温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2018 今週の審判(6月第3週)No3

2018-06-18 07:08:39 | 野球審判活動
昨日は、相良高校が東京から東大和南高校を迎え、夏の選手権大会抽選会を来週に控えての、気持ちはもう本番そのものの練習試合。

私から、トスの時に両キャプテンに、ファイトあるプレーを望む、ラフプレーは絶対やらないように、また、ケガの無いように、そのためには全員が試合に集中していただくことをお願い。

両キャプテンは、その後チームの円陣で、指示事項を伝えていた。

いよいよ試合開始前の東大和南チームの投手が練習投球に入る。
いつものように初回に限り、球審は普段通りのポジションにつき、投手のピッチングの様子を見る。
と、2、3球目のキャッチャーが外側に構えた反対にそれた直球が来る。

ちょうど私の左腕あたり、でも、キャッチャーが当然手を伸ばしキャッチングすると思ったら、なんと、キャッチャーは軽く手を伸ばしただけで球を取らなかった・・・。

ということは、私の左腕に直撃。
ちょうど肘の内側関節のあたりに、びしっという音とともに激痛が。

思わず骨折していないかと心配するほど、まともに直球を食らう。
ただ、骨には異常ないようだが、でも、時間がたつとどうなるかわからない。
それよりも、試合開始前にそんな状態、このままジャッジができるのかと、そちらが心配であった。

とにかくコールドスプレーを吹き、一旦痛みをしのいだが、もうすでに内出血で少しはれも出ている。
相良チームにテーピングをお願いしたが、なんとテープを持っていないとのこと。

仕方なく試合をしなければと、プレーをコールした。
この時点でなんとなく、骨は大丈夫だと確認し、試合を進めていくしかないと思った。
ただ、このままではきっと腫れが出てくる、何とかテープを巻きたいと思っていたら、そういえば私が持っていたかもしれないと気づく。

初回表が終わったところで、時間をいただきご道具の中を見たら古かったが何とかテープが見つかる。
さっそくひと巻きしてグラウンドに戻るが、不思議と功を奏したのか、そのまま試合を最後まで進めることができた。
ちょうど関節の部分で、クッションで衝撃を和らいだのか・・・!?
それにしても、数十年来やっている審判で、初めての硬球直撃。

大したケガもなく終わったので、一安心。
試合は、東大和南高校が5対3で勝利。
ただ、試合終了後その監督からお詫びの言葉。
選手には注意を与えたとのこと。

そりゃあお願いしたい、なんせキャッチャーの後ろには、生身の人間がいるのだから。

まだ腕は痛く肘を伸ばすことが困難だが、そのうち伸ばせるだろう。
さあ今日も頑張っていきましょう!


【写真↓:急きょテーピングした腕】


【写真↓:帰宅後テーピングをとった後の腕】



コメント (1)
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