温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2022 静岡市長、リニア問題つじつまが合う・・・!?

2022-06-10 06:37:29 | 気になるニュース
過去に静岡市長は、静岡市とJR東海がリニア中央新幹線の建設工事に使う静岡市山奥のトンネルの設置費用約140億円をJR側が全額負担することで、トンネル建設に合意した。

この際、田辺市長は、リニア建設に伴う大井川の水量の減少について、「大井川の中下流域への配慮をして誠実に対応することをJR東海の社長に約束してもらった」などと発言し、それはトンネル工事費全額JR負担の見返りとして、さも静岡市長とJRとが協定を結んだような合意と受け止められた。

これには、水そのものが減る大井川水系の各市町村が憤慨。
そりゃあそうだ、静岡市に流れる川は大井川ではなく安倍川、大井川の源流は静岡市にあるが、流れる先は他の自治体区域。

人の川の水量減少に対して、さもJRと約束を取り付け功績を残したかのように、言いふるまう田辺市長。
もちろん静岡県の川勝知事も烈火のごとく怒る。

静岡市長とJRとで合意したトンネル工事と大井川減水問題は別。
単に発生土輸送に関係する道路に住民要望によるトンネルを建設するだけの合意という事なら、大井川の水問題とトンネル建設は切り離される。

しかし、この時点の静岡市長のコメントからは、トンネル工事費のJR負担と大井川水量減水問題とは市長自らが一体としている。

こんな経緯がありながら田辺市長は、大井川流域のステークホルダーと静岡県知事に対する過去の不適切なふるまいを反省することなく、この頃にわかに浮上したリニア中央新幹線工事に伴う大井川の減水対策として、JR東海が東電の田代ダム(静岡市葵区)の取水抑制を持ち掛けるとする案に対し、議論すべき検討に値する案との認識を示した。

これって、はたまた静岡市に細々と流れる安倍川の水の量のことではなく、大井川の水に口をはさむこと、また、これはJR東海側が、大井川の取水に関する過去の地元の水利権確保に奮闘した苦労も知らずに、部門外の大井川の水利権にまで話を拡大した拙速な見識。

さすがに田代ダムの取水抑制案について、川勝平太知事は、検討の価値はあるがそれはもともとの大井川の取水権利の争奪戦の話、トンネル工事とは別との認識を示している。

田辺市長は、トンネル工事と一体のものだと思っているようだが、さてさて、自分の行政区域内では清水区の病院建設問題を含め課題山積と報道から伝わる。

そんな身内の課題を棚に置いて、他の地域の重要な案件に顔を突っ込む田辺市長。
そのぐらいの勢いがあるなら、JR東海と川勝県知事のように、丁々発止リニア建設問題解決の静岡県内自治体の先頭に立ってJRとやり合って課題に立ち向かう気概が欲しい。

どうも、川勝県知事の足を引っ張る静岡田辺市長と見受けてしまう・・・。

さあ今日も頑張っていきましょう!

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