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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

歴史的な選挙、目的の再確認 - 35 ( 三橋貴明氏の意見 )

2024-11-17 19:22:59 | 徒然の記

  〈 三橋貴明氏の意見 〉

 煩雑になるので説明を省略していましたが、「日航機123便墜落事故」51回シリーズには、森永氏だけでなく、同氏を紹介している三橋氏の動画も取り上げていました。

 氏自身の説明によりますと氏の父君は自衛官だそうで、森永氏の動画に強いショックを受けていました。

 「ねこ庭」の過去記事から、氏の言葉を紹介します。 

  ・日航機事故から、日本の歪みが始まったと知ると悲しくなります。

  ・最初に森永さんの講義をモロに聞いた時、何か絶望して、闘えなくなってきました。

  ・多分皆さんも森永さんの動画を見たら、絶望すると思うんです。

  ・財務省との闘いは勝てるかもしれませんが、対米従属は終わらないと言うことですから。

 「財政均衡論」を金科玉条とする財務省が、増税路線を変えないため日本の景気が回復せず、国民の低所得が続いているというのが氏の主張です。経済評論家としての氏は、いわゆる「積極財政派」で日々財務省と戦っています。

 息子たちのために、氏の考えを整理しますと次のようになっています。

  1.  日航機を撃墜したのは、自衛隊かも知れない。

  2.  事故現場を焼却したのも、自衛隊かも知れない。

  3.  しかしそうさせた背後にいるのは、アメリカである。

 アメリカの力の大きさを知る氏は、国内の敵である財務省との戦いには勝てるとしても、アメリカとの戦いには勝てないかも知れないと苦衷を述べています。

 保守派の評論家の氏は、国民と国土を守る自衛隊が国民を酷い目に合わせた事故を、本来なら信じたくなかったのだと思います。父君が自衛官ですから、内心の苦悩は「ねこ庭」以上だったと推察します。

 それでも事件から目を背けようとしなかった、氏の言葉を紹介します。

  ・4人の生存者がおられましたが、森永さんが言われたように、遺体を焼き尽くしたことが事実だとしたら、やった方も、やられた方も、あまりに悲惨だから、この話はしたくないんですよ。

  ・しかし、足掻くしかないんです。

  ・例えば、ロシア帝国に支配されていた時代のウクライナの国民や、あるいは元々強大で大きな国だったポーランドが分割されてしまった時のポーランド人は、本当に辛かったと思います。

  ・国を失ってしまったと・・・そういうことを人類は経験してきたのです。

  ・自分の時代に解決しなくても次の世代に託すという、そういう覚悟を持たなくてならない時代に、われわれは入ったんだなと思うんです。

 このままアメリカの属国になっていたら、国を失うかも知れないと、氏はそこまで覚悟していました。

 自分より苦しい立場にいる人が頑張っているのなら、見習わなくとどうするという気持ちが湧いてきました。

 この時「ねこ庭」がどのような考えになったのか、過去記事から紹介します。

  ・アメリカは味方にすると頼もしいけれど、敵に回すと中国やロシア以上に手におえない国です。

  ・アメリカは自国の失敗や非を認めず、白を黒と言い、相手が認めないと軍事力と経済力で脅します。

  ・気に食わないとなれば諜報機関を使い、王様でも首相でも殺す国です。

  ・そのアメリカが「日航機墜落事故」で、全部の責任がボーイング社にあったという日本政府の「公式発表」をどうして簡単に認めたのでしょう。

  ・ボーイング社はアメリカにとって、国策企業とも言える重要な航空機製造会社です。

  ・その会社が日本へ売った飛行機で、整備ミスをし、多数の乗客を犠牲にした大事故を起こしたという「報告書」を、簡単に認めるのでしょうか。

  ・整備のミスだけでなく、構造上の欠陥機と発表されたら、同社の飛行機は世界の市場から締め出されてしまいます。

  ・アメリカが日本の「報告書」にヘソを曲げたら、大ニュースになっていたはずですが、当時のマスコミはアメリカが異議を唱えたという報道をしなかったと記憶しています。

  ・アメリカが自分の国の非を認めたのは、なぜなのだろう。

 敗戦後の「日本史の大河」を検討していた「ねこ庭」は、この流れから三橋氏と別の結論を得ました。25回目のブログに、その考えを書きました。

  ・もしかすると「日航機墜落事故」は、アメリカによって仕組まれた巧妙な計画だったかも知れず、中曽根首相と自衛隊は何も知らされないまま、その計画通りに動いていたのではないか。

  ・当時の中曽根内閣と自衛隊に、日本没落の全ての責任を負わせるのは正しくないのではないか。
 
 「ねこ庭」と森永氏と三橋氏の意見の相違を整理すると、次のようになります。
 
 〈 ねこ庭 〉
 
   ・日航機の尾翼を破壊したのは、米軍機である。
 
   ・事故現場を焼却したのは、自衛隊かもしれない。
 
   ・事件の背後にいるのは、アメリカである。
 
 〈 三橋氏 〉
 
   ・日航機の尾翼を破壊したのは、自衛隊である。
 
   ・事故現場を焼却したのも、自衛隊である。
 
   ・事件の背後にいるのは、アメリカである。
 
 〈 森永氏 〉
 
   ・日航機の尾翼を破壊したのは、自衛隊である。
 
   ・事故現場を焼却したのも、自衛隊である。
 
   ・事件の背後にいるのは、中曽根内閣、日本政府である。
 
 どの意見が正しいのか現時点で分かりませんので、3つの見方があるという検討にとどめておきます。それよりも次回は、過去記事の時に気づかなかった新しい発見を、息子たちと訪問される方々へお伝えしたいと思います。
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歴史的な選挙、目的の再確認 - 34 ( 日航機123便墜落事故 )

2024-11-17 14:46:31 | 徒然の記

   ・昭和60 ( 1985 ) 年  8月12日  日航機123便墜落事故

            同年  9月22日 「プラザ合意」
 
 「プラザ会議」直前の8月に発生した「日航機123 便墜落事故」は、不思議で不可解な事故です。

 事故の解明がなされないまま、政府が事実を国民に隠し続けているとして、令和6年抗議の声を上げたのが経済評論家の森永卓郎氏でした。

 氏の動画を見て事件の重大さに驚き、「ねこ庭」は今年の7月長いシリーズで二度取り上げました。

  ・令和6年7月3日~30日 「日航機123便墜落事故」                ・・51回シリーズ 
 
  ・令和6年8月4日~10日 「日航機墜落事故・女性自身の記事」・・ 9回シリーズ 
  

 これは昭和60年8月12日に、日本航空123便 ( ボーイング747SR-100型機  )が群馬県の高天原山中へ墜落した事故で、当時の大ニュースでした。

 ウィキペディアの説明を紹介します。

 ・520名の死者を出し、日本の民間航空史上最悪の事故であると共に、単独機としては死者数において史上最悪の航空事故となっている。

 ・原因は、製造元のアメリカ・ボーイング社による機体尾部修理不良と、設計上の欠陥だった。

 ・特に、機体修理中に使用されたリペットの留め方が不適切だったことが、明らかとなった

 ・現在でも本事故は、航空安全の重要な教訓とされている。

 政府の公式発表がされて40年が経過した現在、森永氏が「政府の公式発表は間違っているのではないか。」と爆弾発言をしたことからネット界で騒ぎが始まりました。

 森永氏の爆弾発言は、次のの3点に要約できます。

  1.  日航機の墜落原因は、自衛隊の誤射である。

  2. その後自衛隊の特殊部隊が証拠隠滅のため、火炎放射器で現場を焼き尽くした。この際乗客の遺体だけでなく生存者も一緒に焼き殺した。

  3.  事故原因を明らかにするには、政府が持っている事故機のフライトレコーダーとボイスレコーダーを公開するだけなのに、政府は公開しない。

 氏の発言は政界だけでなく、日米間も揺るがしかねない内容ですが、「プレスコード」が生きているのか、大手メディアが取り上げませんのでネット界内の騒ぎに終わり、国民には伝わりませんでした。

 森永氏の発言は、どれも「ねこ庭」を驚かせましたが、犠牲者の家族が事故機のフライトレコーダーとボイスレコーダーの公開を国に求め、今も裁判で争っていると知ったのは衝撃でした。
 
 地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所と、遺族は40年間裁判に訴え続けてており、裁判所が都度却下したり、差し戻し判決を出したりしていました。済んだ過去の事故と思っていたのに、森永氏の爆弾発言が現在の問題だと教えてくれました。
 
 袴田さんの裁判記事は、大手メディアがトップ記事で報道しますので、全国民が知っています。日航機事故の裁判も同じくらい重要なのに、政府とアメリカに都合の悪い事実があるからなのか、メディアはほとんど伝えません。
 
 事件の大きさを思うと、「ねこ庭」はやはり考えます。
 
  「プレスコード」は、今も生きているのではないか ?
 
 だがこれは今回のテーマでありませんので深入りせず、森永氏の爆弾発言に戻ります。氏の発言の2つ目が、「ねこ庭」にはまさに爆弾でした。
 
 証拠となるものを残さないため、自衛隊が現場を火炎放射器で焼き尽くした。犠牲者の遺体と共にまだいたであろう生存者も含めて焼き殺した。
 
 本当に自衛隊がそんなことをしたのだろうか。なんのために ?
 
 息子や孫たちのためと「ねこ庭」のブログを書いてきましたが、この時は別でした。大手メディアが守っている「プレスコード」に従い、このまま事実が伏せられてても良いと、一瞬思いました。
 
 学徒の心と国民の勤めを傍へやろうとする臆病な「ねこ庭」を引き戻してくれたのは、経済評論家の三橋貴明氏でした。
 
 次回の作業は、三橋氏の意見の紹介から始めます。テーマを外れた横道の話と思われるかも知れませんが、そうではありませんので次回の訪問をお待ちしています。
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