黒松の芽摘みの2回目。
今回は、芽の成長の勢いを3段階に分けた2番目。
全体的に中間の成長ぶりを見せる芽を今回摘む。
第2回目「6月30日」
手前は前回すでに摘んだ部分と奥は残した部分。今回は、この中でも、成長の遅いものを摘み取る。
目的の芽を摘み取った後には、古い葉が数本残る。
ここで、重要なポイント。
今年新たに出た芽を摘み取ると、残ったあとに昨年の古葉が残ることが、理想。
そのためには、昨年の12月、古葉の葉刈りをしておかなければならない。
実は、この作業を講師の高橋先生にやっていただいた。
昨年、この黒松は、少し威勢が良くなかった。したがって、昨年の今時分本来は、新芽の摘み取り作業をするところであったが、樹勢を考え、そのままにしておいた。
高橋先生も気になっていただろう。また、針金かけも、先生自ら手を施したかったのだろう。
昨年末に、先生が預かるとおっしゃっていただき、年を越しながら、黒松を見ていただいた。
素人目に、正月の寒い時期は、何もすることがないように思うが、そこで先生は、針金がけと古葉刈りをしっかり行ってくれていたのである。
したがって、余分な古葉を摘む、ということは、新芽に十分栄養が行きとどく環境を整え、暖かくなるのを待ったのである。
そして、新芽が予定通り育ち、その芽をもったいないが切り落とすと、次のような状態になるのである。↓
ここで重要なのは、新芽を切り落とした後に残る古いが理想は2枚の対の葉が5、6対残るということ。
これはもちろん、先生が正月に古葉を5、6対残るまで丁寧に葉を摘み取ってくれていたからである。
第2回目の最終の姿。
頭の部分と裏側の樹勢のつよう部分を最終残し、今回はここまで。
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