昨日試作した長芋羊羹。
ホントはきんつばの予定が水分が多くうまくいかなかった。
冷凍庫で形を綺麗にして焼いたがだんだん柔らかくなっていき
肝心の角が綺麗にならなかった。
それで残りは羊羹にする事にしたが、これも寒天の凌駕適当で柔らかめに。
実際はもっと固くしないと見映えは良くないかもしれない。
でも長芋は味が蛋白で上品に仕上がる。
桜の花とビネガーで戻した枸杞の実を添えて薬膳素材を活かした。
真っ白の長芋羊羹はそれだけで品があり美しい。
先日農家さんに直接長芋を買いに行ったら数日後
別の農家さんから長芋を頂いた。
どっしり太くて土がたっぷり付いている。
1本を洗い切ってみたら純白で惚れ惚れする。
一つ試作したのは出来上がりが綺麗ではなく失敗。
新しい料理に挑戦する時は頭の中で思い描いたモノが
そのまま完成するわけではなく、でもそこに気付きと
学びがある。と勝手にそう思おう。
失敗から長芋羊羹を作ってみたが、果たしてそれはどんなモノだろう。
主人の骨折を機に骨活料理に励んでいる。
勿論私にも大事な骨活、自分の足で歩く事は元気の条件だ。
鰯を長芋と合わせて少しふわっとしたつくね、そして鶏手羽先を
棗、高麗人参、枸杞の実、生姜、長ネギと煮込んだら極上スープの出来上がり。
スープを作る時昆布を入れると味がまろやかで品が出てくる気がする。
少し冷めるとスープはプリプリのゼリーに。
まさしくこれがコラーゲンそのものだろう。
冷たくして口に入れるとスープの旨味が凝縮され、温めると風味豊かな
薬膳スープに。
身近な食材で少し薬膳を取入れ日々の暮らしに応用していきたい。
昨日もう一つ作ったのが蕎麦粉のアイスボックスクッキー。
クッキーもよく作るが何となく固くほろっとしたものとは無縁だった。
それが小嶋ルミ先生の新しいレシピ本で開眼。
ホロホロクッキーが出来るようになった。
色々手間はかかるが仕上がりが今迄と全く違うので
苦にならなくなった。
折角なのでお茶は蕎麦茶。
昨秋有田で求めた蕎麦猪口で飲んでみた。
蕎麦粉の香りがふわっと広がり、蕎麦茶も良い感じ。
こんなティータイムも良いものだなぁ。
友人の会社が手掛けている蕎麦茶、韃靼蕎麦茶が若い女性向け雑誌
ananに掲載された。
昨秋都内で開催した当院40年記念で私selectとしてお土産にしたものだ。
その報を聞いて以前から何か蕎麦を使ったお菓子を作りたいという思いに
火がついた。
昼からプリンとクッキーを試作してみた。
クッキーは小嶋ルミ先生のレシピに忠実に。
ただ蕎麦プリンは種類が多く悩みどころ。
材料は全部あるのでオーソドックスタイプにしようと材料を並べた。
でもゼラチン入れるのに卵を加えるとどんな感じになるのか。
焼きプリンならともかくゼラチンは向かないのでは。
そんな訳で勝手に自分で組合せ我流でやってみた。
そこそこに滑らかでクリーミー優しい味わいの蕎麦プリン。
次回は卵を使い蒸焼きスタイルで。
新しい料理が出来ると、また次に進みたくなる。