温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2012今時こんな蕎麦屋No2

2012-06-08 20:49:12 | 日記・エッセイ・コラム

店は、田舎のたたずまいを意識して、小川の脇に作られている。

小川に面した前面はすべてガラスサッシにしているので明るい。
ただし、4人がけのテーブルが2脚と奥の座敷にこれも4人用の火鉢風のテーブル1台があり、全部で3組12人がマックスの小じんまりした店であった。
入ったときにはお客は私たちのみ。そのうち電話がかかり後からもう一組が入る。
席についていざ注文というときになり、店主が先に切り出す。
壁のメニューを見せながら、うちは盛りそばと天ぷらしかありませんがといった。
メニューには本当に、盛りそば600円 大盛り800円 天ぷら400円のみの3行しかなかった。
まあ普通なら驚くが、既に聞いてきていたので、驚きは無い。
むしろそれだけで商売しようとするということは、よっぽど味に自信があるということ、と勝手に思い期待した。
女房は普通盛りと天ぷら、私は大盛りと天ぷら。
まず最初蕎麦ができるまでの時間つぶしに、お通しが出てきた。

そばを揚げて抹茶塩を振ったもの。
さくさくとして塩加減も良く、空いた腹なので、すぐに女房と平らげた。
厨房は客間以上に広く明るい。
蕎麦を挽く機械や流しなどがゆったりと配置されている。
聞くところによると、サラリーマンを退職後店を始めたとのこと。
この店は店舗のみで、目の前に見える農家住宅が居宅のようだ。
だから、この店は、趣味が高じた必要最小限の店舗といった感じである。
そのうちに出てきた盛り蕎麦と天ぷらに、一夜漬けの赤カブが付いていた。
漬けものは一皿だが、二人分のちょうどよい分量が盛られていた。
塩加減も良く、漬物が大好きな私たちは、これでも満足。
メインの蕎麦は、さすがに自信を持っているのか、手打ちの細めん。
しかし腰があり、また口に入れたとたん蕎麦の香りが鼻の奥から感じる。
量も、結構多い。
汁はしっかりと鰹だしが利いて、醤油でごまかしていない甘い味付である。
本格的なこの味は、老舗蕎麦屋や名物蕎麦屋と同格と感じた。またこの量でこの値段。期待通りの満足である。
天ぷらは、これはごく普通。ただ、品数は多い。
えび、おくら、たけのこ、たまねぎ、エリンギ、れんこん。これで400円。
いずれにしても、揚げたてのさくさくは何でもおいしい。
注文してから蕎麦、天ぷらが出てくるまで10分。
それから15分ほどかけて食べ終わる。
約30分ほどの食事だが、内容が濃い満足するものであった。
女房との料金は2200円。

街中の雑踏にまぎれ行きつく店とは違い、田舎の風景の中にぽつんとたたずむ一軒家。

客のかまびすしい会話はなく、ただ蕎麦をズルズルとすする音のみが店の中に響く。
また来たくなる不思議な蕎麦屋であった。
初めての来店で、店主の人柄も分からなかったので、出てきたものをカメラに収めることはよしたが、前の晩の予約の対応で分かるように、性格は身体に似て(!?)おおらかな店主のようである。
この次は、少し写真でも取らせてもらい、皆さんに紹介してみたいものである。

店の名前は、「遊翠庵」。事前に電話予約なので、場所とともに知りたい方は、ご連絡を。

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2012N藤氏コンサート出場No2

2012-06-08 06:57:51 | おやじバンド

N藤氏から残念なお知らせ。

「週末の飛び入りコンサート、そして楽しみにしていた月曜の千春コンサート。

いずれも仕事で断念

次回を楽しみにしよう

まだまだ人生はある

ただ、千春の喉が気がかり・・・

でも千春、安心してね、必ず歌い継ぐから

練習を積み重ね楽しみにしていたコンサートが御破算。

しかも誰よりも強く崇拝する松山千春のコンサートも断念しなければならないとは・・・。

しかしさすがN藤氏らしい。

めげることなく前向きに千春の伝承者となることを固く誓うとは。

このうっ憤をぜひ我々の茶レンジバンドで発散してください。

コメント (1)
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