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日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

 

ジャック・アタリ(仏) が、パンデミック後 を語る。

 

彼はトランプ政権の成立をも予言した「知」の達人。

 

 

 

先にお詫び申し上げると 今回はいつもの「読後評」ではなく、最重要ワードをメモ。

広範にわたる数々の近未来像の中から、当ブログが戦慄したその一節は…

 

 

 

【 テレワークの弊害 】

 

しかし、テレワークがあまりに広く浸透して一般化したり、オフィス外でのフルタイム操業

が長期化したりすると、われわれは、それが企業と従業員の双方にとってよくないことだと

気づくだろう。

 

 

企業にとっては、

 

従業員は自己愛に満ちた不誠実な傭兵のような人物になってしまい、

力を合わせて働く協力者がいなくなってしまう。

 

 

従業員にとっては、

 

外出したり、同僚と意見交換したりする機会が失われる。

そして、従業員はテレワークで孤立しているので解雇されやすいと思い、

企業の価値観に違和感を覚えるようになる。

 

 

結果として、

 

社内のあらゆる階層でテレワークを導入しすぎる企業は、社員で共有すべき

企業精神、事業計画、固持すべき価値観を 維持できなくなり、消滅するだろう。

 

(改行:当ブログ)

 

 

鋭い指摘に、戦慄するのみ...

要はテレワークと実業のバランスによくよく留意しないと「危険」だという理解!



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だいたい認識していたつもりだったが、改めて本で読むとその迫力に圧倒された。

 

 

2019年 

12月31日   AM 3時頃 武漢市衛生健康委員会の通達(ペラ)が facebook にアップされる

        直後      台湾CDCの副署長が徹夜でレポート作成 → 早朝に提出

        PM       緊急の関係閣僚会議を開催 → 国民への注意喚起

                            → 武漢発の航空機の検閲

                             → 中国への事実確認

                              → WHOへの通報

 

大晦日の24時間のうちに、ここまで行動に移していた!

日本が武漢で原因不明の肺炎について第1報を出したのは6日後…

 

WHO さえ、この日にこんな奇妙なコメントを出している。

「中国への貿易や渡航に対していかなる制限も行わないよう勧告」

?!?

 

台湾は、

・言語が中国と共通なので、情報がとりやすい

・SARS禍で大変に辛い思いをした(自殺者まで

・中国が発信する情報を基本的に信用していない(日本は途中まで信用…)

というバックグラウンドがあるにしても、上記のスピーディさに感心!

 

だけでなく、

1月13日  専門家を武漢に派遣

1月15日  新型ウイルスを「カテゴリー5」に指定

1月20日 「中央流行疫指導センター」を開設 =「有時」突入

       同日、武漢帰りの女性の感染を確認

1月22日  武漢からの団体客の入国許可を取り消し。さらに減便

1月24日  全ての中国からの団体客の入国を一時停止

 

このころ(1月23日)の日本の対応はまだ、武漢「レベル2」中国全域を「レベル1」…

 

さらに流入関係の施策だけでなく、

・政府自身がマスク生産機械60台を購入、民間企業に贈与して生産→買い上げ

・実名購入制をこの購入に導入

 etc… 大変迫力ある内容となっている。

 

 

さらに、WHO問題にも一章を割いており、抜けがない。

中国は事務局長就任を阻んだ末に、エチオピアのテドロス氏を後押し(2017年)

そのテドロス氏がコロナ騒動を過小評価してきたことを明らかにしている!

 

 

また最終章もおもわず刮目した。

日本と台湾のコロナ対策の最大の違い、を指摘している!

 

日本 = “感染症”の専門家が委員会の中心

     ⇅

台湾 = “公衆衛生”の専門家が委員会の中心

 

日本は専門分野研究に人気があり一方、“公衆衛生”のような学問は人気がないそう。

これは面白い指摘!

 

 

結論:「台湾の奇跡」を成し得た理由を詳細に分析するだけでなく、日本の問題点をも浮き上がらせる一冊。



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毎年NY に行きタイムズスクエアを通るたびに感じていたこと。

「なぜこんなに中国系の露出が増えているのか?」

 

メインの看板タワー(W43)の反対側(W45)に、同じような巨大タワーがいつの間にか完成(汗)

大スクリーンでえんえんと放送され続ける中国の広報映像にどうしても思ってしまった。

「勢いがあるにしても、この増え方はなんか異常だな」

 

 

 

その疑問にズバリ答えているのがこの本。

 

中国は2009年から「大外宣計画」を開始。

7000億円以上を費やし、中国共産党の政策の正当化と中国のイメージ向上を図ろうと画策!

 

 

そしてそれはアメリカだけでなく、全世界が対象になっている。

(アメリカ、香港、台湾、日本、オーストラリア、南米諸国、アフリカ諸国 etc…)

本は先ずはアメリカ → 香港 → 台湾とまわり、最後にアメリカに戻る構造。

 

 

先のタイムズスクエア、

<大スクリーンでえんえんと放送され続ける中国の広報映像

 

その放送されていた内容は、

「中国国家イメージ・ビデオ 人物編」180秒

「中国国家イメージ・ビデオ アングル編」

 

1時間に ×15回、1日に300回も放送されていた!

非常に詳しい(笑)

 

 

 

 

 

驚きの事実が次々と登場するので、列挙していきたい。

 

・「大外宣」の中核は、国家外文局。

 累計43種の言語で13億近い書籍を出版。

 

・雑誌も発行 =「人民中国」

 驚くべきことに、日本はこの出版事業のエース!

 かつ独立して採算が取れている、世界でも極めて珍しいケース!

 

・新華社通信も当然「大外宣」の中核。

 180もの支社・支局を駆使し、親北京的な情報を発信し続ける。

 さらに金の威力で、メディア買収、貧困国家記者を「短期的餌付け」し、外国人を傭兵化。

 

・香港メディアも同様に買収・広告出稿の圧力他でじわじわと枷と鞭をはめられ自主規制化(汗)

 メジャー系のメディアは一気に大衆の信頼を失う…

 

・当然、1国1制度を主張する台湾も同様。

 印刷の根幹を本土が巧みに買収し、コントロールしようとする動きはかろうじて阻止された。

 一方テレビ局は北京の資本を送込まれ、自主規制化し始め「歪曲報道」が目立つようになる…

 

 

どのメディア・国にも共通するのは、彼らが主張する以下の一文に体現される。

「中国民間資本は国家企業と違い、比較的スムーズに自由資本の体で海外のメディアに侵入できる」

 

 

 

そして終盤、当ブログも重要視し、米中関係の節目だと考えた内容が登場。

USA 副大統領 ペンス、中国を強力に批判、な演説(10/4)が、ようやく日本語化(日経新聞11/2)

  

本では、以下の一節を取り上げている。

 

「北京はまさに、一種の全政府的手段を使い、政治、経済、軍事ツールを使って宣伝を

 行っており、米国でその影響と利益を推進しているところだ。

 中国も以前と比べてさらにさらに活発にそのパワーを用いて、米国の国内政策と政治に

 影響を与え干渉しようとしている。

 今日、中央政府は米国企業、映画プロダクション、大学、シンクタンク、学者、地方、州

 連邦政府の官僚に対して、褒賞と脅迫を行なっている」

 

この本では上記ラスト2行の「褒賞と脅迫」を最終章で掘り下げつつ終了する。

 

 

一方この本の校了後、3つの大きな変化が発生した。

 

1. コロナ禍が世界を覆い中国が弁明を繰り返し、そのたびに 世界 が中国に失望。

2. 機敏な行動で国民を救った「台湾」に対するあらゆる方法での圧力外交。

3. 民主化を求める「香港」への圧力により弾圧。

 

この3つが本で記述されている、中国問題の本質を炙り出しつつある。

 

 

結論:コロナ禍・台湾への圧力外交・香港市民弾圧、の現在以前、中国が世界に仕掛てきたイメージ工作。



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当ブログにとって、バンクシーは絶賛する存在ではないが気になる存在。

横浜で先日終了した展示会は初日に駆けつけ、13回シリーズで取り上げた。

バンクシー展(天才か反逆者か)2020  ~詳細編~(1)会場内、入場口  

 

で、新しく日本版が出た、この本。

バンクシー について語る、464ページ(汗)

 

 

 

読み始めると、面白い事実が次々と発覚?!

 

・バンクシーは初期、ロビン・バンクスと名乗っていたこともある。

 それが縮まってバンクシーになったわけ!

 

・バンクシーは実は極貧のエリアに住んでいたわけではなく、高級住宅地の生まれ。

 彼は描くために、そのエリアに通っていた。

 

・ステンシルを使うようになってはじめて、彼のスタイルができた(フリーハンドは下手だった)

 

という具合で、著者の ウィル・エルスワース=ジョーンズ はバンクシー絶賛のスタンスではない。

 

 

 

当ブログ的に最も面白かったエピソードは、

 

・初期の伝説のアーティスト ロボ との対立。

 バンクシー本人はレスペクトしている、と否定しているが。

 

 

 

その後もバンクシーのアーティストとしての成長とともに周囲で発生する事柄をドキュメント。

 

・バンクシーのブリストルでの活動をまとめた本が実在する。

 その後ロンドン他にも本は次々と発展し、彼の活動の軌跡を追うことが可能。

 

・チーム・バンクシーはどんなチームか

 本人の意向が強いだけでなく、各プロジェクトの難易度が極めて高く厳しい運営、を理解(汗)

 

・ブーム化 → セレブ化 → フェイクとの闘い → 「ペスト・コントロール」に至る

 

 

 

 

そして最終章の直前。

当ブログ的に最も知りたかった内容が何と1章立てで!

 

それは、MGW(ミスター・ブレイン・ウォッシュ)=Thierry Guetta

 

DVD:イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ バンクシーに興味ある方は必須。 あのディズニーランドでのパフォーマンス映像やバンクシーのアトリエさえ登場!

 

この映画、始まって早々にいきなり主人公が、バンクシー → Thierry Guetta にトスされる(汗)

変なフランス出身のおしゃべり男がアーティストに変貌していくのだが、実に怪しい。

 

その結果、この映画はドキュメンタリーではなく、実は虚構では?!に惑わされる。

その動揺を本では克明に拾っている!

まあストリート・アートは元々ゲリラなのだから、仕方ないかも(笑)

 

 

 

結論:タイトルにあるような「正体」というほどではないが、バンクシー理解が深まる一冊。



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テレビが日本国民に登場したのは、1953年。

映画でもない、ラジオでもないニューメディアだったテレビ。

このテレビでの、ドキュメンタリーのあるべき姿とは?

(映画では → 記録映画、ラジオでは → ラジオ・ドキュメンタリー)

 

その姿を模索してきたメンツが異様に凄いい!!!

 

 

 

ざっと列挙するだけで、

 

・吉田 直哉 =「日本の素顔」

 

・牛山 純一 =「ノンフィクション劇場」「忘れられた皇軍」「すばらしき世界旅行」

「私はテレビ一期生であった。(中略)誰も教えてくれる人はいない。

 私の前に広がるのは無限の濃いウヤであり、ひとすじの道も見つけることはできない。

 だから私のテレビ人生は、いつも臆病になろうとする心を励まし、目をつむって荒野に

 足を踏み出すことからはじまる。

 

 

・村木 良彦、萩元 晴彦  =「と『あなたは・・・」「勝敗」「小澤 征爾 第九を揮る」

「「時間」をすべて自ら政治的に再編したあとで、それを「歴史」として提示する権利を

 有するのが「権力」とすれば、そのものが「現在」を、as it is (あるがまま) に呈示し

 ようとするテレビの存在は、権力にとって許しがたい」(萩元)

 

  etc,,,

 

さらに、

 

・田原 総一朗(WOW!)と =「ドキュメンタリー青春」

 

 

 

 

だけでなく、駄目押しは、

 

CX「NONFIX」(1989 〜 )で活躍していたのが、是枝 裕和!!!

 

日本の映画界のエースが、テレビ・ドキュメンタリー出身とは!

確かに是枝作品を改めて考えるに、どの作品にもドキュメンタリー的視点が欠かせない。

 

「ドキュメンタリーを作る時に、弱者と強者、善と悪の色分けをあらかじめしてしまうと

 製作者としては楽である。行政・官僚を悪と決めつけ、善良な市民の側から告発する。

 企業を開くと決めつけ、消費者の側に寄り添いながら描写する。

 このような「安直な図式」に社会をはめこむことで、逆に見えなくなるものがある。

 山内 豊徳(ドキュメンタリー出演者)は、そのことを気づかせてくれた」

 

「公害って言葉が環境という言葉にすり替えられていった時に、責任を取る人間が減って

 いくっていうんですかね。言葉ってすごく大事だなって思うんだけど、環境、環境って

 言われ始めた時期に、何かたぶん手のひらの指の隙間から落ちていってるはずだってい

 う、なんかそういう感覚で、公害っていうものをもういっぺん捉え直してみようという

 ことだったと思います」

 

 

 

 

そして最終章がまた圧巻。

今度は21世紀に発生した、あの事件に 迫る(汗)

 

 

第9章 東日本大震災を記憶する──震災ドキュメンタリー論 

 

 1. ニュースの忘れ物  

 2. 想定外の記録  

 3. 記者たちの戸惑い  

 4 . 被災者に寄り添う  

 5. 巨大津波の教訓  

 6. 原発事故への問い  

 7. 復興への道のり  

 8. ジャーナリズムの再起動

 

 

 

結論:昭和史 ~ 現代に至るまで全編に渡り、あるべき姿を模索してきた製作者たちの迫力たるや...(汗)



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ネットフリックスの創業者で初代CEO マーク・ランドルフによる回想録。

 

 

当ブログ的に最も知りたいこととて明確にあったのは、

 

インターネットDVDレンタルの誕生はもちろんとして、 → 映画コンテンツ配信への移行

 

が、どんなタイミングで、どう判断されたのか。

 

 

 

 

読みはじめてみると、実に実にベンチャーな話。

 

アメリカで初めてDVDプレーヤーが試験販売されたのは、1997年3月。

このまだDVDタイトルが僅かわずか800しかない時代に、先を読んで事業を立ち上げた。

 

最初の飛躍は、DVDプレーヤー製造企業(東芝、ソニー)とのタイアップから。

DVDプレーヤー購入者には、無料DVDレンタルのクーポンが付いてくる。

プレーヤー ⇄ ソフト が両輪となり組んだことで、DVDプレーヤー・DVDソフトが売れ出す!

 

 

次の飛躍が「DVD販売を捨て、DVDレンタルに特化」したこと。

DVD販売に対し、DVDレンタル売上はわずか3%しかない状況。

一方、DVD販売には アマゾン や ウォルマート が早々に参入するのは火を見るより明らか(汗)

 

 

そしてアマゾンから声がかかる。

買収の提案を受けたのだ。

それはすなわちアマゾンがDVD販売を始めるという号砲でもあった!

 

ここでなぜか既読感がしはじめ、その疑念がなかなか溶けなかった(笑)

よくよく考えるに、このネットフリックス vs アマゾン 対決を既に「逆側」から読んでいた(笑)

 

読後評:ジェフ・ベゾス 果てなき野望―アマゾンを創った無敵の奇才経営者 ダークサイドも露出、が特徴。

 

 

 

結果、アマゾンとの交渉を打ち切り、DVDレンタルに集中注力していく。

 

 

次の飛躍が「定額サブスクリプションの先駆け」(1999年)

 

試練も訪れる。

ドットコムバブル崩壊(2000年)

レンタルプランも絞り込みレイオフも行うことで乗り切る。

 

 

 

 

さて冒頭でふれた、当ブログが最も関心があったDVDレンタル → 映画コンテンツ配信への移行。

ラスト430ページ過ぎにほんの数行(涙)

 

マーク・ランドルフは上場後 暫くして、自社株を売り飛ばし退社!

自分の出来ることは全てやりつくしたと満足し…

 

ここも実にベンチャーっぽい(笑)

 

 

 

結論:ネットフリックスの誕生から上場までを画く話は良くも悪くも、実に実にベンチャー企業(笑)



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レアメタルといえば、スマホや EV のモーターなど、最新の工業製品に欠かせない素材。

このレアメタルを中国が大幅に抑えているとしたら?!?

 

サブタイトルにもあるように、=資源ナショナリズムのゆくえ 

後半の第4章 ~ 最終章の8章 でこの問題に深く切り込む!

 

 

前半の第1章 ~ 最終章の3章 はまずレアメタルとは何ぞや?を考察。

 

・レアメタルは特殊な性質を持っている。その特質のために、ハイテク産業、とりわけ人間

 が環境に与える二酸化炭素を制限しようとするグリーンテクノロジー産業の需要が高い。

 

・レアメタル生産には大きな環境負荷がかかる。実はグリーンテクノロジー全般がそう。

 

・先進国はレアメタル生産で発生する汚染を嫌い、汚染を引き受けた中国がシェアを伸ばした。

 そのツケが今、危機として迫ろうとしている。

 

中国への 技術移転 → 独占は、「マグネクエンチ社問題」で一気に「チェイナゲート」化。

さらにシェアを増した今では、中国はレアメタルの価格コントロールまで行い、欧米の再参入を拒もうとしている。

 

<しかし、欧米はまだレアメタル戦争には負けていない

<中国は重大なミスを犯した。欧米はまだ抗戦できる。

<われわれが知らない技術革新が富とエネルギーを生産する方法を変化させるだろう

 

不幸中の幸い、コロナ禍を経験し、世界も中国の帝国主義に目覚めたよう。

今後の情勢の成り行きから目が離せない...



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日常的に使われている、QRコード。

利便性において他の基準を圧倒し世界、特に中国のスマホ電子決済には欠かせないテクノロジー。

 

このイノベーションが日本発だということはなんとなくは知られている。

その背景を克明に掘り起こす一冊!

 

 

 

その原点は何と、トヨタの生産現場での「かんばん」

この電子化をめざし、子会社の デンソー で研究・開発がスタートしたのは1971年。

今から50年近く前!

 

「かんばん」はもともと現場の叩き上げ主義から成るトヨタの根幹。

現場からの反発や技術的障壁に鍛えられたのち(汗) 「バーコード付きかんばん」= NDコード として完成。

「かんばん」方式に組み込まれる。

 

 

そしてその直後、現場から時間・場合を選ばずクレーム処理に追われることになる。

そこで急遽、「バーコード付きかんばん」方式を管理する会社SSK を設立。

と修理屋としてスタートした会社ではあったが、これを外部に販売する方向に動く!

 

確かにそのニーズはあった。

それはセブンイレブンのPOSレジ。

レーザー入力かペン式しかなかった中、コスト的にもスピード的にも優位に立っていた。

こうして、バーコードが工場から社会に出る瞬間になったのだ!

 

 

 

開発開始から21年後の1992年、NDコードの機能は限界に達する。

そこでNDコードを超える「2次元コード」の開発を4名の小ユニットで開始した。

当時世の中にあった情報格納の3方式はそれぞれ長短があり、その欠点を一挙に克服するプロジェクトだ。

 

 

この突破口を開いたのが「切り出しシンボル」の開発。

 

読み取りやすさを追求した結果、この答えにたどり着いた。

そう、QRコード をじっくり眺めるとわかる、あの3つの正方形が「切り出しシンボル」

こうして Quick Response コード が誕生したのだ!

 

 

 

そしてNDコードと同様に、「工場」だけでなく「社会」を目指す。

国際基準として採用してもらうべく、国際自動車認識工業会他への根回し活動とともに。

 

前回同様、やはり現場にそのニーズはあった。

どれも興味深い事例ばかり。

 

さっというと、

 

・QRコード を携帯で読む (→ その後、スマホへ)

・QRコード を使い、飛行機のチェックイン他を飛躍的にスピードアップする

・QRコード を使い、都営浅草線のホームドア設置を低コストで実現

 

そして、

・QRコード を使い「決済」を瞬間的に実現(中国)

 

インフラを革命する重要なキー技術として、QRコード が活躍している!

 

 

 

最後に、著者あとがきで印象的だったフレーズを。

 

これといった特徴のない企業や業界の現場から、QRコードを鍵技術とする革新的変化

が起こり、先進的な業界や企業がそれに追随いするという展開は、少なくとも本書で

見てきた事例では見当たらなかった。

革新的技術や事業モデルの着想を得るのは、世界の動きを先取りする業界や企業の現場

が起点となるという視点は、わたしたちが考える以上に重要な視点かもしれない。



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せっかくの巣篭もり、普段はやらないことをやろう!というので「歴史物」を。

先人から引き継いだ本を積んどく状態から引っ張り出し、読破!

(発行はなんと、1963年12月15日... 汗)

 

 

(上)(中)(下)の3冊で、約1000ページ!

 

読み始めた動機は当然、今放送中のNHK「麒麟がくる」連動なので(笑)

 

 

 

 

読み始めて、まず驚いた!!!のが、明智 光秀 の扱い。

 

この小説では彼初めて登場するのは、(中)巻 の真ん中辺!

「麒麟がくる」と全然ちゃうやんけ(笑)

 

 

で悟る…

 

歴史モノは、著者がある程度調査した後であれば、自由に構想を組み立てられるのだなと(汗)

 

 

 

 

本が1963年発行なので、物語的にはとてもクラシック。

 

吉法師(信長)は”うつけ者”として有名で、織田家の中でもひんしゅく者で争いが絶えない。

まむしの道三から嫁に貰った濃姫は信長との関係を効果的に構築し、信頼されるようになる。

そして~桶狭間で今川 義元~美濃稲葉山の斎藤 龍興~叡山の焼打ち~武田 信玄、突然の死~

天下統一は目前。だが…

 

 

結論:歴史モノもたまには良いね(笑)内輪揉め・相続争いとかばかりで面倒くさい一方…



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「ブラック・スワン」で全世界に衝撃を与えてから早10年、タレブ の最新作。

 

 

で...

この本極めて特徴的なところが幾つかあるので、先に。

とにかく変わってる(笑)

 

 

1.第1部「身銭を切る」とは何か

 プロローグがその1~その3、と3つもある!

 

2. 第2部以降、章が ×19もある

 

3.そしてその章の長さが恐ろしくマチマチ

 最も短い第16章は僅か6ページ(笑)

 

4.多い場合は数行に一度、スローガン?が登場(30~40文字程程度)

 

 

それらのスローガン?でツボに入ったものを以下列挙しておきたい。

 

 

まずは本のテーマ、

・身銭を切らない限り、進化は起こらない

 

・身銭を切るという行為が、人間の散漫さを抑制する

 

・普遍的な行動なんてものは、理論上はすばらしくても、現実はめちゃめちゃだ

 

・まず誰にも優しく接しろ。でも、相手が力を振りかざそうとしてきたら、こっちもやり返せ

 

・考えるだけでは行き先がわからなくても、実践すればわかる

 

・語る者は実践するべきであり、実践する者だけが語るべきである

 

・身銭を切らない連中の設計した物事は、どんどん複雑になる傾向がある

 

・身銭を切らない人々は、シンプル性そのものが理解できない

 

・自分の意見に従ってリスクを冒かさない人間は、何の価値もない

 

・アシスタントを雇うと(どうしても必要な作業以外で)、魂を捧げられなくなる

 

 

結論:トレーダーの経験値を生かし、タレブ が「情弱ビジネス」をズバリ切り捨てる一冊。



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発行された当時はスルーしちゃったのを後悔。

今でギリギリ最初の発行から1年くらい(汗)

 

 

テレビでのスポーツ中継の映像製作における番組作りの経験値を語り尽くす一冊。

 

まず登場するスポーツがいちいち凄い。

箱根駅伝、世界陸上 東京(1991)、トヨタカップ、Jリーグ、WC、五輪、パラ etc…

 

 

 

 

当ブログが特に面白いと思ったのが、後半の【第3回】【第4回】の2章。

 

【第3回】「そこに音があるんだから」

~平昌オリンピック2018 の国際映像制作の現場~

 

経験値を買われ、平昌オリンピック2018 の映像製作にかかわった STV(札幌テレビ)

冬季オリンピック史上初、ジャンプの空中音を計16本のマイクで収録し放送。

ジャンプ台に実際にバーチャルでラインを照射し、競技をわかりやすく(こちらも初)

 

OBS(Olympic Broadcasting Services)から学んだ「良いスポーツ中継」のフィロソフィー

1. SPORTS ー 競技そのものが面白いこと

2. GOOD SHOT & SOUND ー 競技の迫力をテレビが倍増する

3. STORY TELLING ー 試合の流れや機微を見逃さない

4. NEW TECHNOLOGY ー 最新機器を投入し使いこなす

 

 

【第4回】「白いキャンバスに絵具を落とすように」

どういう意味かというと、この章はスポーツ中継のコメンテーターの姿勢を語る。

タイトルの意味は、ボクシング中継の事例。

瞬間瞬間に目の前で発生するコトをコメントし続けた結果、終了時には一枚の絵になるように、と。

 

他にも面白い表記が次々と…

・ゴルフ中継は歌舞伎の大向こうと同じ。見得がきまった瞬間に「成田屋!」と声を掛ける。

 のべつ掛けていたら、邪魔になる(アウトオブプレイ、インプレイの減り張り。雄弁な沈黙)

・プロレス実況中継で成功した手法を他にも取り入れた結果、全体レベルが落ちた(的なことを言っている)

 

 

で傑作なのが名言集。

幾つかを引用してみる。

「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だあ」(アテネ五輪2004 NHK 刈谷 富士男アナ)

「トリノのオリンピックの女神は、荒川 静かにキスをしました」(トリノ五輪2010 NHK同アナ)

「ここはカンプノウ。オールド・トラッフォードではありません」(CL決勝1999 バイエルン vs マンU)

 

特にラストのCL決勝は、まだ大逆転する直前にコメントで、2度目に同じコメントしたそう。

その2度目の時は何と!「ロスタイムに2点という奇跡が起こるのでしょか」と逆転を予言(汗)

 

 

結論:スポーツ中継を、映像製作からコメンテーターまで、ノウハウを一挙公開。



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1月にアップしたこの本。

オリンピックを呼んだ男 田畑 政治 いだてんロスに良く効く ありがた~い薬 のような一冊(笑)  

いだてんロスに良く効く ありがた~い薬 のような一冊、というのが感想だった(笑)

 

 

 

で未だに、いだてんロスに苛まれている。

 

それを加速するのが、再放送の話。

月曜まで待てない!(笑)

 

 

というわけで読み始めたのがこの「ミスター・オリンピックと呼ばれた男 田畑 政治」

 

前のもそうだったが、ドラマになく、本にはあった箇所が興味深い。

 

 

  

・田畑 政治 が浜松地元にかけあって出来た弁天島プールは巨大!

 長さ100m(!)、幅30m

 このプールで選手たちは海では出来なかったスタート・ターンの練習が出来るようになる

 

 ・組織作りで苦労 = 水連と学連の対立

 

・岸体育館 といえばの元祖、岸 清一 と 田畑 政治 の相性はあまりよくなかった(汗)

 が遂に頼みこんだことで神宮プールは実現に至る

 

・松沢 一鶴 は理系で科学的なトレーニングを導入

 だけでなく、海外のYMCA経験もあり、この点でも選手たちの深い信頼を得た

 

・水泳の記述がメインの内容の流れで、古橋 廣之進 がタイトルの一章がある

 

・田畑 政治 の一生の恩人のひとり、フレッド和田イサム が登場(涙)

 最重要人物のはずがドラマでは削られており、当ブログは涙を飲んだ…

 が、この本でまた溜飲が下がった!

 彼が何をしたかは本をお読みください(笑)

 

・最も長い第6章で、オリンピック招致に至る説得の道筋がしっかりと描かれている

 テレビでは実は、かな~り はしょってた部分!

 

・国立競技場のお披露目も含め、招致の過程で東京で実施されたIOC総会。

 この際、直前にギリシアで見つかった「オリンピック賛歌」が第1回大会以来、演奏された

 原曲をオーケストラアレンジし演奏したのは勿論、朝ドラ「エール」主人公!

 

・招致活動で再び、フレッド和田イサム が登場(また涙)

 たまたま娘の就職で東京に来ていた彼を即日捕まえ、中南米の票集めを頼む!

 フレッドは妻を連れ、自腹で中南米を行脚し、東京開催を熱く訴える

 

etc..他にも岩ちんが目撃した 田畑 政治 のおっちょこちょいぶりを示す小エピソードなど、読みどころ満載。

 

 

 

結論:いだてんロス 及び 再放送気運アップ に良く効く ありがた~い薬 のような一冊(笑)



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著者:ユヴァル・ノア・ハラリ が届ける、21のメッセージ。

 

過去=「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』」

未来=「ホモ・デウステクノロジーとサピエンスの未来」

 

ときて、今作では「現在」を切るわけだ!

 

 

 

その21のメッセージとは…

 

  1. 幻滅―先送りにされた「歴史の終わり」
  2. 雇用―あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
  3. 自由―ビッグデータがあなたを見守っている
  4. 平等―データを制する者が未来を制する
  5. コミュニティ―人間には身体がある
  6. 文明―世界にはたった一つの文明しかない
  7. ナショナリズム―グローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
  8. 宗教―今や神は国家に仕える
  9. 移民―文化にも良し悪しがあるかもしれない
  10. テロ―パニックを起こすな
  11. 戦争―人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
  12. 謙虚さ―あなたは世界の中心ではない
  13. 神―神の名をみだりに唱えてはならない
  14. 世俗主義―自らの陰の面を認めよ
  15. 無知―あなたは自分で思っているほど多くを知らない
  16. 正義―私たちの正義感は時代後れかもしれない
  17. ポスト・トゥルース―いつまでも消えないフェイクニュースもある
  18. SF ―未来は映画で目にするものとは違う
  19. 教育―変化だけが唯一不変
  20. 意味―人生は物語ではない
  21. 瞑想―ひたすら観察せよ

 

 

読み始めてひたすら感じたのは、著者の思考の深さ。

とことんまで突き詰めた上で記述されている文章の「重量感」はかなりのもの。

その結果、時々妙に?重苦しくなる(笑)

 

 

例を 3つほど挙げると、

   

2.雇用→ 3.自由→ 4.平等 で A I にヒトが追い詰められるサマを描写(汗)

 

7.ナショナリズム→ 8.宗教→ 9.移民→ 10.テロ→ 11.  戦争、と畳み掛けるあたり(汗)

 

17. ポスト・トゥルース 現代に起こっている、ロシアのプロパガンダを解説(汗)

 

 

 

 

 

結論:現代人としての現在・近未来を見据えるための議論 ×21

 

 



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冒頭はやはり、アノ映画から!

 

アカデミーはもちろん間に合わないが、カンヌでパルム・ドールな話題。

この映画で多角的に描かれていた貧富の差が、実はリアルなのだと。

 

1番の驚きは、

 

「半地下」は実際に沢山存在する!

 

韓国にはトランジットしかしたことない当ブログとしては驚愕の事実(汗)

 

 

実は当ブログ、映画がすすめば進むほど噓っぽく感じシラケていた。

半地下といい、近くの隠し部屋‘核シェルター“といい、強調しすぎだろ!、と。

 

ところがそれらが韓国の現実、を画いているとは!!!

 

 

本に戻ると、読めば読むほどキッカイなキーワードが次々と…

 

・三放世代→五放世代→N放世代 つまりどんどん悪くなっている!

・ビットコイン・ゾンビ

・IKEA世代

・ヘル朝鮮 HELL!

・金のスプーン、銀のスプーン、銅のスプーン、土のスプーン!

・ゲジョシ イヌとオッサン、の造語

・雁パパ、鷲パパ、ペンギンパパ

etc…

 

どんな意味なのかは、本をお読みいただけばと思う。

 

結論:隣国の想像を遥かに越える激烈な競争社会は、どう見ても「行き過ぎた資本主義」



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基本、読後評は本に限っているが、今回は雑誌。

 

カーサ ブルータスCasa BRUTUS  「バンクシーとは誰か?」

 

 

 

先日アップした、

 

読後評:バンクシー 壊れかけた世界に愛を 実にパンク、実にオルタナーティブ、実にデュシャン! なバンクシーの本質に迫る内容。  

 

濃密な取材を通して、バンクシーの本質に迫る内容だったが、唯一の不満は =作品写真が少ない

 

 

この不満を一気に解消してしまうのがこのバンクシー特集、約100ページ!

これは カーサ ブルータスの、久々の大ホームランでは。

 

 

本で丁寧に追いかけていた内容がかなり網羅されているだけでなく、最新のプロジェクトまで。

 

・サザビーズでの、シュレッダー事件解説

・ブリストル/ロンドン/東京/大阪/ベツレヘム、での彼の足跡

・パレスチナ ”世界一眺めの悪いホテル”

・ディズニーをおちょくった「ディスマランド」 @ウエストン・スーパー・メア

・ブリストル市立博物館・美術館で行われたバンクシー独占の展覧会

・バンクシー作品コレクター、清永 浩文 氏インタビュー

・バンクシーが手がけた映画・音楽、本

・小池 百合子 都知事への独占インタビュー(汗)

 

などなど、大充実!

 

 

この春、3月15日~バンクシー展「天才か反逆者か」が開幕する @ 横浜

というわけでこの本、その予習にぴったりでは?

 

 

結論:これはカーサ ブルータスの、久々の大ホームラン!



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