本日は、第三次世界大戦に関する氏の予測を紹介します。
「世界の主要文明の、中核国家を巻き込む、世界戦争は、」「起こりそうもないが、ありえないわけではない。」「既に述べたように、そのような戦争は、」「異なる文明を背景にした、集団同士の、」「フォルト・ライン戦争が、エスカレートすることから起こる。」
「世界的な、異質文明間戦争を招くものとして、」「より危険な原因は、その中核国の、勢力バランスが、変わることである。」「このまま変化が続けば、中国が台頭し、」「人類史上最大の立役者という、この国の主張がますます強硬になり、」「21世紀初めの、国際情勢の安定に、」「凄まじい緊張を、強いるだろう。」
これが21年前、天安門事件で揺れている頃の中国を見た時の、氏の予測です。洞察力のある学者だと、感心せずにおれません。中国経済が陰りを見せ始めていますので、予測通りに進むとは思いませんが、ここ10数年の中国の突出は、氏の説明通りの勢いです。
「中国が、東アジアおよび東南アジアで、」「支配的な勢力として、浮上することは、」「歴史的な意味で、アメリカの利益に反することになるであろう。」「アメリカの利益との関係で、中国との戦争は、どう展開していく、可能性があるだろう。」
ここから、氏の大胆な予測が始まります。現在進行中の米中経済戦争を踏まえ、トランプ大統領と習近平氏の顔を思い浮かべながら、読みました。
「時は、2010年と仮定してみよう。」「アメリカ軍は、再統合された朝鮮半島から引き上げており、」「日本での軍事的プレゼンスも、大幅に削減している。」「台湾と中国本土は、和解に達していて、」「台湾は、事実上の独立をほとんど失うことなく、」「ただ北京の宗主権を認めることにしている。」
「中国の後押しにより、1946年のウクライナとロシアの方式に倣い、」「台湾は、国連への加盟が認められている。」「南シナ海の石油資源の開発は、ほとんど中国の援助によって、」「速やかに進んだが、」「ベトナム支配下の一部地域は、」「アメリカ企業が、開発中である。」
2019 ( 令和元年 ) 年の現在、氏の予測は外れていますが、先のことは分かりません。意見を公表した氏が、米政府と無縁でないとすれば、単なる空想とも断定できません。そうなった時、日本はどうすれば良いのかと、総理大臣でもないのに緊張して読みました。
「中国は、南シナ海全域の宗主権を、常に主張してきたが、」「さらに、軍事力を投入する自信を深め、」「同地域の完全な支配権を確立すると、公表している。」
「ベトナム側が反発し、中国とベトナムの軍艦が、戦う。」「中国は、1979年の雪辱を期して、ベトナムに侵攻し、」「ベトナムは、アメリカに支援を訴える。」「中国はアメリカに警告し、干渉しないようにと言う。」「日本をはじめとするアジア諸国は、うろたえるばかりだ。」
情けない姿で日本が出てきますが、現行憲法のままなら、氏の叙述通りだろうと思います。国論も統一できず、自衛隊もがんじがらめのままですし、そもそも危機対応の気概からして、政治家が失っています。反日のマスコミは、「大人の対応を、」「大人の対応を、」と、空疎な社説を並べるだけでしょう。
「アメリカは、中国のベトナム征服は容認できないとし、」「空母機動部隊の一つを、南シナ海に派遣する。」「中国はこれを領海侵犯だと非難し、機動部隊に対し、空爆を開始する。」
「国連事務総長と、日本の首相の努力による、」「停戦調停も失敗に終わり、」「戦いは東アジアの、他の地域に広がる。」
米中という大国同士というところが、核心部分ですが、この程度の戦闘なら世界のあちこちで発生しています。覇権を争うトランプ氏と、習近平氏なら、ここまではやりそうな気がいたします。肝心なのは、日本が関係するこれから先の予測です。
「日本は、国内の米軍基地を、対中軍事行動に使用するのを禁じるが、」「アメリカはその禁止を、無視する。」「そこで日本は、中立を宣言し、米軍基地を制裁隔離する。」「中国本土と台湾から出撃する航空機と、」「中国の潜水艦が、アメリカの軍艦や、アジアの各基地に甚大な被害を与える。」「その間も、中国地上軍はハノイに侵攻し、」「ベトナムのかなりの部分を、占領する。」
ハッキリ書かれていませんが、アジアの米軍基地といえば、主要な基地が日本にありますから、甚大な被害の中に日本の国土と国民が含まれます。親中派と親米派に分裂した政界は、なす術もないでしょうし、平和憲法という愚かな縛りで、自衛隊は国民も国土も守れないまま、自滅を待つだけです。
中国もアメリカも統一韓国も、核兵器を持っていますから、彼らは互いに自制します。しかし核のない日本からは、反撃される心配がありませんので、容赦無く攻撃します。
国際社会の非情さを氏が教えてくれますが、日本の悲劇は、まだこれからです。
次回は日本の悲劇です。お花畑の日本人や、反日の愚か者に対してだけでなく、自分を含め、「平和ボケ」した日本人全体への警鐘として、氏の著書を熟読いたしました。
「危機管理意識がないのではなく、侵略されて日本が無くなっても構わない、憎い日本の国だからこそ反日国家の餌食にさせたい。」
なるほど、そう言う方が、事実に則していると思いますね。彼らの目的は、日本を解体させることですから・・・。
でも、イスラエルに続いてはダメだと思います。あくまで私たち日本人は、八百万の神を大切にする、寛容の心を守りましょう。イスラエルは、それを許しません。
むしろ氏が言ったように、「孤独の文明国日本」であり続けるべきでしょう。氏は学者なのに、日本を表す言葉を間違っています。正しくは、「孤高の文明国日本」なのです。
聖徳太子以前から、日本はこれできましたから、そのまま進みましょう。
あいるさんさんにしても、貴方にしても、私にしても、国を売る反日共には、我慢がなりませんね。しかしここで一息入れ、いい加減な気持ちでなく、真面目に、ケ・セラ・セラとはいかないものでしょうか。
しかし、韓国の文大統領もそうだが、日本の共産党始め左翼連中はその後が読めていないから始末が悪い。
自分たちは身分を保証された高位の存在であり続けるという驕り、間違っても粛清される運命になるとは思ってもいない。
お花畑の住民とは、結局日本国を貶め売国に勤しむ現在の野党であり、マスコミ、左翼と呼ばれる融通利かずの人間達である。
因果は巡る、敵性国家の方が頭一つ抜きん出て悪賢いということになる、彼等に統治される国と世界とは、人類の悲劇である。
一億総お花畑の住民、日本人は見事に魂を抜かれてしまった、イスラエルに続け、それなくして存続はない。
いつも私は、貴方の冷静なコメントに励まされ、激しい怒りを静めることができています。
相変わらずの野党、お花畑と平和ボケの蔓延する日本などと、真面目に考えていると、じっとしておれなくなります。
貴方のコメントを見る直前まで、私は、熊本城の本丸を再建した職人たちのドキュメントを、観ていました。城壁の石垣を、崩れた石を使い、元通りに積み直す作業や、天守閣の屋根や壁を、復元する作業など、根気のいる仕事を、職人たちがしていました。
親方や弟子や先輩や後輩、会社の上司や部下と、さまざまな職種の人間たちが、バラバラで働いているようなのに、ちゃんと全体を作り上げて行きました。
戦後の日本を、崩壊した熊本城と考えるなら、貴方も私も、城を再建するため、黙々と汗を流し、誰にも気づかれないのに、自分なりの工夫をする、名も無い職人たちと同じ立場にいます。
まだほんの一部の完成ですが、本丸の天守閣が、外観だけでも出来上がり、観光客の受け入れを始めました。眺める職人たちの目が、少し涙で潤んでいました。
日本には、こういう職人たちが沢山います。日本という国を再建しようという人間は、みんな職人の仲間です。怒りを発散させたら、また明日から、頑張りましょう。
いつもは貴方が、励ましてくれますので、今日は私の番ですね。ゴールは見えませんが、頑張りましょう。
今週末は昨日・今日と、新天皇陛下の「祝賀ムード」一色でした。
その一方で各大臣の「失言」や「共通テスト延期」で騒がれ、野党が色めき立ちました。
森田健作・千葉県知事の台風直後の行動も追及されました。
が、野党らは「どうでもいいこと」で騒ぎ、「自民の不幸は蜜の味」状態になっていると思います。
「共通テスト延期」でも野党は本質的な問題を突くのではなく、自民の「失点」を突っつきまわしていると思います。
森田知事の発言も、台風直後の「視察」はいい加減だったことを自ら明かしてしまいました。
どうやら日本は「平和ボケ」がすっかり定着し、「平和」であることに慣れてしまったのではないか。
国の「上」の方から国民にいたるまで全部。
だからこそ国だけでなく地方自治体のトップまで、「危機管理意識」がないのではないか。
「9条」を信じてやまない人たちは、「日本を攻めてくる外国はない」「日本は戦争に巻き込まれる心配はない」「この素晴らしい憲法(9条)を後世に」と心から思い込んでいるとしか思えないと思います。
先週末東京近郊のある自衛隊基地で航空祭が開催され、多くの人たちが観戦しました。
が、その人たちも、「平和憲法という愚かな縛りで、自衛隊は国民も国土も守れないまま」と言うことについては知る由もないし、思いもよらないでしょう。
今週末の「祝賀ムード」の一方、日本に「お花畑」が広がっていることを実に考えさせられました。
安倍政権に関しましては、まさに「二律背反と葛藤」です。
それよりも、私が心配していますのは、次の総理がどのようにして生まれるのか、誰がなるかです。
憲法改正と皇室の護持の旗印を掲げない人物では、日本が崩壊すると思うからです。歴史は50年、100年の単位で、ゆっくりと動きますから、私たち国民も忍耐が必要です。
安倍氏以外の総理候補者の顔と名前を、思い出してください。彼らに対しては、「二律背反の葛藤」もありません。幻滅と反発があるだけですから、やはり安倍氏は即否定できません。結局、それだけ自民党も、人材不足ということなのでしょうか。
反日・左翼の野党があまりにも酷いので、自民党なら誰でも良いと、そうするしかない私たち国民も、不運といえば不運ですが、ハンチントン氏が語る凄まじい他国の政治を知れば、日本の政治家について、また別の見方ができます。
少なくとも、政治家たちは政敵を殺しませんし、目に余る蓄財や横領をし、平然と強弁しません。これは皆、日本の文化であり、ご先祖様からいただいたDNAです。
おっしゃる通り、氏の著書は、蔵書の価値のある書ですね。有価物ゴミの日に出そうと思っていましたが、やめます。その代わり、ライシャワー氏の著書を出すことにいたしましょう。
コメントを、有難うございます。
猫庭様の、蔵書にされる価値のある書物だと思います。
著者の執筆当時から見た、「未来予測」には当たっていない点もありますが、
中国の膨張に関しては、まさに、そのとおりになっていますね。
まさに、支那は世界の騒擾者になっています。
それなのに、政府は事も有ろうに、習近平を「国賓」として、迎えようとしているんですから、、、、、、
安倍総理には、失望を禁じ得ません。
例の「外国人労働者受け入れ拡大政策」(事実上の移民政策)にしても、ここのところ、安倍総理は失策続きです。
たぶん、総理の周りにおかしな連中がいると思いますけど、、、、
ただ、先日も申し上げましたように、今の時点で、安倍総理の放逐を主張するような暴論にも賛成できません。
今、安倍総理が失脚しますと、政局は混乱しますし、外交政策の継続性が失われます。
(東南アジアや西洋の小国で、親日国は、現在の安倍政権が続くことを前提に、日本を頼りにしていると思いますから、、)
そういう点も配意しなくてはならないでしょう。
ただ、わたしも、今の政権の是非につきましては、二律背反と葛藤に、苦しみます。