春遅い北海道でも野菜売り場にそらまめが並ぶようになった。
鹿児島産で100g単価も高めだけどついつい手が伸びる。
スナップエンドウや絹さやの緑も春先だからか青々して見える。
一年中季節を問わない野菜や果物が並ぶ中でそらまめは旬の代表格。
緑の野菜から春を感じる嬉しいひと時。
茹でてビールのつまみにするだけではそらまめに申し訳ない。
かといってスープにするほど多量には買えないし。
でももう少し出回って値段が安くなったらスープに挑戦してみよう。
ブイヨンでも和風出汁のすり流しでも高級感あふれる一品になるだろう。
今日は塩茹でして薄皮とつめをむきセロリドレッシングであえてみた。
つるつる表面に摩り下ろしのセロリと玉葱がオブラートのようにからまって
口の中一杯に春の香りがじゅわっと。
北海道は日本の農業基地と自負しているけれど私に言わせれば
九州の食材の方が新鮮で安くて種類も豊富だと思う。居住年数は長くなっても
味覚はやはり故郷が恋しいのかもしれない。