スティーブ・ジョブズの 旧Apple時代,そしてPIXARとかかわり,Disneyとつながりつつ、Appleへの復活を果たすところまでを描く本、 iCon を読んだのでその感想を。
著者は、ジェフリー・S・ヤング ,ウィリアム・L・サイモン。
アップルでのごたごたは、いろいろな本ですでにたくさん記述があり、スティーブンがどんな性格でMac時代にどういう行動をし、どんな人間関係だったかはだいたい読んでわかったつもりになっていましたが、今回のこの本での最大興味は、以下のようなことでした。
スティーブンは、どういう経過でピクサーとからんでいったか。
そしてピクサーの中で、彼はどういう役割を演じたのか。
iTunes、iPodのプロジェクトはどのように立ち上がり、スティーブンは何をし、音楽業界との関係づくりをどう構築したか。
(本にはありませんがスティーブンの最新ネタは、iTV といって、TVにもくっついちゃうそうです)
この本、上記についてほぼ網羅されており、大変満足、満足!
特に面白く読めたのが、
<ピクサーの中で、彼はどういう役割を演じたのか。
結論からいうと、彼の役目は「ネゴシエーター」(笑えます)
しかも強力な。
Appleを創立,Macを推進,iTunes,iPodのプロジェクトを成功させた実績の人物なんでまずいないですからね~ 天下のディズニーや、ジェフリー・カッツェンバーグ(ディズニー→ドリームワークス)を手玉に取ってしまうことができるのは、間違いなく彼くらいのものでしょう。
この続きは本にはありませんが、結局ピクサーをでディズニーに売却しつつ、ディズニーの取締役になりつつ、iTunesの映画事業を推進するというさらにすごい展開!もこのように文章で読んでみたいものです。
また、本の中で強調されていたのが、ジョン・ラセターの天才ぶり。
ディズニーのアイズナーやジェフリー・カッツェンバーグにとって、ピクサーとは、スティーブンの後ろにいたラセターが全てだったことがわかります。
わがままスティーブンとこれだけつきあってこれたラセターの人間力もすごいかも?
最新のCarsの出来を見ても、彼の才能があらためてすごいと思いました。
(久々に手放しで褒めたい PIXAR映画「カーズ」Cars コレ泣けます! 2006-07-17投稿)
そのCars、もうDVDが日本登場のようですね。
最近は公開後のDVDリリーススピードが早いと改めて実感しました。
11/8が楽しみだあ!
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