OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

北斗星で函館へ(2) 2011.2.20/21投稿の改訂版

2011年03月04日 | 鉄道
2日目続き せっかく北海道に来たので、このまま海峡線で帰るのももったいない。北海道には1969年最初に訪れてから、たぶん今回が13回目。
北海道の出入りは、1976年までは青函連絡船(一度だけ室蘭フェリー)(延べ11回)。1978年からは飛行機利用(6回)。2004年以後は逆に海峡線トンネル利用が3回(一度飛行機)(今回の往復を入れると5回)。これほど北海道を訪れたが、本州などと比べるとまだまだ行っていないところが多い。そこで未訪問の恵山に行くことを計画した。

恵山の宿の送迎バスまで時間があったので、駅のポスターを見ていると、蒸気機関車の牽くイベント列車が運転されるらしい。知らなかった。特急「北斗5号」で大沼公園まで行き、上りのSL列車を待つ。


北斗5号(函館駅)

大沼公園は何度も訪れたが雪の季節は初めて。1972年頃には蒸気機関車の撮影のため駅周辺を歩き回った。


大沼公園の蒸気機関車(1972年撮影)

大沼公園駅にイベント列車「SLはこだてクリスマスファンタジー2号」―なんとも長い名前!―が到着。最後尾が逆行の蒸気機関車というしまりのない姿である。先頭にはディーゼル機関車が付く。帰り便だからしかたないか。名だたる函館本線で支線用の蒸気機関車C11などというのもちょっと残念である。苗穂に保存されているC62が牽いたらすごい数の撮り鉄が集まるだろう。


大沼公園駅のイベント列車


ときどき雪が止んで駒ヶ岳が少し見える。


今日の泊まりは恵山。

北斗星で函館へ(1) 2011.2.20投稿の改訂版

2011年03月04日 | 鉄道
昨年(2010年)12月に函館まで行ってきた。目的は3つ:東北新幹線の延伸部他に乗車して「鉄道完乗」を再取得すること:そこまで行くならついでに「北斗星」に乗ってみること:もう一つ池袋のミネラルショウを訪れること。


一日目 まず羽田に着いて、4月の東京モノレール国際線ターミナル駅部分の経路変更部分を乗車。距離の変更もなく、乗り直す必要があるかどうかわからないが、チャンスがあれば乗るのがベスト。旧線はまだ路床が残っていて、緩いカーブを描いている。


東京モノレール車内から撮影した旧線。

次の天空橋で下車して京急空港線に乗り換える。こんなところで乗り換える人はあまりなさそう。京成に向かうにはこれが一番乗り換えが少ない。
浅草線・京成を経由して、成田スカイアクセスに乗車。昔は蛇のような形をしていた印旛沼が腹部を干拓されて真っ二つに切られ、さらに首根っこ部分を新線が高架で切り裂く。このスカイアクセスの京成高砂―印旛日本医大間は、時刻表の索引地図では北総鉄道と並行した別線になっている。この「別線表記」は、実態から言うと変。一本の線で表わすべきだ。成田空港近くを含めて、鉄道所有会社と運行会社が錯綜するので距離計上に難問のある路線である。私のリストでは18.1kmの新線とした。

日暮里でJRに乗り換えて上野へ。「北斗星」の入線までに時間があるので喫茶店で待機。北斗星の料理は予約していないので弁当を買い込む。乗車ホームは数人の鉄道マニアもいて入線を待つ。


上野駅の北斗星

今日乗るのはBソロ。乗車してしばらくすると車掌さんが来て検札の後、扉のカードキーをくれる。かなり古い扉にこれも古いカード差し込み口があり、ちょっと信頼感に欠ける。室内は思ったより広めである。


Bソロ個室

これが私にとって79回目の夜行移動。ただし初めの20回は回数の記録しかない。また、青函連絡の夜行(3回)、関釜フェリー(2回)、国際空路(9回)が含まれる。夜行列車は65回ぐらいということになる。夜行列車は「絶滅危惧種」で、これが最後かもしれない。

2日目 北斗星は青森に停車しないので、早朝の函館に着く。ちゃんと車掌さんが木古内辺りで扉をノックして起こしてくれる。日の出前に北斗星をおりるのはちょっともったいない。次回があれば夏にしよう。


函館駅の北斗星

早朝の函館は雪。駅近くのどんぶり横丁で海鮮どんぶりなど朝食をとる。


雪の函館駅