創造 → 世界に飛躍、の足跡。  

石岡 瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか SURVIVE - EIKO ISHIOKA 【後期】(写真)

 @ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg

 

 

ド強烈な印象を残したので、今度は「本」

(衣装への興味はイマイチで、展示会はパス)

 

 

 

 

読んでいるうちに、こんな気持ちがふつふつと湧いてくる

 

「世界がアナタを呼んでいる」

 

「まだまだ、もっともっと」

 

「時代に迎合するな」

 

と叱咤激励されているような 気持ちになる、勇気が出てくる!

 

 

石岡 瑛子 さんは、資生堂入社後、独立。PARCO の鮮烈なイメージを創造。

その後NYに移り、そのフィールドで活躍の場を広げる。

その拡大の原動力は、それまでの彼女の活動をまとめた作品集「EIKO by EIKO

これが名刺がわりとなり、コッポラ、マイルス・デイヴィス、他大物たちと仕事。

プロジェクトでいうと例えば、オペラ 衣装デザイン、シルク・ドウ・ソレイユ。

受賞は、カンヌ映画祭芸術貢献賞、アカデミー賞、紫綬褒章(汗)

 

ここの凄みは本を読むことで達成されるので実践をお勧めしたい!

 

 

そんな彼女に重要な影響を与えた「2人の人物」もクローズアップされる。

 

それは、

・杉山 登志(コマーシャル制作プロデューサー) 約40ページ

 

・レニ・リーフェンシュタール (女優・ダンサー・映画監督・写真家 etc… 30ページ以上                              

                      ↑

              この変幻自在ぶりが、彼女を惹きつけた

 

 

 

 

 

その他の面白いエピソード を幾つか列挙。

 

・東京オリンピック1964 の五輪エンブレム は亀倉 雄策 が短時間でデザインした件。

 亀倉本人が語る。

「「傑作」てのは、もう瞬間的にできちゃうんです。5分かそこらですよ」

 

・その 亀倉 雄策 の名言。

 石岡 瑛子 を評し、

 「イーコ(瑛子)はカマキリみたいだな」

 

・マイルス・デイヴィス 瑛子 をマイケルジャクソンのコンサートに誘う件(笑)

 

・マイルス・デイヴィス LPジャケ撮影直後、彼の機嫌を図りかねた 瑛子

 帰り際、エレベーターの中でマイルスが言う

 「日本人なんて嫌いだ」

 瑛子 がドキッとした瞬間マイルスは、

 瑛子 をハグし、何度もキス(笑) 

 

 

・フランク・ロイド・ライトがグッゲンハイムの設計を頼まれた時の話を語る瑛子。

 オープン・カーでNYの街を観察しコメント「なんでこんな四角い箱しか作らないの?」

 設計をみて周囲の美術家がコンサバで猛反対する中、グッゲンハイム本人は、

 「いや、俺はやる」

 この時グッゲンハイムは90歳代。

 スゴいと思いますよね、ああいうエネルギーというのは。

 日本でも歳とともに能力が落ちていくって考え方があるけど、私は違うと思う。

 それは全くの嘘だと思います。

 

・シルク・ドウ・ソレイユ「ヴァレカイ」初顔合わせの際の挨拶。

 「私は、自分のでデザインが正しい答えになっているかどうかをチェックする時に

  マントラのように唱える言葉があります。

  それは、「TIMELESS」「ORIGINALITY」「REVOLUTIONARY」の3つです」

 一同、あっけにとられる(笑)

 

 そしてリハーサル終盤、「ダメダメダメ!」「頑張って」とスタッフを煽る 瑛子

 それぞれのセッションの担当者たちは歌を口ずさみ出した。

 「♪ TIMELESS REVOLUTIONARY ORIGINALITY ♫」

 

 

結論:叱咤激励されているような 気持ちになる、勇気が出てくる、そんな超強力本!

   (本の適切発色写真が見つからず、展示会の写真で。本人が色校正魔という点を尊重 笑)



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大阪芸術大学芸術学部 教授 の 重政 隆文 氏による、映画「評論家」 メッタ斬り!(笑)

 

ネタにされている評論家は、以下の壮々たるメンバー(敬称略)

 

蓮實 重彦、阿部 和重、黒沢 清、菊池 成孔、中条 省平、四方田 犬彦、加藤 幹郎、

阿部 嘉昭、藤井 省三、北野 圭介、狩野 良規、宮台 真司・宮崎 哲弥、石飛 徳樹、

沢木 耕太郎、山根 貞男、町山 智浩、柳下 毅一郎、宇多丸、川勝 正幸、十河 進、

前田 有一・柴尾 英令、木全 公彦、春日 太一、麻生 香太郎、まつかわ ゆま、

御園生 涼子・睡蓮 みどり、真魚 八重子、高橋 いさを・本谷 有希子、林 瑞絵、

北川 れい子、石岡 良治、貴田 庄・梶村 啓二、瀬川 裕司・末延 芳晴、宮尾 大輔、

ましこ・ひでのり

 

総勢 35名!

 

 

当ブログは映画ブログでもあるので、この 35人 がどう斬られているか興味深いところ。

 

基本、映画をちゃんとスクリーンで見ない人に厳しい。

いつでも映画を途中で止められる DVD 鑑賞前提の評論家は「一刀両断」される運命(笑)

 

さらに著者の関心は、その対象人物の評論の一貫性にも厳しい。

対象人物が書いた本にも目を通しており、矛盾点を見つけ出すと片っ端から ぶった斬る!(笑)

 

当ブログは日経の映画評を切り取り保存しているものの、その内容には感心しないものもチラチラ。

このため、そのメンバー 中条 省平 のパートは特に 真剣 に読んだ(笑)

村山 匠一郎、古賀 重樹、宇田川 幸洋、渡辺 翔子(要注意!) がなかったのは、ちょっと寂しい。

 

 

ちなみに著者はブログは読まないそう。

そこでブロガー、前田 有一 氏をどう斬っているのか興味津々だった。

 

一方その文のラストに結構まともなことを言っている。

 

「ブログが評判になると取り込もうとする動きが出てくる。

 取り込まれて経済的に楽をしてもいいのだが、ブロガーがブロガーとしての

 姿勢を保てるかどうか、せっかく保持している批判精神を捨てないかどうか

 彼らの仕事を注視していきたい」

 

 

結論:映画「評論家」も所詮 人間、これまでもこれからもその「評論」の質を見極めよう。

   あくまでも一つの「情報」として、彼らの「評論」を触れていこう。

   自分の判断を決めるのはあくまでも「自分」

 



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著者のティーヴ・ヘイクは本によると 1985年にこの世界に入り、近代スポーツテクノロジーを追求してきた、スポーツテクノロジー人生。

 

 

その経験値が、各章に滲み出てくる(汗)

以下、それぞれの章を簡単にサマライズしてみる。

 

 

1. 原点に出合う  「走る」

     ・陸上 100m 靴、トラックの進化

 

2. 古代のスポーツ用品  「跳ぶ、投げる」 

     ・陸上 3段跳び、走り幅跳び の秘密

 

3. 人をとりこにするゲーム  「球技」 

      ・大スタジアムで開催されるボール競技はマヤ文明から始まった?(918年)

  ・ゴムボールの革命を考えたのは発明家「グッドイヤー」、実を取ったのは英国人「ハンコック」

  ・このゴムがラクビーボール、サッカーボールに進化をもたらす!

 

4. 革命をもたらした発明  「テニス」 

  ・ボールの規格が定まっていないことが起因で、硬式・軟式テニスが生まれる(笑)

  ・第1回デビスカップ(1900) 米英の確執が原因となって、初めてボールの規格が定まった。

      ・スパゲッティ・ラケット がITFにより使用禁止に(1977年)

  ・ラケット・ヘッド大型化・アルミを導入で、職人→エンジニアへの革命 by ハワード・「ヘッド」

 

5. 「論より証拠」までの奮闘  動きをとらえる

  ・ストロボスコープ誕生までの経緯

 

6. でこぼこの秘密  「ゴルフ 」

  ・ディンプルの誕生。テイラーが336個

  ・テイラーの特許使用を最初に得たのはスポルディング → 業界を塗り替えた

 

7. そり遊びから競技へ  「ボブスレー」   

  ・1887年 サンモリッツ・トボカンクラブ設立がスタート?(諸説ぷんぷん)

  ・現代のボブスレーは1940年代のと比べると17%ほど速い

 

8. 未知の領域へ飛び込む  「水泳」

  ・水着の進化 → レーザーレーサー登場による混乱 → 2010年国際水泳連盟の規定改定

 

9. デザインをめぐる騒動  「自転車 」

  ・空気を入れるタイヤの誕生(1890) by ダンロップ、ミシュラン で飛躍

  ・各メーカーが販促のためのレースを企画する中、ツール・ド・フランスが誕生

 

10. 技術を研ぎ澄ます  「スケート」     

  ・クラップスケート(1984)がレースを変革 → 1988長野オリンピックまでに普及、世界記録連発!

 

 

これだけ多岐なスポーツを包括しているだけでも驚きなのだが、10章を超えたところで更にギアを一気に上げる!

(ここまでの内容は十分に面白いが、やや過去、歴史的考察が多い)

 

 

11. スーパーヒーローたち  「パラスポーツ」

南アフリカ代表 オスカー・ビストリウス はパラ陸上のスター。

ニックネームは、「ブレードランナー」= L字オスカー・ビストリウス型のプレード で走る!

パラ陸上で金4銀1銅1に飽き足らず、国際陸連(World Athletics)の許可を得てついにはオリンピックに出場!

その彼の飛躍を支えた技術を追う。

(ただし彼自身はその技術の罠に落ち、人生すらも… 本では少ししか触れていないが…)

 

 

12. 新世紀のテクノロジー 「データ入手」

ストップウィッチ → 心拍計 → 乳酸値測定 → 位置情報…

1960年代に日本で開発された 歩数計(万歩計)がデータ内蔵化の始まり(笑)

現在はサッカーボールすらデータ内蔵化されるように。

 

著者はUKスポーツに関わるようになり、

・ iGym(体操協会向け)

iDive(飛込競技向け)

iBoxer(ボクシング競技向け)

  などを、次々と開発!

イギルスのスポーツが強くなってきたわけだ!

 

そして最終章、

13.スポーツはどこへ行く

冒頭から驚くのが、「ブラセボ」効果についての議論(こんなの初めて読んだ!)

その延長で、身体能力の増強だけでなく、「脳」がパフォーマンス向上の次の可能性かも?!までをも論じる。

 

 

…という具合で、結論。

 

スポーツでの技術革新の歴史、だけでなく 未来をも垣間見れる「近代スポーツテクノロジー 大全」的な一冊。

 



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全史、というだけあって、「ユーザーフレンドリー」の概念を多角的に掘り下げる一冊。

 

 

 

冒頭の章で、米国スリーマイル島の原発事故 がいきなり登場し、驚かせる。

なんと事故の原因は「一号炉」と違い、ある事情で 突貫 で建設された「二号炉」

この制御室の制御室の「酷い」デザインによって引き起こされた!

 

続くのが、

・第1次世界大戦以前のアメリカの「デザイン」

・アメリカの転機となった、パリ万国博覧会1925 の顛末

・インダストリアルデザイン の誕生

・第2次世界大戦中にはじまった「人間中心デザイン」の模索

・バウハウス

 etc…

 

 

そこで学ぶのは、「ユーザーフレンドリー」の根本とは常に =「フィードバック」

 

スマホで例えれば、

 

「画面のアイコンをタップ」

     ↓

「押されたことを示すためにアイコンがわずかに凹む(ように表示される)」

     ↓

「それに答え新たな画面が立ち上がり、操作が成功したことがわかる」

 

「ユーザーフレンドリー」とは、常にこのような「フィードバック」の繰り返し、だということ。

 

 

 

 

ユーザーフレンドリーというコトバを初期から発言していた人物、ドナルド・ノーマンは語る。

 

「普遍的な原則を探そうとしているのです」

(中略)

「人の思考は科学で認識できることが可能なものであり、彼がみつけようとしていた人間の短所は

決して物事を悪くする特徴ではなく、木材に向かって斧を振り下ろす、操作ボタンを押すといった

ときに私たちが外界に何を求めているかを示す、人の重要な一面である」

 

 

 

そしてこの本で最も衝撃的な瞬間が降ってくる。

あの超有名な、「ユーザーフレンドリー」の起源が詳しく紹介されるのだ!!!

(p 190)

 

それは、

スティーブン・ジョブズ 率いる一行が、ZEROX のパルト研究所(PARC)に乱入した、あの件。

そう、Apple の Mackintosh の根本「デスクトップ」の概念を盗むくだり!!!

 

このパートで初めて知ったことを箇条書き。

・ジョブズ一行が研究所に入れたのは、上場仕立て、大注目だったApple株を武器に説得したから!

・PARC の研究員たちはジョブズ一行にデモすることを直前まで抵抗していた

・なので、デモ時も極力「手短に」説明した

・最重要ポイントは「メタファー」

 

 

 

 

そして第9章でも、当ブログがまた大注目、結果的にfacebookのチカラを連携させたケンブリッジ・アナリティカ。

マインドハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア スティーブ・バノン率いた ケンブリッジ・アナリティカ の吐き気さえもよおす、ダークな活動。  

 

「いいね!」ボタン は簡単に他者に肯定を示し、自分の承認欲求を満たすツールになっただけでない。

ドナルド・トランプを大統領にし、ホワイトハウスに送り込んだ!

 

 

結論:衝撃的な瞬間が何度も降ってくる稀有な一冊!



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全600ページもあるので、本を手に取った瞬間から圧倒されてしまったが、冬休み読破!

 

 

 

一方でご安心いただきたい。

 

全600ページ は、 本編500ページ    索引、用語集、原注など 100ページ

 

 

本編500ページ も読み始めは ガチガチ理系(汗)

 

エピゲノム、TOR、mTOR、AMPK、脱アセチル化酵素 etc…

 

第1章 76ページは我慢(笑)

 

 

 

第2章 に入ると、文系でもわかりやすくなる!

 

 

 

 

著者 David A. Sinclair の主張は明確。

 

「老化 は(ではなく)病気である」

 

「生命は、老いるようにはできていない」

 

「老化 は治療できる病である」

 

ハーバード大学の老化生物学研究センターの共同所長の一人なので、説得力あり!

 

 

 

さらに第2部に入ると、読者が最も期待するだろう記述が!

 

あなたの長寿遺伝子を今すぐ動かせる法(薬に頼らず)

 

 

 

 

・頻繁に運動をする

・食事はあくまでも腹8分目で

・たまには絶食する

・低タンパク質の食事をする

・低温に体を置く

 

以上が例えばで、細胞を損傷させることなく長寿遺伝子を働かせるプラスのストレス因子となる。

 

 

自分の巣篭もり生活を振り返ってみるに、なかなかいいセンいってるじゃん!(笑)

絶食は勘弁だけどね…

 

 



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1年半ほど前に、Netflixで視聴したケンブリッジ・アナリティカ(以下CA)のドキュメンタリーが以下。

グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル The Great Hack 非常に面白い一方 約2時間。

 

この20分過ぎ、57分に登場していたのが、著者のクリストファー・ワイリー(写真)

 

 

 

 

 

 一方、スティーブ・バノン および ケンブリッジ・アナリティカ に関し、常々知りたいと思っていたこと。

 

1. スティーブ・バノン は、 CAをどう設立したか

 

2. なぜ スティーブ・バノン が組んだのはアメリカの会社ではなく、英国の会社か

 

3. CA はどうやって facebook の膨大な個人情報を入手したか

 

4. その膨大な個人情報(8700万人!)を、どのように加工して使ったのか

 

5. そしてどのようにアメリカ大統領選に関与したか

 

6. その背景にロシアはあったか

 

 

これらの疑問にほぼパーフェクトに答えてくれるのが、この本。

というのも、著者のクリストファー・ワイリー(写真)はその「ど真ん中」にいた人物だから!

 

 

 

 

 

全て回答するとあまりに長くなってしまうので、ここでは 3. 4. facebook の 情報入手法 について。

ドキュメンタリーでも簡潔に紹介されているものの、文章になるとこれはまたこれで強烈!

 

その情報漏えいの中心にあったのは、性格診断アプリ「マイパーソナリティ」

質問に答えていくと、自分の性格・政治性向を占ってくれるアプリ。

(映画ではそのアプリの動いている様子もみれる)

 

当時のfacebookの基準 は「facebookユーザーとして登録 =友人データの利用を承諾」

つまり、自分の友達でこのアプリで占った人が一人でもいれば、自分のfacebook上の全てがダダ漏れ!!!

 

 

 

だけでなく、驚きの名前も登場する。

 

それは、アマゾン!

 

正確には「アマゾンMターク」(Mターク=メカニカルターク、つまり A I !)

 

 

アマゾンは既に2005年にこれを商品化している(汗)

これをfacebookアプリに仕込むことで全ての情報ダダ漏れが可能になったのだ!

 

 

 

 

このデータを入手し、CAがどんな活動をしたかは恐ろしすぎて書けない。

目的の層に「悪意」を意図的に火をつけようとする手法に、吐き気さえもよおす… ← マジ

読み進むうちに自分のメンタルが危うくなりそうなくらい(笑)

 

ケンブリッジ・アナリティカ は破滅したが、第2のそれがいつ現れるか既に存在するのか?!?

 

 

結論:スティーブ・バノン率いた ケンブリッジ・アナリティカ の吐き気さえもよおす、ダークな活動。



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映画ベスト10に続き、今度は「本」でベスト5、いってみます。

こちらも毎年一度の楽しみ化している!

 

アップに至った本は20冊弱だが、それ以外にも数的には倍以上は読んでいるので、その10分の1レベルで、5つに。

1行目はタイトルとアップ時のサブタイトル、2行目は今回のコメントとなります。

 

 

 

1位

QRコードの奇跡 モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ インフラを革命する「キー技術」は、現場から生まれた。 既に今年のベスト1候補?!  

QRコードの原点は何と、トヨタの生産現場での「かんばん」

 

 

2位

なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか 「台湾の奇跡」を成し得た理由を詳細に分析するだけでなく、日本の問題点をも浮き上がらせる一冊。  

台湾の奇跡を学びつつ知る、かの国と WHO の 癒着(汗)

 

 

3位

中国の大プロパガンダ 恐るべき「大外宣」の実態  コロナ禍・台湾への圧力外交・香港市民弾圧、の現在以前に中国が世界に仕掛けてきたイメージ工作。  

「中国民間資本は国家企業と違い、比較的スムーズに自由資本の体で海外のメディアに侵入できる」恐るべし…

 

 

4位

エディー・ジョーンズ 異端の指揮官 日本人の母を持ち、生まれ故郷オーストラリアでの差別の苦難の中から、ラクビーの母国イングランド初の外人指揮官にまで這い上がった男。  

2023年W杯で対戦するイングランドの代表監督は、日本を知り尽くしたこの人(汗)

 

5位

バンクシー 壊れかけた世界に愛を 実にパンク、実にオルタナーティブ、実にデュシャン! なバンクシーの本質に迫る内容。  

初期のストリートアートから、様々な事件・展示会までを濃密な取材で彼の本質に迫る。

 

〜ご参考〜

バンクシー展(天才か反逆者か)2020  ~詳細編~(1)〜(13)

 

 

 

こうしてベストをまとめてみたら、「結局今年も面白かったじゃないか!!!」な気分に。

良かった良かった(笑)



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ジャック・アタリ(仏) が、パンデミック後 を語る。

 

彼はトランプ政権の成立をも予言した「知」の達人。

 

 

 

先にお詫び申し上げると 今回はいつもの「読後評」ではなく、最重要ワードをメモ。

広範にわたる数々の近未来像の中から、当ブログが戦慄したその一節は…

 

 

 

【 テレワークの弊害 】

 

しかし、テレワークがあまりに広く浸透して一般化したり、オフィス外でのフルタイム操業

が長期化したりすると、われわれは、それが企業と従業員の双方にとってよくないことだと

気づくだろう。

 

 

企業にとっては、

 

従業員は自己愛に満ちた不誠実な傭兵のような人物になってしまい、

力を合わせて働く協力者がいなくなってしまう。

 

 

従業員にとっては、

 

外出したり、同僚と意見交換したりする機会が失われる。

そして、従業員はテレワークで孤立しているので解雇されやすいと思い、

企業の価値観に違和感を覚えるようになる。

 

 

結果として、

 

社内のあらゆる階層でテレワークを導入しすぎる企業は、社員で共有すべき

企業精神、事業計画、固持すべき価値観を 維持できなくなり、消滅するだろう。

 

(改行:当ブログ)

 

 

鋭い指摘に、戦慄するのみ...

要はテレワークと実業のバランスによくよく留意しないと「危険」だという理解!



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だいたい認識していたつもりだったが、改めて本で読むとその迫力に圧倒された。

 

 

2019年 

12月31日   AM 3時頃 武漢市衛生健康委員会の通達(ペラ)が facebook にアップされる

        直後      台湾CDCの副署長が徹夜でレポート作成 → 早朝に提出

        PM       緊急の関係閣僚会議を開催 → 国民への注意喚起

                            → 武漢発の航空機の検閲

                             → 中国への事実確認

                              → WHOへの通報

 

大晦日の24時間のうちに、ここまで行動に移していた!

日本が武漢で原因不明の肺炎について第1報を出したのは6日後…

 

WHO さえ、この日にこんな奇妙なコメントを出している。

「中国への貿易や渡航に対していかなる制限も行わないよう勧告」

?!?

 

台湾は、

・言語が中国と共通なので、情報がとりやすい

・SARS禍で大変に辛い思いをした(自殺者まで

・中国が発信する情報を基本的に信用していない(日本は途中まで信用…)

というバックグラウンドがあるにしても、上記のスピーディさに感心!

 

だけでなく、

1月13日  専門家を武漢に派遣

1月15日  新型ウイルスを「カテゴリー5」に指定

1月20日 「中央流行疫指導センター」を開設 =「有時」突入

       同日、武漢帰りの女性の感染を確認

1月22日  武漢からの団体客の入国許可を取り消し。さらに減便

1月24日  全ての中国からの団体客の入国を一時停止

 

このころ(1月23日)の日本の対応はまだ、武漢「レベル2」中国全域を「レベル1」…

 

さらに流入関係の施策だけでなく、

・政府自身がマスク生産機械60台を購入、民間企業に贈与して生産→買い上げ

・実名購入制をこの購入に導入

 etc… 大変迫力ある内容となっている。

 

 

さらに、WHO問題にも一章を割いており、抜けがない。

中国は事務局長就任を阻んだ末に、エチオピアのテドロス氏を後押し(2017年)

そのテドロス氏がコロナ騒動を過小評価してきたことを明らかにしている!

 

 

また最終章もおもわず刮目した。

日本と台湾のコロナ対策の最大の違い、を指摘している!

 

日本 = “感染症”の専門家が委員会の中心

     ⇅

台湾 = “公衆衛生”の専門家が委員会の中心

 

日本は専門分野研究に人気があり一方、“公衆衛生”のような学問は人気がないそう。

これは面白い指摘!

 

 

結論:「台湾の奇跡」を成し得た理由を詳細に分析するだけでなく、日本の問題点をも浮き上がらせる一冊。



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毎年NY に行きタイムズスクエアを通るたびに感じていたこと。

「なぜこんなに中国系の露出が増えているのか?」

 

メインの看板タワー(W43)の反対側(W45)に、同じような巨大タワーがいつの間にか完成(汗)

大スクリーンでえんえんと放送され続ける中国の広報映像にどうしても思ってしまった。

「勢いがあるにしても、この増え方はなんか異常だな」

 

 

 

その疑問にズバリ答えているのがこの本。

 

中国は2009年から「大外宣計画」を開始。

7000億円以上を費やし、中国共産党の政策の正当化と中国のイメージ向上を図ろうと画策!

 

 

そしてそれはアメリカだけでなく、全世界が対象になっている。

(アメリカ、香港、台湾、日本、オーストラリア、南米諸国、アフリカ諸国 etc…)

本は先ずはアメリカ → 香港 → 台湾とまわり、最後にアメリカに戻る構造。

 

 

先のタイムズスクエア、

<大スクリーンでえんえんと放送され続ける中国の広報映像

 

その放送されていた内容は、

「中国国家イメージ・ビデオ 人物編」180秒

「中国国家イメージ・ビデオ アングル編」

 

1時間に ×15回、1日に300回も放送されていた!

非常に詳しい(笑)

 

 

 

 

 

驚きの事実が次々と登場するので、列挙していきたい。

 

・「大外宣」の中核は、国家外文局。

 累計43種の言語で13億近い書籍を出版。

 

・雑誌も発行 =「人民中国」

 驚くべきことに、日本はこの出版事業のエース!

 かつ独立して採算が取れている、世界でも極めて珍しいケース!

 

・新華社通信も当然「大外宣」の中核。

 180もの支社・支局を駆使し、親北京的な情報を発信し続ける。

 さらに金の威力で、メディア買収、貧困国家記者を「短期的餌付け」し、外国人を傭兵化。

 

・香港メディアも同様に買収・広告出稿の圧力他でじわじわと枷と鞭をはめられ自主規制化(汗)

 メジャー系のメディアは一気に大衆の信頼を失う…

 

・当然、1国1制度を主張する台湾も同様。

 印刷の根幹を本土が巧みに買収し、コントロールしようとする動きはかろうじて阻止された。

 一方テレビ局は北京の資本を送込まれ、自主規制化し始め「歪曲報道」が目立つようになる…

 

 

どのメディア・国にも共通するのは、彼らが主張する以下の一文に体現される。

「中国民間資本は国家企業と違い、比較的スムーズに自由資本の体で海外のメディアに侵入できる」

 

 

 

そして終盤、当ブログも重要視し、米中関係の節目だと考えた内容が登場。

USA 副大統領 ペンス、中国を強力に批判、な演説(10/4)が、ようやく日本語化(日経新聞11/2)

  

本では、以下の一節を取り上げている。

 

「北京はまさに、一種の全政府的手段を使い、政治、経済、軍事ツールを使って宣伝を

 行っており、米国でその影響と利益を推進しているところだ。

 中国も以前と比べてさらにさらに活発にそのパワーを用いて、米国の国内政策と政治に

 影響を与え干渉しようとしている。

 今日、中央政府は米国企業、映画プロダクション、大学、シンクタンク、学者、地方、州

 連邦政府の官僚に対して、褒賞と脅迫を行なっている」

 

この本では上記ラスト2行の「褒賞と脅迫」を最終章で掘り下げつつ終了する。

 

 

一方この本の校了後、3つの大きな変化が発生した。

 

1. コロナ禍が世界を覆い中国が弁明を繰り返し、そのたびに 世界 が中国に失望。

2. 機敏な行動で国民を救った「台湾」に対するあらゆる方法での圧力外交。

3. 民主化を求める「香港」への圧力により弾圧。

 

この3つが本で記述されている、中国問題の本質を炙り出しつつある。

 

 

結論:コロナ禍・台湾への圧力外交・香港市民弾圧、の現在以前、中国が世界に仕掛てきたイメージ工作。



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当ブログにとって、バンクシーは絶賛する存在ではないが気になる存在。

横浜で先日終了した展示会は初日に駆けつけ、13回シリーズで取り上げた。

バンクシー展(天才か反逆者か)2020  ~詳細編~(1)会場内、入場口  

 

で、新しく日本版が出た、この本。

バンクシー について語る、464ページ(汗)

 

 

 

読み始めると、面白い事実が次々と発覚?!

 

・バンクシーは初期、ロビン・バンクスと名乗っていたこともある。

 それが縮まってバンクシーになったわけ!

 

・バンクシーは実は極貧のエリアに住んでいたわけではなく、高級住宅地の生まれ。

 彼は描くために、そのエリアに通っていた。

 

・ステンシルを使うようになってはじめて、彼のスタイルができた(フリーハンドは下手だった)

 

という具合で、著者の ウィル・エルスワース=ジョーンズ はバンクシー絶賛のスタンスではない。

 

 

 

当ブログ的に最も面白かったエピソードは、

 

・初期の伝説のアーティスト ロボ との対立。

 バンクシー本人はレスペクトしている、と否定しているが。

 

 

 

その後もバンクシーのアーティストとしての成長とともに周囲で発生する事柄をドキュメント。

 

・バンクシーのブリストルでの活動をまとめた本が実在する。

 その後ロンドン他にも本は次々と発展し、彼の活動の軌跡を追うことが可能。

 

・チーム・バンクシーはどんなチームか

 本人の意向が強いだけでなく、各プロジェクトの難易度が極めて高く厳しい運営、を理解(汗)

 

・ブーム化 → セレブ化 → フェイクとの闘い → 「ペスト・コントロール」に至る

 

 

 

 

そして最終章の直前。

当ブログ的に最も知りたかった内容が何と1章立てで!

 

それは、MGW(ミスター・ブレイン・ウォッシュ)=Thierry Guetta

 

DVD:イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ バンクシーに興味ある方は必須。 あのディズニーランドでのパフォーマンス映像やバンクシーのアトリエさえ登場!

 

この映画、始まって早々にいきなり主人公が、バンクシー → Thierry Guetta にトスされる(汗)

変なフランス出身のおしゃべり男がアーティストに変貌していくのだが、実に怪しい。

 

その結果、この映画はドキュメンタリーではなく、実は虚構では?!に惑わされる。

その動揺を本では克明に拾っている!

まあストリート・アートは元々ゲリラなのだから、仕方ないかも(笑)

 

 

 

結論:タイトルにあるような「正体」というほどではないが、バンクシー理解が深まる一冊。



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テレビが日本国民に登場したのは、1953年。

映画でもない、ラジオでもないニューメディアだったテレビ。

このテレビでの、ドキュメンタリーのあるべき姿とは?

(映画では → 記録映画、ラジオでは → ラジオ・ドキュメンタリー)

 

その姿を模索してきたメンツが異様に凄いい!!!

 

 

 

ざっと列挙するだけで、

 

・吉田 直哉 =「日本の素顔」

 

・牛山 純一 =「ノンフィクション劇場」「忘れられた皇軍」「すばらしき世界旅行」

「私はテレビ一期生であった。(中略)誰も教えてくれる人はいない。

 私の前に広がるのは無限の濃いウヤであり、ひとすじの道も見つけることはできない。

 だから私のテレビ人生は、いつも臆病になろうとする心を励まし、目をつむって荒野に

 足を踏み出すことからはじまる。

 

 

・村木 良彦、萩元 晴彦  =「と『あなたは・・・」「勝敗」「小澤 征爾 第九を揮る」

「「時間」をすべて自ら政治的に再編したあとで、それを「歴史」として提示する権利を

 有するのが「権力」とすれば、そのものが「現在」を、as it is (あるがまま) に呈示し

 ようとするテレビの存在は、権力にとって許しがたい」(萩元)

 

  etc,,,

 

さらに、

 

・田原 総一朗(WOW!)と =「ドキュメンタリー青春」

 

 

 

 

だけでなく、駄目押しは、

 

CX「NONFIX」(1989 〜 )で活躍していたのが、是枝 裕和!!!

 

日本の映画界のエースが、テレビ・ドキュメンタリー出身とは!

確かに是枝作品を改めて考えるに、どの作品にもドキュメンタリー的視点が欠かせない。

 

「ドキュメンタリーを作る時に、弱者と強者、善と悪の色分けをあらかじめしてしまうと

 製作者としては楽である。行政・官僚を悪と決めつけ、善良な市民の側から告発する。

 企業を開くと決めつけ、消費者の側に寄り添いながら描写する。

 このような「安直な図式」に社会をはめこむことで、逆に見えなくなるものがある。

 山内 豊徳(ドキュメンタリー出演者)は、そのことを気づかせてくれた」

 

「公害って言葉が環境という言葉にすり替えられていった時に、責任を取る人間が減って

 いくっていうんですかね。言葉ってすごく大事だなって思うんだけど、環境、環境って

 言われ始めた時期に、何かたぶん手のひらの指の隙間から落ちていってるはずだってい

 う、なんかそういう感覚で、公害っていうものをもういっぺん捉え直してみようという

 ことだったと思います」

 

 

 

 

そして最終章がまた圧巻。

今度は21世紀に発生した、あの事件に 迫る(汗)

 

 

第9章 東日本大震災を記憶する──震災ドキュメンタリー論 

 

 1. ニュースの忘れ物  

 2. 想定外の記録  

 3. 記者たちの戸惑い  

 4 . 被災者に寄り添う  

 5. 巨大津波の教訓  

 6. 原発事故への問い  

 7. 復興への道のり  

 8. ジャーナリズムの再起動

 

 

 

結論:昭和史 ~ 現代に至るまで全編に渡り、あるべき姿を模索してきた製作者たちの迫力たるや...(汗)



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ネットフリックスの創業者で初代CEO マーク・ランドルフによる回想録。

 

 

当ブログ的に最も知りたいこととて明確にあったのは、

 

インターネットDVDレンタルの誕生はもちろんとして、 → 映画コンテンツ配信への移行

 

が、どんなタイミングで、どう判断されたのか。

 

 

 

 

読みはじめてみると、実に実にベンチャーな話。

 

アメリカで初めてDVDプレーヤーが試験販売されたのは、1997年3月。

このまだDVDタイトルが僅かわずか800しかない時代に、先を読んで事業を立ち上げた。

 

最初の飛躍は、DVDプレーヤー製造企業(東芝、ソニー)とのタイアップから。

DVDプレーヤー購入者には、無料DVDレンタルのクーポンが付いてくる。

プレーヤー ⇄ ソフト が両輪となり組んだことで、DVDプレーヤー・DVDソフトが売れ出す!

 

 

次の飛躍が「DVD販売を捨て、DVDレンタルに特化」したこと。

DVD販売に対し、DVDレンタル売上はわずか3%しかない状況。

一方、DVD販売には アマゾン や ウォルマート が早々に参入するのは火を見るより明らか(汗)

 

 

そしてアマゾンから声がかかる。

買収の提案を受けたのだ。

それはすなわちアマゾンがDVD販売を始めるという号砲でもあった!

 

ここでなぜか既読感がしはじめ、その疑念がなかなか溶けなかった(笑)

よくよく考えるに、このネットフリックス vs アマゾン 対決を既に「逆側」から読んでいた(笑)

 

読後評:ジェフ・ベゾス 果てなき野望―アマゾンを創った無敵の奇才経営者 ダークサイドも露出、が特徴。

 

 

 

結果、アマゾンとの交渉を打ち切り、DVDレンタルに集中注力していく。

 

 

次の飛躍が「定額サブスクリプションの先駆け」(1999年)

 

試練も訪れる。

ドットコムバブル崩壊(2000年)

レンタルプランも絞り込みレイオフも行うことで乗り切る。

 

 

 

 

さて冒頭でふれた、当ブログが最も関心があったDVDレンタル → 映画コンテンツ配信への移行。

ラスト430ページ過ぎにほんの数行(涙)

 

マーク・ランドルフは上場後 暫くして、自社株を売り飛ばし退社!

自分の出来ることは全てやりつくしたと満足し…

 

ここも実にベンチャーっぽい(笑)

 

 

 

結論:ネットフリックスの誕生から上場までを画く話は良くも悪くも、実に実にベンチャー企業(笑)



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