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李承晩TV - 5 ( 「嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判」 )

2020-02-24 17:53:16 | 徒然の記

 「李承晩TV」の38本の講義の中から、本日はその一本を紹介いたします。題目は、「嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判」です。

 長い講義を聴き終えた感想は、自分の国をここまで酷評するのかと言う、なんとも言いようのない虚しさでした。それはまた同時に、「他山の石」として聞くべき講義、でもありました。韓国の話でないかと笑っておれない現象が、コロナウイルスのように日本のあちこちで生じています。

 「韓国の嘘の文化は、国際的に広く知られた事実ですが、統計で見ると、2014 ( 平成26 ) 年に、偽証罪で告発された人々の数が1,400名にとなり、日本に比べ172倍です。」

 この他、日本との比較で、韓国での偽証犯罪の多さを、氏は数字で説明します。人口一人当たりに換算すると、日本の1,250倍にもなると言います。

 「詐欺罪の中身は、自動車保険、交通保険、生命保険、損害保険、医療保険などで、保険詐欺が蔓延しているのが周知の事実です。」「嘘と詐欺が横行しているため、社会的信頼関係も、だんだん低くなっていく傾向があります。」

 「韓国は国際社会において、低信頼の社会に属しています。人々が相互に信頼し合えないため、各種の訴訟が相次いでいます。」「OECD国家の中で、韓国は、メキシコやトルコとともに、社会的葛藤率が最も高い国として分類されています。」

 学者だけあり、いろいろな統計を知っていると感心しますが、韓国のためには、不名誉な数字です。日本人が言えば大変なことになりますが、韓国人自身が説明するのですから黙って聞くしかありません。

 「社会だけが、そうなのではありません。政治がその見本を示しています。」「嘘が、政治の有力な手段として登場したのは、2002 ( 平成14 ) 年 の、大統領選挙の時であると、私は考えています。」

 「金大業と言う人物が、自民党の李会習候補の息子が軍隊に行かなくて済んだ理由は、わざと体重を減らしたからだと、主張しました。」「裁判の結果、それが嘘だったと、その後判明しました。しかしこの嘘に全国民が騙され、大統領選挙の情勢が、変わってしまいました。それ以後、わが国の政治は、嘘の巨大な行進でした。」

 氏は具体例を挙げますが、私の知らないことばかりです。

 「海軍艦艇天安艦が、北朝鮮の奇襲攻撃によって沈没しました。」「将兵40名が、戦死しました。その時も、あらゆる流言飛語が、飛び交いました。」「北朝鮮の行為だと言う物証が明らかにされても、嘘とデマは、止みませんでした。」

 「朴槿恵政府は、政局デマによって倒されてしまいました。セウル号事件が、それです。」「セウル号が沈没するその時間に、大統領が青瓦台で、美容手術をしていたとか、麻薬をしていたとか、とんでもない嘘が国中を埋め尽くしました。」

 「崔順実の事件が騒がれると、全国は嘘の狂乱でした。」「人々は、崔順実の娘が、大統領の隠し子であると熱を帯びた議論を繰り広げました。」「青瓦台で大統領が、巫女のお祓いをしたとも言いました。その嘘の行進は、今も続いています。」

 「この間、セウル号の沈没現場に行きましたら、もう何年も経つと言うのに、追慕の黄色いテントと、」「なぜ、救わなかったのかと書かれた、プラカードが、そのままになっていました。」

 「真相は皆明らかにされ、補償も全て済みました。それなのに、そんなデマのテントとプラカードが、いつまでも掲げられていることに、誰も抗議しようとしません。」

 「数多くの人が、横を通り過ぎましたがみんな無関心で、魂を亡くした人間に見えました。」「私はこの国の首都ソウルで、まるでゾンビの行列が続くのを見ている、気持ちでした。」「嘘の文化、嘘の社会、嘘の政治は、結局この国を、滅ぼしてしまうでしょう。」

 日本のマスコミが、どこまで伝えていたのか覚えていませんが、当事者である氏には切実な事件だったのだと思います。

  「韓国は、110年前 ( 日韓併合  ) に一度滅びた国です。その国が今だに目覚めないのなら、もう一度滅びることは、そう難しいことでないのかもしれません。」

 よく見る韓国人のように、悲憤慷慨して喋るのでなく、頬を少し紅潮させていますが語り口は冷静です。救いのない講義には、絶望の韓国があるばかりです。けれども氏は愛国の学者らしく、韓国の人々に希望を語り始めます。

 スペースがなくなりましたので、希望の講義は、次回とします。

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