ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

自民党は、本当に保守政党なのか - 6 ( 地方議会での自民党議員 )

2020-10-24 19:24:32 | 徒然の記

 長く中断していましたので、自分でも、このブログを始めた目的を、忘れそうになっています。

 「大阪と沖縄の市議会の、自民党議員の迷走ぶりから観察できる、自民党本体の信念と矜持の無さのご報告。」・・これが目的で、大阪市議会の自民党議員諸氏についてご報告し、次は沖縄というところで、菅総理の話が飛び込んできました。

 菅総理については、『護る会』の活動報告で一区切りとしましたが、解決ではありません。むしろ、問題はこれからです。自民党の国会議員は、衆議院に285名、参議院に112名で、合計すると395名もいます。これだけの安定多数を、国民から与えられていながら、「観光立国政策」に誰も疑問を言わず、外国人の土地取得問題や、スパイ防止法についても危機感を抱かず、皇位の継承問題についても、発言をしていません。

 『護る会』の36名は、私たちにとって「希望の星」ですが、党内では少数派でしかありません。この現状を見ますと、「自民党は、本当に保守政党なのか 」と、依然として言い続ける必要があります。

 私が知るネットの情報では、大阪や沖縄の市議会だけでなく、危機感をなくしているのは、全国の地方議員です。顕著なのが、沖縄、大阪、北海道の自民党で、保守の大義を忘れ、政争に埋没し、共産党や他の反日野党と共闘するというのですから、呆れた話です。

 忘れもしません、今から12年前の平成20年から、全国各地の地方議会が、反日・売国の腐れ朝日の「慰安婦の捏造記事」に踊らされ、「政府糾弾決議」をするという、愚かなことをやりました。

 全国で41議会。内訳は、村議会が2つ、町議会が4つ、残り35が市議会でした。決議に至るパターンはどれも同じで、最初は、市民団体と称する反日活動家たちが騒ぎ、民主党と共産党が呼応し、公明党が賛成し、議会決議をしていました。平成22年には、一番多くの自治体が、「政府糾弾決議」をしています。

 反日の朝日新聞が、吉田清治の大ウソを利用し、旧日本軍を弾劾した捏造報道に、日本中が騙されていた時です。朝日新聞はこの大ウソを、国内だけでなく、世界に発信し、韓国民を煽動しました。

 平成26年に朝日新聞は、弁明の会見をし、社長が辞任しましたが、記事全体は取り消さず、世界に対しても、訂正記事を発信しませんでした。この影響は今も残り、ついこの間の10月15日には、ドイツのベルリン市当局が、いったん決めた「慰安婦像」の撤去を白紙に戻し、「当分は認める」と決議しました。アメリカでもカナダでも、フランスやドイツでも、朝日の捏造記事による「日本非難」は、現実問題として生きています。
 
 自民党の市議会議員だけでなく、国会議員も含め、いまだにこの売国朝日への怒りの声すら、聞こえてきません。反日の野党議員が黙っているのは、いつものことですが、自民党の議員諸氏の無言は、看過できない「国民への背信」です。

  反日朝日の記事に付和雷同し、日本政府への「非難決議」を採択した市の名前を、もう一度転記します。

 ・平成20年 (兵庫県) 宝塚市、(東京都) 清瀬市、(北海道) 札幌市   ・・麻生内閣

 ・平成21年 (福岡県) 福岡市、田川市、(大阪府) 箕面市、泉南市   ・・鳩山内閣

       (東京都) 三鷹市、小金井市、国分寺市、国立市、(京都府) 長岡京市、
       (奈良県) 生駒市、(千葉県) 船橋市

 ・平成22年 (埼玉県) ふじみ野市、(千葉県) 我孫子市     ・・菅内閣

       (京都府) 向日市、八幡市、木津川市、

       (東京都) 西東京市、(岩手県) 一関市
       (沖縄県) 今帰仁町、南城市、豊見城市、読谷村、多良間町

       (大阪府) 吹田市、堺市、高槻市、大阪市 (鳥取県) 北栄町

       (北海道) 小樽市、士別市、函館市 (岡山県) 岡山市

 ・平成23年 (埼玉県) 宮代町               ・・野田内閣

 ・平成24年 (京都府) 宇治市、(奈良県) 広陵町        ・・安倍内閣

 ・平成25年 (島根県) 島根市、(京都府) 城陽市、宮津市   ・・安倍内閣

  当初は民主党政権時代でしたから、自民党も地方議会で少数派に転落し、数の力で押し切られたのだろうと、好意的に解釈していました。しかし、政権に復帰した後でも、自民党の議員は、即座に決議撤回の動きをしませんでした。

 この議会決議は、「日本軍は、ひどい戦争をした。」「間違った軍国主義で、中国や韓国を侵略した」という、「東京裁判史観」に端を発しています。自民党の党是と、真っ向から対立するものなのに、国会も地方も、自民党の議員諸氏は、議会で居眠りをしていました。

 話が「沖縄の市議会」を外れ、大きな横道へ入りましたが、いつものことですから、気にしません。要するに、中央でも地方でも、私たちが頼りとする自民党の議員諸氏の多くは、まだ本気で活動していないのだと、それが言いたいのです。

 『護る会』の36名の議員は、「希望の星」ですが、自民党議員全体で見れば、いかに少数であるのか、肝に銘じておきましよう。国民が本気で支援し続ければ、『護る会』の36名は、50名になり、70名になり、やがて100人を越えるはずです。

 予定は常に未定です。「沖縄の市議会」については、次回といたします。

コメント (8)
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新総理は、果たして保守党総裁なのか -5 ( 『護る会』の奮闘 )

2020-10-24 05:55:32 | 徒然の記

 「読売新聞の9日の朝刊」を取り上げた、10月12日付けの「日本防災チャンネル」の動画を、紹介します。背広姿の、若いアナウンサーによるニュースです。

 ・ついに、外国資本による土地買収の規制が、来年の通常国会に提出されることとなりそうです。

 続いて彼は、10月9日の読売新聞の記事を、紹介します。

 ・10月9日の、読売新聞の報道によりますと、政府は、自衛隊基地の周辺など、安全保障上重要な施設の周辺の土地を、外国人が取得することへの監視を強化するため、新法を制定する方針を固めた。」

 ・菅首相が同日、領土問題を担当する小此木国家公安委員長と、首相官邸で会談し、新法制定に向けた検討方針を了承した。」

 繰り返し聴きながらメモを取り、正確に伝えようと、頑張っています。もともと私が、菅氏に信頼の置けない理由の一つが、「北海道の土地問題」でした。然るに、総理になった途端、この問題を取り上げ、検討しようとしています。驚かずにいられない話です。アナウンサーは、さらに私を驚かせる事実を伝えました。

 ・この規制は、『日本の国益と尊厳を護る会』による強力な働きかけで、ここまできました。

 『護る会』について、知らない訳でありませんが、地道な活動を続けていたとは、予想外でした。アナウンサーは、『護る会』幹事長の、山田宏氏のツイッターを紹介しました。少し長くなりますが、氏のツイッターとアナウンサーの言葉を、転記します。

 ・『護る会』は、1. 男系 ( 父系 ) による皇位の安定継承 2. 外国資本による土地買収の規制 3. スパイ防止法の制定 を柱に、これまで政府に、提言、要請をしてきました。

 ・2. 外国資本による土地買収の規制 については、年初より、国家安全保障局経済班で、法案が検討され、来年の通常国会に提出される予定。やっと、動く。

 私たちの知らないところで、『護る会』の議員諸氏が活動していたことを、知りました。続けてアナウンサーが、法案の規制対象を列挙します。

 ・1.  大規模な施設や、水源地 2. 農業用地などの土地の、大規模買収 3. 自衛隊などの関連施設 4. 発電所、原発、民間空港の隣接地 などです。

 規制理由を、次のように説明しました。

 ・ 安全保障上の重要拠点の、周辺土地を買収されることで、テロや犯罪の拠点に利用される可能性があると懸念されていました。

 ・ 実際に長崎県対馬では海上自衛隊・対馬防衛隊の近くで、韓国資本が土地を買収し、北海道では水源地を含めた大規模な土地、自衛隊関連施設、空港の隣接地などが、中国資本に買収されています。

 ・対馬のように、重要施設の周辺土地を買収されることによる、安全保障上の問題も、もちろん重要ですが、北海道のように、大規模なリゾート地や、村単位の大規模な土地が買収され、そこに移民が送り込まれ、自治区が形成され、日本の中に外国が作られてしまう。合法的に領土侵略がされてしまう、と言う恐ろしさがあります。

 ・ですから、新法の対象としては、重要施設の周辺の土地だけでなく、北海道のような大規模なリゾート地や、村単位の大規模な土地も、対象にして欲しいと思います。

 アナウンサーの言葉は、今年の6月に「北海道の土地問題」のブログで、私が訴えた懸念とそのまま重なります。しかも彼の説明は、さらに先を行きます。

 ・ この法案は、『護る会』の強い働きかけで、ここまできた法案です。この法の規制が実現すれば、本丸の『スパイ防止法』の制定に一歩近づくと思います。

 ・反対勢力による、激しい妨害が予想されます。野党議員が、どんな理由をつけて反対してくるのか、それとも、最初から反対できないのか、とても気になります。『護る会』は法案の成立まで、頑張って欲しいと思います。

 アナウンサーの言葉は、私の願いそのものでした。山田氏のツイッターを読み、読者が入れてきたコメントも紹介されていました。そのうちの2つを紹介します。

 1.   自民党は、『護る会』しか、信頼できません。ぜひ頑張ってください。

 2.   当然、応援する。ただ動きが、遅すぎる。今までの日本国政府、自民党は、何をやっていたのかということだ。媚中、媚韓の自民党議員と、公明党議員は日本の国益から見て、害あるのみ。

 私とそっくりな人物がいると、心強い発見です。一方『護る会』の議員諸氏は、混沌とした政界で、私が見た「希望の光」でした。これが息子たちに伝えたくて、ブログを伸ばしました。しかし、もう一つ、二つ、希望の光があります。『護る会』の議員諸氏の提言を受け、取り上げていたのは元総理の安倍氏で、菅新総理もこれを引き継ぎ、来年の国会提出に協力しています。

 「安倍信者」「菅信者」と、馬鹿にされるのでしょうが、私はやはり、批判はしても、この二人の宰相を、疎かにすまいと考えます。

 最後になりますが、『護る会』所属の議員諸氏の名前を、再度転記しておきます。

《   所属議員(令和元年)7月10日19時現在 》 

  代表幹事  青山繁晴  幹事長 山田宏   

  副代表幹事 鬼木誠 長尾敬 

  事務局長  高木啓

  幹  事  大西宏幸  加藤寛治  杉田水脈  谷川とむ  長坂康正

        三谷英弘  務台俊介  山田賢司  有村治子  磯崎仁彦

        小川克巳  小野田紀美 小鑓 隆史(こやり たかし)

                    山谷えり子

  会  員  青山周平  石川昭政  上野賢一郎  上野宏  神谷昇

        木村弥生  高村正大  原田義昭  石田昌宏  宇都隆史

        大野泰正  北村経夫  鶴保庸介  和田政宗

  元会員   塚田一郎 ( 平成31年落選 )   中野正志 ( 平成31年不出馬 )  

 令和2年2月現在、名簿は35名ですが、所属議員数は衆参両院を合わせ52人ということです。

 

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