〈 1. 森永卓郎氏の意見 〉・・4分32秒
・新たな情報がいっぱい出てきましたね。
・例えば飛行機は、夕方に墜落したわけですよね。
・最近調べたら、現場の近くに最初に駆けつけたのは。実は大手メディアでなく、たまたまそこへ遊びに行っていたラジオの文化放送の記者だった。
・初め飛行機は、北相木町というところに落ちたという情報、偽情報が流されてたんですよ。
・ところが記者がそこへついてみると、その山の裏側が御巣鷹の尾根なんですね。
・そこから赤い炎が見えて、心が傷んだと書いてあった。
・私は文化放送に頼んで、社報も全部調べさせてもらったんです。記者の行動も、まさにその通りだと分かり、同社がこれを放送しているんですよ。
・それなのに翌朝まで、どこに飛行機が墜落したのか、大手メディアはいっさい明らかにしなかったのです。
動画は編集されているらしく、チャンネル桜の水島社長の相槌を打つ、あー、うんという低い声が聞こえます。
・でもその間に何がなされたかというと、ある写真業界の関係者が警察に頼まれて、現場の証拠写真を撮って、それを現像・プリントした。
・すると現場の遺体が、カリカリになるまで炭化していたんですよ。で、有り得ないんですよ。遺体がそんなになるまで炭化するというのは・・
・現場ではガソリンとタールを混ぜたような異臭が漂っていたと・・
・で、このゲル燃料というのは、軍隊が使う火炎照射機の燃料がそうなんです。
・実は青山透子 ( とうこ ) さんという元日本航空の客室乗務員の人が、人生を賭けてこの問題を追求しているんだけど。
・まだ御巣鷹山の尾根に遺物が残っているんですよ。で、彼女が、それを科学分析したら、ベンゼン環が検出されたんですよね。その遺物の中から・・
・実は航空機のジェット燃料には、ベンゼン環は存在しないんです。ガソリンには存在しているんですよね。
・だけど飛行機には、ガソリンを積まないんです。なぜかというと、引火点が低くて、ガソリンで飛んだら危なくてしょうがない訳ですね。
・だからやっぱり、現場の証拠を隠滅するために焼き払った。
・そのために、夕方から朝までにかけての時間が必要だった。自衛隊の特殊部隊、別班と言われる人がやったんだろうな。
・4人生存者がいたじゃないですか。あの4人は後ろの方に座っていて、スゲノ沢っていう沢を転げ落ちちゃってたんですよ。
・転げ落ちて瓦礫の山の中に埋もれていたのを、翌日の朝、上野村の消防団が上ってきて、それで見つけちゃったんです。
・だから現場にいなかったんで、助かったんだと、私は思っているんですけど・・
ここで森永氏の説明にうなづいている、水島社長の姿が映し出されます。「祭りの薬売り」「日本人のクズ」伊藤貫氏を持ち上げていた時の氏を思い出し、不快になりました。
・もう一つ、その大きな証拠なのが、私は2000 ( 平成12 ) 年に、ニュースステーションのコメンテーターを務めて、で、全盛期にはテレビ、ラジオのレギュラー番組を16本か17本持っていたんですよね。
・で、すべてのレギュラー番組のディレクターに、この123便の検証番組をやりましょうと、結論を強制するんじゃなくて、何が起こったのかをキチンと検証しましょうと提案をして、全部拒否されました。
・一つ二つだけ、放送直前まで行ったんですけど、放送10分前くらいにですね。天から圧力が降ってきて、放送が中止されたんですよ。
・だからこんだけ圧力がかかるっていうのは、やっぱり何かやばいんだろうな。
・日本航空はコックピットボイスレコーダーと、フライトレコーダーを持っているんです。だからそれを公開すれば、全てが分かるんです。
・まずそこから始めて、日本は独立国として、アメリカと対等に付き合えるように変えないと、このまんまでは、もう発展途上国まっしぐらに落ちていきますよ。
以上が森永氏の意見です。全盛期の氏がテレビ・ラジオのレギュラー番組を16、17本持っていた平成12年の首相は、小渕氏と森氏です。どちらかの首相が天の声を出したことになります。
氏の意見で同意する点が二つあります。
・日本は独立国として、アメリカと対等につき合えるように変わらないとダメだ。
・政府は、当時のフライトレコーダーとボイスレコーダーを公開すべきだ。
疑問点は3つあります。123便の事故が発生した時、氏は経済企画庁へ出向し調査員となり、さらに三井情報開発総合研究所に出向しています。
・新進気鋭の若手として日本専売公社( 現・JT )で期待され、他の政府機関でも働きながら、氏はどうしてもっと確実な情報収集に動かなかったのか。
・事故から15年後、マスコミ界で絶頂期にいた氏が、「事故の検証番組」を提案して拒否されたとき、どうして簡単に諦めたのか。
・国の根幹を揺るがすような意見の発表を、事故後から約40年経過した今日、なぜまた突然持ち出そうとするのか。
なんとなく氏の動機に不純さを感じるため、素直に賛成できない自分がいます。
・米国と対等につき合える独立国となるには、憲法を改正し軍の再建が不可欠
これが「ねこ庭」の結論ですから、頼みとする自衛隊が、失策を消滅するため123便の乗客を火炎放射器で焼き殺したと言われると、息が止まりそうになります。普段の氏は軍を憎む「平和憲法教」の幼児的信者だと知っても、政府の曖昧な対応に疑問が残り、答えが見つかりません。
「憲法改正」にはまだ時間が必要ですから、結論を急がず、今回は森永氏の意見と「ねこ庭」の疑問の紹介にとどめ、先へ進むことにします。
次回は、〈 2. 深田萌絵氏の意見 〉・・13分36秒・・です。投げやりになっているのでなく、並行して「ねこ庭」自身の検討も進めていますから、回を追うごとに見えてくるものがあると信じています。