温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

盆栽教室No41(黒松芽摘み第2回目)

2009-07-08 20:36:24 | 盆栽教室

黒松の芽摘みの2回目。

今回は、芽の成長の勢いを3段階に分けた2番目。

全体的に中間の成長ぶりを見せる芽を今回摘む。

第2回目「6月30日」

手前は前回すでに摘んだ部分と奥は残した部分。今回は、この中でも、成長の遅いものを摘み取る。

P1010002

目的の芽を摘み取った後には、古い葉が数本残る。

ここで、重要なポイント

今年新たに出た芽を摘み取ると、残ったあとに昨年の古葉が残ることが、理想。

そのためには、昨年の12月、古葉の葉刈りをしておかなければならない。

実は、この作業を講師の高橋先生にやっていただいた。

昨年、この黒松は、少し威勢が良くなかった。したがって、昨年の今時分本来は、新芽の摘み取り作業をするところであったが、樹勢を考え、そのままにしておいた。

高橋先生も気になっていただろう。また、針金かけも、先生自ら手を施したかったのだろう。

昨年末に、先生が預かるとおっしゃっていただき、年を越しながら、黒松を見ていただいた。

素人目に、正月の寒い時期は、何もすることがないように思うが、そこで先生は、針金がけと古葉刈りをしっかり行ってくれていたのである。

したがって、余分な古葉を摘む、ということは、新芽に十分栄養が行きとどく環境を整え、暖かくなるのを待ったのである。

そして、新芽が予定通り育ち、その芽をもったいないが切り落とすと、次のような状態になるのである。↓

P1010003

ここで重要なのは、新芽を切り落とした後に残る古いが理想は2枚の対の葉が5、6対残るということ。

これはもちろん、先生が正月に古葉を5、6対残るまで丁寧に葉を摘み取ってくれていたからである。

第2回目の最終の姿。

頭の部分と裏側の樹勢のつよう部分を最終残し、今回はここまで。

P1010004

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