印象に残った審判No9
「中体連地区大会1回戦」
平成18年7月1日(土)
場所:牧之原市榛原中学グラウンド
対戦(得点):榛原中学(4)対 焼津港中学(0)
担当:1塁
【その1】
http://blog.goo.ne.jp/oishi21/d/20070123
【その2】
http://blog.goo.ne.jp/oishi21/d/20070126
【その3】
この試合の球審は、川根地区の親方。ベテラン審判員で私もよくご指導をいただいている指導者である。
したがって、ミスジャッジは普段無いのだが、この試合終了後の反省のときに、「ファウルチップが胸に直接当たったと判断し、ファウルのコールをしてしまった。よく見ていない、私のミスであった。」といった。
私はこの時、初めて球審がファウルボールのコールをしていたことを知った。
球審は、あの3審判員が集まったときファウルのコールをしたことを言わなかった。
もしかしたら、ベテラン審判員であるゆえ、バントのチップが実際に見えなかったこと、その状況によってはアウト、ファウルの判定に違いが出てくることを十分知っていたため、半ば自分のミスであったと判断し、私と3塁審判員の意見を聞き、自分のファウルボールの判定をあっさり覆したのかもしれない。
しかし、果たして球審のミスであったのだろうか?
私のジャッジは、ルール上は正解かもしれないが、審判員の連携と、試合の流れを考えた場合、明らかに私のミスであると考える。
応援者の中に厳格にルールを知っている人がいるならともかく、キャッチャーのミットをかすめたことよりもキャッチャーの胸に当たって捕球したと回りには見え、しかも球審がファウルボールを宣告すれば、そこでプレーは停止である。
私は、今までお世話になり、親身になってご指導いただいた審判指導者に対し、大変申し訳ないことをしてしまったように反省する。
この試合の後、川根の親方は、地元に帰ってからも自分のミスジャッジであった、と失敗談として後継者たちに訓えていたと聞く。自分の失敗を教訓として惜しげもなく若手に話し指導する。
その姿勢は大変見習うべきものである。
また、私の耳に入ってきた中で、この時の試合に負けた焼津港中学チームの父母が榛原で審判員に負かされた、とのことを言っているとのことであった。
私は、この話に反論できない。
印象に残った審判No8 終了・・・。