ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

自民党は、本当に保守政党なのか

2020-10-17 16:50:37 | 徒然の記

 私は反日・左翼の野党を嫌悪しています。自分でも、偏見でないかと感じるほど、嫌っています。

 「日本学術会議」の問題をきっかけに、本日は「反日・左翼」について考えようと思います。左翼とは、言うまでもなく、社会主義者、マルクス主義主義者のことですが、日本ではなぜ、彼らが「反日」と結びついているのか。ここが今ひとつ、検討されていません。

 ネットで検索しますと、「反日」について、次のように説明されています。

 「反日とは、日本 ( 政府、天皇、企業、日本人、社会、文化、歴史など、) の一部、」「または、総体に対し、反対、反発感情、価値観を持って行われている、」「教育、デモ、活動、外交、それを行なっている人物、組織、国家に対して使われる言葉。」

 ここで言う、それを行なっている国家とは、隣国である韓国・北朝鮮、中国です。隣国同士が対立し、仲が悪いと言うのは、世界ではありふれた現象です。だから無関心で良いと言うのではありませんが、問題なのは、日本国内で、敵対する国に同調し、同じ熱心さで行動する人物や組織です。

 敵対国と意見を同じくし、協力する人間の存在も、世界にありふれた現象です。尊敬する人物や、愛する人間が敵対国にいる場合、同調してしまうことがあります。あるいは、個人的な利益を得て、敵対国に協力する人間など、色々なケースがあります。本来なら、目くじらを立てる必要もないのですが、日本の場合は、これが異常な姿で日常化しているところに、問題があります。

 1. 野党が反政府、反権力で収まらず、国の歴史や文化・伝統まで否定している。

 2. 一流と言われる学者や、その団体が、野党に対し、理論的根拠を与え、支援している。

 3. マスコミのほとんどが、反日・左翼の野党と学者を、支援し、同調する記事を発信し続けている。

 現在の日本には、国を愛する野党が不在で、国を愛する学者が少数派で、国を愛するらしいマスコミが産経1社だという、いびつな言論状況にあると言うことです。

こう言うときにこそ私たちは、日本と、国際社会と比較をしなければなりません。

 1. 果たして諸外国、特に先進国と言われる国々の野党は、自分の国を否定し攻撃しているのか、愛国心がないのか。

 2. 果たして諸外国、特に先進国と言われる国々の学者は、自分の国を否定し攻撃しているのか、愛国心がないのか。

 3. 果たして諸外国、特に先進国と言われる国々のマスコミは、自分の国を否定し攻撃しているのか、愛国心がないのか。

 調べてみれば分かりますが、彼らが批判・攻撃しているのは、時の政府であり、自分の国そのものを否定し、攻撃しているのではありません。ですからこの不思議な現象は、日本特有のものであると、私は考えています。

 今まで私は自分のブログで、ずっと反日・左翼の野党を批判、攻撃してきました。しかし振り返ってみますと、戦後75年が経過し、この長い年月で「反日・左翼政党」が、政権を取ったのは何年間だったでしょうか。GHQ統治下で、社会党委員長だった片山哲氏の内閣が、1年間政権につきました。

 あとは、私たちが知っているように、平成21年の鳩山内閣に始まる、3年半の民主党政権です。中途半端な細川内閣、村山内閣などが存在しますが、これは政争屋の小沢氏が中心になって作った、政治理念のない内閣でしたから、無視します。

 単純計算をしますと、75 - 4 = 71 で、自民党は戦後日本のほとんどを、政権党として力を揮っています。この間には、様々な出来事がありましたが、自民党はこの年月、何をしていたのでしょうか。

 前回のブログでも説明しましたが、反日・左翼学者とマスコミと、「日本国憲法」は、GHQが日本に残した「トロイの木馬」です。それを薄々知りながら、自民党が放置した結果が今日です。「日本学術会議」問題は、自民党の無為無策がもたらした、当然の結果だと、私は考えます。

 私のことを今もって、ネトウヨとか、安倍信者と呼びたがる人がいますが、そう言う人たちは、木を見て森を見ない人間なのだろうと思います。安倍総理は、米国の影響下にあると言われる、竹中平蔵氏を政権下に入れ、他方で媚中派の二階氏を重用し、「改正農地法」「移民法」「IR法」「アイヌ新法」等々、日本破壊の法律を成立させました。

 「美しい日本を取り戻す」どころか、日本を破壊する悪法です。どこかピントの外れた昭恵夫人をコントロールできず、この人を庇うため、官僚に大きな負担をかけました。これらはすべて、安倍元総理の負の側面です。

 しかし一方で、氏が安全保障法制を整え、一貫して「憲法改正」と「女系天皇反対」を唱え続けたことは、功績です。今回の「日本学術会議」問題では、安倍氏の名前がほとんど出てきませんが、氏が委員の任命に異議を唱え、反日・左翼学者の排除に努力していたことを、初めて知りました。

 日本を大切にし、保守を任ずる人間なら、安倍総理を全否定するのは、おかしいのではありませんか。「善か悪か」「右か左か」「保守か反日か」と、私自身そう言う単純思考を、しばしばしますが、二者択一の思考を続けるばかりでは、日本の問題が解決できないと、今は考えています。

 大切なところで、スペースがなくなりました。間を置かず、次回といたします。

コメント (4)
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