今朝方友人が袋一杯の新鮮なクレソンと福岡から届いたという
セロリを持って来てくれた。
こんなに多量のクレソンにお目にかかることはめったにない。
早速『クレソンのポタージュ』を作ることに。
辰巳芳子先生の元で指導を受けるスープの中でもクレソンは別格。
高価で新鮮でなければ使う意味がないと。クレソンのクロロフィルは
抗壊血病成分を有し他の青菜にない生命力を持つという。
しかしこのポタージュはそう単純ではなくクレソンの軸と葉の扱い方が
少々大変。丁寧に軸と葉を分け軸は薄い酢水に漬ける。
葉は塩湯で湯引きミキサーにかけておく。
葱とジャガイモを蒸らし炒めし7分通り軟らかくなったら水洗いして
ざく切りにしたクレソンの軸を加え更に蒸らし炒め、ひたひたのブイヨンを
注ぎ完全に軟らかくなるまで煮る。
ミキサーにかけ牛乳を加え濃度を調節し、先にミキサーにかけていた
葉先を加える。こうすることで色と香りがそのまま活かされる。
夕食に私はお代わりをする位。本当に幸せなスープ日和。
200ccを取り置き、パン生地に応用してみた。
これこそ青汁パンに勝るとも劣らないクレソンブレッドが出来上がり。
ポタージュをパンに練りこむのは我ながら特許を取りたいアイデアだ。
人参、さつまいも、ジャガイモ、かぼちゃ、小松菜、これらのスープが
命のスープなのだからさしずめパンも生命力の強いものになるだろう。