Nobu Kitchenへようこそ

料理教室開設18年目、新たなおもてなしサロンから私のこだわり発信します。

鮭のハーブ焼き

2011年09月30日 | インポート

三陸沖のさんま漁が地震で打撃を受けその殆どが

北海道で水揚げされる為、例年より豊漁で値崩れし

漁獲制限するようになった。

採れ過ぎて漁師さんは悲鳴をあげているそうだ。

在庫調節の為週末はさんま漁が休みになる。

対照的なのが鮭。極度の不振で値段上昇中。

確かに鮮魚コーナーでさんまと鮭は明暗を分けている。

それが今日スーパーでお得な大樹産(地元)生鮭を見つけ

早速購入。友人に貰ったハーブ活用メニューにした。

鮭は軽く塩、胡椒し白ワインと白ワインビネガーに

ローズマリー、タイム、バジルを合せ1時間程

漬けて水気を取り米粉を振ってオリーブ油で両面カリッと焼く。

付け合せには黄色ズッキーニをピーラーで薄切りにし

炒めたものとマッシュポテト、パプリカと紫玉葱ソテーを。

レモンか柑橘果汁を絞りあっさりハーブ風味。

鮭の身が赤いのは強い抗酸化作力を持つアスタキサンチン色素。

ビタミンEの500~1000倍のパワーと言われている。

季節の変わり目にはこういう地場産品を摂って体調を整えたいものだ。

何たって明日から10月。

時計の針が早くなっている気がする。


大麦入りポタージュ・ボン・ファム

2011年09月29日 | インポート

料理教室を終え今日、明日の2日間は予定無しの貴重な

空白日。

夏物をクリーニングに出し、たまっていた机と冷蔵庫整理を終え

午後から10月の課題試作に取り掛かった。

新聞社主催のガーデンセミナーで講演後スープを

提供してはとの提案があり、恐れ多くもそのスープを

担当させてもらう事になった。

来週打ち合わせで何点かスープを試食し当日のメニューを

決める事になっている。

今日は第一弾としてじゃが芋、玉葱、人参、セロリを使った

ポタージュボンファムを試作。老若男女、病弱の方、

人生のあらゆる局面を守りうると言われている万人のスープ。

浮みにたっぷりの大麦を使った。

このスープだけで1食分の養いになる。

諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏が絶賛した

大麦入りポタージュ。

中国では昔から大麦を五穀の長と呼び漢方でも利用していた。

万人スープに雑穀パワーが加わり価値ある一杯になった。


鳴門金時とリンゴのケーキ

2011年09月28日 | インポート

今月最後、4回目の料理教室だった。

作り置きがテーマで10名参加して下さった。

デザートに用意したのはワンボールで簡単に出来る

鳴門金時とリンゴ、胡桃のケーキ。

秋晴れをイメージしたただ混ぜ合わせるだけのシンプルケーキだ。

バータイプにしたかったのでスクエア型に流し

焼き時間も短縮した。

ホクホクしっとりの鳴門金時にリンゴの酸味、胡桃の香ばしさ

隠し味に加えた水切りヨーグルトで素朴ながら

味のあるケーキになった。

これから旬を迎えるさつまいも。

芋類の中ではビタミンC含有量が最も多く加熱に強いのが特徴。

黄色味が強いほどβーカロテンも豊富で抗酸化作用もある。

料理にお菓子にと多用したい秋野菜だ。


バッキンガム宮殿のティータオル

2011年09月27日 | インポート

イギリス旅行から帰国した友人にお土産に頂いた

ティータオル。

ライオン、馬、王冠が金糸で刺繍された真っ白のワッフル生地。

バッキンガム宮殿のアルファベット文字に英国王室を思い浮かべた。

あまりに素敵で使うのがもったいない程だ。

紅茶の本を開くと様々なティータオルが紹介され

その使い道もグラス拭き、クロス代わり、エプロンに

アレンジしたりと日本のタオルや布巾とは違う用途だ。

今年のクリスマスのお茶会で皆さんに披露しよう。


アマランサスの生命力

2011年09月26日 | インポート

道路に面した僅かの庭にまいた小さな小さなアマランサスの種。

枯らす名人で殆ど手入れらしい手入れもしなかったのに

台風にもめげず花を咲かせた。

昨年雑穀協会から分けてもらった長野県伊那市の種だ。

雑穀の中でも一番小粒なのに何と言う生命力!

同じ敷地内のコスモスは台風で倒れたのに

アマランサスはビクともしなかった。

紀元前3000年~5000年前、メキシコからアンデス山脈にかけ

栽培され、太陽を神と崇める彼らの信仰はアマランサスを

神への捧げ物としてしていた。

そんなアマランサスがアンデスから日本に渡り長野を経て

帯広で元気に育っている。肥料なし、草取りなしの5ヶ月。

去年失敗しただけに今年の開花は何より嬉しくいとしい。

外出する度に心の中でアマランサスに語りかけている。