「沖縄防衛情報局」というラジオ番組の動画を、今年から見ています。
ラジオ番組の動画ですから声がするだけで、メンバーの静止画像しかありません。メンバーは、我那覇隆裕、江崎孝、我那覇真子、我那覇マキの4氏です。
沖縄防衛情報局のメンバーは、ラジオ番組の他に地域小集団対話活動を展開しています。我那覇真子さんの妹・マキさんが説明しています。
「沖縄の偏向新聞、沖縄タイムズと琉球新報のウソ報道を糾し、沖縄の真実を伝えるための、キャラバン隊です。」
「沢山の人数を集める、派手な集会でなく、少人数で参加者が意見を述べ、その参加者が同時に、当事者になるという対話集会です。」
偶然ユーチューブで見つけたのですが、強い関心を持ちましたので、メンバー各氏を、自分が知っている範囲で紹介いたします。
4人の中で最初に知ったのは、江崎孝氏と我那覇真子さんでした。二人は現在も、チャンネル桜の「沖縄の声」という番組で、火曜日を担当するキャスターです。
曜日ごとに担当するキャスターが異なりますが、日本一偏向がひどいと言われる沖縄の新聞の実態を、初めて全国に知らせたのがこの番組です。朝日新聞やNHKは、全国的、世界的に反日偏向報道を拡散していますが、沖縄の二紙 ( 沖縄タイムズと琉球新報 ) は、数倍も偏向した報道を沖縄でしています。
戦後73年間、この2紙は国民の多くが知らないのを良いことに、沖縄の言論界、政界、教育界を牛耳り、住民を引きずり回してきました。2紙の記事は、報道という範疇には入れられず、記者たちの思い込みと意見が活字にされているだけです。記事の内容の内事実は2~3%で、残りは全部記者たちの偏った意見で、これが報道という名前で住民に届けられています。
この実態を最初に教えてくれたのが、チャンネル桜の「沖縄の声」でした。
話がどんどん飛躍しますが、チャンネル桜の水島社長とは田母神氏の件で気持ちが離れ、「ねこ庭」は、以来同番組から遠ざかっています。しかしチャンネル桜「沖縄の声」だけは、水島氏の大きな功績と今でも敬意を払っています。
住民の一部でしか支持者がいないのに、「オール沖縄」と大層なキャッチフレーズで、本土の人間を騙している翁長氏のまやかしを明らかにしたのは、「沖縄の声」でした。日本だけでなく韓国からも来て辺野古で反基地活動をする、左翼暴力集団の姿を国民に教えたのも、「沖縄の声」でした。
我那覇隆裕氏は真子さんの父で、マキさんが妹であるということを、「沖縄防衛情報局」のラジオ放送を聞きながら知りました。我那覇真子さんは、すでに全国的に有名になっていますが、こういう家族に支えられているのだと知りました。
この4人が展開しようとしている「小集団対話活動」に、私は期待します。
「対話への参加者が、やがて当事者となり、さらに対話の輪を広げていく。」という活動方法に、「国民運動」の原点を見る思いがするからです。「市民運動」の原点と言っても良いのですが、「市民」という言葉は反日・左翼の活動家によって、すっかり汚されてしまいましたので、あえて「国民」という表現にしました。
注目したのは主催する人間が一方的に喋り、参加者を啓蒙するという形でなく、常日頃胸に溜まっている思いを、参加者が述べられる場にしたという点です。
小さな対話活動を、100回、200回、全国津々浦々で行うという発想に共感を覚えました。旗を広げて大声で叫んだり、鉢巻や横断幕で派手な行進をしなくても、心を同じくする人々が集まり、静かに熱く意見を交換することの方が、世論の喚起に力を発揮する気がします。
大手マスコミに報道されなければ、過激な左翼集団に邪魔される心配もありません。日本の大きな問題を、小さな集団で、常に話し合える場があれば、それはいつか大きな流れとなっていきます。
放送設備もスタジオも見すぼらしいものですが、それでもキャラバンを続けるには資金がいります。我那覇氏親子と江崎氏だけで、この活動が展開できるはずがなく、ボランティアの寄付の他に、もしかすると、チャンネル桜の水島氏の支援があるのかもしれません。
しかし沖縄の片隅で、我那覇氏親子と江崎氏がやり始めたと同じ活動が、かぜ自分の周囲で起こらないのかと、そんな疑問が大きくなりました。
「ねこ庭」が言いたいのは資金の出どころの話でなく、自民党と所属議員の不甲斐なさです。「憲法改正」「議員の二重国籍」「皇室の現状」「朝日新聞やNHKの偏向報道」等々、多くの国民が腹に据えかねている問題にについて、自民党の議員に一人でも「小集団対話活動」を思いついた者があったか。
「ねこ庭」が言いたいのは、ここです。
国会だけでなく、県議会、市議会を合わせれば、どれだけの数の自民党の議員が全国にいることでしょう。地域の冠婚葬祭にばかり目を向け、多額の政務費を不明瞭に使っているのなら、その一部でもこうした活動に回せば、保守の世論が喚起できると、なぜ考えないのか。国民だけでなく、議員諸氏こそ発想の転換が必要です。
思えば、「小集団対話活動」を日本で初めてやったのは、幕末の下級武士たちでした。勤王の志士と呼ばれた彼らは、外国に攻め滅ぼされないため、「尊皇攘夷」を合言葉に、命がけで全国を行脚し同志を集めました。
「市民運動」や「住民運動」が、左翼の専売特許と思い込んでいるのでしたら、それは大きな間違いです。
勤王の志士たちは、幕府の目をかいくぐり、身分を隠し、薩摩、長州、土佐、肥前の諸藩を駆け回りました。もちろん江戸や大坂、東北の諸藩にも足を伸ばし、彼らの努力の積み重ねが、巨大なうねりとなり維新の大業を成就させました。
私は千葉県に住んでいますが、県下の自民党議員に不満を抱いています。ありきたりの挨拶は交わしますが、肝心の憲法、皇室、議員の国籍、マスコミの偏向等に話を向けますと、誰一人としてきちんと答えませんでした。
企業の誘致、地域の開発など、利益誘導の話ばかりをし、国の根幹を語りません。自民党が多数を得て政権の座にいるのは、私たちのような名もない庶民が一票を投じているからだと、彼らは自覚しているのでしょうか。
議席だけを守ろうと、くっついたり離れたり、国の危機を忘れてモリカケで総理を責めたり、反日・左翼の野党議員が碌でも無いため、「不毛の選択」で自民党が多数を得ていると、議員諸氏は分かっているのでしょうか。
このような無様を続けていたら、与党も野党もなく、日本そのものが崩壊していきます。幕末と似た状況、つまり日本の危機が迫っているのに、肝心の時に自民党が目を覚ましません。
だから「ねこ庭」は本日ここに、新たな提案を自民党の議員諸氏にします。
・自分たちの後援会を足がかりとして、自分たちの手で、「小集団対話活動」 を始めてもらいたい。
・我那覇氏親子と江崎氏を真似るのでなく、幕末の志士の意志を継ぐ形で「 小集団対話活動 」に取り組んで欲しい。
当然のこととして、従来からの提案は生きています。
1. 議員の二重国籍禁止法を立案、可決し、実施すること。
( 国会議員の二重国籍を禁止し、該当者には帰化を促し、帰化しない者は国外退去とする。)
2. NHKに関する特別法を制定し、役員の二重国籍を禁止し、該当者には帰化を促し、帰化しない者は辞職させる。
関連するかどうかわかりませんが、名護市長選では新人の渡具知武豊氏が現職の稲嶺氏を破って堂々と当選を果たしました。
各メディアとも、本来なら渡具知氏の勝因・稲嶺氏の敗因を分析しなければならないのに、「基地に対しての『あきらめ』『無力感』」を前面に出した報道でした。
「小集団対話活動」は、正に地道な活動だと思います。
この様に「沖縄防衛情報局」の活動にも、渡具知氏の勝利にも、同じように「じわりじわり」とした広がりがあると感じます。
↓のブログでも、「挨拶していた菅義偉氏」の例を挙げながら、政治家諸氏の「対話」の重要さを語っています。
https://ameblo.jp/koji-sano/entry-12278898268.html
そしてこれもまた、地道な活動ではないでしょうか。
爽やかな朝に、爽やかな貴方のコメントを読ませていただきました。
「地道な活動」・・、まさにそれです。選挙の時だけ頑張るのでなく、日頃からやって欲しいですね。私の提案は、後援会の人間だけで盛り上がるのでなく、活動を続ける中で、後援会以外の人間を取り込んでいき、全国展開する活動が、互いに連携することです。
勤王の志士たちのように、志を持つ、賛同者を発掘し、仲間に入れるという、決死の思いがなくては、成功しませんので、議員諸氏がそれに気づいて欲しいのです。
コメントに感謝します。(お勧めののブログ、読ませていただきました。)