先週日曜日、時間があったので前から行きたかった蕎麦屋に向かった。
女房が友人から聞いてきた蕎麦屋らしからぬ蕎麦屋。
なんせメニューは、盛りそばかその大盛りのみ。
添えとして天ぷらを注文するかどうか。
つまり、盛りそばと天ぷらしか出さない蕎麦屋。
しかも、事前の予約制。
しかも、電話は、携帯電話。
これじゃあ少し不安に思う。
前日の夜、聞いてあった携帯の電話番号に恐る恐る入れた。
そしたら、何も屋号など言わず、もしもしから始まる。
しかも、回りはざわついている感じ。
でも、どうみても蕎麦屋の店の様子ではなく、どこかの居酒屋っぽい。
だから、この電話番号でいいのだろうかと不安げに、評判を聞いて初めて電話をかけたと切りだす。
でも、その後ありがとうございます、との言葉が続き話が通じたので、一応安心。
昼の予約をお願いすると、単に名前と人数を聞かれたのみ。
後はこちらの名前を言って切る。
あとあと考えたが、電話番号とか住所とかは必要ないのか・・・!?
時間も昼に、といっただけで何時とも聞かれなかった。
電話で予約したはいいが、予約したこちらがこれでいいのかと少し不安に思ってしまう蕎麦屋であるが、逆にミステリーに満ちた、サプライズ蕎麦屋かもしれないと少し期待するところであった。
当日いざ蕎麦屋を目指す。家から30分程度の距離。天気も良く、いいドライブである。
ただ、到着までが少し不安。
なんせ店は、地図に載っていない。また女房が友人からもらってきた店主の名刺の裏の案内図は、まったく役に立たない略図で、場所は今まで行ったことが無い未知の場所。
しかも、看板や案内板などはまったく無いとのこと。
唯一の手がかりは、名刺の表の店の写真。
これもせいぜい2センチ四方のぼやけた写真。
カーナビで大体の場所に近づいたが、ただの田舎の農道を走った途中。
とにかく車をゆっくり進めながらあちこちをきょろきょろと探す。
そしてようやく道から奥まったところにそれらしき店構えを見つけた。
道を勢いよく走っていったらきっと通り過ぎていつまでも見つけられなかったかもしれない。
車1台分の幅の道に入り、一緒に走る小川沿いに100mほど進むとようやく到着。
予約していた昼(とはいっても何時とは言っていなかったが、まあ12時前後)に何とか間に合った。
つづく・・・。