「他の国にとって、国というものは、必要とあらば武力で守らなければならないというのがコンセプトであり、現在でもその姿勢は一貫している。」「そのコンセプトから外れたのが、世界の中で日本だけだといっていいだろう。」
93ページのところで岩國氏の主張を読み、ますます好感が強まった。「現在日本には自衛隊というものが存在している。」「自衛隊の問題は、平和憲法の下で常に鬼っ子のような形で扱われてきた。」「自衛隊の存在意義を、きちんと国民が認識するようにもっていかなくてはならない。」「自分たちの国をどのように防衛するのかという、最低限の防衛体制は維持しておかなくてならない。」
「たとえ票に結びつかなかったり、むしろ票を失うことになっても、政治家は防衛につき責任をもって発言し、世論をリードしていかなくてならない。」
帰化人と知る以前の自分は、氏の意見を正論とみなし、次のように奇妙に変化する論調にもさして疑問を抱かなかった。
「国内に米軍の基地があるのは、米国の兵隊が自分たちと同じ国土に住んでいることによって、安全性が増している側面があるのではないかと、そんな考え方をすべきでないかと思っている。」「国内に基地がなかったら、万一日本が攻撃されるようなことが起こっても、アメリカが本気になって、日本を援助しないかもしれない。」「だから日本は、自国の防衛のため、当然基地も提供すべきでないか。」
振り返って読めば、とんでもない意見だ。日本を大切に思う保守政治家なら、自国防衛のために憲法を改正し、外国に頼らない日本に戻すべきと考えるのが筋だ。それなのに氏の思考は、見事なまでに屈折していく。
「日本は米軍基地の費用を、積極的に負担すべきであろう。」「原則的に費用は日本が負担し、一部をアメリカが負担するくらいにしていいのではないだろうか。」「なぜなら日本の軍事費は、かなり膨大なもので、これ以上増やすとアジア諸国からの警戒心がますます強まっていくことになるだろう。」
冷静になり、再度読み返していくと、とんでもない意見を吐く氏を発見する。反日の人間であるだけでなく、氏は既に米国人の立場で語っており、親米派というより、米国に心酔した眉米派と言っておかしくない。次の意見になると、頭が狂っているとしか言いようのない自衛隊論だ。
「日本の自衛隊についても、今は人材が不足していると言われている。」「企業も人手不足と言われている時代に、自衛隊員を集めるのはやはり相当の困難がある。」「話が飛躍すると取られるかもしれないが、将来的にはアジアの国の人たちにも、自衛隊に入ってもらうことも考えられないだろうか。」
「自衛隊というものが、日本を守るだけでなく、アジア諸国を守るという立場に立つわけである。」「いろいろな国の人が加わることで、日本がアジア諸国を侵略することができなくなるし、攻撃することも出来なくなる。」「他国と共同防衛することで、戦争をできにくくするというのが、本当の安全保障になるのではなかろうか。」
東大生は成績優秀だが、凡人でも有している世間知の欠如する人間が混じっている。官僚に多く見られるが、氏もまた、間違いなく世間の知恵が備わっていない馬鹿者の一人だ。アジア諸国には、中国や韓国・北朝鮮のように、日本を敵対視し憎悪してやまない国がある。そんな国の人間まで自衛隊に入れたら、軍の機密も守れなくなり、国防だって出来ない。いったいどんな歴史観を持つ人物なのか、のっけから氏は日本をアジアの侵略国家と決めつけている。君の頭からは、軍事力でアジアの平和を乱している中国や北朝鮮のことは消えているのか・・・・と、どうしたって言いたくなる。
アメリカべったりの思考を持ち、中国、韓国・北朝鮮に寄り添う歴史観を持ってる氏だと、やっと分かった。日本人の魂などどこにも有りはしない、「なりすましの日本人」だった。これでは、民進党に参加して当然だ。親米派でも、中国、韓国には反対だという政治家は多いが、親米であると同時に、眉中・眉韓という人間は、どうにもならないクズだ。このような人物が米国で日本批判をすると、米国人が本気でそれを信じてしまう。敗戦後には、こんな日本人が粗製乱造され、現在でも日本を貶めているが、氏も間違いなくその仲間だ。
とんでもない氏の「たわごと」が、さらに続く。
「欧州共同防衛のためのNATOなどが、まさにそういった形で、いろいろな国の人間が集まった軍隊であり、実際に、ある国が他国を侵略するということができなくなっている。」「つまり、NATOのアジア版を作るという発想である。」
おいおい、オッさん気は確かかと、頭から水をかけてやりたくなる。東大卒の鳩山元総理も、いい加減常識の欠けた政治家だったが、氏も同じ東大卒で、負けず劣らずの愚者だった。NATOに参加している諸国は、それぞれの母国で独自の軍隊を持ち、しっかり祖国防衛を整えた上での話だと、こんな基本知識もないのだから、何が国際的知識人かと写真の顔でも見たくなくなる。
ましてNATO諸国は、価値観を共有する民主主義国だ。国民の人権を無視し、言論を封殺し、暴力で庶民を弾圧するようなおかしな国はメンバーになっていない。そんなことも考慮に入れず、得々として語る氏は、さすがに民進党でなければ相手にされまい。この党には、現実を無視した空想を語り、国民を惑わせる詐欺師みたいな人間が沢山集まっている。
日本が国際化するために、アジア各国からどんどん移民を受け入れるべきだとか、日本人はもっと自己の信念を持つべきだとか、歴史観を身につけるべしとか、氏の「寝言」がまだ続くが、引用するのさえ馬鹿馬鹿しくなってきた。
最後に、私のブログを読んで下さった、辛抱強い皆さんへ、氏の正体を示す二つの事例を紹介して終わりとしたい。一つは、氏が韓国を訪問した際、韓国の若者へ語った言葉だ。そして今一つは、ネットで紹介されていた「岩国氏への賞賛記事」だ。(私はこれで、氏がなりすましの日本人であることを確信した。)
その1. 「国連の事務総長は韓国人の潘基文さんだし、世界銀行の総裁も韓国人の金墉(ギムヨン)さんだ。日本は韓国より大きい国だが、世界の金融と政治のトップの座を占めているのは韓国人だ。国際社会から韓国が認められている証拠でもある。日本は今迄これらのポストを得る為に努力したが、得られなかった。韓国人は良く勉強し人の為に尽くしたので、近代化にも成功した。更に、GDP第二位と第三位の経済大国に囲まれている韓国は非常にラッキーだ。」
その2. 「岩国氏の成功事例は、たった1人のリーダーが世界をどれほど変えられるかをよく見せてくれる。出雲市長を経た後、氏は4選の衆議院議員として政治改革にも積極的に取り組んだ。そして、民主党副代表のときに54年ぶりに自民党から民主党に政権交代が確実な状況の中で、政界引退を宣言して「世代交代」の先頭に立った。岩国氏はセハン日報創刊13周年記念の「大韓民国を輝かせた偉大な人物」大賞受賞者に選ばれ、5月31日午後3時30分、韓国・国会憲政記念館で授賞式が行われる。」