昨夕東京から戻ると気温の差が激しい。
午後から急に冷えてきて雲行きも怪しくなり
何だか雪でも降りそうな空模様だ。
産直市場へ行くとハロウィーンカボチャが
飾ってあった。ついでに私も雪化粧という外皮は
白っぽいがホクホクで甘いカボチャを買ってきた。
カボチャは夏野菜なのに栄養豊富さと日持ちがいいので
寒い時期に重宝された。カロチンや美肌効果の高い
レチノール（何処かの化粧品の成分で聞いたような）も
たっぷり。
日本でも冬至にカボチャを食べると風邪を引かないと
言われている。
煮ても焼いても蒸しても何にしても美味しい女性の味方。
食材への思いは万国共通かもしれない。
昨夜のＮＨＫクローズアップ現代で
崩壊する食の現場を放送していた。
ゲストは鎌倉のお師匠さん、辰巳先生。
最近は忙しくテレビと新聞に縁がないので
全く知らなかった。
放送後に友人が再放送の時間帯を連絡してくれ
録画予約し今朝改めて先生と向き合った。
口にする素材を見極める力、労力を機能的にし
展開料理にする事。
教えて頂いた事は身に沁みているが母から子へ
伝える基本的な家庭料理を知らない人が多いのに驚いた。
食べる事を大事にしなければ次のステップは繋がらないと思う。
豪華でなくても心のこもった愛情料理。
私もそれを伝えていきたい。
長女のマンション近くに有名な今半がある。
歴史あるちょっと高そうな料亭風の店、
庶民的なコロッケなど扱う総菜店、
そしてお肉屋さん。
大創業祭のポスターを見かけて中に入ってみた。
牛肉の切り落としでも100ｇ600円。（さすがに高い！）
牛肉は中々手は出ないが豚ロースのしゃぶしゃぶ用は
目玉価格で330円。ついでに求めたハンバーグは4個千円。
外食を考えると自分で作ればそれだけ節約に。
大根と白菜の薄切りとしゃぶしゃぶしたら
料亭と同様のアットホームディナーになった。
パン屋の前を通りかかったら雑穀の二文字に
足が止まった。
もう何年も前から雑穀パンを焼いているが
こんなポスターを見たのは初めて。
しかもあのＤＯＮＱで発売されている。
帯広でも気軽に雑穀パンが買えると嬉しいし
ついつい私も手にとってしまう。
1個126円というお手軽値段も主婦にとっては
有難い値段設定。
ご飯に混ぜるだけではなく多様な使い方が出来る雑穀粉。
パンが広まり雑穀への関心が増えると私も嬉しい。
台風崩れの低気圧で急に温度が下がり
窓の外では風の音が舞っているようだ。
こんな日は鍋に限る。久しぶりに家族が揃い
毛蟹鍋と相成った。カニを食べる時はどういう訳か
無口になる。ハサミで切れ目を入れプリプリの白い
足を殻から外し黙々と口に運ぶ。
人類で初めてカニを食した人に感謝したい思いになる。
こんな形相の何処に美味しい甘さがあるのか。
白菜や豆腐、キノコもカニの出汁で味付けされ
そのまま食べても充分味がしみている。
スープをすするとこれまた海の幸に感謝の夕べとなった。
