日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

 

 

読み出すと、目ウロコがポロポロな実態がつぎつぎと!

 

一見成功したソーシャルな組織またはソーシャル・キャンペーンが実は全く機能していない実例を連発(汗)

 著者のウィリアム・マッカスキルは実際に非営利組織2つを創設した人物なので説得力がある。

エビデンス・ベースの検証が重要である事を説く。

 

 

だけでなく、

・搾取工場の商品を避けるべきでない道義的理由

・フェア・トレード商品を優先的に購入すべきか?

・「情熱に従え」の落とし穴―世の中に最大限の影響を及ぼせるキャリアは何か?

     寄付するために稼ぐ? or ソーシャル・セクターに就職する?

・エシカル・ブームは実は害をもたらす?

・投票することの本当の価値は?

・貧困か、気候変動か

 

とこのように、かなり難しいトレードオフ関係にチャレンジし、各々を 紐解いている。

凄い!

 

 

巻末には付録として、彼が考える重要な「5つの疑問」を提示。

疑問1.何人がどれくらいの利益を得るか?;何百人もの命を救う方法

疑問2.これはあなたにできるもっとも効果的な活動か?;災害支援に寄付してはならない理由

疑問3.この分野は見過ごされているか?;人類史上最高の英雄は無名のウクライナ人性

疑問4.この行動を取らなければどうなるか?

   :投票が数千ドルの寄付に匹敵する理由

疑問5.成功の確率は?成功した場合の見返りは?

 

どれも、キクねえ〜 

 

 

 

 

最後に。

これだけ絶賛してきた中、ひとつだけ不満が(怒)

それは、日本語版タイトル。

 

「利他主義」というコトバのマイナー性が、この本が日本で世の中化することを拒んでいないか?!?

原題は、 DOING GOOD BETTER と、シンブルで美しいだけに...



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新年早々「反省」を求められる読書?になるかと思いつつ読み出したが、実は 真逆!

 

「悪態」がいかに人類にとって重要な意味をもつのかを、貴重な実験・研究結果から解き明かそうとする(笑)

(神経科学、言語学、行動心理学 etc...)

 

 

著者のエマ・バーンさんは、AIの開発に携わりBBCラジオで番組のキャスター。

日本生活経験もある彼女が、イギリスに戻り男性社会で生き抜くテクとして「悪態」を身につけた(汗)

そこから仮説が生まれ、この本が誕生!

 

確かに第6章は「女には向かない言葉ジェンダーと罵倒語」と女性視点。

そして仕上げは

第7章で次々と登場するのは、さまざまな言語の汚い言葉や罵倒語の集大成(汗)

 

 


と少々揶揄させていただきつつ、面白い表記は多い。

当ブログのテーマのひとつとも考えている「右脳」「左脳」理論が展開され、最も刺さった。

 

 「右脳」あるいは「左脳」を事故などで失った方々が示した感情は…

「右脳」を失うとー無気力。「悪態」はつかない

「左脳」を失うとー「悪態」は継続。ただしコントロールがきかない場合あり

 

そこから導かれる結論は、

「右脳」ー感情

「左脳」ー言葉

そして「右脳」と「左脳」協調し最終的な判断に至る。

 

また人が向き合った時に、

右目は相手の左側の顔

左目は相手の右側の顔

をみていることになる。

 

顔の写真を撮影し、右側だけ、左側だけ、をコピーして擬似の顔を作ると、

「左側だけ」がより感情を汲み取りやすい?!?

 

 

その他にも、興味深い実験が次々と登場。

・「悪態」をつくことで、ストレス・恐怖・不安などにもっと耐えられる

・「悪態」をつきあえる職場の方が、双方のコミニュケーションがとれている→業績アップ?

・「悪態」のひとつである排泄のタブーは強力。

 「きたない」のチカラ!というキーワードにまで(笑)

 

これで「うんちくん」ドリル人気の秘密の一端を知ったような

 

 

 

結論:人類にとっての「悪態」の意味を探求、は著者のユニークな視点が利いている点で興味深い。



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映画ベスト10に続き、今度は「本」でベスト5、いってみます。

こちらも毎年一度の楽しみ化している!

 

アップに至った本は30冊弱だが、それ以外にも数的には倍程度は読んでいるので、その10分の1レベルで、5つに。

1行目はタイトルとアップ時のサブタイトル、2行目は今回のコメントとなります。

 

 

 

第1位

日本一の「デパ地下」を作った男 三枝 輝行 ナニワの逆転戦略 企画アイデアこそが成長のドライビング・フォース。今年のベストに入れます!  

「弱い」阪神百貨店を「強く」したのは、企画アイデア。 

 

第2位

より高き忠誠 真実と嘘とリーダーシップ A HIGHER LOYALTY アメリカの健全性を維持することに腐心したジェームズ・コミーの闘い。  

コミーがアメリカの健全性に腐心した闘い。ページをめくるスリルに魅了された。

 

第3位

スポーツ国家アメリカ 民主主義と巨大ビジネスのはざまで  日本で今、負のスパイラル化しているアメフト問題も考えつつ読んでみた(汗)  

日本の体育会的な「権力の誤った集中」という問題がアメフト問題の中心にあり、アメリカや世界のスポーツビジネスに注視、は重要だなというのが結論。

 

第4位

デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義 予想外に芯を食って持ってかれた一冊。今年のベスト10入りもありや?!(笑)  

Googleの前データサイエンティストは言う。検索の言葉や順序が「人の心のうちを語っている」と...

 

第5位

トヨタ物語 強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ トヨタ生産方式の凄みを垣間見ることが出来る点でお薦め。  

「人間は自由度を与えると仕事をしたくなるんですよ。トヨタ生産方式は強制ではなく、自由なものです。

 

 

番外編

ヘンテコノミクス 行動経済学まんが 一家に一冊、級の強力なインパクトを残す名著!  

去年の本なので、番外。1日1話ずつ、毎日楽しめる名著!



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当ブログ「上半期」極私的 映画 ベスト10!にトライしたところ、以下の2作品がランクイン。

バトル・オブ・ザ・セクシーズ Battle of the sexes 世紀のテニスマッチ 男 vs 女 に至る スポーツ国家アメリカ の転換点を描く今作は、ポイント高し!  

アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル I, Tonya スケート界最大の事件を描き切った今作は、今年前半を代表するブラック・コメディ!  


スポーツ映画が2作も入るとは、我ながら 意外!


いわゆる「スポ根」映画は、どちらかというと観る前から敬遠ぎみ。

「ロッキー」シリーズは第1作でお腹いっぱいで、残りは見向きもしていない私なので(笑)

 

もしかすると、スポーツ映画も変化の時期を迎えているのかもしれない、とも考えた。

上記2作品も、一筋縄でいかないクセ者映画(笑)

かたや ウーマンリブ + WTA誕生、あるいは史上最大のスキャンダルもの。

 

 

 

 

そんな中、スポーツ映画トップ100なんていう企画が登場。

読むしかない!(笑)

 

著者は30年も週刊文春で、映画評を連載している、芝山 幹郎 氏。

さすが週刊誌レギュラーを抱えているヒトだけに、独特の「味」があって面白い。

 

それはランキング1 位~100位の分け方からだけでもわかる。

100位内を4つに分割しているが、それぞれのタイトルは、


1 位~10位:   何度もリピートしたくなる 

11位~50位: 見てないなんてもったいない 

31位~60位: ダークホースを探せ 

61位~100位:捨てがたい味、出してます 

 

面白い!

 

 

どのスポーツ映画が多くランキングされているかというと、

 

1 位 野球(MLB他)  ×19

2位 ボクシング(意外? とも思えるし、そうだよね!という気も)  ×17

3位 アメリカン・フットボール   ×10

4位 サッカー   ×8

5位 バスケットモール  ×6

6位 自転車!  ×4

7位 ゴルフ  ×3

8位 アイスホッケー、プロレス、フィギュア、ラクビー etc…  ×2

 

やはり野球強し!

 

 

当ブログは先のも申し上げたように、

<「ロッキー」シリーズは第1作でお腹いっぱいで、残りは見向きもしていない

な状態なので 戦績は非常に悪く、

 

1 位~10位:   何度もリピートしたくなる      =  6 / 10   残  4

11位~30位: 見てないなんてもったいない     =  7 / 20   残 14!

31位~60位: ダークホースを探せ         =  8 / 30   残  22!

61位~100位:捨てがたい味、出してます     = 17 / 40   残  23! 

 

結果、全体100作のうち 38作(%)しか観ていない…

 

ただし逆に考えると、あと62作 も今後楽しめる!(笑)

 

 

結論:映画ファンにはたまらない、スポーツ映画愛に満ちた一冊!



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著者のコミーといえば、オバマ再選の際にFBI長官だったが トランプ大統領の誕生後、突然の解任。

 

当然、興味はそのトランプの話題に向く。

だがそんなセンセーショナルな形式を取っておらず、この件は14章のうちの最後の3章のみ。

 

基本は彼の生い立ち(幼少のころ、彼を正義に目覚めさせる驚きの事件が)も含めた、彼が法に捧げた40年間を総括した内容。

この内容がいちいち凄まじく、既に報道済で既視感のトランプの1件よりも、俄然面白い。

 

 

それらは例えば、

 

ブッシュ時代=司法長官

・マーサ・スチュワート事件

・合法とされてきた NSAの監視プログラムの合法性を問う

・CIA の尋問プログラムの合法性を問う

 

オバマ時代=FBI長官

・社会現象化した警官による黒人射殺問題後への地域社会と警察の乖離による問題への対応

・ヒラリーの私用メール事件(第1次)

・ヒラリーの私用メール事件(第2次=いったん終了した捜査の再開)

 

という具合で、コミーがアメリカの健全性に腐心した闘いが綴られていて、ページをめくるたびに、そのスリルに魅了された。

 

 

 

一方で、とても印象に残った文章を三つ列挙しておきたい。

自分の闘い(仕事関係ではない)、を勇気づけるものなので!

 

 

あらゆる組織、とくに上下関係を核とする組織には、反対意見が切り捨てられ、正直な意見が出にくい環境をつくりだすという危険が潜んでいる。

こうした環境は、ほどなく妄言とごまかしがはこびる文化を生み出す。

p 96

 

 

嘘つきは嘘をつくのに熟練するあまり、真実とそうでないことの区別がつかなくなってしまう。

そんな例を、私は長年にわたってたくさん目にしてきた。

嘘つきは自分の周辺を嘘つきで固めようとする。

その道徳基準に迎合するのをよしとしない人は輪の外に追いやられ、交友関係はどんどん狭まっていく。

代わりに、欺瞞に耐えることのできる者たちが権力の中心に引き寄せられていく。

特権は、嘘をいとわず欺瞞を容認できる者の手に渡る。

やがて、それはひとつの文化となり、生き方そのものになる。

p 94-5



 

政治も、自分にとっての都合も、友情も、私にとってはどうでもいいことです。

私に取っては、正しいことをするのがすべてなのです。

何かが根本的に間違っていると確信したなら、それに加担するようなまねはけっしてしないでしょう。

もちろん、誰しも意見の相違があるときは、政治的な判断を下して当然です。

それでも、私は正しい判断をするでしょう。

p 157 上院での指名承認公聴会での発言




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昨日アップしたMoMA:2018 秋  (上)

Bodys Isek Kingelez の未来志向の ユートピア都市 の模型の展示を紹介した。

が、そこで強い印象を残したのが、このユートピア都市の中を歩き回れる、VR(Virtual-reality)体験コーナー(写真)

 

当ブログ的には「ゲーム類」との連動が危険だと考え、VRとはやや距離を置いてきた。

が、こういう使い方ならあり! だと思い直す機会になった。

 

 

実はこのNY旅行にたまたま、この本を持っていていて未読だった。

なのでMoMA後から、さっそくバリバリと読破(笑)

 

 

 

まず冒頭で驚く。

現在のVRブームは ザッカーバーグの Facebook が、ベンチャーVR企業「オキュラス社」を巨額で買収したことから始まった、とのこと

(つい先日の 9月26日 発表→メディア報道されたばかり!)

その買収劇のわずか数週間前、ザッカーバーグは本書の著者の研究室を訪れ、最新のVRを自ら体験していた。

 

で者名 ジェレミー・ベイレンソンの経歴をみてこの驚きに意味があることを悟る。

スタンフォード大学教授で、VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)研究の第一人者!

 

 

 

その驚きのオープニングに続き、本のタイトル、EXERIENCE ON DEMAND に近い展開。

VRにどんな需要があるか、を解き明かしていく。

 

そして次々と登場する、びっくりの事例たち。

 

・NFLの某チームでは、作戦・戦略を「インストール」し170種もある作戦をアタマに埋め込む

 これによってビデオもタブレットPCも「太古の技術」に!

 「練習を繰り返して経験を積む以外に上達する道はない」

 「がVRトレーニングは練習を繰り返すのに限りなく近い」

 

・VRドキュメンタリーは観客の感情を激しく揺さぶる

 例:「シドラの上にかかる雲」(8分半)→見てみたい!

 

・仮想の体を「自分のもの」と簡単に思い込ませる力がVRにはある。

 911のPTSD患者2000人をトラウマから救ったVRソフトが実在

 

・VRが患者の「痛みからの解放」に寄与し、医療の現場が注目。

 苦痛を伴う理学療法を「楽しかった」と報告する子供!

 VRで麻痺に苦しむ患者に「幻の腕」を経験してもらうことで精神的な救いを得る

 

 

こんな具合で、「見る」から「する」に移行する違いは極めて大きいことを学んだ。

 ≒「人間の脳はVR内での経験を現実の経験と同じように扱う」

 

昨日アップの MoMA:2018 秋(上)も本来は「総論」から入ろうと思ったが変更。

MoMA で体験したばかりのVRとこの本がアタマの中で連動し、貴重な「気づき」を得た。

 

 

もうひとつ、本では指摘していなかったが感じたことを。

あと日本企業にとり大きなビジネスチャンスになると思うのがHMD(ヘッドマウントディスプレイ

「より軽く」「より小さく」を追求するのは日本企業のお得意の分野(じゃない?)

「X-MEN: アポカリプス」でサイクロップスが作ってもらった眼鏡のようなコードレスの HMD はどうだろう(笑)



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実は、あまり期待しないで読み始めた。

大阪ローカルの話だし、成功事例といっても「デパ地下」の話で終始するのではないか、と。

 

ところが!

確かに「デパ地下」の話もあるが、それはあくまでも第1章のことで、次々と凄い話が登場してくる。

 

元々、阪急、大丸、近鉄など錚々たる百貨店が揃う関西。

「弱小集団からどこにも負けない店になるには食品しかない」とデパ地下の改造に取り組む。

そのアイデアは”祭り”を演出し、「気取った非日常」を消し去る、こと。

 

・全国から実際にうまいものを発掘しては口説き、出店してもらう

・マグロの解体ショー

・”いか焼き”を阪神百貨店名物化

・大福500個を売り場に積み上げる

 etc… 数々のアイデアでデパ地下をテーマパーク化し「デパ地下の阪神」と言われるようになる。

 

で凄みがあるのがこのあと。

・裏切られたのを機に、最大手レナウンを締め出す作戦(!)

・新しく加えた百貨店ブランドの衣服を売るのに、阪神タイガース選手・監督をうまく活用

・男性下着 ≒ パンツ、の革命。

 商品だけでなく、売り方にも「三枝」ならではのアイデアが!

・時代に遅れだした○○分野をどううまく取り除くか

 

さらに化粧品分野では、

・日本一の売り場に変貌させた三枝にその手法を聞いた資生堂、唸る

・ハンカチ売り場の常識、を覆す ー 既成概念に囚われていては、何も新しいことは生まれない

 

そして経営に関わってからは、

・年末年始挨拶とりやめ、中元歳暮(百貨店の心臓!?)の廃止

・百貨店の名物「エレベーターガール」の廃止

・銀行と対等にモノを言うには ー ハナっからこれは無理と決めつけず、何でも試してみること

 銀行追い出し作戦!

・「質流れバザール」が当たった本当の理由は、北新地のホステスたちに関連した現象だった

・もったいなくて捨てられないショッピングバッグ、を開発

 


彼の人生訓が企画する者にとりとても重要だと思うので以下、引用

「他人におもねることや、上司にゴマをすってその場を取り繕うような姑息な生き方は決してしてはならない」

 


結論:「弱い」阪神百貨店を「強く」したのは、企画アイデア。 今年のベストに入れます!



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元々は NHKスペシャル「あなたの家電が狙われている」

それを本にしたもの。

 

テレビ番組同様、まずは家に置いたウェブカメラが勝手に動き出し、覗かれていることが発覚した件から。

IoT機器は決して安全じゃない=盗み見、乗っ取り、遠隔操作をされる可能性が大!

2016年時点で日本で観測されたサイバー攻撃の60%以上が、IoT機器を対象にしたもの。

 

さらに今流行りの AIスピーカー も危ないという。

Google に情報ダダ漏れ、だけじゃなく、そのデータが外部へ? で乗っ取られる?!?

 

そして十二分にそのヤバさがわかったところで、第2章。

こういうIoT機器をハックし世界的に展開することで、過去にない大規模攻撃が可能に。

2016年10月21日、アメリカで史上最大のサイバー攻撃が発生、過去の8倍ものサイズの攻撃!

ひとつひとつはちょっとしたIoT機器なのだが、一斉に束になって襲いかかることでそんなサイズが実現してしまった。

 

しかもその攻撃を可能にしたマルウェアの名は、Mirai(未来?)

でバラまいたのは「アンナ先輩」Anna-senpai

 

日本人かと思わされてしまうネーミング!(汗)

番組では アンナ先輩、は ふれてなかったような…

 

続き番組で登場していた「ダークウェブ」≒ 闇のインターネット

 

 

 

当ブログがやはり注目してしまうのが、オリンピックでのサイバー攻撃。

 

・ロンドンオリンピック2012

 開会式当日、メインスタジアムの電源供給システムへのサイバー攻撃を感知。

 直ぐに準備してきた対策を実施し、ことなきを得た。

 

・リオオリンピック2016

 開会式数日前からDDoS攻撃が仕掛けられ、期間中も続く(アメリカのと同規模レベルの攻撃)

 何と街中に設置されていた多数の安価な防犯カメラがハックされ、発信源になっていたという!

・平昌オリンピック2018

 こちらも開会式。サイバー攻撃が原因で入場券発行やプレスセンターの通信に支障。

 攻撃したマルウエアの名は、Olympic Destroyer(汗)

 

   東京オリンピック2020でのこの対策はどうなるのだろう。

 日々進化していくこの世界、2020の敵は「暑さ」だけじゃないことを改めて実感…



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著者の、池上 彰 関連本は年間を通し、大量に出版されている。

 

が、この本での「池上 彰」は一味違う。

通常は、日本・世界の歴史・経済の問題をわかりやすい表現で解説するスタイルの本が多い。

 

ところがこの本では、どうやってその「わかりやすい解説」に至ったかを解く。

「週刊こどもニュース」キャスターへの異動がその大きなきっかけだったのは周知のところ。

だがその異動だけでなく、NHK入局以来の異動が彼に大きな影響を与えた。

支局配属 → サツ回り(文章の独学)→ 通信部 → 警視庁担当 →社会部 気象担当 →アナ…

“左遷”ともとれるような異動が、“越境” という超ポジティブなコトバで表現される。

 

自分の意思に関係なく、仕事の担当部署が変わる。

でも、そこで腐ることなく一生懸命勉強すると、いずれ成果が花咲く。

(中略)

“越境”の繰り返し、のおかげです。

 

 

その境地を本を通し、また面白い知見が「言語化」される。

思考のための ヒント集 的な趣き!

 

・ゆるやかな帰収法(第4章)

(意味は、この本をお読みいただければ…)

 

・まず本を読むこと → セレンディピティ

 

・人に説明しているうちに、パッと別の関連性を思いつく

 脳が活性化されて、あちらこちらに触手が伸びて、関連しているものを探している?

 

・アウトプットを意識する

 

・原点から考える

 

・守られているものは弱い

 

・「そんな馬鹿な」質問をする=「週刊こどもニュース」キャスターの効能!

 

・人をだしに使う 質問法、がある(笑) 高等戦術!

 

・「置き換え」の技 を使う

 

 

 

最後に、終章で披露される、4つの“越境”の醍醐味 で締めたいと思う。

1. 知らないということを 知る。「無知の知」(子供の視点)

2. 知らないことを知って、停滞を破る(未知の土地や人に越境する)

3. 離れているものどうしに共通点を見出す

4. 知らないことを知ることで多数の視点を持つ。自分を相対化する

 

結論:通常の池上本とは一線を画する路線の、仕事・生き方の視点・醍醐味を表現する一冊。



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ここ数年、ソーシャルメディア上で発信されるデータ量が飛躍的に拡張、たった1日で2002年間総量に匹敵するという(汗)

 

となると、このビッグデータを元に、ソーシャルメディアトラッキングが可能に。

Googleの前データサイエンティストは言う。

検索の言葉や順序が「人の心のうちを語っている」と...

 

 

 

このようなデータ起点の政治選挙活動の走りはオバマ元大統領のチームだそう。

クッキーを使いアクセス者の特徴を分析し、その個人に紐付いたアプローチを行っていた。 

 

そして数年後、最新のトランプの選挙戦では、更に進化した手法が使用されていた。

英 ケンブリッジ・アナリティカ社 の開発した手法は、ヒトを5つのパターンで分析。

行動学的マイクロターゲッティング戦略を用い、マイクロターゲット広告を配信。

悪くいうと、個別化されたプロパガンダ(!!!)

 

だけでなく、フェイスブック上では「ダークポスト」という発進元を追求しにくい方式でアプローチ。

 

 

そしてトランプ当選直後にトランプ・タワーを訪問したのは何と、英eu離脱派。

イギリスEU離脱の国民投票にも、我々が無意識のうちに提供する大量のデータがや世論形成に利用された...

 

ブルッキングス研究所が調査したアメリカの結果からいくつか抜粋。

・ニュースはデジタル化している

・ネットニュースは事実を検証しない場合が多くニュースの質が危険にさらされる

・ソーシャルメディアはニュース(と嘘ニュース)をすぐ拡散する

・若者層にはニュースはコメディ番組で伝えられている(!!!←実にアメリカっぽい 笑)

 

アプリの一種「ボット」がさらにそのl傾向を劇的にアップする(一種のAIか?)

 

 

 

そして第4章に入ると、サブタイトルは「ロシアよりボットをこめて(汗)

IOTの伸長により過激化するハッキングし、原発さえ?もがその餌食に?!

ウクライナでのサイバー攻撃で厳冬の中、電力が奪われる地域が発生。

嘘が巧妙に含まれたプロパガンダが大量に配信、個人の不安に直接訴える(汗)

これはもうデジタルサイバー戦争、ではないか?!?

 

フランスのマクロンでさえ、ロシアのサイバー攻撃を警戒していたという。

幸いフランスのメディアは未だ強いこと、フランス人は米ほどSNSに信頼を寄せていなかったことで影響は危惧するほどではなかったそう(笑)

日本は、どうなんだろう?!?

 

 

という具合で、予想外に芯を食って持ってかれた。

つい最近の偽アカウント削除で7億フォロワーが消え「いいね!」経済も揺らぎ、ネット情報汚染問題が表面化しつつある今日この頃。

今年のベスト10入りもありや?!(笑)


追記:8/18日本経済新聞のトップ記事は何と...

         ロシアの手法を模倣し、中国がカンボジア選挙にサイバー介入とな!

         この分野、目が離せない(汗)



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「レクサスとオリーブの木」「フラット化する世界」などの、トーマス・フリードマン の最新作。

(上)(下)の2冊で、合計1000ページ近い旅!

 

だが元々コラムニストだけあって、比較的 するする 読める(ホッ、と)

 

 

 

1.熟考 で、本のタイトルの意味は早々に明かされ、次に。

 

2.加速 

に入ると、時代の節目のキーボードとして「2007年」が。

確かにi phoneが誕生した、のは、その年。

 

 

だけでなく、

・クラウド・コンピューティングの成長を可能にせる重要なテクノロジーが誕生

・Hadoop。ビッグデータ系

・GitHub。オープンソースのプラットフォーム

 などによって、ソフトウエアが「世界を食べる」能力が大幅に拡大。

 

さらに

・ビットコイン

・アマゾンがキンドル発売

・Airbnb

・IBMワトソン

・インテルがチップに初めて非シリコン素材を採用

 

 

そして早くもこの本のピークは 60 ~ 64ページにやってくる。

本の最大のエッセンスを早くも披露(汗)

 

そして次は、ムーアの法則 の誕生経緯、そして今に至るまで。

今や、チェス盤の倍々ゲームが後半に差し掛かっていることを指摘。 

面白い!

 

ところが…

3.イノベーティング から急速に失速を始める。

(上)の最後から(下)に入る大事なところで…

 

そして(下)に突入するも...

著者の故郷 ミネソタ へ文章が展開するころから、ある意味コラムニストの書いた本だと自覚(汗)

そして、その印象は最後まで変わらなかった…

 

 

結論:(上)だけなら、今年のベストの一つだったかも… だが…



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2冊目のEV系本の読破。

今回は新書、なので、タイトル通り絞り込んだ内容 = EV、自動運転

 

とはいえ、こちらはこちらで侮れない内容。

 

 

まず冒頭プロローグは、今年 1/8 の TOYOTA の EV 「e - Pallete Concept」の発表会。

「モノ = 愛車」を売る会社 →「サービス = MaaS mobile as a service」を売る会社への決意表明!

 

 

そして 第1章 クルマがこのままでは立ち行かない理由 

アマゾン vs トイザらス から、消費者の「実用的価値→「情緒的価値」への移行を解く。

そしてこの移行についていけてない、クルマの危機と改革の必要を訴える。

キーワードは「いつでも」「どこでも」「誰でも」「直ぐに」「簡単に」etc...

わかりやすく、かつ説得力があった(汗)

 

続き、

第2章 すべてのクルマはEVになるのか = 「電動化」

第3章 ドライバーのいらないクルマはいかにして可能になったか = 「自動化」「コネクテッド化」

当ブログ的には、自動運転まわりの最新状況が詳しく解説されていることを評価したい。

 

で最終章、

第4章 自動車産業の未来;エピローグ―サービス化はもう始まっている

ここで冒頭のTOYOTA の EV 「e  Pallete Concept」に戻る。

そして、東京オリンピック がこのコンセプトの世界へのお披露目になることを解説している。

お台場地区? 選手村近辺? で自在に動き回るこの無人車たちが絶好のプレゼンテーションとなるのだろうか?!

 

オリンピックや万博は常にこうした先進をアピールする機会として有効だった。

2年後の東京2020、それを実感したいものだ!!


結論:やはり東京2020でのTOYOTA の「電動化」「自動化」「コネクテッド化」デモンストレーション「e - Pallete Concept」は重要!

 

次の本はコレだ!(笑):EVウォーズ



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日産のノートが、国内新車48年ぶり首位、というニュースが!

48年もなかったのね…という方に頭がいってしまいつつ、EVに近いクルマが売れつつあるのか?

というわけで、EV系の本をこの際一気に ×3冊一気読みすることに決めた(笑)

 

 

第一弾は、この EVシフト で。

冒頭にあっさり申し上げてしまうと、全5章中、白眉はラストの第4章・第5章。

 

第4章:EVシフト実現に向けた課題とビジネスチャンス

第5章:これからクルマはどうなるのか?

 

細かくいうと、

第4章:EVシフト実現に向けた課題とビジネスチャンス の章立ては、

・電池業界に与えるインパクト

・素材・材料業界に与えるインパクト

・電力業界に与えるインパクト

・情報・通信業界に与えるインパクト

 

日本の工業界・産業界にどんな影響があるのかが判り、有用だった。

 

 

また次の 第5章:これからクルマはどうなるのか? では、

・電動化がもたらす自動車産業ゲームチェンジ

・EVシフトが推進する自動運転の導入

・自動運転とシェアリングサービスにより加速するEVシフト

・「走る蓄電池」としてのビジネス

 

このように、この第4章 第5章 の50ページは読み応えが、がっつりと。

短い章もあり、もっと深く突っ込んで欲しい部分も。

 

 

最後に、当ブログなりのまとめ。

政治的な意図を持ち驀進する 中国、を中心とする 内燃機関 → EV化

この「EV化 = 電動化」に加え、時代の大きな変化がある。

それは「自動運転」「コネクテッド・カー」そして「シェアリング」

 

この結果「クルマ」のポジション自体が、アズ・ア・サービス化、しつつある?

 

 

結論:日本の工業の代表選手「クルマ」が時代の変化にさらされる状況は、他人事ではすまない(汗)

 

次の本はコレだ!(笑):EVと自動運転(新書)



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 読み始めて 著者が正に、アマゾンエフェクト を語るに相応しい人物だと驚く。

 

名前は、鈴木 康弘。

キャリアのハイライトは、 鈴木 敏文 氏(父!!!)に仕えた。

グループの オムニチャネル を立ち上げた。

 

その前はソフトバンクG (孫 正義)で、デジタルシフトウェーブ代表取締役社長(ネット書店 汗)

SBIホールディングス社外役員も兼任していたので、北尾 吉孝 氏とも濃い交流(汗)

 

このように、とてつもないカリスマたちに鍛えられた経験則から語る、アマゾン 攻略法。

 

 

この背景から、圧倒的に面白いのが、第1、2章。

章の タイトル 及び サブタイトル から「ここだ!」を抜粋。

 

第1章 アマゾン・ショックが日本にも押し寄せる

日本に押し寄せる「四つのショック」

ニューヨークで体験した“アマゾン・ショック” 

企業の難しさを学んだネット書店の設立

 

第2章 アマゾンに対抗できるのはどのグループか

トイザらスの倒産は対岸の火事ではない

ホールフーズの店頭で実感したアマゾンの顧客戦略 

会社の利益を未来への投資に回すアマゾン

「最高のカスタマーエクスペリエンス」を提供する

アマゾンの方程式は「ライフタイムバリュー × アクティブ・ユーザー数

 

 

第3章以降は 概念的な方向にいくので、良い意味でも…でもスラスラ読めて読了。

とはいえ第4章で語られる、日本が周回遅れになりつつある、教育ショック は超響く…

 

 

結論:ネット書店 → セブン・オムニチャネル立ち上げ、とあまりにあまりに適切な人物が語る アマゾン・ショック は読む価値あり!




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最新技術が人間生活に及ぼすだろう変化を、550ページ以上にわたり ポジティブ に語る。

 

 

冒頭早々に、今後の ↓ と ↑ が示されるのでメモ。

 

↑ 拡張時代の勝者

①テクノロジー大手企業

②人口知能スタートアップ企業

③スマート・インフラストラクチャー

④モノのインターネット

⑤発展途上国のネットワーキング

⑥開発者、人間とコンピューターのやり取り及び経験デザインの実践者

⑦ヘルステックとフィンテックの提供企業

⑧個人向け A I 提供企業

⑨AR、VR、AV 及び PHUD

⑩エキゾティックなメタマテリアルと3D プリンティング

 

さもありなん、と言ったところ。

 

 

では次に、

↓ 拡張時代の敗者

①大規模エネルギー産業

②大手ヘルスケア及び製薬産業(えっ!)

③小中規模カレッッジと大学

④大きな政府

⑤銀行、保険、規制当局 及び 金融一般

 

この敗者ゾーンで驚いたのは、② と ⑤。

で興味深く読んだのだが、特に ⑤ !

 

そのくだりは、第3部 「拡張」の時代 で語られる。

当ブログ的なピークにそこは、442ページあたりからの10何ページ!

ここだけでも立ち読みし、この本を買うか買わないかの判断をするもの、あり?(笑)

 

読後に気づいたのだが、著者は元々 USA、カナダ、ニュージーランドで利用可能の、世界初モバイルのダウンロード可能銀行口座を提供しているヒト。

なるほど 先の ⑤方面の攻撃?! の真意はそこにあったか!(笑)

そこは置いといても、十二分に面白く読めた 550ページ。

 

 

結論:テクノロジーが生み出す「破壊 vs 創造」の予行演習として、現状捨て置けない一冊!



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