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日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

NHK「いだてん ~東京オリムピック噺~」終了後、いだてんロスに苛まれている。

それを加速するのが、例のゴタゴタで放送開始がかなり遅れた「麒麟がくる」

 

 

 

仕方ないので、週間文春のクドカンの連載を引っ張り出してきて読破。

だが肝心の「いだてん」については、ラスト数行ということも多かった(涙)

 

というわけで読み始めたのが本書。

 

 

第1章 始まりは浜名湾

第2章 オリンピックと競泳

第3章 浜名湾から日本、そして世界へ

第4章 競泳王国ニッポン!

第5章 幻の1940東京オリンピック

第6章 戦後復興

第7章 悔しさを乗り越えて

 

こうしてざっとみても、NHK「いだてん ~東京オリムピック噺~」の後半を見返すような構造。

ていうより、この本からも相当にネタとして引用され、ストーリーになっているとみた!

 

 

 

とはいえ全てが同じではない。

ドラマになく、本にはあった箇所をいくつか列挙してみる。

 

・田畑 政治 が浜松市にかけあって出来た弁天島プール

 

・ここでの全国大会で、田畑 政治 の発案で現在のようなコース分け(一番早い選手がセンターコース)を採用

 

・田畑 政治 の朝日新聞入社は帝大卒としては極めて例外

 

・岸体育館 といえばの元祖、岸 清一 に頼みこんだことで実現に至った、神宮プール

 

・ベルリン五輪から帰国時予定時、乗るはずのエール・フランス機がナチスに取られ仕方なくロンドン経由で帰国

 ところが元々乗るはずだった機は墜落、結果9死に1生を得た日本選手団!

 

・マッカーサーへの日本水泳陣ロス派遣に強力に強力した人物=カツミ米谷

 

・田畑 政治 の一生の恩人のひとり、フレッド和田イサムが登場(涙)

 最重要人物のはずがドラマでは削られており当ブログは涙を飲んだが、この本で溜飲が下がった!

 

田畑 政治 と川島の確執はこの本でも簡潔に描かれ、ドラマのシーンが脳裏に蘇る(汗)

 

 

上記でわかると思うが、いだてんロスに苛まれていた当ブログに良く聞いた~

まるで薬のよう(笑)

 

 

というわけで結論:いだてんロスに良く効く ありがた〜い薬 のような一冊(笑)



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日本人の母を持ち、生まれ故郷オーストラリアでも差別され、その苦難の中から這い上がった男。

遂にはラクビーの母国イングランド初の外人指揮官となり、先日のラクビーW杯で準優勝。

彼の就任直前はチームがバラバラに分解しかねない状態だっただけに、素晴らしい結果と言えよう!

 

 

 

 

だけでなく真っ先に触れなければならないのは、こちらも超有名なあの勝利。

2015年 9月19日、ワールドカップ  チェリーブロッサムズ(日本代表)vs 南アフリカ。

24年間ワールドカップで勝利すらなかった日本代表 が 世界3位の南アフリカに激勝!

日本代表をここまで鍛え上げたのも当時監督だった エディー・ジョーンズ。

 

 

 

 

そういう点で特に興味深いのは、彼が2012年4月 日本代表チームの監督就任直後の行動。

 

特に日本代表チームが意識変革を強烈に求められた瞬間があった。

それは 2012年 6月 20日

vs フレンチ・バーバリアン 敗戦後の記者会見。

 

それは不穏な空気なうちに始まり、エディーはその日の日本代表のプレーをコテンパンに批判。

あまりのコテンパンさに、思わず同席していたキャプテンの廣瀬が笑みを浮かべる。

 

その次の瞬間、エディーの口撃の火蓋が切られた!

正に「爆発」(汗)

 

「おかしくなんかないぞ、おかしくない。それが日本ラクビーの駄目なところなんだ。

 勝つことに真剣になってない。

   (中略)

 日本のラクビーは間違いなく問題を抱えている。

   (中略)

 試合終了間際になって…(中略)どうして試合の始めにしなかったんだ?

 怖気付いてたんだろう。そういうマインドセットを変えるべきなんだ」

 

 

そしてエディの革命が始まる。

「ほとんどのチームは1日2回トレーニングをする。

 トップクラスの国を倒すチームになるには、1日3回のトレーニングが必要だ」

  (中略)

選手のトレーニング量だけが問題だったのではなく、質が重要だった。

 

 

 

 

最後まで一貫して驚かされ続けるのは、日本では感じたことない、ラクビーへの熱い熱い情熱(汗)

これエディはもちろん、選手・チーム・経営陣、マスコミ、取り巻く環境全てが、とにかく「熱い」

ここだけでも非常に参考になった。

最後に当ブログがぐっときた、名言を2つ。

 

・いつも何かしら強みになるものを探していて、そのためには何でも活用しています

 

・ラクビーというスポーツはスキルと身体能力のバランスで成り立っている。

 北半球では、身体面があまりに重視されたままになっていると思う。

 優秀な若い選手がいて(中略)あるクラブと契約した。彼はせっかくいいスキルをいろいろ

 伴っているのに、そのクラブはあと7キロ体重を増やせと言ったんだ。全くばかばかしい。

 彼らは「もっとスキルを伸ばそう」と言うべきだった。

 簡単なのは体の方で、スキルが難しい。



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バンクシーといえば、最新の話題は「細断絵画」=「愛はごみ箱の中に」

(小池都知事の件は無視 笑)

 

元々は「少女と風船」と呼ばれていたが、ザザビーズのオークション会場で落札直後に驚きが…

落札するとともに、絵画に設置されていたシュレッダーで半分が祭壇された状態に!(写真)

で改題(笑)

 

この話を聞いた瞬間にピンときた。

これは全てバンクシーの仕掛けだな、と。

 

 

「アートの世界は、最大級のジョークだよ」と発言してはばからないバンクシー。

美術界の晴れの場と言える、ザザビーズ、オークション、落札、という儀式に一発かましたワケだ。

彼のメッセージにはピカソの言葉がつけくわえられていたという。

「破壊の衝動は創造の衝動でもある」

 

実にパンク、実にオルタナーティブ、実にデュシャン!

 

 

さて日本初となる、バンクシー論が本書。

 

好感が持てるのが、彼が仕掛けた”いたずら” ?!や ”事件”、を丁寧に追うこと。

 

・初期のストリートアート

・バンクシー初の個展Turf War @イーストロンドンの空き倉庫

・大英博物館”事件”

・テート”事件”

・ロンドン自然史博物館”事件”

・ルーブル”事件”

・MoMA”事件”

・「動物の搾取について」の展示会 @グリニッジビレッジ

・ディズニーをおちょくった「ディスマランド」 @ウエストン・スーパー・メア

・ブリストル市立博物館・美術館で行われたバンクシー独占の展覧会

 

そして、何と!

・パレスチナ地区にある分断壁近くにバンクシーがオープンさせた、The Walled Off Hotel(汗)

 

 

これだけの濃密な取材を通して、バンクシーの本質に迫る内容。

 彼の匿名性についての議論も含め、とても刺激的な2020年初読書になった!

 



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映画ベスト10に続き、今度は「本」でベスト5、いってみます。

こちらも毎年一度の楽しみ化している!

 

アップに至った本は20冊弱だが、それ以外にも数的には倍程度は読んでいるので、その10分の1レベルで、5つに。

1行目はタイトルとアップ時のサブタイトル、2行目は今回のコメントとなります。

 

 

 

1位

NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生 倒産寸前のスタートアップから、 Google への買収、そして大きく開花するビジネス・ストーリー!  

ベンチャーから Google への買収、そして「Google Maps」の誕生を画く

 

 

2位

2050年のメディア 読売、日経、yahoo! を中心とした、2000年代~ のメディアの攻防。  

挑戦者だった者にも「イノベーターのジレンマ」が襲う時代(汗)

 

3位

未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来 7人もの経済学者が多士済々な議論を繰り広げるこの一冊は、今年有数にコスパ高し!   

一人読むと、そこで一旦 満足してしまい、読書が終了してしまう、とは恐るべし!

 

 

4位

米中ハイテク覇権のゆくえ  2本のNHK特集をベースに「現在」を切り取っている点で今年有数に面白い一冊!  

2019年はどんな年だった?、と聞かれればこの一冊を差し出す(笑)

 

 

5位

シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略 独自のユニークなSNS運用は、刺さるコトバ連発しまくり、の ブロガー必須本!  

実践精神から、ブロガーにも参考になるフレーズが続々と!

 

 

補欠:

FEAR恐怖の男 トランプ政権の真実 全く周回遅れの読書、ではあるがそこは当ブログ風味で(1) スティーブ・バノン編

原書・翻訳版を同時に読み倒す醍醐味を体験んできたことに感謝! 5回シリーズ

 

補欠2:

評伝 田畑 政治  戦前・戦後の日本水泳界の発展 → ミスター・オリンピックの活躍は、地元浜松の「やらまいか」精神に貫かれていた!  

NHKいだてん、で 無名に近かった 田畑 政治 が主人公になって素晴らしいぞ記念(笑)

 



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タイトルは、著者の 下山 進 氏が慶應 藤沢で2年以上行っている講座のタイトルから。

このため、この本のために書き下ろされた内容ではない。

つまり、タイトルのテーマに正面からガッツリ挑んでいるわけではない。

 

 

とはいえ、読み応えはタップリ。

読売、日経、yahoo! JAPAN を中心とした、2000年代~ のメディアの攻防を描く。

その攻防とは「報道取材の価値・本質」を問い続けるもの。

ニュースを巧みにコモディティ化させたいネット側、そうはさせじと対抗しようとする新聞側。

訴訟や連合でネット側に立ち向かおうとする新聞側。

「イノベーターのジレンマ」との闘い、となる。

 

その分水嶺は2005年に訪れていた?

 

2005年:アレックス・ワイトマンが提唱したセマンティックスという概念を 村井 純が翻訳本で披露。

 

2008年:iPhone誕生(→画面の小さいガラケーの縮小)

 

 

 

そして独自の道をいく日経。

先行してデジタル化に成功した NYタイムズ に学ぶ。

それは 13章、17章 に詳しい。

 

2008年:クロヴィッツ日経来社。

 

実はNYタイムズ社内も「イノベーターのジレンマ」との苦闘があったことがわかる。

日経はその後も「イノベーターのジレンマ」と対峙し続け、

 

2015年:フィナンシャルタイムズ買収

 

 

一方、

2013年:ワシントンポストはべゾスに飲み込まれてしまう…

 

 

 

そして勝者だったはずの yahoo! JAPAN にさえ「イノベーターのジレンマ」が襲う!

スマホが降臨し世の中化したことで、もはや トップページ の時代でなくなっていた…

「ヤフトピ砲」がもはや砲でない時代、がきたのだ!

 

 

という具合で、2005年 ~ 現在に至るまでのメディアの攻防を克明に取材した一冊に仕上がっている。

 

結論:メディア関係人必読の、2005年 ~ 現在に至るまでのメディアの攻防史。



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以下の7人もの経済学者の最新のインタビューが読めるという、お得な一冊。

 

・ポール・クルーグマン  「我々は大きな分岐点の前に立っている」

・トーマス・フリードマン 「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる

・デヴィッド・グレーバー 「職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する

・トーマス・セドラチェク 「成長を追い求める経済学が世界を破壊する」

・タイラー・コーエン   「テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく」

・ルトガー・ブレグマン  「ベーシックインカムと一日三時間労働が社会を救う」

・ビクター・マイヤー=ショーンベルガー 「データ資本主義」が激変させる未来

 

 

 

面白いのが、7人のうち流れで不自然でない限りインタビュアー 大野 和基 氏が今ドキ?な AI 脅威論 の質問をすること。

 

・ポール・クルーグマン  AI失業というのは、まやかし

・デヴィッド・グレーバー AI は既に多くの仕事を排除する一方、BS職(Bullshit Job)は維持    

・タイラー・コーエン   AI により、スキルのあるなしで格差が広がる

・ルトガー・ブレグマン  AIやロボット競争時代には、ベーシックインカムと1日3h労働が要   

 

 

 

また べーシックインカム議論も3人で登場するが…

 

・ポール・クルーグマン   反対。あまりに莫大なお金が必要になる

・デヴィッド・グレーバー  必要。「人間らしい仕事」を取り戻す

・ルトガー・ブレグマン   必要。ベーシックインカムと1日3h労働が社会を救う   

 

 

という具合に、議論の方向は全く個々で違う!

知的好奇心を掻き立てるし、一方で本のタイトル「未完の資本主義」を実感させる…

 

 

結論:7人もの経済学者が多士済々な議論を繰り広げるこの一冊は、今年有数にコスパ高し! 




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読み始めると気づく。

中身が濃い!

 

特に 第ニ章 SNS黎明期 〜 第三章 SNS拡大期。

SNS の日本での誕生から現在までを追う。

たった15年くらいのことなのだけど、いちいち実感を伴うので、とにかく、濃い(笑)

 

 

 

ざっと流れを書きつけてみる。

 

パソコン通信(ニフティサーブ)

   ↓

個人ホームページ

   ↓

  掲示板

   ↓

  リンク集

   ↓

 2ちゃんねる

   ↓

  ブログ

   ↓

  ミクシィ

   ↓

フェイスブック

   ↓

  Google

   ↓

    ニコ動

   ↓

    インスタ 

   ↓

   TikTok

   ↓

「で次は?!?」

 

200ページまではこのように 過去 ~ 現在まで。

その後100ページは、「で次は?!?」を模索、という構造。

 

 

 

この現在~「で次は?!?」の部分が著しく面白い。

現在までの時点で最重要は、インスタにしても TikTok にしても スマホ がということ。

 

全く別の意図で始まったインスタ

    ↓

「スマホで撮影した写真を美しく魅せたい」=インスタ映え

 

 

そして情報との出会いは、

 

   「ググる」

      ↓

   「タグる」へ

 

#ハッシュタグ が「検索」を超えたのだ!

 

「我シェアする、ゆえに我あり」

 

で、

    「写真」からさえ先に進み、

                ↓

    「動画」= TikTok


となるわけか?!?

 

 

この他にも、面白いキーワードがたくさん

・遅いコミニュケーション

・ファスト/スロー

・壁抜け

・ARがSNSのつながりを拡張

・カメラは「撮る」ものから「見る」ものへ

・「分有」という考え方

・アクチャリティ

 etc…

 

結論:SNS誕生から現在を俯瞰することを起点に未来まで見据えようとする野心的な一冊。



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日本国内の美術館ではいまだに、撮影一切NO!が多い。

海外の美術館では、撮影OKが多い一方… 

 

そんな中、早いタイミングから 撮影OK! な珍しい美術館が存在した。

 

 

 

それが、森美術館!

 

森美術館は、昨年の美術展覧会「入場者数」1位・2位を達成している。

そのデジタルマーケティング、プロモーションを担当する 洞田貫 晋一朗氏 が著者。

 

 

各章のタイトルだけでも、この本の面白さが伝わる。

 

第1章 「撮影OK」の波がアートを変える

第2章 海外の美術館の最新SNS事情

第3章 森美術館のユニークなSNS運用例

第4章 「森美術館流」インスタ&ツイッター活用術

第5章 テクニックよりはるかに大切なこと

 

 

「撮影OK」の波、というコトバがまず面白い。

という実践精神から、参考になるフレーズが続々と!

 

・フォロワー数より大切な「エンゲージメント数」

・求められているのは「面白い投稿」ではない

・SNSの投稿は「川に短冊を流すようなもの」(!)*

・SNSをウェブサイトへの誘導口にしてはいけない*

・刺さるのは「温度」と「気持ち」が伝わる投稿*

・アップする写真は自分で撮ること*

・SNSは「秒の戦い」*

・その投稿で一番伝えたいこと、大事なことを1行目で表現*

・「言わない勇気」が確信を伝える*

・広告や販促ではない投稿に人は心をひらく*

・計画性 + 臨機応変 = 拡散*

・「インスタ映え」を意識してモノを作らない

・フォロワー数急増の秘訣は「特殊な広告」に*

・「動画の最初の5秒」を見てもらうにはどうすればよいか

・ 40%の浮遊層の背中を押すには?

・個人アカウントでの「実験」が仕事にもつながる

・SNS疲れのときこそ、「夢想の一撃」のチャンス*

・ネガティブな反応を恐れず、ユーザーと対峙する

 

これだけ実感のこもったコトバの数々は、はっきり言って「保存版」

*印 = 当ブログ最推奨!


結論:独自のユニークなSNS運用は、刺さるコトバ連発しまくり、の ブロガー必須本!


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本の話に入る前に、当ブログの考え方。

 

ボイスコンピューティングといえば、それはスタートレック・シリーズ全体で示されていた。

呼びかけはシンプルに、”Computer!”

出過ぎもせず、個人情報を奪うようなこともないありがた~い存在。

 

そういうボイスコンピューティングに、アレクサ とか シリ なんていう名前をつけるのはいかがなものか?

ましてや「汝邪悪になる事なかれ」なはずの某企業が、Hi, Google と呼ばせるセンスに驚愕している!

 

 

 

で本。

ボイズコンピューティングの歴史を追うので、アレクサ とか シリ なんていう名前がついた由来はすぐ判明。

 

 

シリ = ノルウェーでは一般的な女性名。アクティブ・テクノロジー の中心人物 キットラウス が命名

 

シリが発表されたのは 2010年 2月 4日。

その数週間後、キットラウス に突然 スティーブ・ジョブズ から電話が入る。

そしてその1年半後の 2011年 10月 4日、appleが iPhone へのシリ搭載を発表。

だがその翌日、当の推進者だった スティーブ・ジョブズ が逝去…

 

 

一方で、アレクサ。

アレクサを生んだ企業アマゾンの創業者 ジェフ・ベゾス は実はトレッキー!(スタートレックのファン)

スタートレック映画の現状での最新作「スタートレック・ビヨンド」の冒頭で何と彼がカメオ出演!

そうとう頼み込んだらしい(笑)

 

全くの白紙から秘密プロジェクトとして 音声AIプロジェクトが起動した(2011年 秋)

ベゾスの発言 =「目標はスタートレックのコンピューターをつくることだ」

 

だったはずが結局、呼びかけの候補はいったん「アマゾン」…

最終的には、アレクサ。

 

アレクサ =アレクサンドリア図書館

 

 

 

ボイスコンピューティングには上のビッグ2のみならず、メジャーな面々のチャレンジも。

 

マイクロソフト=コルタナ

フェイスブック、ザッカーバーグ も自宅などで独自のボイスコンピューティングに挑戦

 

 

 

このようにボイスコンピューティングの可能性やトライアルの歴史を辿ったあと、の第3章。

この章が面白い!

タイトルは「 革命 」

 

個々の

・友人

・賢者たち

・監視者 

そして…何と!

・永遠の命!

 

 

冒頭に述べたように、当ブログ的には、ボイスコンピューティングといえば、

 

<出過ぎもせず、個人情報を奪うようなこともないありがた~い存在

 

であってほしいヒトなので、ボイスコンピューティングにそこまで求めるのはやや too much…

 

 

最後に「最重要」な一節を紹介して終わりたい。

それは・監視者の一節(336P〜  改行、「」は当ブログ判断)

 

消費者団体コンシューマー・ウォッチドッグが、グーグルとアマゾンが提出した大量の特許資料を調べて、

驚くべき結果を発表した。

それらの申請書からわかったのは…

 

グーグルとアマゾンは入手した音声や、ビデオや家庭内センサーが捉えたデータを活用する方法も模索しており

その構想は現在のプライバシーの限界をはるかに超えている。

 

申請書には、犯罪者を監視するために協力するというようなことは書いてない。

書かれているのは、消費者にとっての音声デバイスの利便性を高め、かつ、ハイテク企業が個人データを集めて

「収益化」するにはどうすればいいか、ということだ。

 

(中略)

 

もうひとつの驚くべき申請書は...

「音声データからのキーワード決定」というタイトルで2014年にアマゾンが提出した。

それはアレクサには言及していないが、スマートフォンからデスクトップコンピューター、タブレット、

テレビゲーム機、電子書籍端末、それに未開発のものまで、家庭にあるコンピューター・デバイスは

全て盗聴に使える、と明言している。

 

 

当ブログがなぜ現在のボイスコンピューティング機器には絶対出さない理由が、ココにある(汗)

デバイスの近くにいるだけで盗聴される恐れがあるからだ!

AI兵器と同様に、ボイスコンピューティング も世界全体の利益に沿う基準が必要だと確信。

 

追記:8/28 Appleは siri のプライバシー機能を強化することを発表



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当ブログが考える、アメリカ vs 中国 の構造は大きく3つ(AIは前提)

 

1. モバイルテクノロジーの闘いフェーズ(5G以降、具体的にいうと ファーウェイ、etc…)

2. モビリティにおけるデータ戦争フェーズ(クルマの未来、具体的にいうと 滴滴、etc…)

3. 金融デジタル化フェーズ(決済手段、具体的にいうと テンセント、アリババ、etc…→貨幣次元の競争まで至る?)

 

 

 

2本のNHK特集をベースにまとめられた一冊は、この3分野とも取り込んでいて感心。

 

その番組は、

・アメリカ vs 中国 未来の覇権が始まった 2019.1.19  NHK総合

・アメリカ vs 中国 情報・金融・ハイテク覇権に挑む中国 2019.4.7  BS-1

 

当ブログ、実は両方とも録画キープ。

いつも感心するのがNHKスペシャルの潤沢な予算。

民放では到底できない密着取材・世界各地での取材に毎度、舌を巻く。

それだけに、番組の内容にプラスαし新書化したこの本の内容は充実!

 

 

章立ては以下のよう。

序章 潜入!自動運転開発最前線

第1章 躍進する中国―AIを制するものが世界を制す

第2章 反撃のアメリカ―激化する技術と情報をめぐる攻防戦

第3章 次世代通信「5G」攻防戦―アメリカは何を恐れたか?ファーウェイ事件の真相

第4章 ブロックチェーンがすべてを変える―新しい金融秩序が生まれる日

第5章 「一帯一路」に集結する新興国―世界はどうなる?激化する「新冷戦」

終章 米中対立の間で迫られる日本の選択

 

あえて言えばこういう本の特徴として、番組を離れざるえない結論部分、最終章が弱めなのは仕方ないか(笑)

 

 

 

アメリカ vs 中国、この国と国の威信をかけた闘いは、

 

自由な企業精神 vs 国家戦略(共産主義国家の)

 

ともいえ、

 

 

また国家戦略側から言い換えてみると、

 

・潤沢な資金、経験値のある人材を集めれば超えられる?、かの実験?!?

 

ともいえ、興味は尽きない。



最後に象徴的な一箇所を以下。

元民間企業CEOによる、中国の技術移転10の手口(汗)

 

1.サイバー攻撃(非合法)

2.産業スパイ(非合法)

3.強制的な合弁会社の設立(合法)

4.アメリカ企業の買収(合法)

5.アメリカのスタートアップ企業への投資(合法)

6.アメリカの大学・研究機関で学ぶ中学人留学生(合法)

7.アメリカの法律事務所や投資銀行などの専門知識の活用(合法)

8.オープンソース情報の活用(合法)

9.アメリカで働く研究者・専門家を中国に招待・リクルート(合法)

10.アメリカに中国企業の研修センターを設立

 

元民間企業CEO が問題視しているのは、合法とされている3~10。

ここをトランプが攻撃しまくってるわけだ!



という、上記のような議論を湧かせる点で、今年有数に面白い本だと断言したい。


 



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当ブログは先日のトランプ本「FEAR」読破以来、英語・日本語版の両刀使いにハマってしまった(笑)

ので?この本も両方読んだ。

 

 

 

まずはイントロダクションで出されるクイズ × 13問を立ち読みしてみよう!(笑)

(とはいえ、 × 13の自分の答えを記憶しきるのは難易度高し!)

 

 

そして本論に入り、ひとつひとつ答えが明かされていく

そうして「思い込み」をはがしていく構造。

 

 

取り上げられている「思い込み」は以下の10。

 

分断本能「世界は分断されている」という思い込み

THE GAP INSTINCT

 

ネガティブ本能「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み

THE NEGATIVITY INSTINCT 

 

直線本能「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み

THE STRAIGHT LINE INSTINCT

 

恐怖本能危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み

THE FEAR INSTINCT

 

過大視本能「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み

THE SIZE INSTINCT

 

パターン化本能「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み

THE GENERALIZATION INSTINCT

 

宿命本能「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み

THE DESTINY INSTINCT

 

単純化本能「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み

THE SINGLE PERSPECTIVE INSTINCT

 

犯人捜し本能「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

THE BLAME INSTINCT

 

焦り本能「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

THE URGENCY INSTINCT

 

 

 

英語版日本語版どちらにしても当ブログ的に最もハマった章はズバリ、

犯人捜し本能「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

THE BLAME INSTINCT

 

 

最後に、せっかく両方に目を通したのでそっち角度からの感想を。

図を多用することで説得力を強化している本にしては、原著はサイズが小さく折角の図もやや見にくい。

この点で日本語版に軍配、かな?(笑)



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PIXARについての本は沢山あり、 当ブログだけでも3冊読破している。

読後評:ピクサー流創造するちから 会社設立→成功→ディズニー融合を成し得たジョブズとの信頼関係! 

読後評:メイキング・オブ・ピクサー The Pixar Touch 創造力を創った人々

スティーブ・ジョブズ iCon(本)感想。  Apple,PIXAR,Disneyファンは必見か。

 

なのでこの本はパスしていいかも? と思いつつも、立ち読みを始めたら止まらなくなった(笑)

 

 

というのは、プロローグ冒頭からスティーブ・ジョブズが登場!

著者が、急拡大により株価が暴騰、危険水域に達したピクサーの状況打開策を相談(汗)

(2005年。 カーズ Cars 公開直前)

 

こうした、ジョブズと著者との10年の付き合いを綴ったのがこの本なのだ!

 

 

突然、ジョブズから電話が入ったのが、1994年11月のとある午後。

ジョブズが自腹でピクサーを支えていた赤字時代で、ネクストは失敗中でグダグダ...

 

ただ成長の予感はあった。

初の長編デジタル・アニメーション映画「トイ・ストーリー」の制作が進行していたのだ!

このラフ映像に感動した著者は、ピクサー入りを決意する。

 

そしてメガヒット!

著者は財務面から、一大アニメーションスタジオへの成長を見届けたわけだ。

 

 

 

 因みに、自分のピクサー映画の個人的歴代Pixerレーティングでいうと、こんな感じ

 

トイ・ストーリー Toy Story (1995年)        95点

バグズ・ライフ A Bug's Life (1998年)        74点

トイ・ストーリー2 Toy Story 2 (1999年)       97点

モンスターズ・インク Monsters, Inc. (2001年)     81点

ファインディング・ニモ Finding Nemo (2003年)    77点  

Mr.インクレディブル The Incredibles (2004年)       68点

カーズ Cars (2006年)                  92点

レミーのおいしいレストランRatatouille (2007年)      70点

ウォーリー WALL-E(2008年)                68点

カールじいさんの空飛ぶ家 Up(2009年)            91点

トイ・ストーリー3 Toy Story 3 (2010年)      99点

 

(その後はピクサー映画への興味がややダウン)

 

トイ・ストーリー4 はどうなるのだろう?

 

 

結論が変なところにいっちゃってるっぽいので 本 に戻すと、ラスト。

著者の個人的な決断にコメントする、スティーブン の一言、凄い!

ここだけで大満足(笑)




最後に。

オレンジ色のカバーの日本版も悪くはないが...

原著の「青」かつ トイ・ストーリー のオープニング「空」連携という点で、写真はこちらで(笑)



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発売は、

洋書 = 2018年 9月

日本語版 = 2018年 11月

 

なので、完全に周回遅れのアップ(汗)

 

だが当ブログのこの本の手順は、

1.洋書で入手

2.日本語版を読破

 

つまり、洋書は読破できてない!(笑)

 

 

周回遅れなので一般的な読後評ではなく、両方の「ここ!」な箇所を並列表記してみる。

 

今日の最終回は(5)ロシアンゲート捜査編(汗)

コミー解任、後任モラーの捜査、の2つに絞ります!

 

実は日本語版を読んでいたのはNY~シカゴで、奇しくもモラー調書が公開されたタイミング(汗)

ニュースでの報道を眺めながらの読書は、リアリティ感抜群!!! 

(改行:当ブログ)

 

 

 

「即刻解任するので長官室から退去するように」と知らせる短い手紙を、トランプはコミーに送った。

要するに、FBI長官の辞任を遅らせる計画は裏目に出た。手続きを加速させてしまった。

ローゼンスタインの意見書が決めてになったのではないと、ブリーパスは知っていた。

トランプはすでに決断していたのだ。

バノンは、コミーを解任した理由は、FBIがクシュナーに財務記録を要求していたからだと”100%”確信していた。純然たる憶測だった、イバンカは父親にFBIのことでずっと苦情をいっていた。何ヶ月もたつうちに、ブリーパスは気づいた。

トランプがだれかをクビにするつもりでいたり、クビにするといったとしても、そのとおりになるとは限らない。

「ここでは埋められるまで、何事も死にはしないんだ」というのが、ブリーパスのお気に入りの台詞になった。

He sent a brief letter Comes informing him that he was “terminated and removed from office, effective immediately.”

The plan to stall the firing had backfired. It had sped up the process.

The Rosenstein memo had nothing to do with the decision, Probes knew.

The president already had made up his mind.

Bannon believed, “100% percent”, that the reason for firming Comes was because the FBI was seeking financial records from Jared. It was pure speculation.

Ivanka had complained to her father about the FBI.

As the months ground on, Priebus saw that if Trump was planning to or said he was going to fire someone, it did not mean it would happen. 

One of his favorite sayings became, “Nothing is dead until it’s buried around here” 

(page 163)

 

 

 

ダウドは、トランプを説得した。

「(モラーと)面談し、秘密がないような関係を築きたいと思っています。それは可能です」

ダウドは、6月16日午後1時に、特別検察官のオフィスで、もラーとその主席補佐官ジャームズ・”ジム”クォーレスとの初会合に臨んだ。クォーレスは、40年前にウォーターゲート事件を捜査した特別検察官局にいたベテランだった。

「私たちはあなたがたの任命への反対を差し控えている」ダウドはいった。

「しかし、これはいったいどういうことですか」。

ローゼンシュタインへの命令は、あまりに範囲が広すぎるし、たまたま見つけた問題すべてを捜査するような権限は、司法庁のだれにもないはずだ。

「この命令は有効でない。しかし、私たちは文句をいいません」

もラーは答えなかった。沈黙をうまく使う名人なのだ。

「大統領から、協力するとあなたがたに伝えることを許されています」ダウどはいった。

「大統領の言葉ですー”ボブに、尊重するといってほしい。協力する”」

モラーは、ほっとしたようだった。

Dowd emphasized to the president, “I want to build a relation-ship that where we engage [Mueller] and then there are no secrets. And that can be done.

Dowd went to his first meeting with Mueller and his chief deputy, James “jim” Quarles,

a veteran of the Watergate special prosecutor’s office 40 years earlier, at the special counsel’s office on June 16 at 1 p.m.

”We're not waiting objections to your appointment.” Dowd said,

”and how the hell you got here”.

Rosenstein’s order was too broad and no one in the Justice Department had the authority to investigate any matter they stumbled on. “That order will not stand. 

But we are not going to throw rocks.”

Muller did not respond. He was a master of silence.

“The president has authorized me to tell you he will cooperate,”

Dowd said. His words to me were, “Tell Bob I respect him. I’ll cooperate.”

Muller seemed relieved.

(page 171)

 

 

以上、(1)~(5)お楽しみただけましたでしょうか?

 

こうして2種を読み通してみての感想を最後に。

よく言われるトランプのダークサイドも面白いですが、ポジティブサイドも本の中で散見され、その対比を楽しんだ。

結論:今でも読む価値、十二分にアリ!

 

当ブログの今年のベスト選出にランクインされる可能性、大!?



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この本の発売は、

洋書   = 2018年  9月

日本語版 = 2018年 11月

 

なので、完全に周回遅れのアップ(汗)

 

 

だが当ブログのこの本の手順は、

1.洋書で入手

2.日本語版を読破

 

つまり、洋書は読破できてない!(笑)

 

 

周回遅れなので一般的な読後評ではなく、両方の「ここ!」な箇所を並列表記してみる。

 

今日は(4)外交編 

世界が驚いた、あの大勝負にフォーカスします!

(改行:当ブログ)

 

 

 

トランプは、中国の習近平国家主席との晩餐会に行った。

貿易と北朝鮮問題を話し合う2日間の首脳会談のために、習近平はマール・ア・ラーゴを訪れていた。

デザートが出された時に、トランプは習近平にいった。

「毒ガス攻撃を行ったシリアをミサイルで攻撃しているところです」

「もう一度いってください」習近平が、通訳を介してたずねた。トランプは繰り返した。

「ミサイルの数は?」習近平が聞いた。

59基だと、トランプは答えた。

「59基?」習近平が聞き返した。

59基だと、トランプが確認した。

「わかりました」習近平がいった。

「理解できます。結構なことです、当然の報いですね」

それで晩餐会は終わった。


 Trump went to dinner with Chinese president Xi Jimping, who was visiting Mar-a-Lago as a part of a two-day summit to discuss trade and North Korea.

As dessert was being served Trump said to Xi, 

“We’re in the process of bombing Syria because of its gas attack”

“Say it again”, Xi said through the interpreter. Trump repeated it.

“How many missiles?” Xi asked.

Trump said 59.

“59?” Xi asked.

Trump confirmed 59.

“Okey,” Xi said, I understand. Good, he deserved it.”

And that was the end of the dinner.

(page 151)

 

デザートのサーブと同時に耳打ち、はシリア爆撃!!! 

習近平 の度肝を抜いたトランプ、やるねえ(汗)

 

 

~続く~

 

次回は(5)ロシアンゲート捜査編 ~最終回~ 

 
過去のは、


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発売は、

洋書 = 2018年 9月

日本語版 = 2018年 11月

 

なので、完全に周回遅れのアップ(汗)

 

だが当ブログのこの本の手順は、

1.洋書で入手

2.日本語版を読破

 

つまり、洋書は読破できてない!(笑)

 

 

周回遅れなので一般的な読後評ではなく、両方の「ここ!」な箇所を並列表記してみる。

 

今日は(3)経済・金融編

 

今回も、周囲を振り回しまくっている姿がたくさん見られます(笑)

その上に、中国との冷戦に至る経緯もメッチャ! わかりやす 杉?!?

(改行:当ブログ)

 

 

 

貿易赤字は、アメリカ経済を成長させています、とコーンは断言した。

「そんなことは聞きたくない」トランプはいった。

「ぜんぶ嘘っぱちだ」

Trade deficits were growing the U.S. economy, Cohn asserted.

”I don't want to hear that.” Trump said。

”It’s all bullshit!”

(page 220)

 

 

ここ数年金利が低下しているので、財務省は10年以下の年限の国際発行額を増やしてきました。

それは正しい処置です、とコーンは言った。

金利上昇局面ならば、保険会社や年金基金は、50年債や100年債も購入するでしょう。

3.75%くらいで借りられる。今後、50年、もしくは100年かなり低い金利で借金ができる。

「ワーオ!」トランプが奇声を発した。

「すばらしい名案だ」

(中略)

「きみたちは私の下で6ヶ月も働いていた」

「どうして誰もこの話をしてくれなかったんだ? 彼からはじめて聞くのは、どういうわけだ?」

With interest rates going down in recent years, Treasury had brought the durations of bonds down to 10 years much as possible. That was the right thing to do, Cohn said. 

With rates increasing, the insurance companies and the pensions will lend the government money for 50 years or 100 years, and you could probably do it at 3.75% percent. that would be

really cheap money over the next 50 or 100 years.

“Wow!” Trump said. 

“That’s a great idea“

(中略)

“You’ve been working for me six months” 

“Why the hell have you ever tell me that?”

 

 

 

上記をみるとコーン氏はかなりうまくやっているように見えるが、以下では大苦戦(笑)

 

コーンはデータの書類をトランプの前で扇型に広げた。

「大統領、もっとも多い離職者はー自主的に離職するのはー製造業の労働者です」

「理解できない」トランプがいった。

コーンは説明しようとした。「エアコンのある快適なオフィスで働くこともできれば、1日8時間、立ち仕事をすることもできる。おなじ賃金だとしたら、どちらをやりますか?」

コーンはなおもいった。

「だれだって、2000度を超える高炉の前に立ちたくはない。だれだって炭鉱にはいって黒色肺になりたくはない。おなじ賃金なら、賃金水準が変わらないなら、べつの仕事を選びます」

トランプは納得しなかった。

コーンは、トランプにこうきくこともあった。

「どうしてそういう考え方を持つようになったんですか?」

「そう考えているだけだ」トランプは答えた。

「30年間、ずっと考えは変わらない」

“Mr. President, can I show this to you? Cohn fanned out the pages of data in front of the president.

“See, the biggest leavers of jobs - people leaving voluntarily - was from manufacturing”

“I don’t get it” Trump said.

Cohn added, “People don’t want to go into coal mines in front of 2000 de-gree blast furnace. 

People don’t want to go into coal mines and get black lung. 

For the same dollars or equal dollars, they’re going to choose something else”

Trump wasn’t buying it.

Several times Cohn just asked the president, 

“Why do you have these views?”

“I just do” Trump replied.

“I’ve had these views for 30 years”(page 138)

 

 

~続く~

 

次回は(4)外交編

 

世界が驚いた、あの大勝負!!!、が登場します!(汗)



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