日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






当ブログ的に リドリー・スコットといえば男っぽい映画も多い一方、女優を大化けさせる名人でもある。

シガニー・ウィーバー(エイリアン)、ノオミ・ラパス(プロメテウス)、ジョディ・カマー(最後の決闘裁判) etc…
 

 


その リドリー・スコット が次に選んだのが、なんと レディー・ガガ。


正直「歌が猛烈に上手い、奇抜なファッションが売りの歌手」という認識しか当ブログにはなかった。

「アリー/ スター誕生」で主演し、アカデミーで主演女優賞候補 とはいえ、ダンス中心の業界音楽に染まるサマはまるで本物と同じだと感じたレベル。

 
ところがその レディー・ガガ を リドリー・スコット を起用し、大化け!




今回は本編だけでなく、特典映像 ×3種! もみることで理解が深まった。

① メイキング
② レディー・ガガ の魅力
③ 劇中のファッション
 
当然、当ブログ的に特に刺さったのは、② レディー・ガガ の魅力(笑)

グッチを崩壊させた悪女 パトリツィア・レッジャーニ への彼女の「なりきりぶり」に、スタッフ全員が絶賛!

それもそのはず?
彼女は出演するにあたり、身を隠し密かにパトリツィアの評判を一般の人にヒアリングし調査!

その結果は明確に出ていて、

・「眼光の鋭さ」だけで、狙った獲物は逃さないオンナの性(サガ)を表現
・悪趣味スレスレとも言えそうな領域にまで到達する「成り上がりぶり演技」
・お金を手に入れ洗練されていくはずなのに、そこでも下品さ をキープ(笑)
・物語を大きく動き出すシーンで登場する彼女の「天才的なアドリブ」 凄え!

今作で  女優として「開花」したと言っていいのではないだろうか。




だけでなく驚き!は、サラ・ゲイ・フォーデンの原作をリドリーが妻から教えてもらったのは 20年前(汗)
長年、この映画化を目指してついに実現したわけ!

一部で2時間37分は長い、ダレると批判もあるようだが、当ブログ的は2回目でさえそんなこと微塵も感じないままエンディングまで到達。




結論:鉄板監督=リドリー・スコット、女優として大化け=レディー・ガガ、さらに共演陣の演技に見惚れる満足の 2時間37分 + 特典映像でさらに満足!


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当ブログ最高の「当たり」イーストウッド映画 = 「グラン・トリノ
(2000年以降)

一方で、
当ブログ最高の「ハズレ」イーストウッド映画 = 「15時17分、パリ行き
(2000年以降)


2000年以降の映画のベスト1級の「グラン・トリノ」の一方で、超駄作も稀にあることがわかる(汗)



とはいえ最近だと、

・「運び屋」「リチャード・ジュエル」「ハドソン川の奇跡」(!)など

・太平洋戦争を日米両側から ×2本連作で描く、痺れるような企画を実現(「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」)

・だけでなく、非常にセンシティブなテーマでさえ映画化(「ヒア アフター」=霊、「チェンジリング」=転生)

・さらにミュージカル映画さえ製作し、好評を得ている(ジャージー・ボーイズ)

基本的には打率は高く、「ハズレ」は非常にまれ。






そのイーストウッドの最新映画が今作。
「グラン・トリノ」をもって「もう積極的に役は探さない」としていたが、「運び屋」に続き彼が 主演。

でまた公開直後、批評が大きく分かれ、誉める方がいる一方、イマイチだという声も少なからず…



で見てみると、ストーリー構成・画角など、全く隙がない。
流石21世紀に入り ×20本以上の映画を仕上げているだけはある。
上映時間も1時間40分程度にコンパクトにまとめており、監督としてのイーストウッドの「手腕」を明確に感じた。

一方で、真逆に不満を覚える方もいることは理解できる。
完成度が高いゆえの「安定感」に、逆に物足りなさを感じさせる、ということだろう。
それゆえの、評価の2分、なのだろうか。



そこで結論 = 無難に仕上がった、実にイーストウッドな映画(笑)
なんて結論だ!


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まず驚き!は、冒頭の 製作・出資会社 の中の一つに、ブルーバックに大きく「東宝映画作品」と出て嬉しくなる(笑)
ここはこの映画の監督の「某映画作品」と同じ!


そしてさらに驚くのが、タイトルがどーん!と出るがその一瞬前には、正にその「某映画作品のタイトル」が一瞬映る!!!
「何?!?」と のけぞらせられた直後に、タイトルどーん!には参ったよ(笑)




さらに驚きは続く。

ギレルモ・デル・トロの「カイジュウ」愛がこもっていた映画「パシフィック・リム」は印象に新しい。

さて2022年、元祖日本の「カイジュウ映画」は「カイジュウ」をどう命名したか。




結論 = カイジュウはカイジュウだが、「禍威獣」

               禍わい × 威力? × 獣?

              コロナ禍?!?





で「ウルトラQ」的展開がしばらく続いた後、遂に登場する ウルトラマン!

これがまた、やけに凛々しい(写真)

そのわけの一つに、チャックを隠すための背ビレ、が ない!!!(笑)


しかも!
この写真ではわからないが、テレビ番組時代に盛り上げに貢献した「カラータイマー」、がない!!!
(TVは 予算内、テレビ30分枠内に収めるための苦策だったろうことは容易に推察できる)




この後はネタバレにならないように注意しながらポイントだけ。

・テレビシリーズのエッセンスを上手に取り込み、1本の映画に仕上がっている技に感心

・庵野 秀明氏が企画しているので、斬新なカメラの画角のカットが散見される

・とはいえ、どうしても「使徒」っぽくなりがちの「禍威獣」たち…(笑)

・音楽・音響にも唯ならぬ気合が入っており、本部の「着信音」ですら...

・長澤まさみ が狂言回しっぽく登場し、大活躍(今年の NHK大河ドラマ 同様)
 各シーンを締めるセリフを吐き続けるが、まあまあ… の打率か?!?(笑)
 だけでなく、彼女自身が○○化しちゃうなんて!!!
 


結論 = 強く印象を残すのは =1.過去になく凛々しいウルトラマン 2. 長澤まさみ!(笑)


P.S. 最も受けたセリフ = 「なぜか禍威獣(カイジュウ)は日本にしか現れないんだよ」


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1986年 の大ヒット作「トップガン」の続編(汗)

36年以上が経過したのちの、同主人公!(トム・クルーズ)

さらに、同助演男優!(ヴァル・キルマー)



トム・クルーズ こと トムちん は MIシリーズ で踏ん張っている姿を見続けているのでおそらく大丈夫だろう。

それより当ブログ的に 気になるのは………………





予告編の中でトム・クルーズ演じる主人公が着ているジャケットから 日本 と 台湾 の旗が 消滅 している? な件(汗)

1作目で主人公が着ていたジャケットでは、背中に日本の国旗と台湾の旗をあしらったパッチが付いていた。
ところが続編の「トップガン・マーベリック」予告編では、この部分が同系統色をあしらった別のシンボルマークに?!?




予告編は2019年、その後ロシアのウクライナ侵攻が世界的な大問題として認識されている中、映画会社はどう動いたのだろう?

写真(どのタイミングの写真かは不明)では、国旗は消えたまま(汗)
そのまんま で スルー か?!?

当ブログの勝手な解決策 提案 = パッチ自体を消す!( or US国旗のみにする)



さて、どっちに進んでも論議を醸しそうなこの一件、どうなるか。

その答えは、5月27日(金)日米同時公開 の日に確定することになる!!!


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リーアム・ニーソンのアクション方面での出世作といえば、
に尽きる。

その後、今作の後編が第3弾まで続き、うんざりしているところに同系統の映画が次々と登場し当ブログは食傷気味。
最初が2009年だから、10年以上そんな系統の映画を見せられていたわけだ(笑)




でそこにきた、リーアム・ニーソン主演のアクションもの。

「またか」と劇場公開時はスルーしたが、意外に評判が良いのでみてみた。


結論から言うと、
プロットが優れていると、映画も面白くなる良い事例だな、と。
(当たり前のことなんだけどねえ~ 笑)




どういうプロットか。

タイトルの「アイス・ロード」とは、厚さ80センチの氷の道のことで、大型トラックが走るには微妙な環境…(写真)

春の季節は氷が溶け出す時期で大変危険なので、本来は閉鎖されている。
この数十キロの距離を26人の救助のための30トンもの救出装置を積んだ上で走り抜けなければならない羽目に(笑)

そのシチュエーションはもちろん、重さで揺れる「氷」の表面が波打つシーンなどなど、スリル満点だった!



共演は、ローレンス・フィッシュバーン(MATRIX他)ら。


結論:当たり前のことではあるが、プロットが優れていると、映画も面白くなる良い事例。


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3年前のアカデミー作品賞で、

・作品賞
・脚本賞
・助演男優賞  = マハーシャラ・アリ

・主演男優賞ノミニー = ヴィゴ・モーテンセン

・編集賞ノミニー

と、ライバル Netflix「ローマ」を蹴落とした「グリーンブック」が本日、テレビ初放送。 



だが時間は = 13:00~ とな!(局:テレビ東京)





当ブログ的には「この映画を一言でいうと何?」 ともし問われれば、こう答える。

・バディ・ムービー

・コメディ映画

・音楽映画

・人種偏見との闘いを描く人社会派映画

   etc…


これだけ色々な要素をうまくブレンドし、感動にまで昇華させる手腕にひたすら感心した。


このため当ブログの感想は、




そして年末のベスト10でも、


と2位にランキングさせている一作、ではある。




お暇でしたら、午後イチから お楽しみください!
(テレビ東京 13:00~)


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ストーリーが捻ってある LGBTもの。


2人の主人公 ニナ(ドイツ人)と マド(フランス人)は、向かいの2人の部屋を行き来する「恋人同士」

なので = ふたつの部屋、ふたりの暮らし

大きな特徴として、
①マド(フランス人)は家族を育て終わっていて、娘 と息子 が既にいる。
②ニナ(ドイツ人)はイタリア旅行に出かけた マド と旅行中に知り合い、恋人に。


そう!
2人とも初老を迎えつつある女性カップル(写真)

思い出のイタリアに2人で移住する計画を立てるが、物語は急展開(汗)
マド(フランス人)が脳梗塞で倒れてしまって口をきけなくなってしまったのだ!


これまでは、仲のいいご近所さんを装って隠しおおせていた2人の関係。
それが時間の経過で少しずつ露わになるにつれ、マド(フランス人)の 子供たちは拒否的態度を取るようになり…




 主演の2人はやはりフランス、ドイツで既に名の通った女優たちだそう。
自然な演技で、この捻ってあるストーリーにリアリティを加えている。
そのリアリティのお陰で、どう話が集結するか、ラストに至るまでハラハラさせられた!


結論:主演2人の自然な演技が貢献し、捻ってある設定からのストーリー展開にラストに至るまでハラハラ手に汗握る、予想外にツボに刺さる一作。


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 まず「物語設定」から始まるこの A24映画(←今、旬の製作会社)

その物語設定からして、ズルい(笑)


主人公(ホアキン・フェニックス)はラジオ局に勤めるプロデューサー格の ジャーナリスト。
持っているラジオ番組は、アメリカの都市にいる各地の子供たち(9歳程度)をインタビューし番組化。


質問する内容は例えば、

・自分が今現在住んでいる環境をどう思うか。
 (住んでいるところだから否定的な意見はほとんどなく、前向きな回答!)

・世界、自分の未来について、どう思う?

・大人について、どう思う?

・もし自分にスーパーパワーが一つだけ備わるとしたら、何を選ぶ?
 そしてどう使う?

etc…

9歳程度の男女なのでその返答は、マセた答えは勿論あるとして、将来・可能性・人類の未来 までユニークに 拡散!
まるで、宇宙のよう(汗)


この「拡散」が冒頭から全編、ラストのクレジットにまで展開される。
全くもって、ズルい(笑)



そしてメインプロット。
NYに住む主人公は、LAに住む妹から甥のジェシーの面倒をしばらく見るように頼まれる。
この子がやはり9歳、かつ親の不安的な状態が既に彼にも伝播しており、一筋縄ではいかない…
質問してくる内容がいちいち悪い意味で鋭く、主人公が答えに窮するシーンが続出(汗)

そんな2人の共同生活が始まる…

  




マイク・ミルズ監督は「20センチュリー・ウーマン」でもほのかにエモーションを醸し出すワザをもつ監督。
今作でもその、ほのかに感情を醸し出す感覚が生きており、好感が持てた。
全編モノクロなのも効いており、色に頼らずアメリカ各土地の印象を表現していくサマが美しかった。


そんな地味にではあるが深い内容に、当ブログは自問自答し始めた。
「自分が9歳の時に同じこと聞かれたら、どう答えたんだろう?」
「自分が9歳の時、どんな子供だったんだっけ?」
全くもって、この設定 ズルい(笑)


そうやっているうちにラストが近づくにつれ、観ているのがNYの場末のマイナー映画館のような感覚に陥った(笑)



結論:切り口の巧妙さがメインプロットにも波及し、地味にではあるが深い味わいを残す、実に大人な映画。


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カンヌでパルムドールと知り 観なくちゃ!、とお気楽に劇場に行ったら、完全に ブッ飛ばされた(汗)
カラックスの「アネット」以来の衝撃!

てっきり「ワンシチュエーション」ものかと高を括っていたら…
若き女性監督 がクリエイトしたのは、一瞬先すら読めない破天荒なワイルドライド!

というわけで、ストーリーの冒頭くらいしか書く気になれない(笑)
鑑賞時の衝撃を削いでしまいそうだから…



時代は現代。
コンパクトカーを運転する父親と、後ろに座る娘。
父はカントリーミュージックをかけている一方、娘は車のエンジン音に合わせ唸り続けている。

それが気に食わない父親、音楽のボリュームを大きく上げる。
腹を立てた娘は後ろから運転席を蹴り出す(汗)
父親はキレ、走行中にもかかわらず後ろを向いて説教を始める。
そのよそ見運転の結果、車は事故り、車は大破し娘は大怪我しタイトルにある「チタン」を頭蓋骨に埋め込まれる…

そうして育った娘は…



破天荒なストーリーなのに、監督・スタッフはそれにリアリティを加える努力を惜しまない。
このリアリティにおいて、最後まで全く目が離せない不思議な映画(笑)
「新しい」というコトバはこの映画のために、と言いたいくらい…

カンヌでその「新しさ」が評価され、最高賞を獲得とは、アカデミーの予定調和と比べると胸がすく思い!


結論:カンヌのパルムドール作は「新しい」というコトバはこの映画のために、と言いたいくらい 圧倒的な怪作(汗)


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つい最近のアカデミーで 作品賞 受賞。

なのだが!
当ブログはリメイクということも手伝い今作をスルーしてしまい、賞を獲ったことで周回遅れの鑑賞(汗)


その理由は明確で、昨年のアカデミーの以下のアカデミー賞 6部門ノミネート → 音響賞、編集賞 受賞作品。


もう時間が経っているのでネタバレ気味でもいいと判断して書くが、観客は主人公と共に「難聴体験・聾唖体験・手話体験」
そのインパクトがあまりに強すぎて、「手話」が登場する映画にはかなりの満腹感が…

さらに追い討ちは、今年話題の「ドライブ・マイ・カー」(汗)


という具体で当ブログ、かなりの満腹感どころか、胃もたれ状態だったのだ!(笑)


そんな中、アカデミーで作品賞受賞されてしまっては 降参 するしかない…




そんな違和感を持ったまま見始めたので、ウェルメイドな映画だろうからどこかの地点で持ってかれてしまうだろうとは思っていた。
あまりに良く出来た創作物という印象は暫く拭えず、物語に入っていけない自分をもどかしく感じ始めた(汗)


だが段々とこの映画ならではの工夫が見られ始め、少しずつ映画に入っていけるように。
その今作ならではの工夫とは…

・主人公と兄貴との手話によるクチ喧嘩!
 創造性も垣間見られ、「こんなダーティな手話、初めて見た!」と言えてしまうレベル(笑)

・同様に主人公の父親の手話にも個性があり、 下ネタ満載 で笑わせてくれる(助演男優賞もナットク)

・「意識的に」間違った手話を主人公が人に教え、自分の意図を達成するシーンあり

・「無自覚に」間違った手話を覚えたサブキャラが「やらかす」シーンあり


かつクライマックスに向かい、禁じ手 とも言えそうな手法が2つ連発!

・映画の主観が「主人公の父親」に移るシーンがあり(どのシーンかは自分でご確認ください)ここでついに 涙腺爆発(笑)

・クライマックスの主人公、ここは明確に禁じ手、というかズルい!


というわけで予想通り、(違和感は多少残りつつも)しっかり持ってかれた…(笑)



結論:アカデミーで作品賞受賞に納得できる、ウェルメイドな家族物語(違和感は多少残りつつも 笑)



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さあてアカデミー賞直前、駆け込みアップもこれがラスト(汗)

主演の アンドリュー・ガーフィールド が主演男優賞 候補 だからだ!



とはいえ、ラストまで辿り着くまでには相当時間がかかった(Netflix)

というのはこの映画、当ブログがあまり好まない「ミュージカル」かつ「演劇」ベースのお話なので…



主人公は有名なブロードウェイ・ミュージカル「Rent」作曲直前の「売れない時代」のジョナサン・ラーソン役。
彼と友達、恋人などとの関係をめぐる + 1st ミュージカル の完成までを描く。

なのでいつも通りニコニコ演技する アンドリュー・ガーフィールド が必然的に目立つ構造!




というわけで観た目的からの結論。

結論:おいしい主役 をニコニコ演じている アンドリュー・ガーフィールド はいつも通り好感を持てた、がそれ以上のものではない…

当ブログ的にはしっかり持っていかれた ウィル・スミス推しに変更なし。
彼は「コンカッション」も良かったし、そろそろオスカー貰ってもいいのでは?


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アカデミー賞発表が迫っているため、鑑賞済作品のアップを駆け込み中(笑)


今回は、これまでは俳優でベテランの域に達している マギー・ギレンホール 初監督作品。



で今日は結論から = オリヴィア・コールマンの演技が光る「新しい形の女性映画」




なぜ「新しい形の女性映画」か。

簡単にいうと、この映画では「男性」の姿がほぼ「その他」扱い!(笑)

主人公のダンナでさえ存在感はほぼ皆無、物語に絡んできてもセリフは少なくかつ「イメージショット」で断片的、が多い。


唯一、登場人物らしい印象を残すのが エド・ハリス 演じるリゾートの宿泊所で主人公の面倒を見る男。
だがそれでもせいぜい主人公を踊りの輪に加えたりするレベルで、基本「外野」



一方、女性の気持ちにはグイッと迫る。

主人公が何らかの傷を抱えていることはリゾートでの彼女の行動で直ぐわかる、がそれは何かはクライマックスまで明かされない。

なぜ主人公の「傷」が直ぐわかるか。

それは、オリヴィア・コールマン による、表情演技!
(写真:左. その微妙な雰囲気が この表情1発でわかる )

彼女は既に アカデミー主演女優賞 を獲得しているものの、そちらは歴史物で案じるは女王。
だがこちらは現代劇で、トラウマを抱えた人物を静かに演じていて、過去ベストと言い切れる。
今回もこの演技でアカデミー主演女優賞は固いと当ブログは判断した!

セリフを最小限に抑えた マギー・ギレンホール の演出は的確で初めての監督作品とは思えない出来。
女性ならではの感性の追求の結果は、オリヴィア・コールマン だけでなく共演女優たちにも乗り移っている。

この人見たことあるなと思っていたものの最後まで誰かわからなかった助演女優は驚きのダコタ・ファニング!(写真:右)

さらに主人公の若い頃を演じた ジェシー・バックレイも アカデミー賞助演女優賞 にノミネート。
当ブログの判断では、彼女は近作での活躍同様にいい演技を披露している。
だが作品全体を引き上げるような演技をしているかというと、そこまでではないような…
今回はノミニーになったことを評価するのが正しそう。


というのは、当ブログの判断では アカデミー賞助演女優賞 は「この人」しかいない!と考えているから。

その人は以下の作品に出ている、アリアナ・デボーズ。


彼女は作品自体の評価はともかく、作品全体を引き上げるような演技・ダンス で主役級の存在感を発揮していた!




さて、もう字数も十分になったと考えるので、今作に戻り…

主演女優がアカデミー主演女優賞にノミネーションなのに、1作もアカデミー作品賞 にノミネーションしていないのは今回が「初」だそう。

既に何作を連発している、やはり元々は女優の グレタ・ガーウィグ でさえまだ作品賞はこれからなので、1発で作品賞のみにーにも至らないのは仕方ないか…

とはいえ、処女作でこのクオリティは凄い。
今後の 監督 としての、マギー・ギレンホール の活躍に期待したい!


で改めて最後に結論。

結論: オリヴィア・コールマンの演技が光る マギー・ギレンホール初監督作品は「新しい形の女性映画」



~参考~
グレタ・ガーウィグ 監督作品 ×2





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Amazon Prime からの配信もの。


見出すと冒頭、猛烈な 夫婦喧嘩!

あまりの剣幕に、もしそれが2時間以上続いたら(汗)と、当ブログはそこで退いてしまった。
配信なので、他の映画に行ってしまった…



ところがアカデミー賞の候補が発表されると…

・主演女優賞 ニコール・キッドマン

・主演男優賞 ハビエル・バルデム

・助演男優賞 J・K・シモンズ

の主役級の3人がノミネーションに入っていた!



と言うわけでアカデミー賞発表が来週に迫る中、焦って鑑賞(笑)




で見直してみると、猛烈な 夫婦喧嘩 は冒頭だけで、そのシーンを越えると夫婦は違いに協力。
2人は、大ヒットテレビドラマ「アイ・ラブ・ルーシー」の主役2人だったことがわかる。

さらに時代ならではの番組を揺るがす事件が複数発生し、波状攻撃 で迫ってくる!
そんな一週間をどう凌ぐか、をいろいろな人物模様が絡み合いつつ、映画の本当のテーマに迫る。

そのテーマとは 日本語タイトル通り = 愛すべき夫婦の秘密

後半のクライマックスで一気に畳み掛けられ、鑑賞後はその出来に降参せざるえない(笑)




脚本が非常に優れている!と感じたのでキャストを見たら、大納得。
当ブログ贔屓の、アーロン・ソーキン ではないか!

「ソーシャル・ネットワーク」「マネー・ボール」の脚本ははもちろん、「シカゴ7裁判」「モリーズ・ゲーム」で監督で腕を振るっている才人。

それは失礼いたしました!



なので不思議なのが、主役級 × 3人 がノミニーになっているのに、なぜ脚本は入らないのか。
(脚本賞なのか脚色賞なのかはさて置き)

確かに 主役級 × 3人 の演技は過去最高級レベルなのだが、やはり不思議…





その理由は類推するに、この映画が「配信」だと言うことからくる 影響。
アカデミー賞会員の成り立ち(劇場公開が大前提)から賞の行方に大きく影響し続けている。
少しずつ変化しつつあるものの、Amazon Prime や Netflix の映画は未だ作品賞は取れていない。



そして今年も非常に微妙な情勢に陥っている(汗)
映画の質から言うと「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が最有力ではあるが、こちらは Netflix。
もう一つの強力候補「コーダ あいのうた」も Apple…
さらに「ドント・ルック・アップ」も Netflix。

対抗馬としては、以下の作品たち。
・ベルファスト(25日公開)
・ナイトメア・アリー(25日公開)
・リコリス・ピザ(7月 1日公開)


さてどうなるのだろう? 



という方向に興味がいってしまった(笑)

当ブログも映画館で鑑賞は大事だと思いつつ、コロナ禍下での便利さを経験してしまっている。
とても微妙な気持ち… 
映画の未来にとってコロナ禍が思わぬ影響は、吉凶どちらなのだろうか…



と悩みつつも映画に戻り、今作は今作で結論しておこう。

結論:アーロン・ソーキン の技が冴え渡り、主役級 × 3人 の演技は過去最高級レベルを引き出した今作は一見の価値あり!


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サブタイトルの「黒塗りの記録」で思い出した映画が。

 

ザ・✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️・レポート 硬派がお好きなアナタならピッタリ! 民主主義の根幹精神を問う一作。 

 

正に、「黒塗りの記録」=✖️✖️✖️✖️✖️✖️✖️・レポート、のことだったのだ!

 

 

 

ということで 同じテーマ を違う角度から描いた 映画。

 

原題が The Torture Report に対し、こちらは The Mauritanian

 

 

この2rつの単語からも、内容が類推できる。

 

 Torture を受けた、 Mauritanian の話! 

 

 

 

 

 

ビンラディンを親戚に持ち、一度電話の着信があったことからアメリカ政府に目をつけられたモーリタニア人の青年。

 

国家からいきなり拘束されたと思ったら、刑務所 → グアンタナモ米軍基地に(汗)

 

ここで地獄の日々を送る…

 

 

 

ストーリーは対照的で、

 

The Torture Report = グアンタナモ での拷問を調査し資料化するが妨害を受けるCIA職員

 

The Mauritanian =  グアンタナモ に送られたモーリタニア人 を救おうとする弁護士の奮闘

 

 

 

アダム・ドライヴァー・アネット・ベニング が主演だった The Torture Report も豪華布陣だったが、こたらも凄い。

 

一言で言うと、

 

カンバーバーチ vs ジュディ・フォスター!

 

 

カンバーバーチ はモーリタニア人 を 有罪に持ち込もうとする 検察側

 

ジュディ・フォスター はモーリタニア人 を救おうとする 弁護士

 

 

 

 

 

で両作に共通して「引き攣る」展開になるのが、マジック・ペン で塗りつぶされているレポート!

 

 

 

 

 

911以降、テロとの闘いを性急に進めた結果、極端な方向に政権が進んだ。

ディック・チェイニーを中心に暴走したらしいことは以下の映画で克明に描かれている。

 

 バイス VICE 主演陣の見事な化けっぷり、「マネー・ショート」以上にキレを増した製作陣、そして何よりも物語をドライブさせるのは物語当時の「現実」!(汗)  

 

 

 

 

 もおう十分な文章量に達したと判断するので、結論。

 

結論 = カンバーバーチ vs ジュディ・フォスター、グアンタナモ米軍基地の囚人の身柄を巡るガチバトル!



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当ブログで「ノーラン3部作」で感想を残しているのは以下の1作のみ。

 

ダークナイト Dark Knight 加速する狂気に圧倒される  = 90点!

 

 

第1作「ビギンズ」は未だ B.B.、Before BLOG(笑)

次の飛躍につながる展開はマルだったが「なぜバットマンは強いのか」に時間を使い過ぎ → 68点!

 

第3作「ダークナイト ライジング」は 詰め込み過ぎ、ヴィランのマスクのせいで台詞がよく聞こえない(笑)→ 73点

 

 

なぜこうして各作品の得点を出すかというと…

どうも巷の噂を聞いていると「ノーラン3部作」の評価が高過ぎ、今作の評価に悪い意味で影響してると感じたので…

 

 

主な批判は「暗い・長い」

 

→ ゴッサム・シティは夜の街というイメージがあるものの、映画を通し ばっかりか!

→ 確かに上映時間は、約3時間

 

そこでこう考えることにした。

「物語を楽しむのも大事だが、この映画が出そうとしているフィルムノワール的だろう雰囲気を楽しもう」

 

 

 

 

 

 

冒頭、ドカン!と全面に「真っ赤」な THE BATMAN ロゴ が出る。

 

「お~、また新しいバットマンが見れるんだなあ~」を実感した!

 

 

で物語が始まると新基軸が 沢山。

 

・バットマンはノーラン版やそれより過去のように、無敵ではない(汗)

 防弾スーツで固めているものの、殴られるわ打たれるわ、そんな攻撃を受けた直後の相手の隙に反撃し倒す…

 「肉を切らせて骨を断つ」パターンか。

 

 そんな姿は何か、凄く「痛い」(笑)

 

 ここに過去になく、リアリティを感じた!

 

 

・バット・モービルすら、ホットロッドの改造車的で、ノーラン版の「無敵感」は皆無(汗)

 軍事用の戦車を転用したことで無敵だったバット・モービルはここにはない…

 

 主人公のバトル能力同様、ここに過去になく、リアリティを感じた!

 

 

 

その 主人公を演じるのは、「テネット TENET 」や「ライトハウス」で大躍進中 ロバート・パティンソン。

 

「復讐」が人生目的の等身大のヒーローを演じきっている!

 

 

 

 

 

そして悪役たちも、大きく変化。

 

ノーラン前はカラフルでピエロのようだった悪役キャラたちはどれも凄いダーク!

 

 

かつ当ブログの見立てだと、各人とも「凄く」気合が入っている!

 

怪人ペンギンは過去にないリアリティで溢れ、最後までコリン・ファレルだとはわからない化けっぷり!

 

犯人リドラー役のポール・ダノ の狂気演技も、クライマックスに向かいエスカレートしていき名演と言える! 

 

この気合いの理由は、最高作「ダークナイト」の ジョーカー役 ヒース・レジャー の影響だということに違いない。

「ジョーカー」の ホアキン・フェニックス でさえ、その影響下にあると当ブログはみる!

 

 

 

 

実はノーラン3部作後にバットマンのイメージは、大きくパワーダウンしてきた。

 

ザック・スナイダー主導、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」=クソ映画!

 

ベン・アフレック がバットマンを演じるという、ジェニファー・ロペスとの婚約騒動以来に大恥を晒した…

 

 

なんとか「ジョーカー」で持ち直したものの、ここでうまくリセットしないとヤバい状況だったと推察する。

 

 

 

で今作。

 

前述のように、過去になかったレベルのリアリティ路線で、新しいバットマンを創造するぞ!、という気概を感じた一作となった。

エンディングもオープニング同様、ドカン!と全面に「真っ赤」な THE BATMAN ロゴ がしっかり出てフィニッシュ!

 

ということで結論 = 過去になかったレベルのリアリティ路線で、新しいバットマンを創造するぞ!、という気概を感じる一作。

(第1作レベルでいうと、ノーラン版第1作「ビギンズ」と比べても遜色ないと判断する。ポイントは次か!)



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