ようやく、被災地全域で昨日からボランティアが活動を始められたようだ・・・。
東日本大震災で被害にあった消防署職員が、その時助けられたとの思いで、いてもたってもいられなく能登にきてボランティアを申し出た・・・。
あるいは、様々な思いで突き動かされ、いつの間にかボランティア活動を申し出ているという方もいる・・・。
ボランティア活動も、単にがれきの処理、家財道具の廃棄をやっているばかりではない。
倒壊した家屋の下敷きになっている財産、家族の遺留品など大切、かつ繊細な働きが要求される・・・。
ボランティアも、家に帰れば仕事や地域活動、そして家族との生活と、本来の日常生活をそのままにして、能登半島に来ている。
おそらくボランティアは長期にわたるものではなく、この3連休を利用した、数日だけの作業の方もいる、しかしそれで十分成果を発揮してくれる・・・。
ボランティアとは、私から見れば女神のような崇高な慈悲の心を持つ方々。
見返りを求めない、いやそんなレベルの問題ではなく、災害にあった被災者とともに、自ら被災者の視点にまで現実を掘り下げ、被災者とともに過去よりも未来に目を向けようとする姿勢を持った人たち・・・。
ただ・・・、残念なことに2万3000人も事前に申し出ているボランティアに対し、実際に各市町の現地で活動しているは、数十人からせいぜい200人のようだ・・・。
これでは、せっかくの力の結集も細々と活動せざるを得なく、長期にわたることとなる。
ボランティアの受け入れ態勢をどのようにしたらいいか、課題が出てきた。
おそらく各市町では、慣れない職員がボランティアを采配しているのだろう・・・。
そこはボランティアの専門家を各市町に配置し、効率的な活動につなげるべきだ・・・。
まあ、実際の現場を知らない、遠くからただ心配している無責任な人間の考えることだが・・・。