日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

 

つい見逃してしまった、フランソワ・オゾンの新作。

 

そして後悔…

この人、侮ってはいけないなと反省!

 

 

 

 

主人公は、婚約をすませた女性アンナ。

主人の両親と暮らしている。

 

ところが訃報が入り、アンナと両親は悲しみに暮れる…

時代は 1919年、第一次世界大戦の最中だったのだ。

 

 

そしてタイトル通り現れる、婚約者の友人。

この婚約者の友人の登場の仕方もミステリアスにしてあり、鑑賞者を思わず引き込む作り。

 

主人公には次々と心痛が重なる。

一緒に住む婚約者の両親と共有する苦痛、そしてお互いが気遣う配慮がまた痛々しい…

だけでなく、その戦争の傷 のみならず、戦勝国フランスですら傷ついていることを実感する。

 

 

 

この映画の最大の仕掛けは、基本モノクロ + たまにカラー、という構造。

一度ではその意図を読み切れなかったが、おそらく主人公の心の持ちようを表現していたように思われる。

時々、ふわっとカラーが表出するのだ!

 

フランソワ・オゾン って、一貫してヒトの苦悩・矛盾・にフォーカスして作品を繰り出してるな、と感心。

まだ50歳、まだまだ傑作が生まれてきそう!

新作「2螺旋の恋人」も待ち遠しい…



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先日読後評をアップ スポーツ国家アメリカ 民主主義と巨大ビジネスのはざまで  日本で今、負のスパイラル化しているアメフト問題も考えつつ読んでみた(汗)  

この本でも象徴的に取り上げられていた「事件」の映画化。

 

それは、男 vs 女 の世紀のテニスマッチ!

 

 

あまりの男女の賞金格差(1/8)に怒っていた 世界チャンプの ビリー・ジーン・キング。

ついに行動を起こす。

 

<男女の優勝賞金のあまりの差に立ち上がり女子選手たちが自分たちのリーグを立ち上げ(WTA)

<対抗し、優勝経験豊富の引退男子選手が中心人物の ビリー・ジーン・キング を挑発!

男子 vs 女子 の公開テニスエキジビション(テレビ中継つき)の大イベントで対決、というハナシ。

 

このウーマン・リブを地でいくような展開があったのかと驚く。

 

 

引退男子選手ボビー・リッグスを演じるのは、スティーブ・カレル(写真:左)

元々容姿も似てる彼の怪演ぶりをみているだけで笑いが止まらない。

ビリー・ジーン・キングを次々と挑発しまくる!

 

そして相手のビリー・ジーン・キングを演じるのが、エマ・ストーン(写真:右)

こちらも雰囲気出てるし、テニス・シーンもCGが効果的に使われていて盛り上がる!

ヒューストンの巨大スタジアム、アストロドームの臨場感も見もの。

 

この世紀のマッチももちろんだが、当ブログは WTA の立ち上げ時の苦労話に惹かれた。

・女子選手たちのWTAとの契約料は全員1ドル!

・最初はツアーの費用がかさむばかりで、ホテルも2人一部屋に変更される

・タイトル・スポンサーが決定し、事態が好転!

・そのスポンサーは、たばこメーカーの バージニア・スリム

・なので彼女たちは吸えないたばこを一生懸命に吹かすようになる…

・専属デザイナーを雇い(アラン・カミング=いい味出してる!)女性たちのファッションをセンスアップ

・テニス協会会長(ビル・プルマン)とはことごとく対立し、テレビ放映でも女性たちは一矢を放つ!

 

 

日本タイトルは苦労のあとがうかがえる。

性差、という意味での原題だが、日本でダイレクトに表現すると違う意味になってしまう(汗)

微妙に変えることで、そこをクリアーしようとする試みか。

 

 

結論:世紀のテニスマッチ = 男 vs 女 に至る スポーツ国家アメリカ の転換点を描く今作は、ポイント高し!

公開は 7月 6日の予定。


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冒頭にいうと、当ブログは「ギャンブル」に全く興味は、ない。

というより ある意味、距離を置いている。

 

なので事前に気になったのは、連発されるだろうギャンブル・シーンについていけるか?

その結論からいうと、何が展開されているか正直よくわからない箇所もあったが、見流した(笑)

 

 

 

オリンピック候補だった主人公モリーは出場をかけた試合で選手生命を失う大怪我で引退。

LAでぶらぶらしているところに、闇賭博を営む男の秘書として雇われ、そこからのし上がっていく。

 

限定会員制でそのステイタスを売りにして、大きく成功する。

ここでギャンブル・シーンが連発され、参加メンバーたちお隠れた欲望がむき出しになっていく。

そして起こるトラブル。

主人公はそこをうまく切り抜けたものの、その影にあった事実を知ったことをきっかけに転落!

 

 

俄然面白くなったのが、ここから。

ある事情で主人公が LA → NY に転身。

LA ではなかったスケールが手に入った代わりに、 NY ならではのダークさが彼女にまとわりつく!

たちまちFBIにマークされ、逮捕 → 裁判へ突入。

 

監督になったアーロン・ソーキンの売りは、元々 会話劇。

裁判で弁護を直接頼みに行った弁護士を演じるのが、イドリス・エルバ。

ポーカー・プリンセスと関わりたくない彼と、ジェシカ・チャステインの丁々発止ぶりは見もの!

弁護を引き受けたあとも、原告側の執拗な攻撃に2人は議論を闘わせあう。

この「動」に対応する「静」の部分を ケビン・コスナーが上手く演じ、物語に深みを増す。

 

 

結論:アーロン・ソーキンの手引きで「女神の見えざる手」に続き、チャステインが大暴れ(笑)




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主演は、ケビン・コスナー。

冒頭、高校アメフトのコーチの彼は、選手に喝を入れようとする。

 

こっちは「こ、このタイミングでアメフトものか…(笑) ヤバす…」

 

と覚悟を決めかかったところで、彼は1発 やらかしてしまう!

 

 

たちまちコーチを首になり、カリフォルニア州 マクファーランド の高校に転任。

カリフォルニア州とはいえ、ここはヒスパニック系住民の貧農地域…

英語での会話もままならず、家の周辺の治安にも不安が…

妻も子供たちも即 愛想をつかし、主人公は孤独。

 

かつ!

就任した高校の上司にあたるアメフトコーチの監督は偏屈者。

たちまち喧嘩別れ、で 超・孤独 状態に…(汗)

 

 

そんな失意の日々の中、主人公はあることに気づく。

マクファーランドの学生たちは苦学生で、家の仕事を手伝わされていた。

早朝から家族と共に農地で精力的に働き走り、運動しまくる毎日。

つまりそんな自主トレの結果、屈強な肉体を手に入れていたのだ!

 

その屈強性を生かせる競技として、クロスカントリー部 の設立に動く。

 

 

ここから彼の奮闘 ~ そして仲間づくり ~ 成長 ~ etc… のような展開。

仲間だけでなく、学校だけでなく、マクファーランド という地域に誇りをもたらす。

 

この話はノンフィクションだということがラストにわかり、感動はMAXに!

 

 

結論:何で DVDスルー?! 捨て置けぬ 今年有数の、拾い物 スポーツ映画。



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今から20年後?の日本。

ドッグ病がメガ崎市で蔓延、人間への感染を恐れた小林市長は、全ての犬を“犬ヶ島”に追放!

 

数か月後、1人の少年が小型飛行機で島に着陸する。

彼は、愛犬を取り戻しに来たのだ。

 

そして5匹のドッグ軍団に遭遇、意気投合し、愛犬スポッツを探し出す旅に出る…

 

 

 

映画のどこを切っても、ウェス・アンダーソンの日本愛が炸裂!

写真はメイキングの一コマ。

あくまでもガイジン的発想ではあるが、日本人としてはやはり、嬉しくなる。

 

 

一方「ちょっと流石にこんな未来はないぜ」(笑)

 

そこでジレンマに陥る。

質問:この映画を好きか?、嫌いか?

答え:嫌い。でも憎めない…(笑)



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カンヌでパルムドールを獲得! 

21年ぶりの快挙!

是枝 裕和監督 おめでとうございます!!!

 

ケイト・ブランシェットは審査員長になるや否や、女性監督の少なさアピール報道で目立っていた。

ので、評価もそっち方向にいっちゃうのではと邪推していた(笑)

がこの結果に。

 

インタビューでケイト・ブランシェットが語ったそう。

「インビジブル・ピープルに光を当てた映画が多かった」と(日経6/1文化面)

 

その瞬間、是枝 裕和監督 は悟ったとのこと。

初めて自分の創ってきたものはどんなテーマだったか、が言語化されたな、と!

(それまでは監督本人もコトバ化できてなかった)

 

 

物語が始まってみると、確かに登場するのは、世間的には「インビジブル・ピープル」たち。

東京の下町でギリギリの経済状態で生活するいち家族。

なのだけれど、何か様子が変。

実際の事件を元に、是枝 裕和監督 がイメージを積み上げて脚本を作成したそう。

 

「ふだんなら犯罪者として切り捨ててしまうような、私たちがあまり考えないような人たちを

 題材にすることで、きれい事だけではない社会の側面を照らし出してみたい」

 

そして、

「今回は各世代で本当に僕が一番撮りたいと思う うまい役者を集めて映画を作りました。

 話はシリアスだが、濃密な時間を役者たちと作れたことが作品の中にみなぎっている」

 

確かにメンツは最強。

リリー・フランキー

樹木 希林

安藤 サクラ

松岡 茉優

江本 明

 

そして子役の2人(城 桧吏、佐々木 みゆ)もいい。

子役のセリフは現場での俳優陣のやりとりの中から紡ぎあげたそう。

是枝 裕和監督 が現場の雰囲気を読みながら、芝居のアンサンブル を生み出した。

 

 

そして面白いのはこの演技の積み重ねの結果、観客側もこの家族サイドに取り込まれること。

後半には、いかにも世間的に常識的な質問が何度となく、主人公たちに浴びせかけられる。

が、鑑賞側もそのフツーの質問にドギマギさせられる状況に…

 

<きれい事だけではない社会の側面を照らし出してみたい

 

が達成されるわけだ!

 

 

 

 

<6月8日の公開が楽しみだあ!

 

パルムドール受賞記念?で今日から2日間の先行上映あり。

21年ぶり、を一足早く体験できるチャンスかも?

 

結論:観客に「家族って何?」を、芝居のアンサンブル で炙り出す、リーマンショック以降(ていうか現代)ならではドラマは確かにパルムドールの価値あり!




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「ペンタゴン・ペーパーズ」を早撮りしつつ、今作を送り出すとは流石凄いな、スピルバーグ!

ていうか、今作のCG作業の完了を待つ間に「ペンタゴン・ペーパーズ」を制作しきったそう?

 

 

 

で冒頭からまず疑問は…

2045年の設定のはずなのに、80年代のロック音楽がかかりまくるのはなんでだろう?

 Jump!

Everybody Wants To Rule The World!

デロリアンの映画の、あの音楽!

etc… と次々とカードを切ってくる。


が、このとてもポピュラーなレベル、スピルバーグの趣味、としか考えられない!!!(笑)

 どれもが、Poptones!

 

 

で映像は当然のことながら、全編 C G 。

マーヴェルのシリーズものにシラけてしまうのも、ここが大きい。

 

しかも!

2010年代な雰囲気のダサい バーチャル(写真)で(汗)



こんなに どーでもいいような「絵空事」の世界を、

 

幾ら 次々とド派手に、

 

オタクネタを次々と繰り出し、

 

どんなにどんなに てんこ盛りにされようが、

 

当ブログ的には中盤でとっくにゲーム・オーバー…

 

 

だいたい、3つの謎を解く、というプロットだけ吐きそう(笑)

いかにもゲーム。

しばらくはついていこうとするのだが、ゲンナリ度数が中盤以降どんどん高まっていく…

 

 

ちーん(笑)

笑うしかないのだが、本当は泣いている...

「激突」、があまりに懐かしい(涙) 

 

 

結論:少年時代から続くオタクを極めた 悪夢のような スピルバーグ映画(汗) 

 

 



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「キャロル」で1950年代のNYの雰囲気を完璧に演出した トッド・ヘインズ の新作。

 

その演出力を今回も存分に発揮している。

今作では、1920年代後半のNY、そして1970年代後半のNY が舞台。

2つの物語が並行して描かれるが、共通しているのはそれぞれの主人公が単身で大都会に来ること。

大都市NYに一人やってくる姿を、それぞれの時代のテイストで魅せる。

人たちのファッションやふるまいだけで、これだけ時代の雰囲気が伝わるとは!

 

 

 

~ここからネタバレ気味になります~

(そのためアップのタイミングを公開終了まで待機)

 

そして2つの物語に共通しているのが、2人とも耳が聞こえないこと!

このため、街のノイズしか耳に入ってこない(汗)

画期的な構造! でありかつ次はどうなるかハラハラさせられる。

 

 

そして当ブログ的に決定的な場所が登場するに至り、圧倒されてしまった。

1つ目は、ニューヨーク自然史博物館。

子供時代に何度となく見学に行ったアノ場所で、子供目線の物語が進むだけで郷愁が止まらない(涙)

 

そしてダメ押しが2つ目。

クイーンズ美術館内にある、ニューヨークの大ジオラマ!(写真:上部の通路でサイズ感がわかる)

近所に住んでいた私は何度となく通ったし、大人になってからも当然再訪している、思い出の場所(アップ写真は生写真!)

 

ここで物語はクライマックスを迎え、謎が解き明かされる。

子供時代への郷愁だけでもうたまらないのに、更にドラマが加わり、もう涙が止まらない(笑)

 

結論:1920年代後半のNY、そして1970年代後半のNY を舞台に、トッド・ヘインズが語る マジカルな物語。




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1回目の感想は、

画:女神の見えざる手 Miss Sloane ビジネスの究極のせめぎ合いの闘い、を 強力なメンツで料理した、今年有数に楽しめる一本。  

 

で去年のベスト10の5位に。 

 極私的 2017年 映画 ベスト10!  

 

 

 

観る前に知って見たポイントは2つ

1. メインテーマが「銃規制」

2.主人公は所属していた会社に反旗を翻し、闘いに挑む物語

 

1. でいうと、ラスベガスで50人以上の犠牲者の銃乱射事件の直後で、このテーマはタイムリー!

 

ついでに 2 .は実は、一時の自分の境遇に似ている設定、だったのだ!

(誤解がないように申し上げておくが、相手は「会社」ではなく 全然 低次元 笑)

 

 

 

冒頭は主人公のモノローグから。

勝利のためなら、どんな犠牲をも厭わない、女性 PRロビイスト、ワシントン在住。

その容赦のなさで、業界でも有名人、を演じるのは、ジェシカ・チャステイン (ぜロ・ダーク・サーティ、アメリカン・ドリーマー 理想の代償、他多数!)

 

 

 

そして物語の核心にたちまち突入。

2度目の鑑賞は、ネタがわかってることで実は面白さ倍増!

 

・弁護士が立てる作戦を知りつつ、会話で軽く切り返す主人公の本当の意図

 

・彼女を引き抜くライバル社の社長、マーク・ストロングとの最初の会話の「本当」の意味

 その後のこの2人のやりとりは何度も続くが、どれも 痺れる

 

・主人公があえて仕掛ける罠が、恐ろしくさらっと描写されることに 戦慄...


・主人公が会社から離脱の際の、アリソン・ピルの反逆

 

・ググ・バサ=ロー(写真:左  エズメ役)との偶然を装った会話・食事での微妙な会話

 

・一本のすれ違い会話の電話(のようにみえる)が、局面を展開させるスタートラインとなる。

 

・主人公の独白のクライマックスに続き、示されるオチ!



ひとつ残念だったのは、DVDでは字幕で英語が選択できなかったこと。

3度目はそれに挑戦しようと思ったのだが...

仕方ない... Blu-Ray買うか!(笑)




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10年前(もうそんなにたったのか!)にロスでの仕事後にクライアントの希望で、ゲッティ・センターに立ち寄った。

 

さてゲッティ・センターとは?

アメリカの石油王、J.ポール・ゲッティーさん(J. Paul Getty)が生前に集めた収蔵コレクションを公開するために設立された美術館

 

まずスケールがすごく、専用モノレールで数分後、完全に未来世界。

キラキラ白く光る複数のパビリオン(と表現したい!)

かつ眼下にはロスの風景が一望に。

 

Calfornia~L.A. その(6)ゲッティ・センター(1) これはスゴい。

Calfornia~L.A. その(7) ゲッティ・センター(2) 思わぬデジャブー体験。  

 

そう、この映画のゲティとは、この石油王、J.ポール・ゲッティーのこと。

そしてこの映画を観ると、このゲッティー・センター成立の謎が解けるのだ!

 

 

 

さて映画。

アカデミー賞で助演男優賞にノミネート、がゲティ役の クリストファー・プラマー(写真:左)

監督のリドリー・スコット(大物!)が脚本で最初にイメージしたゲティ氏像は、実はケヴィン・スペイシーだったそな!

例の事件発生を受け、急遽 クリストファー・プラマー で再撮した結果、賞ノミニーに。

その撮影期間、たったの9日間、に凄腕を感じる。

流石!CM製作上がり(笑)

 

 

始まってみると、事件当時(1973年)の頃のローマでプラマーのみならず全ての役者が躍動!

流石リドリー・スコット! 見応えたっぷり。

「お金は一銭も払わぬ」で有名な誘拐事件の経緯をドラマティックに描く。

当ブログの限界線としている2時間をはるかに超え?、2時間13分だったが、全然 OK!

これ以上書くと、ネタバレしそうなので自粛(笑)

 

 

結論:巨匠 リドリー・スコット 久々の傑作、であるとともに、ゲッティー・センター建立の謎が解けた点で、満足度高し(笑)




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前から何度かアップで書いてきたが、ここ数年のSF、なかなかレベル高い!と考えている。

そこで GW を活用して、それを整理しベスト10を選出してみよう!というのを2年前にやってみた。

 

 久々にランキングを更新してみようかな、と。

1行目はタイトルとブログのアップ時のサブタイトル、2行目は今回のコメントとなります。

 

まずは2011年でランキングに入っていた、

ミスター・ノーバディ Mr.Nobody 洪水のようなイマジネーションに感服!

が外れ、ここ2年で秀逸だった作品をランクイン!

 

 

.インターステラー Interstellar ノーランが切り開く 2001年宇宙の旅の先。SFもやっと21世紀を迎えた!2014-11-22アップ)

 宇宙に想いを馳せる、というSFの大事な機能を正統的に綴る傑作。

  "Do not go gentle into that good night,
  Old age should burn and rave at close of day,
  Rage, rage against the dying of the light."

 

.メッセージ Arrival 21世紀版、エイリアンとのファーストコンタクト、は映画初体験?!の斬新さ。 (2017-05-21アップ)

   何度か見直しているが毎度、当ブログでも実感している現象を再認識させられる点で、ここに入れたい!(写真)


.エクス・マキナ Ex Machina 静かな世界観で圧倒する、こちらもSF豊作年の傑作2015-09-08アップ)

 2年前に観た時よりもぐっとA I が身近にすり寄ってきているイマこそ、評価されるべき作品では?

 

.シェイプ・オブ・ウォーター The Shape of Water カイジュー映画が、究極の芸術レベルに達した(汗)  (2013-04-23アップ)

 個々のキャラはには程度の差こそあれ、各々「毒」が注入されている結果、ひとつ間違えただけでグダグダになりそうなプロットに説得力が! 


.ホーリー・モーターズ Holy Motors  きっちり2時間ぶっ飛んでいて、最後まで全く飽きさせない!2013-04-23アップ)

 これがSFか?という声もあるだろうが、近未来の映画界を俯瞰する点で、SFとみなす(笑)

 

.メランコリア Melancholia  ウェディング姿の花嫁の超不機嫌 & 不可解行動のワケは2012-02-11アップ)

 鬱のラース・フォン・トリアーがSFを撮るとこうなる。悔しいが、幻想的シーンが忘れられない

 

.パシフィック・リム Pacific Rim この夏激押しのロボットアクション!2013-08-06アップ)

 日本の特撮モノへのレスペクトが素晴らしいが続編のせいで大幅ランクダウン(笑)

 

.ゼロ・グラビティ gravity  地球周回軌道での大アクシデント2013-11-19アップ)

 入れないわけにはいかないだろう、的エントリー(笑) ラストは良かった。日本タイトルは最悪

 

.エイリアンコヴェナントダークさ・凶暴さに磨きがかかったBeforeシリーズ第2弾(汗  (2017-0476-05アップ)

これも入れないわけにはいかないだろう、的エントリー。プロメテウス→コヴェナント→次への期待を込めて

 

10.ミッドナイト・イン・パリ Midnight In Paris 好調ウディ・アレンが再現する1920年代のパリ2012-02-23アップ)

 ラストはタイムスリップもので。これほどタイムスリップを自然にやってのけるヒトは、アレン以外にないぞう!


最後に。

なぜ、ブレラン続編が入ってないかって? それは...



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やっとこさ ツイン・ピークス The Return」全18回を制覇し、次は映画に行こうかと。

だが未だツイン・ピークスの影響下にあるらしく、ハリー・ディーン・スタントン主演 リンチ助演(笑)

 

実は ハリー・ディーン・スタントンは昨年9月15日にロサンゼルスの病院で逝去。享年91歳。

その彼の遺作。

 

 

メキシコ移民が多く住む砂漠の街で一人暮らしする老人。

起床後の行動は全てルーティン化されており、服装も決まっている(同じ服が何着もある)

朝食はダイナーで店長とキツいジョークの応酬、その後買物し午後のクイズ番組を家で、夜はバーでブラッディ・マリー。

好き放題の酒・たばこの生活でも元水兵だった彼のカラダは医者もあきれるくらい健康だった。

そんな定型の生活のはずだったが、ある日突然彼は「死」を意識しだすようになる…

 

脚本を書いた人は、スタントンとの長い知り合いだったそう。

明らかに主人公はスタントンをイメージした内容になっている。

リンチもいつも通り、変人を嬉々と演じていていいコンビ!

 

お金・名誉 etc…が幾らあろうとも、誰もが逃れられない「死」

主人公はそれとどう向き合う覚悟を決めるのか。

こうして必見の ラスト・シーン を迎える。

 

普通の映画とは違う肌触りがなんとも味わい深い。

こんな作品で有終の美を飾るとは、役者冥利に尽きるのでは!!!



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毎回謎だらけで?!?だが、最後、締めのバンドが毎回楽しみ!だったのだが...

ついに 第8回 を見逃したあと知ったのは… → ナイン・インチ・ネイルズ、トレント・レズナーが出演、とな! 

完全にしくった…(汗)

 

その後、いっき見のまとめ放送を録画し、なんとかカムバック。

見逃していた第8回は実は 物語全体の核になる回で、それを見ずには先に進めない濃い内容。

ここで巨悪の根っこが姿を表す。

ていうか、テレビドラマどころか、これまでの過去のリンチ映画を全て超えてしまったかのような映像・展開に驚く!

 

そうして少しずつ見続け、ゴールデン・ウィークでついに最終回に到達。

最後に向かうにつれ やはり!? 混沌・カオス・深遠さを増し期待を裏切らない、リンチ・ワールド(笑)

幾つかのブログの昨年のベスト10に今作が入り込んでいるのを見たが、確かにこの極まった感、クオリティ的に1本の映画以上かも。

リンチ & ニック・フロストもそんなコメントをしていたそう。

 

 

続編の冒頭からして、クーパー捜査官がそっちで、あのローラパーマ!と遭遇し驚かせた。

そして次々に登場するツインピークスのなつかしな人々。

丸太おばさん(今作を最後に他界)、ビッグ・エド、RRダイナー ノマ etc…

 

だけでなく、リンチゆかりの豪華俳優陣が次々と登場!

ざっと並べるだけで超凄い。

ナオミ・ワッツ

ローラ・ダーン(写真:中央)

わずかな出番で協力な印象を残す、デビット・ボウイ!(もしかして遺作?)

最大の驚きは、裕木 奈江!

 

さらに新しく登場した皆さんも超凄い。

アマンダ・セイフライド

なぜか登場、アシュレイ・ジャッド

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー

ハリー・ディーン・スタントン

ティム・ロス

ジェニファー・ジェイソン・リー

リンチの夢のシーンにだけ登場、モニカ・ベルッチ!

 

こうして見終わって見ると、当初10話のはずが膨らみ18話、とはいえ、その無駄なシーンも含めて面白がっていたのは間違いない。

テレビ・映画が Netflix化しつつある?時代だからこそ、こういう混沌・カオスとした作品が世に出る価値がある。

あのハウス・オブ・カーズでさえ、ビッグ・データから製作決定している中...



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映画の立ち上がりとともに、音楽はずっとロケンロール!

まだ3才のトーニャがスケートスクールに弟子入りするところから始まる。

母親(アリソン・ジャニー)はコーチの承認もなくトーニャに滑らせ、リンクでたばこを吸うわ酒をあおるわ、やりたい放題(笑)

この母親、切れた性格で周囲に毒づきまくっていちいち笑わせる。

ついに父親は愛想をつかし家を出るわ、トーニャの幼少期からの劣悪な環境を見せつける展開!

 

 

そして成長したトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー:写真)

スケート大会での演技で彼女が選択した音楽は何と ZZトップ!(笑)

周りがクラシック音楽の中、ここだけでも既に 凄いインパクト!!!

いまいちな彼氏そしていまいちな彼のダチたちも加わり、トーニャの生活はますます荒んでいく。

母親とのトラブルが極まり彼氏と家出するものの、今度は彼氏がDV化し、最低の人生?

こんな中でも自分で衣装を縫い練習に励むトーニャの姿は実に痛ましい...

 

そしてその努力が実る時がやってくる。

伊藤みどり以外の女性で初めてトリプルアクセルを決めるという快挙!

こうしてアルベール・オリンピック1992の大舞台に立つ。

だが本番では一度もトリプルアクセルを決めれず、失意のうちにウエイトレス生活に…

 

 

ここで奇跡が起こる。

このタイミングで、オリンピックの開催年に変更が!

 

それまでは冬季オリンピックは夏季オリンピックと同じ年に実施されていた。

トーニャにこの4年後はあまりに遠い。

だが2年後の開催変更(リレハンメル・オリンピック1994)で 2度目のチャンスが訪れたのだ!

練習再開し、代表の座を勝ち取ったところまでは良かったが…

 

 

この先どうなるかはあまりに有名。

この騒動がどう発生し報道され、一躍時の人になっていく…

ここで交わされる会話がいちいち笑えて秀逸。

もっとも冒頭からずっと笑っぱなしなのだが!

 

マーゴット・ロビーはもちろん、母親を演じたアリソン・ジャニーの怪演ぶり に拍手。

2人ともアカデミーノミニーになり、特に凄みがあったアリソン・ジャニーは助演女優賞を獲得。

 

結論:スケート界最大の事件を描き切った今作は、今年前半を代表するブラック・コメディ!



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Pixer の新作。

日本の お盆 のメキシコ版「死者の日」(007のアレですよ)が題材、というだけで驚き。

正面から「死」と向き合うアニメ、ってそうないよねえ!

 

 

で観始めてみると、その「死後」の世界が素晴らしく表現されており感心(写真)

キラキラした独特の世界が次々と登場し、何度となく魅せられてしまう。

 

そしてお盆じゃないが、先祖に礼を示すことの大事さをメッセージしてくる。

説教臭くなってしまいそうなメッセージを、うまく料理してるなと感心。

これ 予想外に、深い!

 

 

そして楽曲も流石な出来。

「アナ雪」のアノ名曲を手がけたコンビだけに、泣かせる。

プロット自体が音楽アンチからスタートし、曲にいくまで引っ張る演出も素晴らしく効いている!

アカデミー賞で 長編アニメーション賞 と 主題歌賞 の2つを受賞、も納得の出来。

 

結論 =日本人に響くプロットと噛み合う素晴らしい楽曲、の技あり!でアカデミー賞ダブル受賞も納得の出来。




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