袴田事件のやり直し裁判が行われている。
この中での検察と弁護人との陳述の内容が報道から伝わってくる。
再審請求を認めた東京高等裁判所の判決では、検察が犯行の根拠として挙げてきた様々な証拠は認定までには至らず、特に味噌樽から見つかった犯行当日の衣服の血痕の痕跡について、捏造とまで言っている。
にもかかわらず再審で検察側は、そんな上級裁判所が却下した証拠物をあらためて提出し、その犯行の根拠物件としての正当性を再度証明しようとしている。
この中での検察と弁護人との陳述の内容が報道から伝わってくる。
再審請求を認めた東京高等裁判所の判決では、検察が犯行の根拠として挙げてきた様々な証拠は認定までには至らず、特に味噌樽から見つかった犯行当日の衣服の血痕の痕跡について、捏造とまで言っている。
にもかかわらず再審で検察側は、そんな上級裁判所が却下した証拠物をあらためて提出し、その犯行の根拠物件としての正当性を再度証明しようとしている。
これは、話のぶり返し、審理の繰り返しであり、時間をもとに戻すようなもの・・・。
検察側は、なんでこんな無駄なことをしようとしているのか・・・、時間とともに無駄な税金までも垂れ流す・・・。
いや、検察側の時間の無駄な陳述は、高齢の袴田さんの本来であれば普通の生活を送る命を削り取ろうとしていることになる。
ただ・・・、私の見立てで検察側の陳述を解釈するに、既に捏造とまで言われた物件を再度持ち出し、壊れたレコードのように同じ論拠を繰り返す、あるいは、弁護側の陳述に対して、具体的な物証を持ち出して対抗するのではなく、抽象的な反論を述べるに留まっているように見える。
ただ・・・、私の見立てで検察側の陳述を解釈するに、既に捏造とまで言われた物件を再度持ち出し、壊れたレコードのように同じ論拠を繰り返す、あるいは、弁護側の陳述に対して、具体的な物証を持ち出して対抗するのではなく、抽象的な反論を述べるに留まっているように見える。
過去のせめぎ合った証拠や論点を再度お披露目するように陳述する検察・・・。
なぜだろう・・・!?
なぜだろう・・・!?
もしかしたら、検察側は、もう審理を好転させる材料はなく、この裁判に勝利する可能性が無いことを見込み、落としどころを探っているのではないのか!?
再審が決定された当初から、検察側はすでに勝つ見込みのない裁判をどう戦うか考えた、しかし、数十年かけてまで死刑判決を引きずっていた検察側、それまでのエネルギーとプライドで、再審決定に対し不服申し立てを行わないとすることはできなかったのだろう。
そこで、勝ち目のない裁判をどう進めるか・・・、検察側は、過去の審理が尽くされた物証を持ち出し無理な説明を繰り返す、あるいは取り上げられそうもない新たな物証で少し弁護側を揺さぶる・・・、しかし、裁判官の目をだますほどのものではない・・・。
こうして、逆に弁護側にも有利となるような陳述を並べ、袴田さんの無罪を検察側も後押しする形で結審することをストーリーに描いているのではないだろうか・・・!?
飛躍的な偏見かもしれないが、報道から伝わる検察側のなんとも底の浅い陳述を見て、こう考えてしまう・・・。
ただし、先ほども記述したように、袴田さんの命を無駄にしてはならない、今から少しでも世の中の楽しみを精一杯体験する命を1秒でも多く与えてやらなければならない、そのためには、検察側は、即刻裁判を終結させるよう努力すべきだ・・・!