日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



去年12月12日にアップした本「ワールドカップは誰のものか 」の感想なのだけれど、FIFA事務総長の書簡暴露が発生し、現在の状況に強力にフィットしている内容だと判断したので再び(笑)


2018年、2022年のワールドカップがそれぞれ、ロシア、カタールに決定したことがサッカー・ファンにショックを与えている今日この頃(その国のファンを除いて)
今、実に響くタイトル=「ワールドカップは誰のものか」に惹かれ、積ん読状態になっていたこの本、引っ張りだして一気読みした。


そうしたら、この本がアフリカワールドカップ直前に発売されたものの、ちょうど良いタイミングでの「周回遅れ」となった(笑)

立ち上がりは、なぜ南アフリカが選ばれたのか、というタイトルで、第1部は「ワールドカップと政治」
政治権力、特に独裁者たちによるワールドカップ介入の時代、その後からはFIFAのどんな思惑がからみあい、開催地が決定してきたか。
そしてそれを取り巻く権力闘争をあぶり出す。

さらには、日本がおおいに揺れた「2002年ワールドカップ招致」にまつわる韓国側の野心が生みだした「日韓共催」の顛末を。
余談だが、前にサッカー協会の川淵会長の『私の履歴書』に出ていた時の「ヨハンソン激昂事件」を思い出した(2008-02-28 アップ)
組んでお世話になったヨハンソンを激昂させるのだから、韓国もたいしたものだ(笑)


こう読み通していくと、いかにワールドカップが理事たちの政治駆け引きで決定していくか、よ~く理解できる。
大枚をかけた「招致レポート」なんて、そんなには関係ないのだ!
カタール大会について、どうせ今後何か出てくるだろうと思っていたら、先日FIFAから「必ずしもカタール国内だけでのみ行わなくても良い」発言が飛び出した。
だんだんと、今回の決定が「中東全体」を視野に入れたものであることが見えてきた。
今後も「日程変更」も含め、招致レポートにはとてもないような FIFAの思惑による拡大解釈が、次々と発生することが予想される。


一方、第2部 南アフリカ開催の意義、もなかなかに読み応えがあった。
ラクビーワールドカップについては、映画化(インビクタス 2010-01-28 アップ)されてもいて理解しやすいのだが、南アフリカのサッカーの苦難の歴史(黒人サッカーの歴史とワールドカップ)についてていねいにふれており、アパルトヘイトによって サッカーも(ラクビーも)孤立していく過程など、こちらも映画化できそうなくらい暗く、重い内容で興味深い。

ということで、めずらしく「周回遅れ」読書が、ちょうど良いタイミングとなっただけでなく、読ませる1冊だった!


以上、引用が終わるのだけれど、周回遅れでは全くなさそうな状況に、思わず笑ってみるしかない?

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本日(とうか昨日)の日経朝刊の経済教室「科学技術の役割ー「最悪時」前提に設計に見直せ」が優れた記事だったので、メモ。


電車の中で立って読んでいたのだが、まず目に飛び込んだのは記事ページ左隅のグラフ。

グラフのタイトルは「十分な失敗経験を積むには200年かかる」

ボイラー、鉄道、自動車、航空機、そして原発の失敗や自己の経験の総量を縦軸に。
1750年~2000年の歴史的経緯を横軸に。
視覚的に、まだ原子力の知見が不足しているのが現在、ということを理解させる。

これは珍しくわかりやすくていいなあと思ったら、やっぱり書いていたのは気に入っている学者、畑村 洋太郎さんだった。
当ブログでも、去年の7月02日に「読後評:危険不可視社会」を取り上げている。


東大で機械工学を教えている先生だけに切り口は鋭く、テーマとして一貫してやってこられたのは「危険を可視化するということ」=「危険学」
今日の記事では、実際に被災地を回って気付かされたことを元に論述していて、非常にプラクティカルかつ俯瞰して論述しているので、強力に読ませる。
未読の方は、今日5/30(あっ、もう昨日か)の新聞を、自分 or 勤務先(笑)が捨てる前に推奨しておきたい。


一方で、前述の本のクライマックス第7章「規制・基準で安全は担保されるのか」の記述が恐ろしいので引用しておく。

<それは、知識でははるかに劣っている「役所」が規制や基準を作り続けることで、
<「規制を受ける側」が「形としてそれを守っているふり」つまり、「形骸化」
<するということ。
<一方、役所に「責任追及」と「原因究明」の両方が司法にゆだねられている
<「ねじれ」の結果、世の中に本来伝えるべき情報が、隠蔽される傾向にあるという指摘である。

これを読んだあとでは、その本「危険不可視社会」というタイトルも実に納得がいく。


日経の記事の戻ると、凄みがあるのが「強力なオチ」がつくところ。

<失敗学に学んだ原子力のつくり直しが求められている。
<日本にはその力があると思う
<それには従来とはまったく違う発想で新しい原子力のあり方について提案し、
<マスタープラン(基本設計)を描き、現在従事している人たちを使いこなせる人を
<見つけてこなくてはならない。
<大変な作業ではあるが、そうした人選や枠組みつくりは政治の力で実現しなければならない。

全くその通りの正論で、それに続く文章が以下。
<本校は、24日の自己調査・検証委員会委員長の就任決定以前にまとめたものである

世の中、意外に捨てたものじゃないかも?





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キックオフ直後のインタビューで、この演目は、4人も名シンガーが必要、と言っていたが、今回の4人は、マルセロ・アルヴァレス、ソンドラ・ラドヴァノフスキー、ディミトリ・ホロストフスキー、ドローラ・ザジック。

アルヴァレスとラドヴァノフスキーは、今年1月のNY渡航の際、ちょうど「トスカ」でみたコンビ(だったような)
休憩前のインタビューでも、2人の仲の良さが表れていて、息があっている感じが印象に残った。


このMETライブビューイングシリーズで気に入っているのは、原語の問題を簡単に突破してしまう「字幕」、そしてHDによる映像、音響、カメラワーク。
なのだけれど今回、予想外の感想が残った。
それを2点で。

まず1点め。
オペラが立ち上がり、最初の歌唱、伯爵についている準主役級の部下からはじまる。
のだが、そこで「おや ?!』となった。

いつも「第一声」から「来て良かった」となるのだけれど、ルックスはいいものの肝腎の声に張りがない。
CL決勝を早朝にみてから出かけた自分の体調の悪さのせいかな?と思おうとした(笑)
が、その後の主役級ではいつもの感覚に戻ったので....

つまりライブビューイングだと、歌手の能力の「差」も逆にハッキリ表れてしまう、ということだろうか。


そして2点め。
またそうやってはじまってしまったせいか、ストーリーにすんなりとついていけなかった。
もともとその話自体が入り組んでいる上、歌手もインタビューで語っているように「4人の登場人物それぞれが狂気を背負った行動をする」ためか、すっきりと気持ちよく騙されない(笑)自分がいた。
演出の問題なんだろうか?
うまくさばいていたようには思っていたのだけれど...

こっちは初見なんだから、そこはスッパリと決めて欲しかったと思いつつ、最後のカーテン・コールを迎えた。
(まあわずかこれだけの時間に、新たに教養を身につけられると考えれば、全く問題はないのだけれど)

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たった今終了した、UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝。

マンU vs バルサという、どちらもこれに勝てば今シーズンリーグ優勝に加え「2冠」と、どちらも王者にふさわしい状況。

場所はロンドン、ウェンブリー(写真)



この究極の闘いの中、まず点をもぎ取ったのは、テネリフェの奇跡 ペドロ。
立ち上がりはドリブルができず苦しんだが、ポジションチェンジの末、ゴールゲット!

その直後、カウンターからルーニーが1点取り返す。

前半はこのまま終了(ふ~)

 

そして後半、バルサのFW陣が爆発!

まずメッシ。ドリブルから隙間をみつけるとそこで正確に叩き込む。

そしてビジャのゴール右隅への一撃。

これで3トップそれぞれが得点ゲット!

3得点とも、バルサの多重なパスまわしの攻撃の中の「一瞬」に、凄い技術を発揮して生まれたもの。

素晴らしいとしか、いいようがない。

 

これで、年末に日本にくるのはバルサ!

こっ、これは楽しみ。

 

 

(オマケ)当ブログとCL決勝

20100522日(土) チャンピオンズリーグ速報 インテル3冠達成!
20090528日(木) 決着!チャンピオンズ・リーグ決勝 バルサ3冠。新黄金期到来か!?
20080522日(木) 年末に日本にくるのはマンチェスターユナイテッド!!
20070524日(木) 年末に日本に来るのはA.C.ミラン。そしてキーマンはやはりカカだった!
200605      (アメリカ大陸へ海外出張で、生視聴できず 涙)
200505月      (ブログ テスト期間中)

 

 



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ちょうど、自分のテーマになっていることが本になって売っていたので、即購入。

 それは、なんと「グランズウェル」の後編だった。

 

その自分のテーマとは、「コンプライアンス」と「ソーシャルメディア」

自論だが、もしソーシャルメディアに関しての活動の自由度を「性悪説」で締め付けすぎる、つまりオーバーコンプライアンスしてしまうと、その企業の成長にとって逆に「害」となるのでは、ということ。

組織力を超えたパワーを理解し、将来的に発揮できるための絶好の機会なのだから。

つまり企業としては、「性善説」で臨まなければイケナイ、と。

 

実はアタマのいい人が多い会社ほど、危険な気がする。

というのは、そうであるほど性悪説で締め付けた状態を知るに、とりあえず「様子見」を決め込んでしまいそうだからだ。

年齢が高くなるだけで、ただでさえソーシャルメディア」に目覚めにくい体質を、いたずらに強化してしまいそう(笑)

 

 

さて、この本を読んだあとの率直な感想を以下。

キーワード的に面白かったのが、影響力のあるインプレッションを生み出す人々を、「マスインフルエンサー」「マスコネクター」そして「マスメイブン」の3種で分類している前半。

一方で、そういう人たちに対応しようとする「大きな力を与えられ、臨機応変に行動できる従業員」を指して、HEROと呼ぶのには、Highly Empowered and Resourceful Operatives、の略だと知ってはいても、一貫してワード的に抵抗感があったけど(笑)


 

結論として少なくとも言えるのは、IT部門のいうことばかりを鵜呑みにするような経営陣の会社は、間違いなく衰退していくことだろうこと。

IBM、アフラック、インテュイット、ザッポス、デル、ベストバイなど、この本に取り上げられている多くの成功事例を読めば読むほど、その感覚は増強された。

今、読んでおくべき1冊だと思う!

 

 

(ちなみに最近、他に読んだこういう系の本を列挙新ソーシャルメディア完全読本、スマートメディア、ソーシャルメディア維新、クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか)



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ナタリー・ポートマンがオスカーを獲得した今作が、やっと日本登場。


まず、やはり彼女の素晴らしさを褒めないわけにはいかない。
主役に抜擢されたものの、精神的に追いつめられていくサマがキリキリ迫ってくる。

だいたい、バレエはやや自虐的な芸術だと認識しているが、その感覚が次々と。
足の指先、足首だけに留まらない、日々の「肉体の痛み」がキリキリ伝わってくる。
この肉体の痛々しさのリアルさは、ダイエットと猛特訓した成果だろう。
(最近巻き起こったボディダブル論争なんて、ホント意味ないなと思う)


そして最も印象に残るのは、彼女の「表情」そしてそれが映り込む「鏡」
終始不安げな面持ちがどんどん深彫りされていく様(写真)
そして遂に黒鳥になりきる彼女、そして先に待っていたもの。。。

予告編だけで彼女のオスカーは間違いないとなぜか確信していた。
(これほど受賞にふさわしいと言い切れることはめずらしい)


結論=今年有数の1作、ではある。
が、 ただし「サイコ・スリラー部門」または「ホラー映画」として、と注釈もつけたくなる。

というのは、先にも書いたように「バレエの自虐さ」を徹底的に「煎じ詰めた」ような作品なので、「圧倒的」ではあるが、観賞後の後味が極めて微妙なのだ。

その人のこの映画への評価を判断するのに、ひとついい質問があると思う。
それは「この映画を観て、ホンモノのバレエが観たくなったか」
私がどうかは、言うまでもないだろう(笑)

 

 

 

 



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放送中の英プレミアは、最終節という状況の中、公平を記すため全て日本時間24時~キックオフで試合中。

注目は、大混戦になっているプレミア残留争い。
試合開始前での状況は以下のように。

順位・チーム名・総得点・得失点差
15.ブラックバーン    40 -14
16.ウルヴァーハンプトン 40 -19
17.バーミンガム・シティ 39 -20
18.ブラックプール    39 -21
19.ウィガン       39 -22

20.ウェストハム     33 -24

確定のウェストハムをのぞき、5チームがわずか1ポイント差。
おまけに、4チームの得失点差までが3点以内にあり、どんな展開もありうる。。。
落ちるのは、残り2チーム。


そもそも降格確定のウェストハム。
誰も書かないが、関係者は本当に困っていることだろう。

というのは、
来年のロンドンオリンピック2012年メインとなるオリンピックスタジアムは、オリンピック終了後『ウェストハムの本拠地になる』予定だからだ!
プレミア降格したままでは、巨大なスタジアムが泣いてしまう。
80,000人 → 60,000人に縮小する方針とはいえ、やはり60,000人。
陸上トラックの内側というのも嫌な展開だが、そもそもプレミアに戻ってないとサマにならない.....
前に主張が相容れられず、落選したトットナム・ホットスパーズがさらに活発に動きだすのは間違いないところだろう。
(既に先月、法的な訴えを行動に移しているだけに)


さて残留争い。
勝てば残留を決められるブラックバーンは、16位ウルブズを相手に先制(23分)続いて38分に決め、ほぼ確定。
逆に2点取られたウルブズは、得失点差で危険ゾーンに落ちる(得失点差 -21)
首位との最終対決で、最悪の状況のブラックプールが、前半のうちに同点に追いつき、その時点で降格ラインから脱出。
ロスタイム、ブラックバーンが駄目押しの3点めゲットで、試合を決めたか?
逆にウルブズは、得失点差が-22と最低レベルに到達.....
そこで前半終了。

で後半。
バーミンガム、後半早々に1点を失い、危険な状況に(得失点差 -21)
ブラックプールがマンチェスター・ユナイテッドから逆転のゴールを奪う!、がまた数分後、同点に追いつかれ、得失点差的には -21に戻る。
直接対決ウルブズ、72分にフリーキックで1点獲得して意地をみせる(得失点差 -21)
これ実は大きいかも、と言っていたら....

直後、衝撃のオウンゴール....ブラックプール。残り15分の状況で、厳しい展開に(得失点差 -22)
一方、バーミンガム同点(得失点差 -20)そしてウィガン先制(得失点差 -21)
さらにその直後、オーウェンが1点追加、ブラックプール力尽きたか...(得失点差 -23)

ロスタイムに入り、ウルブズ1点追加!(得失点差 -20)
実はこれは大きい。ポイント、得失点差で差がなければ、次は総得点(ウルブズ46 vs バーミンガム37)
さらに駄目押し、ロスタイムにバーミンガム失点...

【降格チーム最終結果】
ウェストハムに加え、ブラックプール、バーミンガムが確定。

後半34分の先制点をもぎとったウィガン、粘ったウルブスが残留。
ロスタイムで命運が別れるとは、恐るべし....
ふ~.....



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せルジュ・ゲンスブールの伝記映画。

なんけれど、タイトルのように「女性」との交際を核として、話が展開するところが面白い。
というのは、ブリジット・バルドーや 3人目の妻に納まった若き日のジェーン・バーキン(急遽来日アリガトウ!)、ジュリエット・グレコなどの美女が次々と登場。

もともと長身でもハンサムでもない彼(エリック・エルモスニーノがそっくりに演じている)が、その美女たちのお相手を。
ブリジット・バルドーが自宅に表れたとき、彼の父親は超ハイ状態に陥る。
一方で観ているこちらは、そのあまりのモテ具合に、超「嫉妬」状態に陥る(笑)

まあそれは冗談として、コンプレックスと闘いつつ、女性たちとスキャンダラスであり続けることが宿命の男が、時代を駆け抜けて行く姿を追っていく。
彼の少年時代の姿や、アニキャラっぽい彼の「分身」が時折出現しては、彼に茶々を入れたりするので、飽きることは無い。
そして時間の経過につれ、彼の生活はすさんでいき、最後には身を滅ぼしてこの世を去ることになる。
のだが、それも彼の性(サガ)なのだなと納得させられた。

少なくとも観賞後、ずうっと積みっぱになっていた彼のCD(Histoire De Melody Nelson / Rock Around The Bunker)を聴く気にはなったことは、ワタクシ的にはおおいに○マルの一作だった。



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事前に知っていた情報は、以下。
1.リヒャルト・シュトラウスのオペラ。
2.舞台は、高級なサロン一室内だけ。
3.主役の伯爵令嬢が、求婚されている2人の男性中から、1人を選択するスト―リー。

先週末に完徹作業もあったりして、まったく行く余裕が無い中、なんとか最終日にかけつけて鑑賞。
1~3の情報では、それほど積極的な気持ちになれず、とりあえず「おさえとけ」という意識で。


ところが、このオペラ「すこぶる面白」かったのだ!

冒頭のインタビューで主演のルネ・フレミングが語る。
1942年第二次世界大戦中に初演のこのオペラは、Rシュトラウス最後の作品。
こんな苦難の時代に、あえてこのような作品を世に出したシュトラウスの意思は、彼のみぞ知る、と。

物語が始まって1時間くらいすると、当初の情報3.=伯爵令嬢が、求婚2人の男性から選択する、が実はストーリーの主役でないことに気付く。
テーマは「総合芸術としてのオペラの価値、を問い検証する」ということだと。

求婚2人の男は、それぞれ音楽家のフラマン、詩人のオリヴィエ。
彼らはオペラを決定的にする要素が「音楽」か「詩」かで議論をはじめる。
この議論に、年配の演出家が加わることで、この対決は「音楽」「詩」「演出」に。

途中で、バレエ・イタリア歌唱・古典的神話などが登場したり議論されたりしはじめる。
と、これはもう「オペラの定義」をしようとしていると認識に。


(もう終了してしまったからネタバレで書いてしまう)
この議論の結論は、「音楽」「詩」「演出」のどれでもなく、そのせめぎ合いに寄る「調和」なのだということ。
その結論自体は、まあそういうことかな、というところ。
(結局、主人公の結婚への判断もメモにちらっと書くだけで明示されない)

ところが驚いたのは、このオペラ議論の「経緯」をオペラにしようというクライマックス。
つまりこの物語は、「総合芸術としてのオペラの価値、を問い検証」しつつ、「オペラの誕生」を描いているのだった!

静かにサロンへ意識を向けさせる室内楽からはじまり、その後の絶妙かつ濃厚なオーケストレーションが特徴のシュトラウスを堪能。
物語のクライマックスのあと、召使いたちによる「庶民の声」に続き、最後に控えるのは「月光の音楽」
主人公による、独白シーン(写真)は、ここで満足がピークになる仕掛け。
いや~まいったよ。。。


ここまでの感動を与えてくれる理由は、前回も書いたが「METライブビューイング」による成果だと思う。
それは、原語の問題を簡単に突破してしまう「字幕」、そしてHDによる映像、音響、カメラワーク。

ドイツ語で展開されるこの難解な内容を、ほとんど予習することなく、こうして解釈できる。
(私のような門外漢だからこそ、そう感じるのかもしれないが)こういう企画は.ホント素晴らしい!と、改めて思った。

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前に「トランスフォーマー化」するyahoo! JAPANのキャンペーンを面白がって取り上げたことがあったが、コレも面白い。


怪優、ジャック・ブラックがスタジオで発声練習(写真)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fmXAqBxOwNw

彼が、決め台詞? SKADOOSH! を連発しながら、あるアイデア?を思いつく。
そして....

結局は、Kung Fu Panda 2のプロモーションムービー。
なんだけれども、キャラのたったジャック・ブラック様(笑)なのでひと味違う。
右にタテに並ぶ、関連動画から突っ込みを入れるわ、技まで披露されるわ...
にぎやかこの上ない。

Kung Fu Pandaって今までノーチェックだったんだけど、DVDでも観るかな....

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さて、面白い理由その2。

この映画は、NY州観光局の全面的な協力を得ていて、ラストにもそのロゴが出てくる。
このため、切り取るNYの景色がいちいち「魅力的」(例:写真)

<また、ロケ先のNY。

<ワン・ショットごとに、最高のNYを切り取っていて、痺れまくった。
<例えば本番を翌日に迎えているにもかかわらず、ぶち切れたハリソン・フォードが飲みまくり


このシークエンスで、ハリソンは飲み屋のはしごをしまくる。
そして、
<最後にたどり着くバー。

<そこは、前回のNY渡航で最もお気に入りだった店。

<ForbesのAll Star Eataries in NY ×100レストランのうち、最上の★★★★×4を獲得。
<私のその店の感想は「これぞNY 」



この飲み屋のはしごシークエンスの店をストップ・モーションでチェックしてみた(笑)
(一度ハードディスクがクラッシュしてデータ消失後、なんとか思い出して書いているので、あくまでも雰囲気ですが、お許しを)

1軒め=Elaine's Restaurant  1703 2nd Avenue  
     ↓
2軒め=Blue Bar at the Algonquin Hotel 59 West 44th Street
     ↓
3軒め=Cocktail Lounge 45th?
     ↓
4軒め=Grill Smith's bar 701 8th Avenue
     ↓
5軒め=21 club 21 West 52nd Street

この21 clubが、そのお気に入りの店。
カジュアルなバーゾーンとフォーマルなゾーンに区分されているが、バーゾーンで十分に楽しめる。
インテリアが素敵なだけでなく、店のサービスを提供するウェイターたちはどの人からも「この道○○年」的雰囲気を体中から発散している(当然、客も)
料理もおいしく、ForbesのAll Star Eataries in NY ×100お勧めのチキン・ハッシュを食べてみたが、確かにおいしい。
入場した瞬間から、店を店を出る瞬間まで一貫して「これぞニューヨーカー気分」を堪能でき、いい思い出の店となった。

その店が映画の中で重要なシーンとなっていれば、その映画にハマってしまっても仕方ないだろう。
この映画、正直言って凄い映画では全然ない(キッパリ)
が、自分的には今年のベスト10に入れないわけにはいかない(キッパリ)
これはあくまでも、極私的なものだけに(笑)


最後に。
もうひとネタになるその理由(3)になりうるのだけど、あえて簡単に。
この映画のテーマ曲がまた素晴らしく、ラストのクライマックスに畳み掛けて盛り上げる。

その曲は、
Natasha Bedingfield - Strip Me

その「ハマり具合」が実感できるのは、この曲がラスト、タイトル・ロールに突入した瞬間、Come Again(冒頭から再キックオフ)すること。
ここに鑑賞のピークがくるように設計されていて、映画ファンの心を震わせるのが、素敵。


P.S. NY紀行物シリーズを311以降ずっと自粛してきたが、このエントリーをもってちょっと吹っ切れたような気になっているので、また復活するかも。



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毎月 × 1のお楽しみ、MET ライブ・ビューイング 。 
数年前からはじまった、アメリカNYにある代表的オペラハウス、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)のライブ・ビューイング。
最新のオペラ公演を、高品質のHD映像と最新の音響で収録し、映画館で上映、というシリーズ。


先週の演目は、ロッシーニ「オリー伯爵」
実にイタリア人っぽいコメディ(原作はフランス)

主人公は、超プレーボーイ。
で、十字軍遠征に出ている貴族屋敷に残る女性たちを狙う。
オドロキはその方法。。。

まずはカツラをかぶって、立派な「宗教僧」に変装してすきを探る。
それがバレると次は、「尼僧」に変装して彼女の城に忍び込む!

特筆すべきは、舞台裏の解説でもふれているが、ベルカント唱法。
ファン・ディゴ・フローレス(写真)の声が、気持ちよくのびやかに響く。
観客にとって、これを浴びているだけで、ストーリーなんてどうでもよくなるのは間違いない(くらい気持ちいい)


というか!
このMETライブビューイングがそれだけ偉大だということの意味のような気もする。

過去「オペラをみる」ということに、内容に関する「予習」は必須だった。
オペラは原語が、イタリア・フランス・ドイツ語だけでなく、ロシア語やチェコ語etc..と、あまりに幅広い。
劇場の小さな字幕に頼ったとしても、歌は当然のこと、2時間3時間にわたる会話を理解するのは、非常に困難。

今回同行した人が、NYに行っていたときにしばらくはよくMETに行っていたが、やはりその点において、いつの間にか足が遠のいたと言っていた。
現地に住んでいる人でもそういう状況もありうるのに、外国へ遠征する人には、さらに「時差」との闘いも待っている(ヒャ~...)
これだけ、オペラを愛するには「困難」が控えているのである!


つまり、何が言いたいかというと、今回「オリー伯爵」に行くのに、私はほとんど「予習」なしで臨んだが、そんな私でも「全く問題ない」
歌手たちの素晴らしい歌声を、ストーリーラインも歌う内容も完全に理解した上で、堪能できる。
これは、原語の問題を簡単に突破してしまう「字幕」、そしてHDによる映像、音響、カメラワークによる。
今回の演目は珍しく、METオペラの醍醐味のひとつ「ステージの豪華さ・スケール」をあまり活用していない演出。
でも、全く不満の気持ちが起こらない理由が、ここにある。


今月は毎月のような月1回ではなく、めずらしく×3回も。
今回の「オリー伯爵」に続き、昨日からはじまった「カプリッチョ」(R シュトラウス)、そして駄目押しの今月末「イル・トロヴァトーレ」
と、お手軽コストとはいえ、月×3回あるとお財布にもけっこう響く(笑)

でも、それでも劇場へ足を向かせてしまうチカラが。
それは、「予習」ぬきでも全く問題なく、1発でそのコンテンツを理解し「忘れられない」体験を創造しているから!

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昨日のアップで、去年の屈辱の 0 ゼロ → めでたく×4チームがベスト16になったことを喜んで速報したが、おかげさまでアクセスが急増(2000人級)
一方それがどうしても瞬間風速っぽくなって、ちょっと悔しいので、こんなエントリーをば(笑)

当ブログはサッカーのみならず、様々なコンテンツを取り上げているが、ちょっと振り返ってこの2年間の範囲だけでも、サッカーだけでもそれなりに面白いアップはできていると自負している。
そのベスト10を順不同で、以下手前味噌チックに。


【10】日韓戦感想:これまでと「ひと味」違う、今後のジャパンをライバルにみせつけた今日の試合の意義は大きい
2010-10-12
日本代表の成長を感じたエントリー


【9】横山の神ゴ~~~~ル! マラドーナ級のキーパー含め(のべ)7人抜き?の興奮が覚めやらない...
2010-09-23
これは去年のベストゴール!


【8】未だに「熱っぽい成功願望に満ちあふれた」男、モウリーニョ、レアル監督に! グランドスラム達成へ(笑)
2010-05-28
現在、大活躍中の彼が、マドリッドの監督になった日のエントリー


【7】クラシコ×ダブル化によって、突然モウリーニョ解任の危機が。これを脱する方法とは?!
2011-02-17
グランドスラム達成どころか、コパデルレイの決勝がクラシコ化したことで引き起こされたモウリーニョの危機を予見。
(その後、さらにCLも加わってさらにとんでもなくなったのだが)


【6】オイルマネーまみれのサッカー界を憂う。バルサ胸ゼッケンが UNICEF→Qatar Foundationカタール財団に。
2011-02-10
強いバルサである一方、会長が変わって打ち出された上記の方針に対しての意見。


【5】テレビ:カンブリア宮殿 ~キャリア官僚を捨てた名物社長の挑戦~ 溝畑 宏社長
2008-12-30 07:05:07
実はここからが、本当の地獄に陥った.... 別のアップで本「社長・溝畑宏の天国と地獄」についても記述(2010-11-27)


【4】本田、世界標準に! CL速報=CSKAモスクワが本田圭佑の決勝ゴールで準々決勝へ!
2010-03-17
WCでの活躍を予感させたこの日。ここから全てが始まった?


【3】風船にボールが当たってGOALという珍事!でリバプール連敗。英プレミアリーグ 
2009-10-18
これはビックリして、即アップしました!


【2】サッカー日本代表が、コパ・アメリカに行かないのは論外
2011-04-10
来週に結論が出るようだが、個人的な意見として表明しました。


【1】CL準決勝ロスタイム バルサ奇跡の1発「現地実況中継」が最高に笑える件について
2009-05-10 20:19:25
これは、この年のベストゴールだった。
(既に数年前のことのように思えるのが本当に不思議....)
今年の5/28はどうなるのか?!

思い出しつつ、以下。

~ゴールの瞬間~

ゴ!(あまりのことに声が出ない)
ゴ!(あまりのことに声が出ない)
ゴル、ゴル、ゴル、ゴル、ゴル、ゴル!
イニエスタ、ゴル! イニエスタ、ゴル! イニエスタ、ゴル! イニエスタ、ゴル! イニエスタ、ゴル! 
イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ、
イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ
チェルシー、アディオス!
チェルシー、アディオス!
イニエスタ、ゴル! イニエスタ、ゴル! イニエスタ、ゴル!
イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ、イニエスタ、ローマ!
HA~、HA~、HA!(心からの笑い)  ←ここが最大爆笑ゾーン
WA~HA~HAHA!(心の底からの笑い)←ここが最大爆笑ゾーン
ゴル、ゴル、ゴル、ゴル、ゴル、ゴル
(中略)
枠におさめた!枠におさめた!、なんと美しい!
バルサ、ローマへ! バルサ、ローマへ!
遂にきたローマ! 遂にきたローマ!
何という結末、ついにきた、ついにきた、ローマ! ローマ!
何と言う結末、何と言う幸せ、何と美しい、フットボールよ、ありがとう!


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先ほどまで行われていたAFCアジア・チャンピオンズリーグ、名古屋グランパスはアウェーU.A.Eでアル・アインとグループ最終戦を行い、残念ながら 1 vs 3 と敗戦。
この結果、グループ F 2位が確定し、次の試合はグループ H 首位で勝ち上がった 水原三星ブルーウィングスと激突することになった。

一方 鹿島アントラーズも昨日、グループ H 2位が確定し、次の試合はグループ F 首位で勝ち上がった FCソウル と激突することになった。
なので、両チームとも、1発勝負をアウェイの韓国でという、なんとも微妙な状況になってしまった!


また、ガンバ大阪がグループ E 首位になったことで、グループ G 2位セレッソとの大阪ダービーが成立してしまったところ。
(今、放送で確認しましたが、遠藤のフリーキック、素晴らしい!)
ただし、去年の屈辱(韓国チーム×4が勝上がり ⇔ 日本はゼロ)からすれば、日本勢の4チームともが勝ち上がったのには、ホッと。

まあポジティブに考えると、ここで日本勢対決であれば、重いアウェーの負荷が減ずるので、ベスト8に勝ち進む大阪のチームにとっては朗報なのかもしれない!
(と、考えることにする)


大阪ダービーは5月24日(火)、そして韓国アウェイでのガチンコ×2試合は、5月25日(水)
いずれにしても、必見ですなあ~!

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4/27発売、Sonar Sound Tokyo 2011のお目当てバンド Battles の新譜の感想その(2)です。


「ポップな前衛って凄いねえ!」に加え、
<サウンド面がポップ(といっても一筋縄ではいかないポップ)になっただけでなく
<TYONDAI が脱退し、ゲストボーカル(Gary Numan、Kazu Makino、ヤマンタカEYE)
<が4人が、さらにカラフルさを増強

だったのだけれど、聴き込むうちにそれが変化。


最初は、ゲストボーカル×4人のカラフルさに気を取られていた。
が、聴き込むにつれ、それ以外のインスト×8曲に関心が。

そして、Battles at Le Poisson Rouge, NY 4/27のセットリストをみて、決定的にその認識が固まった。
と言うのは、×8曲の中でもお気に入りのインスト曲が配置(特にキモの部分に必ず)されていたから。

例えば、
1曲目=Africastle(インスト)
アンコール前=Futura(インスト)
アンコール=Sundome(インスト版)

3人のユニットが次々と影響しあいながら、新しいフレーズを紡ぎだし、曲が深化していくサマがなんとも素敵。


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